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自称保守は末期症状、安倍派の自滅で「結党以来の危機」- 安倍による検察への裏工作で自業自得

2024-01-05 | いとすぎから見るこの社会-全般
周知の通り安倍派が裏金問題で盛大に自爆しているが、
これは言う迄もなく安倍元首相の「負のレガシー」であり
言わば自業自得、遅かれ早かれ露見する筈のものだった。

スシロー評論家がついうっかり口を滑らしたように
安倍官邸による検察への裏工作は常習的で
自民党の数々のスキャンダルや違法行為を隠蔽してきた。

そうした汚い裏工作がなくなったら悪事が露見するのは必然、
自民党は「結党以来の危機」で候補者を決めることすら難しくなったのだ。

あとは良識ある有権者によって壊滅的な一撃を食らって漸く本気で反省する筈だが、
残念ながら安倍の「失われた7年」でB層有権者が増加しており予断を許さない状況。
バタバタ落選しないと自民党には絶対に自浄力は働かないから、トドメを刺すのが肝心だ。

▽ 「保守の劣化」を証明した統一教会問題、政治との癒着により長年隠蔽されてきた

『統一教会 何が問題なのか』(文藝春秋)


当ウェブログが「自称保守による日本社会の「劣化」は依然として続いている」と警告した通りだ。。

「各媒体の世論調査が興味深い傾向を示している。
 集団的自衛権をはじめとする安倍内閣の安全保障政策への支持率は低く
 概ね半数を割り込んでいるが、自衛隊に対する世論は対照的だ」

「自衛隊への信頼度は安倍内閣支持率より高く、印象も良い。「自衛隊を強化すべき」も過去最高だ。
 つまり安倍内閣の安全保障政策より自衛隊への支持率の方が歴然と高いのである」

「人よりコンクリートにカネを使い、土建バラ撒きで寧ろ復興を妨害している安倍内閣より
 震災や災害で泥をかぶり必死で生存者やご遺体を探す自衛隊の方が
 国民に支持されているのは極めて当然である」

「ただ、そうした「支持率格差」が生じるのは他に重大な理由がある。
 戦後の日本が、歴史上初めて安全保障上の脅威を実感しているからだ。
 それは言う迄もなく、中国の軍事力強化と膨張主義である」

「そうした現実を理解できず、世論を読めていない保守と安倍政権支持派は
 安倍内閣への支持率の主因が「他に人がいない」「民主よりはまし」である事実も見えておらず、
 現下の日本の安全保障問題についても誤った認識を持っている」

「現代における安全保障は国力すなわち経済力に裏付けられたものであり、
 自衛隊が最前線で何とか優位を保っていられるのも過去の経済成長の「遺産」である。
 無意味な異次元緩和でゼロ成長、若者は急減して財政悪化は依然として変わらない日本が、
 減速しつつあるとはいえ5~6%成長で10倍の人口を擁する中国に対し、
 互角以上に相対していくことには重大な困難がある」

「しかも脆弱極まりない原発銀座を抱え、狭い国土に人口が密集している日本が、
 ミサイル戦になったら致命的に弱いという事実も益々明らかになってきている」

「日本の保守はイデオロギーに浸潤されて根本的に戦前の歴史への理解が乏しい。
 偉大な明治の先人が立脚していたリアリズムを捨ててしまい、
 狂信的なナショナリズムに従った結果があの焼け野原であることを分かっていない」

「メディアからの異論反論にいちいち感情的に言い返すのは
 いかに論理的に弱く知的に劣っているかの証左である」

「帝国議会で「黙れ!」とどなった佐藤賢了や、
 東條の悪評高い取り巻きである三奸四愚のように
 論敵を論破できず、権力と暴力で沈黙させようと図るメンタリティが現代に生きている」

「自民党議員の中には、昭和の悪しき言論弾圧の歴史に無知な輩が確実にいる。
 そのような連中が教育を論じるなどとんでもない傲慢不遜である。
 (日本史を学んだ高校生にすら劣っている訳だから)」

