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北朝鮮のミサイル危機に喜ぶ「平和ボケ」官邸、明白な亡国の兆し - 北朝鮮のようなメディア睥睨

2017-04-17 | いとすぎから見るこの社会-全般
安倍政権になってから「報道の自由度ランキング」で日本の順位が大幅下落したが、
官邸自身が「報道の自由」を損なっているのが安倍政権であると証明した。

安倍側近の今井秘書官が厳しい取材を行う記者に陰険な嫌がらせをして更迭させ、
世耕経産相は失態を責任転嫁してメディアの取材を省内から締め出した。
両者とも安倍官邸の権柄ずくの体質を如実に表していて興味深い。
大した成果も出していないのに、失敗は他人に責任転嫁する点でもよく似ている。

大手メディアは官房長官から睨まれて「忖度」どころか「萎縮」しており、
おまけに「スシロー」評論家をはじめ官邸から事実上の飲食接待を受けているため
国民に真実を伝える責務を半ば放棄しているような状態な訳だが、
その代わりに週刊誌がゲリラのように安倍政権の本性を果敢に報道している。

森友問題で散々な目に遭っていた(完全に自業自得である)官邸は、
北朝鮮のミサイル危機で森友報道がすっかり下火になって大喜びのようだ。

官邸内部からは「ツイていた」などととんでもない反日的な言辞が漏れ、
安倍政権の安全保障リテラシーの低さと、国民を忘却した権力志向の強さがまた証明されたのだ。

この増長と高慢は、かつての自民都連と酷似している。
長年、知事与党として権力の座に胡座をかき、
自らの責任や過失を一切認めないで舛添都知事に責任を押し付けた。
その報いで今夏には選挙で惨敗することが確定している。

今でも自身の無責任と都民からの不信を自覚できないのか、
速やかな豊洲移転を主張するという「自爆」行為を続けている自民都連の姿は、
そのまま安倍政権の近未来の姿でもある。

官邸からの圧力と買収的行為に憤懣やるかたないメディア関係者は、
十年一剣を磨くの思いで隠忍自重、「材料」をたっぷり貯め込んで
安倍政権が自業自得で無惨に「転落」する機会を待っていて欲しい。
必ずこうした安倍政権の増長が罰せられ、メディアが一斉総反撃する時が来る。

▽ 自民都連は大打撃確実、地方議員の常で大多数は「所属組織や団体の利害代弁者」だから

『トンデモ地方議員の問題』(相川俊英,ディスカヴァー・トゥエンティワン)


安倍政権も自民都連と同じである。追い風参考記録を実力と勘違いしている。
今の官邸の弛み切った状況は、有権者の鉄槌を受けなければ絶対に治らない。

「御用新聞や御用テレビが事実上買収されているというのは、
 様々な状況証拠から考えて恐らく正しいだろう。報道内容を見ていればすぐ分かる」

「官邸と自民の「接待攻勢」は当初、最初は政策をPRして貰う意図だったと推測するが、
 カネで相手を支配してゆく中で段々勘違いしてきて、毒が自分に回ってくる」

「アベノミクスの「次元の低さ」が発覚した安倍政権は
 しくじりがバレて今度の選挙に勝つ自信に乏しいらしく、
 マスメディアに姑息な圧力をかけてきた」

「直近の世論調査によれば、安倍政権に不満があり
 アベノミクスによる恩恵を受けられていない者が圧倒的多数であるにも関わらず、
 安倍内閣に警告を与える意思のある有権者は過半数に達していない」

「そうした数値を見て、「ああ、日本国民は変わっていない」と実感する。
 ただの雰囲気に流されて大挙して民主党に投票し、
 民主党アマチュア内閣を生み出したのがこうした大衆である」

「彼らは安倍内閣と自民党に有権者が侮られており、
 今回の衆院選で過半数の議席が得られたら
 アベノミクスで既に失敗している落第生に
 あと数年のフリーハンドを渡すことが分かっていないのだ」

「「自民党は没落への長い下り坂を転がり落ち始めた」との見方を維持する。
 衆院選に勝っても負けても同じである。
 有権者の鉄槌を受けて敗北した方がまだましかもしれない」

「放送法に違反しているのは、安倍政権である。
 何しろ、「自分が出るのは問題なく、批判されるのは不公平だ」と考えているのだから」

「自民党が「公平」を語れると認識していること自体が根本的な誤りだ。
 支持率が落ちたら、メディアのせいだと考えるような連中だから、
 メディアに圧力をかけて選挙を有利にしようと考えるのも不思議でない」

