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糊塗策と誤摩化しだらけ、果てしなく劣化し続ける日本の年金 - 安倍の害毒が社会保障制度をも蝕む

2019-08-28 | いとすぎから見るこの社会-格差の拡大
政治的理由で参院選後に延期された年金試算が発表され、
大方の予想通り日本の年金制度が刻々と劣化している事実が示された。
高成長シナリオですらでも大幅な年金給付の減少が避けられず、
嘘つきで口だけの安倍が社会保障制度を蝕んでいることは明白だ。

安倍の無能と問題先送りが諸悪の元凶だが、
メディアの報道も情けない。何がボトルネックになっているか、
明確にし指摘しているのはロイターだけで他は論外だ。

ロイターは日本の高齢層の就業率が低いことをはっきり指摘し
(実は、今の高齢層は上の世代よりも就業率が悪化している)
かつ最重要な女性労働力について政策要因による就業抑制が壁だとしている。

つまり、先進国としては恥ずべき差別制度である配偶者控除や第三号を維持したままの
安倍のバラ撒き怠惰政策こそ年金制度劣化の重要な一因であることを明らかにしたのだ。

また、ロイターは今の高齢層への社会保障給付額が将来世代より「相対的に高め」と
もう一つの重要な点を明記している。この世代には1000兆円規模の資産を死蔵させている
相当数の富裕高齢層が含まれるが、そうした豊かな高齢層にも公費をバラ撒くのも安倍自民だ。

嘘つき安倍に社会正義やまともな政策を期待すること自体が最初から無理なのだが、
だからと言って安倍の大罪や失政を放置することは、日本社会を破壊する行為である。

▽ 日本の社会保障は減少する現役世代を貧しくし、より豊かな高齢層にバラ撒く最悪の制度

『中間層消滅』(駒村康平,KADOKAWA/角川マガジンズ)


「安倍政権ほか歴代自民党政権の高齢層バラ撒きが日本を衰退させている」と
当ウェブログが繰り返し警告してきた通り、安倍を延命させるB層が日本の未来を破壊している。

「安倍政権も反貧困派(若しくは無責任なリベラル)も自己欺瞞ばかり得意で、
 貧困対策を真面目に行う気がなく、問題を却って深刻化させている始末だ」

「日本国民は、就労に復帰できる層への効率的な支援には同意しても、
 手が焼ける層への給付には強烈に反発するだろう」

「そうした面倒な状況がある上に、経済リテラシーのない反貧困派が
 北欧のような峻厳さのないバラ撒きを要求するから益々事態が悪化するのである」

「「他人に金を払わせようとする」反貧困派は、自分達が正しいと信じているなら
 まず自らがカネを出して住居を工面して貧困層を支援してから言うべきである。
 (そうすれば問題は容易に解決しないという現実がやっと見えてくる)
 そして、欧州諸国並みの重税を自分が払ってから言うべきである。
 北欧がなぜ日本より法人税が軽く、間接税が重いのか。彼らはそれすら全く理解していない」

「日本において「年金が足りない」という人々の話を聞いてみると、
 殆どが「これまで払い込んできた保険料が少ない」というだけのことが多く、
 メディアは彼らの言い分を垂れ流しにしてはならない。
 それは騙されやすい自らの能力不足を証明しているに過ぎない。
 (重病や介護でより深刻な状況にある人々は他に大勢いるのだから)」

「現下の年金制度の劣化には、冷厳な事実を伝えない主要メディアの拝金主義にも責任がある。
 利己的で次世代に借金の山を残そうとする国民の鼻息を窺い媚びた報道ばかりしているからだ」

「その証拠に、50年間にも渡って年金を詐取していた岐阜県での犯罪については
 碌に報じられていないし注目もされていない。(総額は5000万円以上に達する結構な額である)」

「つまり、「貰える年金が少ない」と主張するのに役立つ事件を選んで騒ぎ立て、
 自己の利益を増大させようとしているとしか考えられない行動である」

「社会保障を維持して高齢層の生活を支えたいなら、
 公的年金控除と退職金控除を大幅カットし、
 高齢者雇用を生み出す企業や非営利セクターに移転すべきである。
 就業していないと健康状態が悪化するのは既に調査で確認されている」

「名古屋大学が日米中印の四ヵ国で意識調査を行った結果、
 日本の高齢層の特徴としては「金融資産」「年金の多さ」によって
 不安が減少することが判明したと言う」

「因に、「家族」が不安を和らげていない点では日米中印すべて同じであるが、
 金融資産と年金に関する特徴的な傾向は日本だけに顕著だったようだ」

「これは「拝金主義」としか言いようがないだろう。
 日本人は遺伝的な要因で不安が強いことが知られているが、
 その不安がカネで左右されているのだから他に考えようがない」

「有権者の中で最も数の多い年金受給者層が
 金銭給付を受けないと不安であるからこそ、
 自分が負担してもいない過剰な年金給付を求めるのである」

「だからこそ1000兆円近い過剰貯蓄(死に金)が日本に存在するのであり、
 だからこそ貧困に苦しむ若年層や子供の苦しみを無視できるのである」

「日本の高齢層は、個々人によって金融資産の額に大きな格差があることが知られている。
 不安が大きいから「将来に備えて貯蓄を過剰なまでに積み上げ」るのではない。
 利己的で他人の苦しみに同情せず、平等を嫌っているから資産格差が生じるのだ」

「我が国の醜悪な社会保障の歪みの根源には、
 数の多い高齢有権者にバラ撒きを行う政治家の買票行為と、
 利己的な有権者の貪欲な近視眼と、程度の低いメディアの煽動が
 がっちりと「モラルハザードのトライアングル」を形成しているという現実がある。
 このままでは、「コラテラル・ダメージ」を逃れることは絶対にできない」

「日本より遥かに財政が健全な北欧は年金給付にも課税するし、
 退職金は殆ど貰えない。介護サービスは日本より簡素だ。
 日本と違って当人が負担もしてない給付は行われないのである」

「無責任な本が何十万部も売れている能天気な日本は、
 ソ連崩壊時のような経済危機・財政危機を必ず迎えることになる」

「無知は時によって重大な過ちに結びつくことがある。
 我が国は国債を発行してまで高齢者三経費に年に約30兆円の巨額公費を投入している。
 借金して豊かな高齢層にもバラ撒いている訳である」

「「下流老人」は、同世代の我利我利亡者に憤懣をぶつけるべきであり、
 現役世代にコストを転嫁するのではなく、世代内扶助を求めるべきなのである」

「事実、総務省調査によれば、リーマンショック後の経済低迷期に
 高齢層の預貯金は増えているのに現役世代の預貯金は逆に減っている」

「我が国の国債発行残高が一貫して伸び続けている一方で、
 日本の高齢層の家計金融資産も殖え続けていることから、
 我が国の社会保障の本質は「政府と未来世代から現在の高齢層への所得移転」であるのは明白だ」

