○チャイコフスキー スラヴ行進曲
○チャイコフスキー バレエ組曲「くるみ割り人形」
・小序曲
・行進曲
・金平糖の踊り
・ロシアの踊り
・アラビアの踊り
・中国の踊り
・葦笛の鳥
・花のワルツ
○チャイコフスキー ピアノ協奏曲第１番
○ショパン 幻想即興曲（アンコール）
三浦友理枝（Ｐｆ）、工藤俊幸／群馬交響楽団
毎年、この時期に玉村町文化センターで開催されている群響演奏会。ちょっと時期が早いように気がしますが「サマーコンサート」と題されています。
今日は、オール・チャイコフスキー・プログラム。
どれも素晴らしい演奏でした。くるみ割り人形では、変わった編成で演奏される小序曲がとてもチャーミングでした。それに続く行進曲では、出だしがピタッと決まった感じでわが意を得たという感じでした。
でも、それにも増してよかったのは、ピアノ協奏曲でした。
三浦さんのスリムな容姿からは想像もつかない力強い演奏でした。それでいて決して荒っぽい感じを受けない丁寧さも感じました。
一番感嘆したのは、１楽章の中間、オーケストラのみの演奏が終わった後のピアノが出るところ。なんと力強くたくましいこと！テンポは違うもののアレゲリッチのアムステルダムでのライヴを思い起こしました。
終楽章の終わり、オーケストラとの合奏では、決してオケに負けないという気迫を感じました。
（玉村町文化センター）