「日本の凡庸な保守が権力を握るとまずメディアを「支配」しようとする。
 国益を騙って大きく国策を誤りながら、真の敵に向かうのではなく
 言説における国内の「敵」を必死に攻撃するのである。
 (日本の「真の敵」とは、そうした連中自身だったことは史実が証明している)」

「『少年H』の時代と同じく、転換点は必ずやってくる。
 安倍政権に尻尾を振っていたメディアはいきなり掌を返し、
 安倍政権の失政に全ての原因があるような殲滅的な報道を行うだろう。
 (実際、その通りなのではあるから仕方がないのだが)」

「先見性のない有権者が自民党ごときに大量票をくれてやったのが
 そもそもの元凶である。およそ80年前に酷似している忌まわしい現象だ。
 (日本を泥沼に突き落とした満州事変の際に、歓呼の声をあげて関東軍を支持したのは当時の国民だった)」

「ここ暫く、自民党政権からメディアへの不満が余り漏れてこないのは、
 大手メディアの「調教」にかなり成功して思い通りの報道をさせているからである」

「安倍政権が成立してから、大手メディアの報道は
 週刊誌やネットメディアへの大敗が続いている」

「所詮は彼らはサラリーマンである。
 菅官房長官がメディアに強く圧力をかけているのは明白なのに、
 保身のため誰も口を開こうとしない。みっともない限りだ」

「メディアにイデオロギーがあるのは自然なことであるが、
 イデオロギーに隷属し薄汚い政治的理由によって情報操作を行い、
 権力に媚びて愚民大衆を騙そうとする「御用メディア」は断じて許してはならない」

「安倍政権が成立して以来、そうした「御用メディア」の媚態は目に余るものがある。
 政権の鼻息を窺い、官邸のカネで飯を食っている連中である。
 本質的には中南海の広報機関である人民日報と何ら変わりない」

「いかに官房長官が陰湿な圧力をかけてきても、
 いかに自民党のはね返り議員が恫喝を行っても、
 報道すべきことは報道すべきである」

「直近では民進党の山尾議員のガソリン代問題について、
 安倍首相のガソリン代が倍以上で「地球13周分」もあるのに
 こうした事実を報じず、政権の鼻息を窺っているメディアは「人民日報」と同類だ」

「自民党政権があらゆる政党の中で最もメディアコントロールに熱心で、
 体質的に言えば独善的な中南海と最も似ている政党なのである」

「国連のデビッド・ケイ特別報告者の来日と記者会見、
 「国境なき記者団」の発表した「報道の自由度ランキング」を巡る騒動が実に興味深い」

「安倍政権が独善的でメディアを統制しようとする意向が極めて強いことが、
 安倍政権や与党自身の言動によって完璧に証明されたからだ」

「岸田外相は国連の特別報告者に対して
 「丁寧に説明したが十分に反映されておらず遺憾だ」」
 「報告書が客観的かつ事実に基づくものになるよう申し入れたい」と
 実質的な恫喝に等しい言辞を吐いている」

「これは、「丁寧に説明してやったのだから相手はそれを反映させるのが当然」
 「相手は主観的で事実を無視しているのでこちらの言う通りに修正させるべき」
 という慇懃無礼そのものの態度である」

「しかも、政府や官庁の裁量に左右される許認可や放送行政ではなく、
 「独立行政機関が監督すべき」であるとの批判に対しては
 何一つ反論できないという恥さらしな体たらくである」

「特別報告者が誤っていると言うのなら、具体的に論点を明確にして
 見解の違いや事実認識のずれを明らかにすべきである」

「自民党も、「日本の報道機関の独立性が深刻な脅威にさらされている」ことを
 自ら証明するような愚行を重ねている始末である」

「結局は自己弁護や不都合な報道への攻撃としか見えない実態が情けない限りだ。
 こうしたことを行えば行うほど日本の恥になり、自民党の「体質」への嫌悪が強まるだけだ」

「安倍政権の陰湿な圧力と接待を受け、国内メディア大手が
 政権への厳しい批判を「自己検閲」してきたのは衆目の一致するところだ。
 それは海外国際機関やNGOの指摘とも一致する」

「メディアによるチェック&バランス機能が低下していることで、
 選挙による政治の浄化作用も機能不全に陥りつつある」

「自民党のカネの問題が次々と浮かび上がってくるのも
 こうした大手メディアのスタンスと関係が深い」

「メディアから厳しい追及がなされないとなると、
 そして有権者が分不相応な大量票を与えてしまうとなると、
 増長して傍若無人に振る舞うのは凡庸な政治家の常である」

「中央が謙虚で地方支部が増長ということはまず考えられないから、
 地方議員の増長は党本部や党要人の「本音」の反映と見るのが正しい」

「都議会では参院選を気にして舛添のマキゾエを防ごうと小早川秀秋のように裏切り、
 「ブーメラン」で豪華なリオ視察計画で批判を受けている始末。
 (今回も形だけ反省してほとぼりの冷めるのを待つだけだろう)」