「中共がメディアを操って日本企業を「懲らしめ」ているのは公然の事実であり、
 中共と完全に同じ体質の議員が自民党の中に棲息していることになる」

「「保守」政治家の最大の特徴は、口先では公益や愛国を掲げながら
 実際には権力や自己利益(自分の支持基盤の利益を含む)への固執が強いことだ」

「だから、戦後日本の「政治とカネ」の問題はほぼ全て自民党に絡んでいるし、
 財界や原子力利権勢力からカネを貰って利益誘導を行っている常習犯も自民党である」

「日本で最も体質が中共に近いのは、間違いなく自民党である。
 利益誘導、株価操作、金権体質、情報操作、非妥協的な傲慢。
 まさに双子のように似ているではないか」

「おまけに民主党と中韓のおかげで首相の在任期間が伸び過ぎたため、
 安倍政権の害悪は今や取り返しのつかない程に深刻な域に達した。
 2010年代後半は、程度の低いアベノミクスで日本経済が病み衰えるフェーズになるだろう」

「植松容疑者は犯行直前に「安倍首相を尊敬している」との趣旨の言葉を
 友人に対して語って驚かれていたそうだ。
 普段は政治に対して関心がないかのような人物が突然そのような話を始めたのである」

「これでは、非理性的で粗暴、かつ攻撃的な精神を、
 安倍政権が惹き寄せている可能性が高いと言わざるを得ない」

「戦前の歴史が証明しているように、
 経済低迷は極右の台頭と白色テロをもたらす。
 人口動態から見て可能性はかなり低いものの、警戒しなければならない」

「終戦の日に「深い反省」と述べられた陛下に対し、
 安倍首相は無礼なことにそれを完全無視した式辞を述べた。
 両者を比較すれば、数段違う「人品」の大差は明らかであった」

「陛下は幼少期に、同世代の国民が大勢戦争で亡くなったのを心から悲しまれている。
 かつての戦地においても、被災地においても、国民の悲しみに寄り添い、
 少しでもその痛みを共にしようとされてきたことは全日本国民の知るところである」

「そうした陛下の深甚たる思いを完全無視した首相の独善的な態度は、
 必ずや首相自身に報いとなって返ってくることは間違いない。
 政治家として不名誉極まりない、惨憺たる終わりを迎えることになろう」

「首相周辺の無礼者は、陛下に対して「国体の破壊者」ととんでもない陰口をたたいていると言う。
 彼らの日頃の言動から見て何ら不思議はないが、こうした連中こそ真の「反日」「反社」である」

「陛下は安倍政権になってから「深い反省」を使われるようになった。
 「平和の存続を切望する国民の意識」に言及されたのも懸念の裏返しであり、
 安倍政権に対する深い憂慮があることは明白である」

「有権者は、安倍政権の意を受けた代弁者の醜い本音をよくよく見ておいた方が良い。
 昭和天皇にテロの危険すら感じさせた戦前・戦時下のファナティシズムは、
 こうしたイデオロギーに隷属した原理主義者たちが主導したものである」

「つまり、日本を滅亡の淵まで追いやった「亡霊」が、安倍政権とともに甦ったのだ。
 彼らは「愛国」を自称して天皇陛下に逆らい、自由な言論を攻撃して
 メディアを統制化に置き、悪しき道へと戦前の日本を導いたのである」

「日本経済が絶頂であった時代はヘイトスピーチなど存在しなかった。
 実際にあるかどうかすら分からない「在日特権」が狂ったように攻撃されることもなかった。
 中国や韓国に対する原理主義的な批判や敵意は欠片も存在しなかった。
 日本にはそれだけの余裕があったが、今はそのような余裕はなくなったのだ」

「最近になってやけにリベラル或いは左派が攻撃されるようになったが、
 日本が高度経済成長を実現し、勤勉さと技術力によって尊敬された時代は
 リベラル或いは左派が強かった、というのが史実である。
 (個人的には日本のそれはリベラルではなくバラ撒き派と思うが)」

「逆に、右派が強い時代は粗暴かつ独善的で、碌なことがない。
 典型的なのが昭和初期で、白色テロの嵐が吹き荒れただけでなく、
 野心の強い軍人達が出しゃばって日本を焼け野原にし、
 日本史に消すことのできない汚辱を残した時期であった」

