football smile

the days turn into months and years

2010-03-08 | football
日本代表としてW杯を戦うこと。それはサッカー選手にとって最高の夢なのかもしれない。南アフリカ大会が開催される今シーズン、海外から黄金世代と呼ばれた選手達が続々と日本に戻ってきた。海外での経験を活かした質の高いプレーをJリーグで見ることができる。それ自体は喜ばしいことだが、どうも日本代表やW杯の影がチラつくのが気になったりする。数年前、浦和レッズに移籍してきた当時の日本代表FWは、あからさまにそのことを口にしてサポーターの反発を受けた。おまえは浦和のために戦うんじゃないのか?日本代表に呼ばれるために浦和に来たのか?

確かに、クラブでの活躍が認められて代表に召集されるというのが正論であって、代表に召集されるためにクラブを選ぶというのは本末転倒、あってはならないことだと思う。ただ、正論ばかりがまかり通るわけではないのが世の常だったりもする。夢を叶えるためには、あらゆる可能性を探ってトライしなければならない。だから、そういう選択だって非難できないのかもしれない。ただ、自分はそういう選択をした選手を応援する気にはならない。そんな夢には付き合ってられないっつうの。

先日、右大腿骨骨肉腫を公表した大宮アルディージャのDF塚本泰史選手の夢はこうだ。こういう夢こそ叶ってほしいと思う。

「今、自分の夢は、日本代表に入るとか、ワールドカップに出るとか、そういうことではなく、ただ純粋にサッカーがしたい。ピッチを全力で走り、仲間のみんなとまた笑いながらサッカーをしたい、それだけです。」
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