「都議会でも、地方議会でもカネの問題に絡むのは自民党ばかり。
 輝かしい党の不祥事の歴史が、いまだに「治療」できないことを示している」

「自民党都連が今回の知事選で敗北する可能性は高く、
 次の都議選前にカネの問題を片っ端から追及されたら大幅に議席を減らすだろう。
 これも結局、勝ち馬都知事と結託して長期政権に胡座をかいてきたツケと言える」

「自民党の体質が、今回の保守分裂騒動に表れている。
 所詮は国民の利益など度外視する、権力が大好きな政党なのである」

「長期与党の奢りは、まずは自民党都連に顕著に示されてきた。
 次は政策リテラシーが果てしなく低い安倍政権に罅が入る番である」

「小池新都知事はすぐさま都議会自民党との「冷戦」を迎える筈で、
 次の都議選までに都議会自民党を様々な罠に嵌め、できれば分裂させたい立場だ」

「だから、新都知事は自ら辞を低くして都議会での協力を仰ぐかのように擬態しつつ、
 都議会内では密かにシンパを集め、切り崩し工作に全力をあげるとともに
 自民党都議の中で最も感情的で動じ易い連中に「失言」させるよう誘導したり
 自民党議員が「都議会で新知事に嫌がらせをしている」よう演出する筈だ」

「同時に、五輪予算での無駄を調べ上げて都民が怒るような事例を調べ上げ、
 自民都議の利権を片っ端から調査して最も醜悪な件を大きく取り上げるだろう」

「今回の都知事選における小池圧勝ではっきりしたのは、
 自民党都連が数々の失態を見せて自滅した、という事実だ。
 オウンゴールを次々と決める愚か者が大勢いたと言い換えても良い」

「自民党都議はイデオロギストや利権好き(或いはただの権力志向)がかなりいると推測されるので、
 策士の小池新都知事によってその隙を衝かれて議員の職を失う者が出てくるだろう。
 或る種の因果応報であり、そうでもしないと自浄力が働かないから望ましいことでもある」

「官邸にいる安倍首相の取り巻きが、
 あさはかなことに小池票を増やす馬鹿な発言をしている。
 矢張り東條内閣の「三奸四愚」と似てきた」

「小池新都知事は、自民都議の嫌がらせと戦いつつ、
 五輪関連ではラスボスである森会長とも対決しなければならない」

「新国立問題であれだけ騒動を起こした責任者の一人であるにも拘らず、
 安倍首相の後見役であることもあり、まだ政治力でその地位に居座っている強敵だ」

「発言を見れば分かるように失言失態が確実に今後も出ると予想される。
 穏当や協議や協力態勢を装って隙を探せば、必ず好機はやってくる。
 機を見るに敏な新都知事は確実にそこを衝いてくるであろう」

「都民の負担像の最大の責任者は、建設業界から献金をせしめて
 「国土強靭化」で資材と人件費の高騰を招いた愚かな安倍政権にあるが、
 森会長に何も責任がないと思っている有権者などまずいない」

「対都議会では「文春砲」が早くも炸裂している。
 これから自民党都議や都連関連で、週刊誌やスポーツ紙が
 日々ゲリラ戦で特ダネを掘り出してくるのではなかろうか」

「次は都議選で自民が分裂するか、大幅に議席を減らすであろう。
 自民党も頭上に「ダモクレスの剣」がぶら下がっている以上、
 いつ国政選挙で惨敗してもおかしくないのだ」

「どうやら自民党都連は態勢立て直しに失敗したようだ。
 小池都知事の慎重な言動がボディーブローのように効いているだけでなく、
 メディアが自民党都連に十字放火を浴びせている」

「自民党都議だけが公費ですき焼き弁当を食べている実態や、
 築地市場移転派がこっそり自民党都連にカネを出していた事実が判明している」

「安倍政権はメディアコントロールだけは上手で、
 NHKはじめ大手メディアを統制することに成功しているが、
 その陰に隠れて思い通りに振る舞っている自民の地方議員を庇うことはできない」

「その構図が、知事選での小池大勝・自民党都連惨敗で明るみに出つつある。
 官邸は、今のところ直接火の粉がかかってこない、しかも庇いようのない
 自民党都連関連の批判報道には沈黙しているが、いずれ「蟻の一穴」になり得る」

