○ウェーバー 「オベロン」序曲
○ワグナー ヴェーゼンドンクによる5つの詩
○ブルックナー 交響曲第3番「ワグナー」
小川明子(Ms)、沼尻竜典/群馬交響楽団
当初、仕事が終わってから駆け付ける予定でしたが、用事が2件入ったことからお休みをとったため、余裕で会場に行けました。
「オベロン」は、最初、ちょっとたどたどしく感じましたが、テンポが早くなっルところから、俄然ドライヴがかかり、気持ち良かったです。
一番良かったのは、ヴェーゼンドンクの詩で、初めて聴く曲でしたが、とても惹かれました。特に3曲目は、暗い感じで推移し、その中で池田さんのヴィオラのソロが心に沁みいるようでした。
ワグナー交響曲は、1楽章の第1主題を全奏するところで、後半が弱くなってしまい、少し残念でした。「語尾をはっきり」してほしいという感じです。でも全体としては、芯のある分厚い響きで、素晴らしい演奏でした。特に終楽章は充実していたように感じました。まだまだこれからというところで、急にトランペットがファンファーレを奏しコーダ入って、終わってしまうという意表をつく曲で、やはりカットし過ぎということでしょうか?
(すみだトリフォニーホール)