「また頭の古い自民党議員から問題発言が飛び出した。
 案の定、2012年に大量発生した「敵失」によって当選したタナボタ議員だ」

「最も問題なのは、義務教育を「しっかりやれば貧困はありえないと言いたい」などと
 とんでもない勘違い発言を平気で行っていることである」

「日本の子供の貧困率が過去最悪の16%を超えている現実をも知らず、
 よくもこのような厚顔無恥の発言を口にできるものだ。
 こうした無知と傲慢こそが我が国の子供を苦しめる元凶である」

「歴代の自民党政権の失政のために我が国の成長率が低迷の一途を辿り、
 貧困率が刻々と上昇しているという明白な現実を全く認識していないのは、
 国会議員として厳しい懲罰に値すると言っても過言ではない」

「何故なら、国民の貧困化の原因は第一に自民党の経済政策の失敗にあり、
 第二に再分配効果が乏しいことで知られる歪んだ社会保障制度を作り上げたのも自民党政権だからだ。
 痛切に反省して然るべきであるのに、勉強不足も甚だしい」

「また、高齢層だけに異常に偏った社会保障給付を維持してきたのも自民党だ。
 現役世代に大きな恩恵を及ぼす北欧型の社会保障制度であれば、
 これほど出生率が低迷することはなく、女性就業率も経済成長率ももっと高かった筈だ。
 だから、二重の意味で赤枝議員の罪は重い」

「医師である赤枝議員の問題は更に大きい。
 我が国では、学費が高額であることで有名な私立医大の学生は
 およそ半数が医師の家系であることが判明している」

「つまり赤枝議員の「高校や大学は自分の責任で行くものだ」という発言は根本的に間違っていて、
 「大学は医師家系で子に安定収入を受け継がせる手段と化している」のが正しい」

「赤枝発言の唯一の功績としては、自民党には頭の古い議員が確実にいて、
 現代日本の抱える問題への取り組みを怠り、既得権を擁護している事実を明らかにしたことだ」

「貧しい若者から搾取したカネを豊かな高齢層にバラ撒いているため、
 頑張って働く者から働かない者(高齢者、専業主婦)にバラ撒いているため、
 日本の歪んだ社会保障制度それ自体が低成長・消費減減退・少子化の元凶となっているのだ」

「事実、日本経済新聞は直近2年間の賃上げの半分が社会保険料に食われてしまっており、
 大企業の健康保険料は9年間で5万円も上昇していると報じている」

「ただでさえ安倍政権の愚劣な政策のために実質賃金が下落しているのだから、
 高齢層と安倍政権が二重に日本の現役世代を貧しくしているという図式である」

「湯浅誠氏がyahooに寄稿した記事が話題になっているが、
 残念なことに完全に間違った内容である。
 計算すれば小学生でも分かる程度の話なのだ」

「4億円程度の寄付で日本の子供の貧困が緩和される訳がない。
 対象層の子供全員に4億円を配ったらコンビニのお握り1個分程度であり、
 子供の貧困率に与える効果はほぼゼロに近いのである」

「勿論、河野氏の志は素晴らしいもので、
 少子化に対する危機感にも心から賛同する。
 しかし、幾ら志があっても数量的に足りな過ぎる」

「我が国の社会保障制度は、我が国の家計金融資産の殆どを占有している高齢層に、
 30兆円に迫る膨大な額の公費(未来世代の払う借金も含まれている)をバラ撒いている」

「4億円程度の額ではせいぜい、「焼け石に水」でしかないのだ。
 最低でも4億円の2000倍以上、つまり1兆円は必要である」

「河野氏に倣う富裕高齢層があと2000人はいなければならないのだ。
 そうした水準に至れば漸く、子供の貧困率をはっきりと低下させることができる」

「寄付を募って何とかできるとの空疎な幻想にすがってはいけない。
 今すぐ、富裕高齢層への巨額給付を徹底的に削減し、
 貧弱過ぎる育児支援を一気に増やさなければならない」

「高所得層ほど恩恵を得ている配偶者控除をなくし、
 育児世帯への現物給付と低賃金労働者への給付付き税額控除に予算移転しなければならない。
 愚図愚図と無駄に時を過ごしていると、それだけ日本経済に及ぶ害が拡大する」

「また、河野氏が考えているように寄付では問題は解決しない。
 日本の貧困問題はそもそも家庭の抱える深刻な問題に由来することが多く、
 現金給付ではなく現物給付と非営利組織のサポートがなければ普通の生活も送れないのだ」

「日本の貧困問題が二重の意味で深刻なのは、この社会に
 こうした自己欺瞞的な構造が深々と根付いているからだ」

「戦前生まれの日本の高齢層は足るを知り、人々から尊敬されていた。
 しかし、戦後生まれの世代から質が明らかに変わっている」

「長く苦しい人生を越えて生じた円熟や何とも言えない優しさではなく、
 かつての学生運動や安保闘争のような非理性的な強い自己主張が目立ってきた。
 クレーマーが増えているというのもひしひしと感じる」

「小説家・佐藤愛子によれば、日本人は変わってしまったのだそうだ。
 高度経済成長期には勤勉だったのに、今はすっかり怠惰になってしまい
 損をしたくないとか楽に儲けたいとの意識が強まったのではないかと言う」

「無論、バブル世代やゆとり世代と同様、曖昧な「傾向」でしかないだろうし、
 同一世代の中でも大きな差違があるのは周知の通りだ」

「しかし、社会保障給付において負担以上の給付を求めている実態、
 若年層の貧困化や累増する一方の将来世代へ負わせる借金の山を見ず、
 目の前の損得にばかり拘る現状を見ると大きな疑問が湧いてくる」

「言わば「無意識の強欲」は下の世代にも「伝染」している。
 先が不安なら働いて少しでも所得を上げ、資産形成にも励むのが当然である。
 「いくらあっても足りない」という強欲な層がこれだけ多いのでは、
 日本社会の未来は暗いと言わざるを得ない」

「自民党は本気で「教育国債」を実施しようと考えているようだ。
 勿論、ひたすら選挙に勝つための党利党略に過ぎず、
 社会的利益や公正を考えて打ち出す政策でないのは言う迄もない」

「学費負担の引き下げは公共事業バラ撒きと酷似しており、
 経済的効果が著しく劣悪であるのは当然であるが、
 (学費の安いフランスやドイツの低成長を見るがいい)
 高水準の高齢層バラ撒きを維持しているのだから始末が悪い」

「高等教育にカネをバラ撒けば日本社会の抱える問題が改善すると考えるのは思考停止の証拠であり、
 我が国は高学歴女性の就業率が先進国の中で最低レヴェルであることは周知の事実である。
 また、私立大学の過半数は既に投資対効果で言えばマイナスに転落している筈だ」