「なぜなら、国会議員だろうが地方議員だろうが党の「体質」は全く変わらず、
 自民党都議の抱える問題は自民党の抱える問題と直結しているからだ」

「また、自民党都連の問題を追及してゆけば、
 必ず根源にある「政治とカネ」の問題、そして森会長の問題に至らざるを得ない。
 どちらにしても自民党にとっては甚大な打撃を受けることになる」

「事実、稲田防衛相の収支報告書には宛名の筆跡が同じ領収書が何百枚もあり、
 「ほかの議員もそうしている」などというふざけた言い訳をしている」

「森会長に至っては、公開された会議で露骨に不機嫌な態度を示した上、
 小池新都知事から発言を促されて無視するという傲慢不遜な態度を見せている」

「自民に限った話ではないが、地方議員は国会議員に比べかなり脇が甘い。
 しかも自民党の地方議員はカネの問題では筆頭に槍玉に挙がるという悪しき伝統を持つ。
 (最近、富山県でカネの問題を起こした議員も殆ど自民党である)」

「官邸は、全国メディアさえ支配していれば済むと勘違いしているだろうが、
 必ずしもそうではない。火の手が自分に迫ってきてから大慌てすることとなろう」

「小池都知事は、政界を巧みに泳ぎ回ったスキルを十二分に活かして
 自民党都連に次々と打撃を与えつつ、都連の必死の反撃を上手くかわしている。
 ここまでは予定通り、上出来の展開と言えるだろう」

「今は兎に角、都政の闇を暴いて自民党都連への支持をばっさり削ぎ取り、
 都議選で「抵抗勢力」である自民都議を大量落選させるのが第一だ。
 そうすればかなり議会運営が楽になり、余裕が出てくる」

「自民党都連は長年の与党暮らしですっかり脇が甘くなり、
 有権者を睥睨して選挙の時だけ頭を下げるという行動様式が染み付いている。
 その象徴が「すき焼き弁当」や公費の使い方に露骨に現れているのだ」

「だから、どれだけ反省しようが、どれだけイメチェンを図ろうが、
 大勢の有権者は絶対に許そうとしないであろう。
 「感覚」がズレているのだから当たり前である」

「つまり、自民党都連のこれまでの行動の総和が小池人気を高める元凶なのだ。
 多少「反省」したところで、表向きしおらしい態度をとったところで「焼け石に水」である」

「これが有権者に向けた情報戦だということも全く理解できないのだから
 てんで話にもならず、「必敗」の態勢になりつつある」

「豊洲でも五輪施設でも利権の存在が濃厚である。
 たとえ違法でなくとも都連は逃げられない。
 有権者の信頼は決定的に失われつつあるからだ。
 法律が裁かなくとも、選挙で裁かれることとなろう」

「また、自民党都連の問題を追及していくと、必ず利権の問題に突き当たる。
 都連だけでなく国政でも自民党の「体質」は同じであり、
 都連が被弾して炎上することは、自民党と安倍政権が被弾して炎上する日が近いことを意味する」

「東京都議選に向けて、非常に興味深い報道が朝日新聞から出ている。
 東京都議の政務活動費のおよそ20%に相当する
 2億6千万円もの額が「使途不明」なのだと言う」

「一つ一つ調べなくとも、自民都議の政務活動費に
 かなり問題があると考えるのが当然であろう。
 なにしろ幹事長が銀座のクラブや歌舞伎町のバーで「政策懇談」を
 行っているような政党なのだから」

「知事を「ブラックボックス」と批判した幹事長自身が
 ブーメランの直撃を食らってしまっている間抜けな図式だ。
 自民党都連の前途の多難は間違いないと言えよう」

「そもそも東京都議は、政務活動費の返還率が全国有数に低く、
 自民党富山県議ほどではないにせよ、かなり近い数値が出ている。
 その上に自民都議は「与党」時代が長いのだから、何も問題がないと考える方がおかしい」

「よく知られているように、自民党の歴史は金権の歴史でもある。
 自民党のDNAが情報公開やメディアの監視が甘い
 地方議員により濃厚に顕れていしまうと言うべきだろう」

「カネの問題は、決して自民都議だけの問題ではない。
 自民党の政治献金の額と、献金元を見れば明白である。
 必然的に利益誘導と癒着を生み出す「体質」を持つ政党なのである。
 経済界からの献金がなければ存続できるか、選挙に勝てるかを考えれば明白であろう」

「官邸はメディアを操って国政ではうまく有権者B層を騙しているが、
 地方議会の所属議員のスキャンダルを防ぐことはできない」

「小池都知事が自民党所属なのに、自民党に警戒感が強いのは
 自民党に打撃となる危険性を暗黙裏に感じ取っていて
 油断できないと考えているからに他ならない」

「小池都知事は五輪会場問題で記者の質問に感情的になるなど
 らしくないヘマもしているが、自民都議の方が悪材料が多く、
 依然として小池都知事有利、自民都議不利の状況に変わりはない」