「今になって明治を賞賛する言説が出てきつつあるが、
 史実を無視するイデオロギストがとんでもない嘘をつき、
 明治時代の日本の躍進が国際協調とナショナリズム抑制によって実現したことを語らない」

「明治は政府が国際協調なのに粗暴な民間のナショナリズムが強く、
 日比谷焼き討ち事件や海軍司令官自宅への投石事件が起きた時代だ」

「そうした史実の教訓を忘却したところに、昭和初期の増長と
 国力を弁えない覇権主義とが存在するのである」

「産経報道によれば安倍首相はトランプと「メディアに勝った」と意気投合したらしいが、
 その直後から朝日報道を発端に森友問題で散々な目に遭うことになり、
 どもったり声を荒げたり、国会で醜態を晒したのは自業自得と言うべきであろう」

「権力に不都合な情報は「隠蔽」する、
 教科書につべこべ干渉して子供を洗脳し自らに好都合な国民にしようとする、
 (集団的自衛権の件では安倍政権の言い分をそのまま掲載させる始末)
 中南海とよく似たやり口を展開するのはもはや「病気」とすら言える」

「矢張り、安倍政権は中共の同類だと自ら証明した。
 菅官房長官が「地位に恋々としていた」と前川元文科次官を批判したのに、
 (批判したと言うより、北朝鮮の国営放送のように罵倒したのである)
 同じく地位に恋々として首相におべっかを使い、定年延長された幕僚長には何も言わない」

「河野統幕長は前川氏よりも遥かに「地位に恋々として」いる。
 首相発言に賛同するだけで定年が延長されるのだから、
 幕僚長が所謂「ヒラメ」であればまさに「ありがたい」話である」

「この醜悪な二枚舌の理由は明白である。
 安倍政権の意向に従順な「忠犬ポチ」にはご褒美、
 安倍政権に不都合な存在には罵詈雑言を浴びせる、
 ただそれだけの器の小さい、利己的な権力主体なのだ」

「国益など無視して近傍に忠実なイエスマンばかり揃え、
 ただひたすら権力を死守する亡者であることが、
 これ迄の行動から明瞭に見て取れる」

「客観的に見て失敗間違いない今回の獣医学部新設問題で、
 今治市長と前愛媛知事が歴史に残る「迷言」を吐いている」

「「歪んでいるのは岩盤規制の方」だそうだ。
 ぜひ両人には、状況のよく似たロースクールがなぜ次々と閉鎖されているのか、
 なぜ公務員獣医師になる獣医学生が1割程度しかないのか、
 加計学園傘下の千葉科学大学(赤字)に銚子市(財政悪化)が投入した莫大な公費をどう考えるか、
 等々きっちりと有権者を納得させられる回答があるかどうか、厳しく問い質したいものだ」

「すかさず文春砲が加計学園職員から経営陣への強烈な批判を公表し、
 (職員の指摘の方が、雲隠れしている学園トップより遥かにまともである)
 福井新聞が「獣医師を増やしても偏在は解決しない」との関係者証言を報じている。
 これで今治市長・前愛媛知事の主張のお粗末さが、早くも証明されたと言って良いだろう」

「読売調査では安倍政権に対する評価は「中の下」で、
 経済政策も安全保障政策も大して評価されず、
 最も評価できるのは「外交」となっている。
 有権者も遂に、口だけ政権の中身のなさに気付いてしまったということだ。
 (もう少し早く気付いておけば良かったものを)」

「首相を批判した籠池は強制捜査、首相を庇って嘘をつき通した官僚は出世。
 これが安倍政権の恥ずべき本性であり、中共と同じく権力の意向によって
 行政ばかりか検察までもが歪められてしまうのである」

「安倍政権にとって政策は権力を握るための手段に過ぎず、
 国益よりも公益よりも議席と政権維持を優先しているのは明白だ」

「今の日本経済が甦るためにはアベノミクスとは全く逆の政策が必要で、
 保育利権や原発利権のような非効率を撃滅し、
 新規投資を増やし女性の就業を増やす政策に変えなければならない」