「財政面の懸念での反対が政府内や財務省から出ているそうだが、
 それ以上に「効果の乏しいバラ撒き」である点がより重大である」

「調査で如実に分かるように、問題は大学進学以前にある。
 貧困層は所謂インセンティブ・ディバイド(意欲格差)が根強く、
 大学の学費を安くしたところで「砂に水を撒く」でしかないことは明白である」

「二世政治家だらけの自民党は、こうした庶民や貧困層の実情が分かっていない。
 子が大学に進学する層はそもそも相対的に見れば高所得なのだ。
 また、低所得層は経済的な問題よりも学業的理由の方が遥かに大きい。
 教育国債のバラ撒きが根本的に間違っているのは明白である」

「本気で経済効果を最大限にし雇用を増やそうとするなら、
 大学教育ではなく保育や学童に予算を投入する筈である。
 その程度のことも分からないような次元の低い政党がのさばっているから
 日本経済が停滞し、世襲格差が固定化される状況に陥るのだ」

「安倍首相が改憲を求めるビデオメッセージの中で
 「教育無償化」を挙げたのはつとに報じられた通りだが、
 自民党は数年前に、民主党政権の教育無償化策に対し
 「理念なき選挙目当てのバラマキ」と痛烈に批判していたのだ」

「つまり安倍メッセージが「理念なき選挙目当てのバラマキ」であることを、
 自民党自身が自らの言葉で立証していた、というわけである」

「こういう体たらくだからこそ、同じ人口減少国なのに、
 大した金融緩和を行っていないドイツに成長率でも賃金増加率でも惨敗するのだ」

「また、安倍政権も自民党も高等教育の経済効果を全く理解していない。
 ノルウェーのように、大学進学率を上げればリターンは低下する」

「既に、日本ではFランク大学での貸与奨学金のデフォルト率が高いことから、
 無償化は能力向上や経済成長よりもモラルハザードに直結することは明白だ」

「貸与奨学金が返せないのは、大学を卒業しても低所得だからである。
 経済効果が疑われる大学に巨額の公費を投入するのは愚行であるばかりか、
 自民党の票田である大学経営層へのバラ撒きでもある」

「総務省の発表した数値に、大きな衝撃が走っている。
 世帯貯蓄が過去最高になったにも関わらず、
 現役世代の貯蓄は減少し、寧ろ負債が増えていたのだ」

「つまり、消費性向が低く消費を増やさない富裕高齢層ばかりを豊かにする政策を行うから、
 肝心の現役世代が貧しくなり消費も増える筈がなく、日本経済が低迷するしかないのである」

「口だけで賃上げ賃上げと叫んでいた安倍政権が大嘘つきで、
 実際には現役世代を貧困化させていることが明々白々に証明されたのである」

「貯蓄が減少しただけでなく、負債が増加しているのだから、
 「貧困化」と表現する以外にはあり得ないではないか!」

「勿論、このシルバーデモクラシーの醜悪な発露は安倍政権だけの罪ではない。
 歴代自民党政権が選挙に勝つための党利党略で高齢層にバラ撒いたのが元凶だ」

「だからこそ絶望的な少子高齢化が止まらず日本経済を立ち枯れしつつある訳だが、
 安倍政権は高齢層バラ撒きを維持しつつ、公的マネーのPKOで豊かな高齢層ばかり潤しているから
 経済低迷の「A級戦犯」であり、後世の歴史や経済学の教科書において
 間違いなく「最も愚かな首相」として断罪されるのを免れないのである」

「愚行の果てに自滅するならまだしもましである。
 日本国民と日本の未来を巻き添えにした上で破滅するのだから、
 その罪は太平洋戦争時の軍上層部に並ぶ許し難い責任として歴史に残るものとなろう」

「はっきり言っておこう。富裕高齢層への余計な公費投入をばっさりカットし、
 その全てを現役世代の育児・雇用支援予算に投入すれば成長率は今の倍にはなる」

「スウェーデンの成長率が安倍政権下の日本を遥かに上回る事実からも
 容易に推定できることであり、何ら難しい話ではない。
 (骨の髄までバラ撒き体質の安倍政権には不可能、というだけのことである)」

「安倍政権とリフレ派は、日本経済の回復が思わしくないと
 デフレマインドがどうのこうのとふざけた言い訳を繰り返している」

「彼らの粗末な頭脳のせいで、地方には日本版「鬼城」が誕生しつつある。
 ただ相続税対策のためのゴーストタウンが増殖するという「異次元の」惨状である」

「諸悪の根源はデフレマインドなどではなく、
 消費性向の低い高齢層に公費を湯水のように注ぐアベノミクスなのである。
 歴代自民党政権が選挙で勝つためにカネを高齢層にバラ撒いたから日本経済が低迷するのだ。
 (だから高齢化が進んだ今では成長率が2%にすら届かず10年前を下回る)」

「その証拠に、預金残高が過去最高になったと報じられている。
 我が国の家計金融資産は高齢層によって占有されているから、
 安倍政権等の歴代自民党政権がせっせと高齢者にバラ撒いたカネは退蔵され、
 賃金増にも消費増にも大した効果をもたらさなかったというのが「明白な事実」なのだ」

「安倍政権は、一部の豊かな高齢層を更に豊かにさせ、
 現役世代を貧困化させているのだから実質賃金も消費も伸びないのは当たり前である。
 だからこそ重税のスウェーデンに成長率でも1人当たりGDPでも労働生産性でも大敗しているのだ」

「我が国の、高齢者向けが異常に多い社会保障制度は、
 積み立てた額より4割ほど多い額を受け取れる「バラ撒き型」である。
 適正な負担をしていたら間違いなく高齢層の資産は減っていたであろう」

「所謂「高齢者三経費」で社会保障の8割が占められていることが分かる。
 しかも、社会保障費給付費の4割ほどが税もしくは公債(政府の借金)だから、
 今の高齢層は30兆円以上の巨額を現役世代や未来世代から「仕送り」されているのだ」

「勿論、高齢者の過半数は「社会的弱者」である。
 しかし同時に、少なからぬ層が現役世代を大きく超える金融資産を持っており、
 そうした資産家層にも安倍政権をはじめとする歴代自民党政権がバラ撒きを続けてきた」

「日本経済が一向に力強い回復を見せない一因は、
 高齢者に媚び諂って票を得ようとする、こうした薄汚い党利党略にある」

「税や借金から高齢層にこれだけ壮大にバラ撒いた国家は歴史上、初めてである。
 成長率だけでなく出生率も低下し、生産年齢人口が痩せ細るのは当然の帰結であろう。
 後世の研究者がこれを「日本型衰亡」等と呼ぶようになるのは間違いない」

「戦後生まれの高齢層は、戦前生まれの日本人と決定的に違っている。
 寿命が伸びた分、上の世代よりも多額の社会保障給付を受け取るようになっただけでなく、
 金融資産が明らかに上の世代よりも多くなっているのだ」