としてきた当ウェブログの指摘の正しさは、官邸の怠惰と増長によって証明されている。

▽ 安倍政権が唯一上手なメディアコントロールは、中露に酷似している

『安倍官邸とテレビ』(砂川浩慶,集英社)


いま眠りこけている有権者が怒りの咆哮を見せた瞬間、安倍政権は蠅のように叩き潰される。

「安倍政権は、小池人気の高まりを不安とともに見ている筈だ。
 都議会における自民党の優位があっという間に崩壊しつつあるからだ」

「小池都知事が自民党だからと言っても何の慰めにもならない。
 最近の国政選挙には「風」が全く吹かず、安倍政権の功績によって
 自民党が圧勝している訳ではないことを内心ではよく分かっているのだ。
 (だからこそ口先では幼稚な強がりを繰り返すしかないのである)」

「今回の千代田区長選挙のような「風」がもし吹けば
 国政でも今の自民党の議席を大量に失う可能性が見えてきたのである」

「「小池新党」の可能性は低いとしても
 国政で野党に勢いを与えることは充分に考えられる。
 公明党に「裏切られる」可能性もゼロではない。
 事実上、千代田区長選挙ではそれが起きたのだから」

「他方、小池都知事の側から見れば、再び首相の座が射程に入った。
 口だけ安倍政権と違い、実績を引っさげてくれば相当の強敵だ。
 安倍政権に身内から強敵が出現したという訳である」

「小池都知事は数年前に国政選挙で落選し、比例で救って貰った段階では
 もはや「日本初の女性首相になる目が消えた」筈だったが、
 自民党都連の怠惰と増長に乗じて大復活を研げた」

「石原元都都知事と自民都連が招いた築地移転の問題を追及し、
 多くの国民の顰蹙を買っている五輪会場の問題をうまく着地させることができたら、
 口だけの安倍政権が碌に進展させていない待機児童問題で成果を出すことができたら、
 自民党内部の分裂、安倍政権の崩壊にも直結し得る」

「自民都連は長年、権力の座に胡座をかいて思うままに振る舞ってきたツケが回ってきた。
 これまでの都知事の怠慢と、知事与党だった自民都連に裁きの時が訪れ、
 「今日の事態に至った責任はお前達にもある」と有権者が宣告したのだ。
 だから、何をやっても都議選では大敗するであろう」

「都知事選で有権者を無視して党利党略で傀儡候補を押し立て、
 何ら自分達の行動を反省しない傲慢不遜な態度を見せた以上、
 大量落選によって裁きを受ける以外に道は残っていないのだ」

「周知のように、安倍政権が存続している唯一の理由が「代わりがいない」からで、
 有権者がすっかり政治への希望を失って無気力になっているためだからだ」

「口だけ安倍政権よりも、公共事業バラ撒きにブレーキをかけ
 待機児童問題により真摯に取り組むことが期待できる小池都知事の方が
 まだしもましなトップであろうと当ウェブログは見ている」

「下らないイデオロギーに操られた改憲ゴッコや
 見苦しい口だけ外交の大根芝居が大幅に減るだけでも国益に適うであろう」

安倍政権の今の支持率など、「板子一枚下は地獄」に等しい。
かつて民主党政権を誕生した時と同様、「一時期の迷妄」として処断されるであろう。

 ↓ 参考

自民都連は既に惨敗決定、有権者無視の密室政治の報い -「都議選で小池支援候補に投票」が62%に達する
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/de3793d5243a70b6d39feb83fca8e7c2

自民都議の政治活動費に億円規模の使途不明あり、幹事長は歌舞伎町で「政策懇談」- 金権政党の本領発揮
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/483b14daafeec3831b6916b69284a44b

国連特別報告者を恫喝する安倍政権、「説明が反映されていない」- 放送免許認可への批判には沈黙
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/bf67937e62f67fd6a3ef1c06ca188357

御用メディアは安倍首相の「地球13周分のガソリン代」いつ報じるのか - 山尾民進党議員より遥かに悪質
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/9049093bb7806ca6a7f700177b2fb703

また始まった自民党の実質的なメディア「買収」- 国民の税金を使いテレビ・新聞関係者を豪華接待
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/c6ea38e668d685302ed8d3694b022c75

▽ 保守政権長期化が必然的に生む独善や利己主義は都議会自民を自滅させ、次に安倍政権を崩壊させるだろう

『なぜ、アメリカ経済は崩壊に向かうのか―信用バブルという怪物』(チャールズ・モリス,日本経済新聞出版社)


