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夏の新刊-『人口18万の街がなぜ美食世界一に…』『ヨーロッパ各国気質』『脱原発を決めたドイツの挑戦』

2012-07-16 | こんな本を読んでいます
連休恒例のお薦め新刊紹介。
夏の海外旅行のお供から、欧州のエネルギー政策研究まで幅広く。

『人口18万の街がなぜ美食世界一になれたのか―― スペイン サン・セバスチャンの奇跡』(高城剛,祥伝社)


 → スペイン旅行、特にバスクに行きたい向きには、こちらをどうぞ。
   スペイン料理は恐らく最も日本人にとって馴染みやすい欧州料理なので
   余り毛嫌いする人はいないだろう。あのベラサテギがある場所でもある。
   ビルバオがすぐ近くで観光政策としても要注目。

   日本もバスクのように美食の地になるポテンシャルは充分。
   特に北海道、九州、四国、東北、北陸、信越は積極的に目指して欲しい。


『こんなにちがう ヨーロッパ各国気質 32か国・国民性診断』(片野優,草思社)


 → これは意外な掘り出し物で面白い。
   「スウェーデン=北欧の日本人」「フィンランド=東北人」
   「スペイン=関西人」「日本大好きなポーランド」等々、興味深い指摘が。
   軽い読み物なので正確さは?だが移動中や気分転換に向いている。


『脱原発を決めたドイツの挑戦 再生可能エネルギー大国への道』(熊谷徹,角川グループパブリッシング)


 → 熊谷徹氏による新著。ドイツのエネルギー政策の現状から学べる。
   「電力自由化すると電気の質が下がる」というプロパガンダに騙されず、
   虚心坦懐に日本のエネルギー政策を考えるのに必須。
   日本はドイツの経験から学び、より賢い政策設計が可能になる。

   省エネやコージェネに関してはやや弱いが、
   現時点ではかなり水準が高く、お薦め。


『欧州のエネルギーシフト』(脇坂紀行,岩波書店)


 → 著者は朝日新聞の論説委員。
   福島事故以前から朝日新聞は欧州のエネルギーシフトに
   多大な関心を払っており、こちらは現状報告といった趣。

   目配りがいかにもメディア出身者らしく実務的ではないが
   欧州の政策シフトの最先端を知るのに適している。

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