「つまり既にして多くが「弱者」ではなく「豊かな高齢層」であり、
 就業が健康を維持するのに効果的だと研究で明らかになっているのだから、
 しっかり就業し、健康で長生きして頂くのが孝行というものであろう」

「より貧しい現役世代から「搾取」させるような恥ずべき社会保障制度の下で、
 不名誉な人生を送らせるようなことは絶対に許されないことであろう」

「矢張り恐れていた通りの事態となった。
 余りにも重い高齢者医療の負担に耐えられず、次々と健康保険組合が「白旗」を上げている」

「あとは公費で補ってツケが現役世代と未来世代に回されるという、
 日本の歴史始まって以来の醜態に陥ってしまったのである」

「「児孫に美田を買わず」どころか、「児孫からカツアゲして借金の山を残す」のだから、
 今まさに日本の伝統に反すると言っても過言ではない愚行が行われているのである」

「これは安倍を初めとした歴代自民党政権が選挙に勝つために
 無責任な高齢層バラ撒きを続けてきたからである」

「ジェネリックは既に普及率において50%を超えている。
 それで医療費の1割にもとどかないのだから、「弥縫策」でしかないのだ。
 ここでも近視眼で「あとは野となれ山となれ」の歴代自民党政策の無責任さが際立つ」

「特に安倍は最大にして最優先の目的が「権力維持」であるため、
 買票的手段を用いても、B層有権者を騙しても選挙に勝つのを優先してきた。
 (安倍は国益や公益など考えていないか、正しく考える能力が欠けている)」

「安倍(第一次)や麻生が首相に居座っていた十数年前は、
 (中国や米国経済の成長に助けて貰ってのことだが)
 絶対的水準としては大したことはなかったが今より経済成長率も賃金上昇率も高かった。
 当時より改善したのは株価と配当だから、安倍と麻生は日本国民を貧しくし株主を富ませたのだ」

「経済指標において明確に「悪化」が証明されているにも関わらず、
 自慢話しか出来ない二世政治家の器の低さは明白である。
 存在そのものが国益・公益を毀損しているのだから、恥じて辞任するのが当然であろう」

「高齢化によって医療予算が増えるのは分かり切ったことである。
 それに備え全力で女性と高齢層の就業を増やし、出生率を引き上げなければならなかった。
 先見の明に欠け当事者能力の低い歴代自民党政権の責任は余りにも大きい」

「自民党議員の資産やOBの年金に課税し、救済資金とすべきであろう。
 公僕の癖に社会保障を劣化させ自分だけのうのうと公費を受け取るなど許されない」

「現在、安倍政権の「内閣人事局」を元凶とする霞が関の人事制度「改悪」で
 財務省が日本の歴史に残る恥晒しとなっているのは周知の通りであるが、
 安倍も安倍のイエスマンも国益に反する騒動を繰り広げている内に
 日本の社会保障制度は刻々と劣化し続けている」

「思考力ゼロのB層は株が上がれば何とかと妄想しているが、とんでもない間違いだ。
 事実、「解散」が続発している日本の健保組合は高齢者医療の重い負担に蝕まれ、
 存続すら不可能になってきている」

「今の高齢者が現役だった時代を含めると、保険料率は急上昇している。
 (勿論、所得は殆ど上がっていないのにも関わらず)」

「この程度のことは遥か前から分かっていたことなのに、
 保身的で近視眼の歴代自民党政権は、権力にしがみつくために
 改革を先延ばしにし続けてきたのである」

「「もはや保険とはいえない」のは今に始まったことではなく、
 もう10年以上前からそうである。その発端は歴代自民党政権のバラ撒きだ」

「理由は単純で、「今迄、大して積み立てていない高齢者にたっぷり給付しているから」で、
 年金も高齢者医療も全く同じ「必敗」の図式である。破綻しない訳がない」

「そうした深刻な事態に対し、自民党も財務省も目先を誤摩化す糊塗策ばかり、
 財務省は都道府県別に診療報酬を変えようと提案し(←バラ撒きを維持することになる)、
 自民党は現役並みの「三割負担」ではなく「二割負担」という(←同じくバラ撒き死守)
 典型的な「too late , too little」の情けない案しか出せていない」

「国益を毀損し、未来世代へのツケ回しを行う犯罪性がどうして理解できないのか。
 現役世代が三割負担なのだから、所得や資産の多い高齢層は三割負担にすべきである」

「実際、我が国の家計金融資産保有は高齢層に異常に偏重しているのだから。
 社会的弱者なら公的支援は当然だが、現役世代より豊かな層に公費など出すべきでない。
 (その公費を負担するのは貧困層を含めた現役世代と、選挙権すらない未来世代である)」

「「応益負担」ばかりか「応能負担」の原則にも反するとんでもない連中だ。
 自分の議席しか眼中になく、「恥を知れ!」と言われなければ理解すらできないのか」

「財務省がクレバーで真に日本の将来を憂えているなら、医療費の低い都道府県を基準とし、
 医療の非効率な都道府県(特に病床数や生活習慣病の多い地域)に改革を迫ったであろう。
 また、診療科や地域ごとにも診療報酬を調整し、医師配置の適正化を図ったであろう」

「柴田悠・同志社大学准教授の詳細な計量分析で、
 所謂「高齢者三経費」への公費投入が経済にマイナスの影響を与える事実が分かった」

「経済効果最大なのは育児関連への現物給付であるとも立証されたので、
 単純に言えばマイナス効果最大の年金給付の公費分を保育等の現物給付に回せば、
 それだけで日本経済は活性化し所得も増えることが判明している。
 しかも出生率は改善、貧困率も低下するのだから一石三鳥以上の効果だ」

「我が国の高齢層は少なくとも1000兆円を超える金融資産を保有しており、
 日本の家計金融資産の過半を占めている「富裕層」でもある」

「「介護費は効率化できる」などと御用メディアが国民を欺き、
 いかにも政府がしっかり対策を取っているかのような
 幻想をバラ撒いているが、決して騙されてはならない」

「歴代自民党政権は実質的に問題を先送りしており、
 安倍政権下で実質賃金が低下しているにも関わらず、
 刻々と社会保険料負担が重くなっている暗い現実は誤摩化しようがない」

「政府の公表した2040年の社会保障財政の見通しは
 楽観的(能天気?)なB層有権者に頭から冷や水を浴びせるもので、
 総給付額が190兆円という恐怖の数字だった」

「社会保障制度をよく知っている者なら、
 公費負担分だけで少なくとも80兆円を超えるとすぐ気付く筈だ」

「勿論これは「少なくとも」だから、人口動態の老化の止まらない現在、
 2020年代にはマイナス成長が恒常化すると予想されているから、
 社会保障関係費(公費分)だけで100兆円に迫る可能性も充分ある」

