football smile

the days turn into months and years

KSD28

2010-03-09 | design
建築分野の中で、いちばん技術革新が進んでいるのは設備ではないでしょうか。コンクリートを型枠に流し込んで固める。そんな光景を見ていると、建築工事っていうのは全然変わらないなあと思ってしまいます。それが最良の方法ということなのかもしれませんが。それに比べて設備は、新しい技術が次々と開発されています。機器自体はどんどん小さくなっているのに、性能は驚くほど良くなっているとか。設備屋さんに「こんなのが出ました」と教えてもらうと、とにかく感心しきりです。ただ、こうしたすぐれものは押し並べて高価です。一般的に普及するまでは、なかなか手が出せないというのが現実です。例えば、すっかりおなじみになったLED照明なんかもそのひとつです。省エネかつ長寿命。エコですねえ。まあ、LED照明はかなり普及してきているようですが、小さな町の小さな工場ではまだちょっとね。というわけで、毎度おなじみ蛍光灯の出番です。

写真は現場事務所の会議室の天井です。蛍光灯の色を見るために、電球色、白色、昼白色の3色を実際に付けてもらいました。「工場の作業場で電球色はないよね」だとか、定例会議が盛り上がりました。こういうチョッとした意識統一が現場では不可欠です。たかが蛍光灯、されど蛍光灯。クライアントにきちんと見てもらうことが大切だと思います。最新設備じゃないけれど、やるべきことに変わりはありません。
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