今井尚哉首相秘書官が朝日新聞番記者をいじめ辞めさせた事件(ポストセブン)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170417-00000007-pseven-soci
”森友学園問題で政府の説明が不十分だと答えた人が約8割に達したという世論調査の結果を引き合いにした野党の質問に、安倍晋三首相は「誠実に答弁している」と答えたあと、こう付け加えた。
「ちなみに、内閣支持率は53%でした」
 いくら批判を浴びても支持率は落ちていないとアピールしたわけだ。実際にその後、米ドナルド・トランプ大統領がシリアを攻撃、さらに北朝鮮への攻撃まで示唆すると一気に森友学園問題は沈静化してしまった。
大きな声では言えないが、メディアの関心が朝鮮半島情勢に移ったことも政府にとってはツイていた。これで北朝鮮にトランプ政権と足並み揃えて対処する姿勢を見せれば、微減した支持率も回復する」(官邸関係者)
 緊張感に包まれた国際情勢をよそに官邸内に平和ボケムードが漂うなか、我が世の春を謳歌しているのが、今井尚哉・首相秘書官だ。
 今井氏は経産省出身で第一次政権時代から安倍氏を支え、第二次政権発足以降はアベノミクスから一億総活躍社会、原発推進に至るまで政権の目玉政策を一手に担ってきた。外交においてもトランプ政権やロシアのプーチン政権とのパイプ役を務めるなど、安倍首相が今最も信頼を寄せる「総理の懐刀」である。
 それゆえに、安倍首相の動向や本音を知りたいマスコミ各社はこぞって今井氏に群がり、エース級を番記者として張り付けている。
 しかし今井氏、記者たちにとっては“取り扱い注意”の人物なのだという。番記者を経験した政治部記者が語る。
「今井邸の前には毎晩、番記者たちが10人以上も集まります。今井さんは気分にムラがあって、機嫌がいいとけっこう話してくれるのですが、へそを曲げると面倒。最近も、ある記者が寒さに耐えきれずコートのポケットに手を入れていたところ、今井さんが突然、『なんて無礼な奴だ! もうヤメだ!』とキレて家に引っ込んでしまった。
 いつもこの調子だから、記者がみんな今井さんの顔色を窺っている。彼もそれを知っているものだから、記者を小馬鹿にしたり、政治家のことも安倍さん麻生さんクラス以外は呼び捨てにしたりすることもあるんです」

 そんな今井氏の番記者をこの3月をもって外れたのが、朝日新聞のS記者である。S記者の交代をめぐっては、今井氏とのこんな因縁があった。朝日関係者が言う。
「Sは昨年8月に今井さんの番記者になったばかり。番記者は最低でも1年は続けるのが普通なので、かなり異例の交代です。理由は、今井さんがSと口をきこうとしなかったからです。初日からこの前の3月末まで8か月間、ひと言もです。
 今井さんは記者陣に向かって『朝日がいる限り、オレは喋らん』と宣言し、Sがいないときは囲み取材に応じるのに、Sの姿を見かけただけで素通りして家に入ってしまう。仕舞いには他社の記者がSの姿を見ただけで『今日はダメだな』と帰ってしまっていたぐらいです
〔中略〕
 S記者は、2015年9月に可決された安保法案について深く取材しており、法案の疑問点に関する特集記事を何本も書いていた。そこでS記者は安保法案可決後、安倍首相が祖父の岸信介・元首相と父の安倍晋太郎・元外相の墓参りをした際、「安保法案の成立を報告したのですか?」と首相に声をかけたという。
 これが、今井氏の逆鱗に触れたようだ。
今井さんは『墓参りの場で無礼極まりない』と怒っていた。それでSが番記者になったときに、誰かがそのことを今井さんに告げ口したそうなんです。“あのときの記者ですよ”と。
 それから今井さんはSを無視し続けたんです。朝日としてもそのことは把握していましたが、Sの質問は記者として当然のこと。ここで交代したら嫌がらせに屈することになると、Sをみんなで励ましていたんです。
Sも腐らず、無視されても夜回りを続けていました」(前出・朝日関係者)
 他社の番記者たちも、当初はS記者に同情していたという。しかし冷戦が長期化する中で、やがて“情勢”が変わってゆく。
 今年1月、S記者は某新聞社とテレビ局の番記者2人に「ちょっと話があるから来てほしい」と呼び出されたという。場所は官邸の記者会見場の中にある、各テレビ局の個室ブースだった。そして2人はS記者にこう告げたのだという。
「君が来ると今井さんが対応してくれないから、もう来ないでくれる? その代わり、(今井氏とのやり取りを記した)メモは回すからさ」

