○プッチーニ トスカ デ・サバタ/ミラノ・スカラ座管弦楽団 1953年4月10~14、16、18日
録音が古いながら、カラス全盛期の録音で、この曲の決定盤とも評されています。
私自身はこの曲を多く聴いているわけではありませんので、その魅力をうんぬん言える状況にはありませんが、1幕の終わりの部分で徐々に盛り上がっているところは印象的でした。
有名な曲「妙なる調和」、「歌に生き、愛に行き」、「星はきらめき」のうちでは、フリッチャイも録音していて馴染みが深いせいか、「妙なる調和」が好きです。
録音は、フリッチャイのこの頃の録音の明晰さと比べると、少し遜色があるように感じます。ダイナミックレンジが狭く、音が圧縮された印象を受けます。