「今の1%程度の低成長が続くと仮定すると、高齢者三経費への公費分だけで
 全税収が食い潰される可能性がかなりあると考えなければならない」

「選挙目当てに高齢者三経費をバラ撒く自民党と、
 目先の負担を嫌がるB層有権者の歪んだ欲望が「合成の誤謬」となり、
 低賃金で介護労働者をこき使うブラック職場ができ上がる」

「「後は野となれ山となれ」のB層有権者の利己主義も「共犯」である。
 当ウェブログは戦前・戦中世代と団塊世代は決定的に質が変わったのではと考えているが、
 こうした衆愚週刊誌の記事を見ても矢張りその無責任と利己主義がよく分かる。
 バブル経済を生み出し、その後処理をずるずる先延ばしして被害を大きくしたのがこの世代だ」

「戦前・戦中の世代は辛苦を重ね、栄養失調で亡くなった者も少なくなかった。
 平均寿命においても戦後世代の方が恵まれているのは明白であるのに、
 下の世代や未来世代に借金ばかり残して被害者ヅラをするのは許されない」

「勿論、世代の中には優劣善悪さまざまな者がいるから、現状を憂える良識派も確実にいる。
 しかし全体として衆愚なのか倫理的なのかが問題なのである。
 現在の日本の社会保障制度の劣化と歪みを直視しないと、前者のまま終わるであろう」

「冷静な論者が何人も予言しているように、
 インフレ税によって財政赤字をばっさり削減する以外に道はないのであろう。
 財政は太平洋戦争の直後と同じ、「焼け野原」だろう。国土が残っても経済危機に陥る」

「当ウェブログは前々から、戦後に育った高齢層の「変質」を感じ取り、
 戦前生まれの高齢層と決定的に変わったのではないかと懸念してきたが、
 予想通りと言うか悲しむべきと言うべきか、それを裏付ける記事が複数出てきた」

「転換点は年齢で言えば70代前半辺りである。
 この辺りから、謙虚で我慢強いという日本らしい美徳が薄れ
 自己中心的で言いたい放題、以前であれば考えられないような
 クレーマーや前科者が目立つようになってきた」

「育った時代が戦後の混乱期だから仕方のない部分もあろうが、
 辛苦を重ねた戦前・戦中育ちの穏和な高齢層とはまるで違う事例が増えた」

「我が儘とさえ見える自己主張の強さは、世代の数的優位と相俟って相乗効果を発揮し
 自民党政権のバラ撒き癖を強化することで社会保障制度の歪みを生み出したのである」

「例えば、当時としては極めて恵まれた医師家系に生まれ、
 生産年齢人口が急増した高成長期に大儲けした高須院長は
 「老人を敬え」「若者から奪ったことはない」等、脳機能の劣化を疑わせる迷言を発した。
 (高須は公的医療保険や高齢者医療の財源が何か全く分かっていないのだ!)」

「高須は勿論、例外的存在ではなく変質した高齢世代の象徴的存在である。
 何故なら、シニア層を対象とした調査では若者への最も多い期待が
 「年金など社会保障制度の解決」となっているからである。
 高須のように「働け若者」(=巨額の高齢者三経費を支えろ)と考えているのだ」

「記事が指摘する通り日本は完全に「老人天国」で、
 毎年およそ30兆円の公費を高齢者のためにバラ撒いている。
 資産家にもバラ撒いているのだから始末が悪く、ただの「買票」でしかない」

「私立医大卒の高須は日本の社会保障制度がいかに異常か分かっていないし、
 父親は早世したとはいえ、親が医師という環境がいかに恵まれていたかも自覚せず、
 「必ずリッチに」などと庶民の実態(ジニ係数は悪化している)を無視した大嘘を吐くだけでなく
 日本を立ち直らせたのが「我々」などと、日本の美徳に反するとんもでない自画自賛を行っている」

「社会貢献活動は勿論評価できるが、志も額もバフェットの水準に及ばないこと遠いし、
 日本社会にとって有害な言いたい放題を続けるなら「功績」も寧ろ社会的にはマイナスとなろう」

「真に偉大な人物は驚くほど謙虚であり、このようなさもしい自慢は行わない。
 周囲に尊敬すべき人物がおらず、やりたい放題を続けて来たからであろう。
 これから日本経済は戦後最も厳しい局面に突入し、シニア世代の責任も厳しく問われよう。
 くれぐれも晩節を汚さないよう、日本の歴史を真摯に学び自制心を身に付けて欲しいものだ」

「安倍はこれまで、物価目標でも女性活躍でも少子化対策でも
 悉く数値目標達成に失敗した「無能」な政治家である上に誤摩化しだらけで、
 公約もしてない失業率低下を自分の手柄として自慢する、日本人として恥ずべき人間である。
 (しかもこの失業率低下は人口動態要因と世界経済の好調によるもの、安倍の手柄では全くない)」

「まず、歴代自民党政権が続けて膨張させてきた高齢者バラ撒きを依然として止めていない。
 1000兆円を超える膨大な家計金融資産の大部分は高齢層が握っているのだから、
 そのような豊かな高齢層に公費投入など明白な「亡国」政策に他ならない。
 未来世代や日本の将来を真摯に案じる良識ある高齢層は憤懣やる方ない筈だ」

「我が国よりも間接税負担の重いスウェーデンの社会保障給付の特徴は、
 「現役世代への給付の比率が日本の2倍以上」「育児支援は現物給付が多い」ことだ」

「本当の弱者であれば支援するのが当然である。
 ところが、真の弱者以外にも盛大にバラ撒いて現役世代から搾取し、
 就労抑制をする者も守る歪んだ制度を維持しているからこうなるのだ」

「健保組合は高齢者医療の負担で存亡の危機に追い詰められており、
 せめて高齢者の個人負担を2割にと悲鳴を上げる様な主張を始めた。
 1000兆円を超える金融資産を保有している層だから、当然の話である」

「我が国の歪んだ社会保障制度は、高齢者三経費に公費30兆円近くをバラ撒き、
 成長率を下げ経済停滞を招くだけでなく、資産死蔵と現役世代貧困化を進める
 とんでもない仕組みである。(家計金融資産と貧困率が逆相関なのがその証左)」

「本来ならば、口座や資産保有額と社会保障番号を紐付けし、
 豊かな高齢層には過剰な公費を投入してはならない。
 (現状では支払った税と社会保険料をおよそ1.5倍に公費で増やし給付している)」

「三菱総研のリサーチャーの調査結果を知って驚愕した。
 日本の社会保障制度が何故このように醜く歪んだか、
 議論の余地のない明確な理由が示されたからだ」

「当ウェブログは以前から、戦後生まれの高齢者は
 何か以前の世代と違うと何度か指摘してきたが、
 三菱総研の調査がその違和感を裏付けるものとなった」

「三菱総研はシニア層向けのマーケティングとして調査したのだが、
 その内容を社会保障制度に当てはめると慄然とする酷薄さが見える。
 戦前・戦中世代と同じ日本人とは到底思えないのだ」