「日本会議会長は「右からパンチ」などと称して
 言論と論理で国民を説得できないことを自ら証明した」

「他人を説得できないから「パンチ」としか言えない訳で、
 矢張り一般には通用しない議論であることがよく分かる。
 本当に「公明党を切る」などしたら今の自民党には大打撃になるし、
 「近い将来」朝鮮半島が南北統一するなどと考えている点も傑作だ。
 (実現しなかったら是非、責任を取って組織を解散して欲しいものだ)」

「戦前のナショナリストは私財を投じて建艦費を献納したというのに、
 戦後は口だけで必要なカネを出さなくなった。情けない限りである」

「こうした異様な現象が複数生じるのも安倍政権の特徴であり、
 道理と論理ではなくドグマとイデオロギーが優先される
 中露と似た社会に日本が変質しかかっていることが分かる」

「そもそも日本は、戦前の歴史を見れば分かるように
 ナショナリズムが非常に強い社会で、凶暴な白色テロを何度も起こしてきた」

「メディアに対する凶悪な攻撃性も戦前からだ。
 日本のため窮地に身を投げ出すのではなく、
 ドグマの争いで内ゲバを始めるという情けない結末で、
 言論テロの末に国策を誤って祖国を焼け野原にしたのである」

「「賞味期限切れ」で国民が仕方なく延命させている安倍がまた図に乗っている。
 世論調査では明らかに国民が慎重姿勢を見せている改憲について、
 安倍は「歴史的使命」と性懲りもなく放言しているのだ」

「口だけの安倍は言葉と逆の結果しか出せないから、
 安倍政権には「歴史的使命」などないこと、
 「声なき声にしっかりと耳を傾ける」ことなどする気がないこと、
 自らの歪んだドグマや利権勢力の声にばかり「しっかり耳を傾け」る結末になるのは必至だ」

「松本文明がとんでもない沖縄蔑視発言で大臣をクビになったが、
 この暴言でも議員に居座れるところがいかにも自民党らしい」

「というのは、自民党にとって「沖縄ヘイト・蔑視」は「第二の本性」に等しく、
 骨の髄から偏見と蔑視に凝り固まっているので自覚すらできないからである」

「「野党の戦術」ならまだ理解できよう。「沖縄の戦術」と表現するのは
 差別と偏見に凝り固まっているか、小学生以下の日本語能力しかないかのいずれかだ」

「沖縄問題は自称保守の汚れた本性が暴露される典型的な場であり
 愛国を騙って自己の倫理的な傷を隠したつもりが
 自らの独善と罵声によって却って薮蛇となる「言論的自滅」に他ならない」

「自民党は長らく、沖縄をカネで黙らせて安全保障の重い負担を押し付けてきた。
 沖縄の不満はこうした自民の「買収政策」によって蓄積されたものであり、
 沖縄からの不満表明が自民党の長年の金権政治の腐敗を抉り出しているのだ」

「産経新聞が沖縄米兵「美談」が取材もしなかった誤報だと謝罪し、
 ラジオパーソナリティの近藤氏も沖縄への偏見に基づく誤った発言を謝罪した。
 (基地反対運動に「中国や韓国の勢力が紛れ込み、内部から日本を分断」などと非常識な中傷をしていた)
 これは質の低い「自称保守」の百鬼夜行がターニングポイントに至った証左だろう」

「良識ある一般国民の顰蹙を買い、呆れさせてもいるのが
 日本青年会議所の「宇予くん」アカウントのみっともない騒動と内情流出であり、
 「エンゲル係数」を巡る安倍信者とおぼしき連中のさもしい「情報操作」である」

「安倍の支持層は安倍と酷似していて
 事実を無視し、自分に都合の良いことばかり持ち出して情報操作する傾向が強い。
 だからいまだにアベノミクスを賞賛し、「アベノミクスの成果」などと与太話を叫ぶのだ」

「内閣人事局で官僚を傀儡のように操った陰湿な独善政治が、
 佐川のような惨めな傀儡官僚を生み、前川元次官のような「抗命」を生んだ。
 (インパール作戦とそっくりであり、更に「被害者」が増えるのも間違いない)」