 S記者はショックを受けたという。
「Sはそれ以来、意気消沈して夜回りをやめてしまいました。上司も、これ以上は辛いだろうと4月から別の記者に交代した。すると、今井さんは朝日にも対応するようになり、他社もそれを見てホッとしたそうです。結局、ウチも含め、みんな今井さんの言いなりになってしまったということです」(同前)
 前出の番記者経験者は、こう疑問を呈す。
S記者に詰め寄った2人の記者は、ともに今井さんと付き合いの長いベテランで、これ以上取材できないのは困ると思ったのでしょう。今井さんの気持ちを“忖度”した部分もあるのかもしれない。しかし、S記者は当然の取材活動をしているだけで、問題があるとすれば今井さんのほう。それを、他社の先輩記者たちで囲んで現場に来させないようにするなんておかしいですよ。まして交換条件として他社にメモを渡すなんて……」
 疑問に思う記者はいても、今井氏の機嫌を損なうのが怖くて誰も言い出せない。やはり安倍官邸を増長させているのは、ほかならぬ記者クラブメディアなのである。
◆本誌・週刊ポスト記者の取材には……
 S記者に電話すると、人事については「持ち場を決めるのは会社なので、私には分かりかねます」と言う(朝日の広報部は「定期的な部内の配置換え」だと説明)。
 しかし、本誌記者が「今井氏はSさんをずっと無視したり、Sさんの姿を見かけると囲み取材に応じなかったりと、色々と嫌がらせをしたと聞いています。他に何かひどい仕打ちをされたことはありますか?」と聞くと、
「他には特段ありませんよ。たぶん今おっしゃったような話が全てかなと思います」
 と本音を垣間見せた。一方で、他社の記者からの呼び出しは否定した。
〔中略〕
 今井邸の前で、番記者が並ぶ夜ではなく早朝に今井氏本人を直撃した。「週刊ポストです。朝日新聞の番記者の件で……」と話しかけるも、今井氏は言葉を発するどころか一瞥することもなく、車に乗り込み去って行った。こんな扱いを8か月以上受けていたとすれば、S記者への同情も禁じ得ない。
 その日は雨。傘を忘れた本誌記者のために傘を貸してくれた今井氏のドライバーだけが、優しかった。”

当ウェブログは最近、「今井 東芝」や「今井秘書官」といった
キーワードでのアクセスが急激に増えている。
これは何か起きているなと思ったらこのザマだ。

有権者が安倍政権を甘やかしてスポイルしているから、
官邸が思い上がってこうした百鬼夜行のような増長に至るのである。
(甘やかされて駄目になる子供と同じである)


安倍首相と記者クラブ 「赤坂飯店の夜」全真相(ポストセブン)
https://headlines.yahoo.co.jp/article?a=20170306-00000008-pseven-soci
”国会で与野党の論戦が白熱している最中に、安倍首相と大メディアの記者たちが酒席をともにしていたことが波紋を呼んでいる。
 国有地払い下げ問題の渦中にある森友学園の園児たちの映像を巡って国会が紛糾した2月27日、来年度予算案が衆院を通過した。
 その夜、安倍首相が東京・赤坂の繁華街にある中華料理店「赤坂飯店」から出てくると、それを知っていたかのように集まっていた“一般市民”たちが一斉にデジカメやスマホを構え、フラッシュがたかれた。
〔中略〕
 きっかけはツイッターでの呼び掛けだった。
〈リークあって、聞いた話によると、いま、まさにこの現在、安倍は赤坂飯店に各社のキャップを呼んで、「森友のこと書くな」との圧力かけとる。これで負けたら新聞社の看板外してまえよ。しかし俺は、各社に、こんな安い圧力に負けない連中がいることを固く信じる。各位!戦え〉
〈東京に今日いる諸君は、ぜひいまから赤坂飯店いって、バシバシ写メ撮って欲しい〉