「団塊以降は親世代より利他性が希薄でミーイズム、
 若さに固執するという特徴もあると言う。
 三菱総研は明言していないが、両者ともこの世代に固有な傾向だろう。
 似ている層を強いて挙げるならバブル世代(と今の売り手市場世代)では」

「こうした特徴は社会保障制度においては世代利己主義に直結する。
 つまり、自らの世代に対する分不相応な給付を要求して
 自分達が大して保険料を払っていなくとも政府に借金させて払わせる。
 児孫に美田を残さないどころか巨額の借金を残すという行動だ。
 少数の良識派がいても、多数は衆愚派だから日本政府が借金塗れになったのだ」

「最も公費を蕩尽しているこの世代が最も資産額の多い世帯だから、
 モラルハザードの権化としか言いようがないではないか!」

「金融庁の「2000万円不足」問題がおかしな方向に「延焼」している。
 2025年には社会保障給付が150兆円に迫ると予想されているから、
 年に公費50兆円近くが高齢者三経費で消える時期が迫っているのに、
 無能な安倍と愚昧な安倍の走狗、バラ撒きリベラルの百鬼夜行が亡国を招いている」

「この問題を誤摩化したい安倍とその取り巻きは金融庁を人身御供とし、
 相変わらず人徳のない「蜥蜴の尻尾切り」に徹している」

「野党やバラ撒きリベラルの図々しい要求は間違っているが、
 安倍を擁護する権力追従の輩も同類(若しくはそれ以下)である」

「何故なら、安倍は年金制度の劣化を放置しているだけでなく
 国民の富を株主に注ぎ込んで盛大に利益誘導政策を展開しているからだ。
 つまり目先の誤摩化しと怠惰を優先するという最低の政策選択である」

「正しい政策は、スウェーデンのように年金制度の持続可能性を高めるため
 女性就労を強力に促進して所得・税収・社会保険料収入を増やすこと、
 富裕高齢層への無駄なバラ撒き公費投入(数兆円はある)を全廃すること、
 その予算で女性と高齢者雇用を創出(ぶら下がりの定年延長は凡庸策)することだ」

「しかし、愚民B層は安倍による日本経済衰退と社会劣化を自ら招き、
 すっかり無気力になった有権者は有害な安倍を駆除しようとしない。
 この無気力こそ安倍が日本社会にもたらした最大の弊害である」

「「2000万円」問題は愚劣な泥仕合になって、
 かつての所属派閥を裏切って安倍に尻尾を振った三原が
 「恥を知れ」などとまさしく無知厚顔な発言を行って話題になったが
 (後で忠勤を愛でた安倍から良いポストを貰える筈だ)
 勿論のこと最も「恥を知れ」なのが安倍であるのは言う迄もない」

「三原以上に厚顔無恥な安倍発言の要点は以下の通りだ。
「年金を増やす打ち出の小づちは存在しない」
「今後急速に少子高齢化が進み、支え手の現役世代は減っていく」
「政策次第で年金を増やすことは十分可能だ」」

「そもそも「打ち出の小づちは存在しない」と「年金を増やすことは十分可能」は
 矛盾しているので、のっけから安倍の程度の低さが証明されているが、
 全ての主張が安倍の「次元の違う」程度の低さと無知を実証するものである」

「さて、果てしなく程度の低い安倍発言を「修正」すると以下のようになる。
 「年金を増やす打ち出の小づちは存在する」
 「安倍と自民党の大失敗により急速に少子高齢化が進み、支え手も減っている」
 「政策次第で年金を増やすことは十分可能だが、口だけ安倍には期待できない」」

「第一に、「所得を増やせば自動的に年金額は増える」。
 安倍のような無知な者以外には当然の話だが、高齢層と女性の就労を増やせば年金額は増える。
 配偶者控除を全て現物給付か家事育児関連の税控除にするだけでも効果大だ。
 高齢層は定年延長よりも寧ろ起業支援(観光や農業関連が有望)を重視すべきである。
 安倍がのさばってから低迷している対内投資を増やして日本経済を活性化しても年金額は増える」

「第二に、「少子高齢化を放置して対策を怠ってきた安倍と自民党は信賞必罰で歳費を大幅カット」。
 安倍が復帰してから待機児童は急増し出生率は改善が止まって悪化、日本の害悪であるのは明白だ。
 しかもマーサーの持続性ランキングで日本の年金は先進国で最悪レヴェルである。
 「奇跡の村」下條に学んで議員歳費と土建費を大幅カットして育児の現物給付にすべきだ」

「第三に、「選挙でのバラ撒きを優先させた安倍の腐敗政策が年金制度の持続可能性を脅かしている」。
 1000兆円以上を溜め込んでしかもたっぷり公費を受け取っている富裕高齢者が日本には大勢いる。
 その無駄な公費を全額カットして保育士や介護士への給付付税額控除、
 保育ママを介した保育の現物給付に移転すべきである」

「「2000万円問題」で明らかになったのは、自公政権は一貫して嘘つきで
 選挙で有権者を騙し続けて来たという事実である。骨の髄まで嘘つきなのだ。
 だから選挙で叩き潰さない限り絶対に反省しない連中なのだ」

「安倍よりも遥かに賢く合理的なスウェーデンでは積極的労働市場政策を行い、
 経済成長率も賃金上昇率も「安倍の失われた6年」の日本を大幅に上回る。
 年金制度の持続可能性でも安倍は「落第生」、スウェーデンの足下にも及ばない」

「自民幹部で経産大臣の世耕が福井でとんでもない大嘘を吐いている。
 「日本の年金は世界一」だそうだ。これで大臣が務まるのだから
 日本政治の劣化は深刻で「落ちるところまで落ちた」と言えよう」

「安倍への厳しい直言など全くないイエスマンでないと
 自民の幹部になれないという情けない実態も図らずも露呈したということだ」

「とんでもない大嘘を吐いても何一つ処罰のない自民党は、
 「幹部から率先して大嘘で国民を騙す」最低の政党であることを自ら証明したと言える」

「有権者を果てしなく馬鹿にしているイエスマン大臣は日経も理解できないらしく、
 日経では半年程前に米マーサーの公的年金ランキングで
 日本が先進国において最低クラスの評価しか受けていないこと、
 特に持続可能性において最悪となっている事実を報じている」

「当ウェブログは安倍自民が中共と体質がよく似ていると指摘してきたが、
 自民幹部が国民を欺く自らの大嘘によって自分達が中共の同類であると実証したと言える」

「安倍が黒と言ったら黒、白と言ったら白というAIロボット(保身の塊)なのだから、
 保身のためなら国民を裏切っていかなる嘘もつき、いかなる反社会的政策も平然と行うだろう」