「安倍の第五列のような役割を自ら選び、情報操作によって
 前川元次官の醜聞を流し権力の走狗となる「傀儡メディア」も出現した」

「これで一国の首相なのだから、開いた口が塞がらない。
 自分のパトロンと党内の重要人物には阿諛追従して、
 有権者には睥睨、批判するメディアには攻撃という最低の二世議員である」

「最近注目されるのは、痛烈に佐川「適任」発言を批判した小泉元首相と、
 日本会議の生みの親である村上誠一郎氏の矢張り厳しい批判である」

「村上氏の発言要旨は、安倍政権が様々な問題の元凶であること、
 安倍政権には「正義」が欠けており、自らが生み出した問題を
 部下に責任転嫁して自分は全く責任を取っていないこと、
 このままでは「世の中が闇」「霞が関は解体」だというものだ」

「同友会は安倍政権の倫理的欠陥を鋭く批判しており、社会的責任を果たしたと言える。
 それに対し、つべこべ言い訳する麻生はさすがに勘違い議員らしい所業だ。
 自分が首相の時にどれほど日本経済を悪化させたか、完全に忘却したらしい」

「文春報道で、佐川がこれまで大嘘をついていた背後に
 安倍が「もっと強気で行け」と命令したメモの存在が明らかになった。
 これは「もっとどんどん国民を騙せ」と一国の首相が指示したものであり、
 これだけでも即刻クビ、もっと言えば懲罰か議員資格剥奪に値する」

「国民には嘘を並べ、佐川には陰で中共のような独善的な指示を出していた。
 これが安倍の本性であり、明らかに「首相にすべきでない」人物であることが分かる。
 略称「PM」の実態は、安倍においては「貧しい精神(Povety of mind)」に他ならない」

「陰で国民を愚弄した裏工作をしておきながら、
 国会ではぬけぬけと秋葉原での「辞めろ」コールを「選挙妨害」と中傷した」

「村上誠一郎氏が以前に厳しく指摘した点は、いずれも完璧に的中したと言える。
 「すべて安倍首相の心の友や後継者にしようとした人たち(が問題を起こした)」
 「ところが、問題が起きると「財務省が悪い」「防衛省が悪い」「文科省が悪い」となる」
 「身から出たサビの問題に対して、最高責任者が責任をとらないのが最大の問題」
 安倍や安倍に騙されるようなB層有権者は治療不可能な水準だからどうしようもないが、
 安倍やその取り巻き、或いは第五列によって既に日本社会には深々と傷がついている」

「次元の低い、利益誘導ばかりの安倍政権の体質は韓国政治と酷似しており、
 客観的に見れば明らかなクローニーキャピタリスム(縁故資本主義)だ」

「しかし、経済成長率は過去最低レヴェル(民主党政権にすら劣る)、
 1人当たりGDPも労働生産性も主要先進国中で最低水準という低能な安倍政権が
 ここまで延命できたという事実は、更に深刻な問題を突きつけるものだ」

「それは安倍政権のもたらした「日本国民の劣化」である。
 内閣府の調査では「国民全体の利益よりも個人の利益を大切にすべき」と回答する者が
 過去最高になった。しかもこの回答の比率は安倍政権下で上昇しているので、
 安倍がもたらした害毒とする以外に考えようがないではないか」

「その証拠に、加計と同じく獣医部新設を望んでいた京都産業大学は、
 首相側近の腰巾着から露骨に妨害されて諦めざるを得なかったし、
 財界からは(財界の望む)政策が進まないという不平が漏れている。
 (決して公益の観点からではないという事実に驚愕を禁じ得ない)」

「また、最低なのは言いたい放題の安倍信奉者で、
 安倍を弁護する偏見言説を垂れ流したお蔭で
 加計学園の客員教授の職をゲットした人間が2人もいる。
 (普通、こういう醜悪な行動を「猟官運動」と呼ぶのである)
 このままではベジーの斉藤のような日本社会を蝕む連中が更に増殖してくるであろう」

「何か奇妙な現象が起きていると感じたのは2013年のことだった。
 安倍の経済政策など、使い古しと利益誘導ばかりで
 何一つ新しいものがないばかりか中長期的なリスク極大化でしかないのに、
 (それは低成長と実質賃金低下、消費減少といった厳然たる事実が証明しつつある)
 安倍を支持する勢力の強硬な姿勢やファナティシズムに驚いたのだ」

