○ヤナーチェク シンフォニエッタ、タラス・ブーリバ
クーベリック/バイエルン放送交響楽団 1970年5月1日
初めて購入したヤナーチェクの曲です。クーベリックという指揮者も初めて聞く指揮者でした。
当時、ドヴォルジャークが好きで、同じ、チェコの作曲家ということで興味を持ち、購入したわけです。もう40年くらい前のことです。
その後、豪華絢爛なマッケラス/ウィーン・フィル盤、よく計算されつくしたアバド/ロンドン響盤を好んで聴くようになり、クーベリック盤はしばらくお蔵入りしていましたが、久しぶりに聴きました。
シンフォニエッタは、速いテンポで、とてもストレート、硬質な音作りをしています。
当時、冒頭のファンファーレを聴いて、そのどぎつさ、奇抜さに驚いたものですが、それは今でも感じました。それは、ティンパニのリズムに合わせて吹かれるバストランペット(長い間、トロンボーンと思っていました。)の独特な音色にもよるのではと思いました。
第3楽章では、トロンボーンが大活躍します。自在なテンポ、クリアな響き、他の演奏では聴くことができないものです。
終楽章では、バンダのファンファーレの途中から入るオーケストラのトランペットを強調していて、こちらも独特です。
タラス・ブーリバは、私の一番のお気に入りです。こちらもトロンボーンの活躍は目覚ましいです。特に、第3部では、自在なテンポで、これまた他の演奏の追随を許さない名演であると思います。
レコードのライナーノートには、1968年10月17日、カーネギーホールでのシンフォニエッタの演奏について評論家ステイーヴン・ロウ氏の評を載せています。「なんというオーケストラだろう!演奏中わたしが急いで走り書きしたメモは最上級の讃辞で一杯だった。・・・とりわけ金管部門はもっともシニカルで批評家の心さえ融かしてしまうほどの、豊潤さと調和をそなえていた。」
クーベリック/バイエルン放送交響楽団 1970年5月1日
初めて購入したヤナーチェクの曲です。クーベリックという指揮者も初めて聞く指揮者でした。
当時、ドヴォルジャークが好きで、同じ、チェコの作曲家ということで興味を持ち、購入したわけです。もう40年くらい前のことです。
その後、豪華絢爛なマッケラス/ウィーン・フィル盤、よく計算されつくしたアバド/ロンドン響盤を好んで聴くようになり、クーベリック盤はしばらくお蔵入りしていましたが、久しぶりに聴きました。
シンフォニエッタは、速いテンポで、とてもストレート、硬質な音作りをしています。
当時、冒頭のファンファーレを聴いて、そのどぎつさ、奇抜さに驚いたものですが、それは今でも感じました。それは、ティンパニのリズムに合わせて吹かれるバストランペット(長い間、トロンボーンと思っていました。)の独特な音色にもよるのではと思いました。
第3楽章では、トロンボーンが大活躍します。自在なテンポ、クリアな響き、他の演奏では聴くことができないものです。
終楽章では、バンダのファンファーレの途中から入るオーケストラのトランペットを強調していて、こちらも独特です。
タラス・ブーリバは、私の一番のお気に入りです。こちらもトロンボーンの活躍は目覚ましいです。特に、第3部では、自在なテンポで、これまた他の演奏の追随を許さない名演であると思います。
レコードのライナーノートには、1968年10月17日、カーネギーホールでのシンフォニエッタの演奏について評論家ステイーヴン・ロウ氏の評を載せています。「なんというオーケストラだろう!演奏中わたしが急いで走り書きしたメモは最上級の讃辞で一杯だった。・・・とりわけ金管部門はもっともシニカルで批評家の心さえ融かしてしまうほどの、豊潤さと調和をそなえていた。」