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the days turn into months and years

KSD29

2010-03-10 | design
2日続けて現場です。ようやくサッシが付きました。やっぱアルミサッシはアルマイトに限ります。素材感が際立ちます。シャープでかっこいいです。鉄骨との取り合いが何とも美しいです。仕上材で隠してしまうのがもったいないです。と浮かれて現場を廻っていたら、1箇所間違いを発見しました。原因は設計段階でのミスです。今なら最小限の変更で直せるというので、お願いしました。申し訳ないです。

さらに外壁周りを見ていると、雪解けの水が滴る中で、職人さんたちが押出成形セメント板を取り付けていました。パネル1枚でもかなりの重量になります。いやいや本当に大変な作業です。と思っていたら、今度は割付の間違いを発見しました。原因は施工図段階でのチェックミスです。大抵3回くらいはチェックバックを繰り返すのですが、1度チェックを入れた箇所が最終図で抜けていたようです。ああ、よりによっていちばん目立つところだよ。施工者に話したら、職長さんに相談してみましょうということになりました。大変な作業を間近で見ていただけに、なかなか「直してください」と言い出すことができませんでした。そんな不甲斐ない設計者の心中を察してか、ずぶ濡れ泥だらけの職長さんは自ら言ってくれました。「手間暇かければ大概のものは何とか直せる」そして「やれることはやったほうがいい」。ということでお願いすることになりました。申し訳ないです。

その職長さんが現場に戻る時、こんなことを言ってくれました。「うちらは設計図通りやるしかないんだよ」。重いです。とても重い言葉です。たった1本の線に、どれだけの人が関わることになるのか、どれほどの想いが積み重なるのか、思い知らされました。現場の人たちと接していると「自分が設計した建物」なんて口が裂けても言えません。自分はただ設計を担当しただけです。建物は施主のものであり、それをつくったのは職人さんたちです。現場で学ぶことは本当にたくさんあります。今日は反省ばかりの1日でした。
コメント (2)
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