「当ウェブログは純粋に政治経済的な側面から判断しているので
 こうした奇妙な現象が何故起きているのか、分からなかった」

「しかし最近、興味深い事実に気付いたのだ!
 心理学が非常に的確にこの歪みを説明できるのである。
 所謂「自己防衛機制」が安倍支持者の行動と様々な点で一致している。
 「否認」… 現実を認めない
 「歪曲」… 自己に都合良く認識を歪める
 「投影」… 自らの感情や欲望を外に映し出し、被害妄想を形成する
 「躁的防衛」… 自己の非を認めず、過度に攻撃的になる
 これらは全て病理と言えるもので、
 安倍支持者のおかしな言動はほぼ全てこれらで説明できる。
 一般人から議員まで、見事な程にこれらの説明が適合するのである」

「当ウェブログは所謂リベラルの欺瞞性を厳しく批判してきたが、
 安倍支持者の独善とファナティシズムはリベラルよりも害が大きいと判断するに至った」

「民主党政権時にすら劣る成長率、実質賃金、消費。明白な劣等生である安倍は、
 口だけ外交と対米従属の安全保障、それに国民の富を収奪し株主に与える利益誘導策。
 生兵法の有害な経済政策により、近い将来の経済危機の元凶となるのも確実である」

「また自民党内から愚劣で程度が低く、国民の税金で養われていながら
 言いたい放題と頭の悪い炎上発言で無駄な騒動を起こす「国辱議員」が出た」

「例えば下村博文は「日本のメディアは日本国家をつぶすために存在しているのか」と
 まさに反社会的な発言を平然と行っている。(真に日本を潰すのは安倍政権である)」

「自民党は選挙に負けない限り反省は「ゼロ」で常に口だけだから、
 叩き潰さない限り反省しない(自浄力は永遠に働かない)という
 自民党の「第二の本性」を完全に忘れているのだ」

「これは「レミングの鼠」であり、安倍とともに日本社会が衰亡へと向かう前兆だ。
 当ウェブログはドグマを排しリアリズムに立脚するから、悲しい結論を出さざるを得ない。
 戦前の情動的ファナティシズムの亡霊が甦り、この日本に甚大な打撃を与えようとしている」

「幼い頃から戦争の惨禍を深く悲しみ心痛されてきた今上陛下は、
 在位中最後となるであろう終戦の日のお言葉で、「深い反省」と4年連続で述べられた」

「この意味するところは明白で、安倍を筆頭とする自称保守政治家が
 今上陛下のお心に反して「反省」の欠ける態度と言動を見せるからだ。
 だから第二次安倍政権が成立してから毎年、同じ言葉が繰り返されるのだ」

「慈父のように説き聞かせても聞く耳を持たない無礼で傲慢な二世議員は
 近現代史に無知で愚昧なイデオロギーに隷属しているだけでなく、
 同類のイデオローグ議員や煽動評論家を増やして日本の国際的評価を損ない、
 戦前のような独善的・教条的体質を強化して日本社会を劣化させている」

「今上陛下がなぜ沖縄戦の惨禍を強調させるのか、
 なぜ遠い海外のかつての戦地にまで赴かれるのか、
 なぜ非戦闘員・一般市民(靖国には祀られない)に思いを致されているのか。
 自称保守議員はそうした点を全く思考も洞察もできない輩である」

「昭和天皇も今上陛下も靖国に参拝されていない明白な事実を無視し、
 (これは姑息な安倍のような「中国への配慮」などでは断じてない)
 日本の伝統に真っ向から反する国家神道の残滓を擁護する行為は、
 歴史への無知というだけでなく昭和天皇と今上陛下への「叛逆」に等しく、
 天皇を傀儡化しようとしたかつての高慢な軍部に限りなく近いものだ」

「日本が貧しくなり先進国で最悪水準の低成長なのに選挙で安倍を叩き潰さないのは、
 腐った利益誘導に喜んでいる利権層や、目先の低失業率で安楽を享受出来る中下層が
 安倍の腐敗政策によって必ずもたらされる日本衰退や経済危機から目を背け、
 刹那的な安逸に固執して盲目になっているからである」