「だから安倍自民の嘘に騙され続けるB層有権者の愚行が、
 世界で最も醜悪に歪んだ高齢層バラ撒きをいつまでも続けさせる元凶なのだ」

日本経済にとって真に有害なのは虚妄に過ぎない「デフレマインド」ではなく、
腐敗した安倍や自民党による近視眼の「バラ撒きマインド」なのである。

▽ 安倍自民が少子高齢化を放置し続けたから、高齢化により経済成長率も生産性も悪化

『8000万人社会の衝撃 地方消滅から日本消滅へ』(加藤久和,祥伝社)


愚かな安倍と自民党は「貧しい若者から豊かな老人への歪んだ所得移転」を止めようとしない。
安倍と自民党による薄汚い選挙目当ての買票的政策こそが、日本経済停滞の「A級戦犯」だ。

「まともな常識や良識のある有権者なら最初から懐疑の目を向けていた、
 「年金を増やした」との安倍発言であるが、矢張りだった」

「毎日新聞やリテラが安倍の詐欺的な手法を明らかにしており、
 「増えた」分にしてもごく僅か(しかも実質ではマイナス)、
 年金運用では民主党政権時の分で上げ底という悪辣な実態が見えてきた」

「安倍の人間性と嘘の数々を見れば容易に予想出来ることではあるが。
 このような平然と嘘に嘘を重ねる人物が議員の座に居座っていること、
 安倍の鼻息を窺って媚び諂うイエスマンばかりが出世する
 腐敗し切った自民党に騙されて投票する大勢のB層こそ明白な「国難」「亡国」である」

「そもそも歴代自民党政権(と「下駄の雪」)は亡国的な高齢者バラ撒きを続け、
 破滅的な少子高齢化を深刻化させてきた「A級戦犯」である」

「愚劣なバラ撒きの結果1000兆円を超える家計金融資産が「死蔵」されているのだから、
 カネを腐らせている富裕高齢層への公費をバッサリ削減して再分配する
 「世代内扶助」が最優先されるべきだった」

「また、残念ながら戦後生まれの高齢層の就業率は戦前の世代より悪化(!)している。
 この日本のためにそのスキルと蓄積を活用して頂くのが公益であり孝行なのに、
 安倍と自民党(と下駄の雪)は選挙で勝つ為にバラ撒くという腐敗政策を敢行している始末」

当ウェブログは「日本が低成長から脱却できない元凶は安倍などの歴代自民党政権」と警告した。
経済制裁を受けたロシアにも成長率で敗北するという、惨憺たる日本の現実が何よりの証拠だ。

 ↓ 参考

「年金を増やした」も詐欺的だった、騙されるB層は永遠に搾取される運命 - 安倍のいつもの情報操作
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e63ba7c55e17694ec7ec8609e0640906

持続性で世界最悪の日本の年金を「世界一」と大嘘、国民を徹底的に馬鹿にする自民 - B層が増長させた
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/e37f5662e4145282994c3293d382ec62

団塊以降の世代の特徴は利己主義と若作り、戦前戦中世代と異なる - だから健保組合を次々と潰す
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1112d9a750d90f2b493649026b158f95

2040年には高齢者三経費だけで全税収が食われるか、経済危機は不可避 - 問題先送りによる必然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/0e38c6806433148b72ee7bb8cb73a727b

散々カネを搾り取った末に「若者は元気がない」「消極的」「老人を敬え」- 粗暴すぎる「暴走老人」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/139aaea43b1515f1921c2231c0eebbca

日本の高齢層は「家族よりもお金を重視」、国際比較調査で鮮明に - シルバーデモクラシーの明白な証拠
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d81e6ed8d4908ae45a41f337711c9fc1

▽ 年金給付は労働投入を減らし、経済にマイナスの効果を持つ(弱者以外への公費給付は有害)

『子育て支援が日本を救う(政策効果の統計分析)』(柴田悠,勁草書房)


年金、支え手拡大急ぐ 高成長でも給付水準16%低下 厚労省試算 パート加入増で給付水準上げへ(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO49083190X20C19A8EA2000/
厚生労働省が27日公表した公的年金の財政検証では、少子高齢化で先細りする公的年金の未来像が改めて示された。日本経済のマイナス成長が続き、労働参加も進まなければ2052年度には国民年金(基礎年金)の積立金が枯渇する。厚生労働省は一定の年金水準を確保できるよう、会社員らの入る厚生年金の適用を拡大し、高齢者やパートらの加入を増やす改革に乗り出す。(1面参照)
 給付水準の物差しとなる現役世代の手取り収入…〔以下略〕”

この通り、腐敗した安倍は公費を株式市場に突っ込んで誤摩化しただけで
年金財政は劣化する一方である。記事にある「パートらの加入」にしても
バラ撒き安倍が邪魔をしてしまっており、既にして失敗は確実である。


焦点:年金不安解消に政治の壁、低所得者や高齢者の負担増には限界も(reuters)
https://jp.reuters.com/article/japan-politics-pension-idJPKCN1VH0SE
”厚生労働省が発表した「年金財政検証」は、年金支給額の抑制を食い止めるため、低所得者や働く高齢者も年金保険料の徴収対象に含めるオプションを示した。秋から始まる「給付と負担の見直し」の議論では、こうした社会保障の担い手拡大に軸足を置くことになるが、現在の高齢者への給付削減や、社会保障の原資となる消費増税などの抜本対策は政治的に見送られたかたちで、年金財政の安定化にはさらに時間がかかりそうだ。

 <消えた10%超の消費税率議論>
 政府は、社会保障の給付と負担の見直しに関する議論を年末までにまとめ、来年の法改正につなげる方針を打ち出している。「経済成長だけで社会保障制度が維持可能だとは誰も思っていない」というのが政府内の共通認識であり、将来世代の年金不安解消が喫緊の課題となっているためだ。
 しかし、安倍政権は「100年安心年金プラン」との決まり文句を諦めていない一方で、首相自ら消費税率10%超への引き上げについて10年は必要ないと明言している。
〔中略〕
 専門家の間では、社会保障制度維持の柱として、10%超の消費税率が必要との意見が少なくない。経団連も昨年春に「税率10%超への消費増税も有力な選択肢の一つとして、国民的な議論の喚起を求める」とする提言をとりまとめた。しかし、首相発言により、薄く広く負担を求める税を財源とする議論は消えてしまった。
 ニッセイ基礎研究所の中嶋邦夫・主任研究員は「基礎年金の半分を国庫が負担するため、財政改善のためにはその原資となる消費税率の引き上げ議論はきちんと行った方がよい」と指摘する。

