教育のヒント by 本間勇人

身近な葛藤から世界の紛争まで、問題解決する創造的才能者が生まれる学びを探して

開星監督の発言の文化的背景 第82回選抜高校野球大会

2010-03-23 03:21:06 | 文化・芸術
第82回選抜高校野球大会で22日、21世紀枠で出場した向陽(和歌山)に1-2で敗れた開星(島根)の野々村直通(なおみち)監督(58)が、試合後のインタビューで「21世紀枠に負けて末代の恥です」などと発言した。日本高校野球連盟は「事実確認をしたい」としており、発言の趣旨などを確かめる。2010年3月22日21時41分配信 毎日新聞

☆公共の場で、発言という演戯が適切だったかどうか

☆という点だけが問題だとしたら、

☆監督の発言は、ある意味高校野球を盛り上げる

☆情熱のほとばしりの一種と見ることもできる。

☆相手への配慮があったかどうかは、

☆道徳の問題。

☆その点においては、むしろ勝者が寛容に対応してもよいはず。

☆生徒と教師のコミュニケーションという社会学的な

☆視点からは、たしかに抑圧的表現ではあるが、

☆信頼関係あっての発言だとすると、

☆そういう表現もあるだろう。場が場だけに

☆ということはあるか。

☆とにかく新聞だけではよくわからない。

☆しかし、監督のような情熱はどこから養われるのかというと、

☆実は日本高校野球連盟の理念そのものによっている

☆可能性があるのではないだろうか・・・。

日本学生野球憲章の前文にはこうある。

われらの野球は日本の学生野球として学生たることの自覚を基礎とし、学生たることを忘れてはわれらの野球は成り立ち得ない。勤勉と規律とはつねにわれらと共にあり、怠惰と放縦とに対しては不断に警戒されなければならない。元来野球はスポーツとしてそれ自身意昧と価値とを持つであろう。しかし学生野球としてはそれに止まらず試合を通じてフェアの精神を体得する事、幸運にも驕らず非運にも屈せぬ明朗強靭な情意を涵養する事、いかなる艱難をも凌ぎうる強健な身体を鍛練する事、これこそ実にわれらの野球を導く理念でなければならない。この理念を想望してわれらここに憲章を定める。

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