──午後8時過ぎ、立て続けにそう書き込んだのはベストセラー『日本会議の研究』の著者・菅野完(たもつ)氏だ。投稿はツイッター上で拡散され、ハッシュタグ「#赤坂飯店」がトレンド1位になる騒ぎとなり、「赤飯」の前に人が集まったのである。インターネット報道メディアのIWJは安倍首相への直撃を試みる様子をウェブ上で配信した。
 菅野氏の情報は正確だった。翌日の各紙朝刊の首相動静によると、安倍首相はこの日、午後7時5分から赤坂飯店で内閣記者会に加盟する新聞社、テレビ局の官邸詰めキャップとの懇談、いわゆる「キャップ懇」を行ない、午後9時55分に渋谷区の自宅に戻っている。
 実は、菅野氏の情報源は、官邸のメディア操作で記事が書けないと危惧した1人の新聞記者からだったという。
菅野氏が語る。
「当日、私は森友学園問題の取材で大阪にいたのですが、そこに知人の大手新聞の記者から電話が入った。『今日の夜、総理が赤坂飯店という東京の中華料理店に記者を集める。そこで森友学園の報道に釘を刺すような話をするようだ。菅野さん、これをネットに書いて国民に伝えて欲しい』と。“それは御社の新聞で記事にした方がいい”と答えると、『うちの社では企画が通らない。だから菅野さんに』ということでした。だからその内容をツイートしたのです」
 自社で書けないからとリークする記者も情けないが、政権の顔色をうかがって報道を自主規制する大新聞社の内実がよくわかる話だ。では、赤坂飯店で安倍首相は記者たちに2時間半もどんな話をしたのか。大手紙政治部記者が語る。
「キャップの話では、最初はもっぱら森友学園問題の釈明。総理は疲れた様子で『カネのやり取りとかやましいことは全くない』と内容は国会答弁の繰り返し。昭恵夫人の名誉校長の件についても『妻がそんな役職に就任していたなんてオレは全く知らなかった』というばかり。
 ちょっと元気になったのはトランプとのゴルフの話。『トランプはめったに相手のゴルフを誉めることはないが、シンゾーはうまく刻むじゃないかと誉められた』とか、『トランプとは国際会議の時に毎回会談すると約束したが、そんな約束を取り付けたのは世界で自分だけ』と鼻高々だったそうです」
 さすがにかつての民主党の大臣のように「書いたらその社は終わり」という露骨な“箝口令”はなかったようだ。
 安倍首相にすれば、わざわざキャップ懇を開いたのだから、余計なことはいわなくても大メディアは封じられたとタカをくくっていたのだろうか。”

「報道の自由」ランキングが下がるのは当たり前だ。
官房長官は報道が自由になされているかように豪語していたが、
つまらない情報操作や見え透いた嘘は止め、こうした実態を公開するべきである。
安倍政権の言葉など信用できない。メディアへの饗応や圧力といった「行動」こそが真実を語っている。


“セコウしてますか?”と笑われる「世耕経産相」の焦り(デイリー新潮)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20170308-00518671-shincho-pol
”マスコミから総スカン
〔中略〕
 先月27日から、経産省内の全ての執務室が日中から施錠されることになった。
 警察庁でさえ施錠は一部というから、異例の事態だ。
 経産省職員が嘆息する。
「以来、執務室のドアは閉まる度に自動で施錠されるようになったのですが、まだ慣れていないので、鍵を部屋に忘れたままトイレに行って、締め出されてしまいましたよ。面倒なことになりましたね」
 さらに経産省は、取材対応のマニュアルを職員に配布。それによると、取材に応じるのは管理職以上で、メモを取る職員を同席させ、取材内容は広報室に報告。ドアだけでなく、職員の口にも鍵をかけたのだ。
 情報統制とも取れる動きの背景を、経産省担当記者が解説する。
「事の発端は、先月2日の新聞記事。GPIFの運用資金をアメリカのインフラ事業にも投下するというプランがあり、日米首脳会談でのトランプへのお土産にする、という中身でした」
 国民の貴重な資産をなぜ勝手に外交手段にするのかと政府は批判を浴びたわけだが、この報道が出たことに、官邸サイドは激怒。
「官邸は、この情報の出所が、経産省だと考えているのです」
(同)
 かくして経産省に“世耕流セコム”が導入された由。
 政治ジャーナリストの話。
「担当している北方領土返還の件は一向に進まず、日米の経済関係は麻生さんがカウンターパートになる中、世耕さんの閣内での存在感がどんどん希薄になっています。そこにきて情報漏洩まで疑われてしまった。毅然とした対応を取り、自身の信頼回復を狙おうと焦っているんですよ」
 先の経産省担当記者は言う。
「それにしても、短絡的すぎて、皆呆れてますよ。クラブ内では、長嶋監督のモノマネで“セコウしてますか?”と揶揄する記者もいるくらいです」〔以下略〕”

経産省施錠の件は、「公表できない何かが必ず裏に隠れている」と直感したが、
案の定だった。おかしなタイミングで、奇妙なほど強硬な処置だったから、
こうした「内向きの理由」「政治的な都合」だとすれば全て説明がつく。
自民党政権の通弊として、選挙によって厳しい裁きを受けなければこうした病弊は決して治らない。

国民も国益も忘却し、閣僚や側近の面子や気紛れで周りを振り回す安倍政権は、
まさに亡国の兆しを見せたと言えよう。独裁的な中露と行動様式がそっくりだ。
中露の政権からリアリズムをカットして少しばかり民主的な見せかけを装ったのが安倍政権だ。
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