 <給付カットは踏み込まず 政治判断色濃く>
 税負担の回避だけでなく、将来世代と比べて相対的に高めの支給額となっている現在の高齢者への年金支給カットも、政治的判断で本格実施は見送られている
 04年に導入された「マクロ経済スライド」。少子化や高齢化が進む中で、現役世代の負担と高齢者支給のバランスをとる目的もあり、現在の高齢者の支給額を物価の伸びより抑制していく制度だ。しかし物価が下落すれば発動されない仕組みで、過去2回しか発動されず、給付の抑制は限定的だった
 18年には、物価上昇時に停止されていた期間の分も含めて発動できる「キャリーオーバー」という仕組みが導入されたが、こちらも年金の名目額は下げないという条件付きで、本来の機能は働きにくい。
〔中略〕
 代わりに政府が力を入れるのが社会保障の「担い手拡大」。今年の「骨太方針」で高齢者や「就職氷河期世代」の就労に向けた支援策に重点が置かれたのも、年金などの保険料徴収の裾野を拡大することが狙いだ。
 「財政検証」では、厚生年金保険料徴収の対象者をパートなど「月5.8万円以上の収入」の労働者まで拡大し、現状の4440万人程度から新たに1050万人増やす案や、基礎年金の納付年数の上限を現行の40年から45年に延長し、納付年数が伸びた分に合わせて基礎年金が増額する案などを示している。
 こうした案を全て活用すれば、年金財政が安定した時点で、最大で10%超の支給率上昇が実現できる。新たな加入者にとっては、保険料負担と引き換えに年金支給額増加が期待できる。 
〔中略〕
 ただ、現在は高齢者が60歳を過ぎて就労する割合は半分程度であり、主婦層の就労も「130万円の壁」と言われる社会保障負担の線引きを取り払うことは大きな制度変更となるため、容易ではないと言われる。
 日本総合研究所の西沢和彦・主席研究員「実は担い手拡大の余地は期待ほど大きくない」と指摘する。
負担増・給付削減の抜本改革が政治的な都合で先送りされたままで担い手拡大を目指すだけでは、年金財政の安定を図り、「低負担・中福祉」というバランスの悪い社会保障制度から「中負担・中福祉」に移行する議論にはなり得ないとみている。 (グラフ作成:照井裕子 編集:石田仁志)”

選挙で有権者を騙して問題を先送りし権力を握り続けるため、
富裕高齢層や就業抑制する女性にバラ撒きを続ける
安倍の反社会的な政策は一向に変わっていない。


社会保障給付費1・6%増の120兆円 介護伸び大きく(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO48121220S9A800C1EA4000/
”国立社会保障・人口問題研究所は2日、年金や医療、介護などの社会保障給付費が2017年度に120兆2443億円となり、前年度と比べて1.6%増えたと発表した。介護給付費の伸びが大きくなったことに加え、子育て支援策の充実で公費支出が増えたことが背景だ。給付費は過去最高を更新し続けている。
 社会保障給付費は税金や社会保険料などを財源にした給付の合計額。高齢化の進展などにより今後も増加が見込まれる。
 17年度の給付費の伸び率は前年度の1.3%を上回った。給付費の内訳は医療が39.4兆円(前年度比1.6%増)、年金が54.8兆円(0.8%増)、介護など「福祉その他」は25.9兆円(3.1%増)だった。
 伸びが大きかったのは「福祉その他」のうち「介護対策」。伸び率は4.1%で、前年度より2ポイント上回った。
〔中略〕
 国内総生産(GDP)に占める給付費の割合は21.97%と0.09ポイント下落した。GDPの成長率が給付費の増加率を上回ったため。09年度以降は20%を超える水準が続いている。
 社会保険料や公費などの収入は3.7%増え、141兆5693億円だった。公的年金の積立金の運用が好調で資産収入が増えた。
 今回、国立社会保障・人口問題研究所は統計に用いるデータを見直し、15年度まで遡及改定した。”

「人民日報」に似てきている産経はひきこもりが財政悪化要因のように書いているが、
とんでもない話だ。日本の財政悪化の主因は高齢者三経費への巨額公費投入であり、
日本では高齢者三経費の3割以上が公費だから、年金に15兆円以上、
医療に12兆円以上、総計30兆円以上が高齢者向けで生活保護の10倍に迫る。
高齢者三経費の公費分は「生活保護」と明記すべきだし、
富裕高齢層に公費をバラ撒く安倍自民は「日本社会の敵」とすら言える。


全世代型社会保障へ新会議検討 改革議論、秋以降本格化(産経新聞)
https://www.sankei.com/life/news/190811/lif1908110004-n1.html
”参院選後に先送りしていた社会保障制度改革をめぐり、政府が秋以降、集中的に議論するための新たな会議を設ける方向で検討していることが分かった。厚生労働省は今月下旬にも、年金の給付見通しを示す5年に1度の財政検証を公表する方針で、来年の通常国会に年金制度改革関連法案を提出する。医療や介護分野についても議論を加速させる。超高齢社会を背景に、負担増という「痛み」を伴う改革は待ったなしだ。(坂井広志)

令和4年から後期高齢者急増
 自民党は5日、社会保障制度調査会役員会を開き、政府への申し入れ内容を議論した。配布された原案には「全世代型社会保障の構築に向けた新たな会議」の立ち上げが明記された。
〔中略〕
 政府・自民党が議論を急ぐのは、平成29年時点で630万人いる団塊の世代(昭和22〜24年生まれ)が、令和4(2022)年から後期高齢者の75歳以上になり始め、社会保障費が急増するためだ。6(2024)年には団塊の世代すべてが75歳以上になり、「2025年問題」という。
 さらに、国立社会保障・人口問題研究所の推計によると、65歳以上の高齢者人口は24(2042)年に3935万人とピークを迎える見通しで、支え手となる20〜64歳の現役世代は大幅に減少する。「2040年問題」といわれ、国家財政にも深刻な影響が懸念されている。
 2040年頃をにらみながら、団塊の世代が後期高齢者になる前に社会保障制度の基盤を強化する−。これが政府の考えだ。
〔中略〕
 焦点は、人口減などの影響を踏まえて支給額を自動調整する「マクロ経済スライド」の発動要件の見直しだ。物価や賃金の上昇幅より年金額の伸びを抑えるため、平成16年に導入したが、デフレ時は見送る規定があるため、これまで2回しか発動されていない。
 公的年金の受給開始年齢の上限引き上げも検討する。公的年金制度の支給開始年齢は原則65歳だが、受け取り開始時期は60歳から70歳の間で選ぶことができる。この上限を75歳に引き上げる案が浮上している。
 医療面では、75歳以上の病院での窓口負担を1割から2割に引き上げることを検討する。がん治療薬「オプジーボ」など超高額薬の登場で医療財政の圧迫が懸念される中、保険適用のあり方や、ビタミン剤など市販薬で代替可能な薬の保険対象からの除外も議論されそうだ。”

この通り、口だけ安倍が無為無策で小手策の糊塗策しか行わないから、
(上の世代より就業率の悪い)団塊世代が後期高齢者になったら
日本の社会保障が悲惨な状況に陥るのは火を見るよりも明らかである。
産経報道ではまず書かれないが、安倍が誤摩化して問題を先送りしているからだ。
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