○マーラー 交響曲第9番 カラヤン/ベルリン・フィル 1979年11月、1980年2月、9月
カラヤンというと「ねちっこい」というイメージを私は持っていますが、この演奏では全楽章通して非常に澄んだ美しさをもつ演奏と思います。そしてオーケストラが大変素晴らしく、まさに完璧という言葉を使いたくなる演奏です。
マーラーの9番というと曲が暗く、苦しいイメージがありますが、私はそれを強調せずに曲の美しさに目を向けて演奏している方が好きで、カラヤンこの演奏もその部類に入るのではと思っています。
カラヤンは、この後、ライヴでも録音していてますが、私はこのスタジオ録音の方が好きです。
ちなみに、バーンスタインのACO盤も持っていますが、血が噴き出しそうな苦しさがあり、私は最後まで聴けません。