「戦前の歴史に通じている者は、ナショナリズムに狂った原理主義者が
 いかに危険であるか、いかに国益を破壊するか、知悉している筈だ」

「靖国神社の宮司が天皇陛下を批判するという大問題が露見して
 クビにされるという象徴的な事件があったが、これこそ
 日本の右巻き「原理主義者」の顕著な特徴であり、危険性の証明である」

「226事件で叛乱を起こし無礼にも天皇を上から目線で批判した将校、
 終戦直前の宮城のクーデターで昭和天皇に叛いた陸軍部隊、
 今回の叛逆宮司と主張も精神構造も酷似している」

「つまり彼らにとって天皇陛下は「傀儡」であり、
 自らの信条やドグマに沿わない存在なら平気で背き、
 陛下よりも自分達の方が正しいと信じ行動する独善の塊なのである」

「自民党の会合で川上和久という人物が非常に興味深い発言を行ったようだ。
 改憲派は「反対派を敵と位置付け、名指しで批判するなどネガティブキャンペーンが必要」で、
 何故なら「野党(と一部マスコミ)による激しい『反』安倍キャンペーン」が生じるからだとか」

「川上の過去の著作を見てみると「情報操作」の分析や
 「反日プロパガンダ」を批判するものが出ているから、
 著作から判断する限り自ら改憲のための「情報操作」を自民党に教え、
 「改憲プロパガンダ」を流すよう促したという顛末なのだろうか。
 (ぜひ当人もしくはそのシンパの見解を伺ってみたいものだ)」

「実は川上発言から非常に懐かしい響きを感じていたのだが、
 「敵」を名指しで攻撃するという手法は前世紀において多用されていたためだ」

「例えば戦前に蓑田胸喜という戦前の思想家がいて、「蓑田狂気」とも呼ばれていた。
 その呼称から容易に推測できるようにファナティックな言論で知られており、
 天皇機関説問題を大変な政治的騒動に「拡大」させた立役者の一人がこの蓑田だ。
 人々に尊敬されていた美濃部達吉博士を「学匪」という異様な言葉で批判したことで知られる」

「令和という元号も尊大な安倍によって完全に「汚染」されており、
 安倍は「おことば」に散々文句を付けて修正させ、
 即位された天皇陛下には「ドアまで送ってくれた」などと偉そうに吹聴し、
 パレードで自民党本部の前を通らせるなどGHQ並みの無礼さである。
 (皇室への敬意が全くない点で、GHQよりも悪質であるとも言える)」

「大方の予想通り、スラップ訴訟紛いの反訴を行った山口敬之は敗訴、
 勇気ある伊藤詩織さんが勝訴となったのは至極当然のことであるが、
 (前者に対しては敬称を付ける必然性がないので敢えて省略)
 これ迄に被害者である伊藤詩織さんに中傷・罵詈雑言を繰り返した
 杉田・長尾・はすみ等の醜悪さが一層浮き彫りになった。
 『Hanada』も司法リスクが高いと考えるべきだろう」

「BBCでその醜態が放映されてしまい、日本における
 人権意識の低過ぎる連中の存在が世界に知られてしまい
 「日本の恥」とも言うべき状況になっているが、
 それらの中傷・罵詈雑言に励んだのが何故か悉く安倍支持者である」

「BBCで事実を報道されているのだから、
 安倍やその周辺の得意技「メディア偏向」も通用しない。
 「偏向」しているのが安倍とその周辺であることが立証された訳だ」

「ところが倫理性に欠けた安倍は「世界の真ん中で日本が輝いた年」と放言して
 相変わらずの嘘と欺瞞と厚顔無恥で塗り固めた本性を露呈した」

「確かに日本が輝いた側面はあったが、それに泥を塗ったのが安倍とその周辺であり
 真の愛国者なら激怒して安倍をクビにするのが至当ではないだろうか」

「何しろ、安倍政権の麻生は「退位なんてワガママだ」と上皇を誹っているし、
 日本会議は公然と「退位反対」を唱え、その代弁者である衛藤は
 上皇陛下の文章にあれこれ注文をつけ文面を変えさせたという「実績」がある」

「安倍の周辺は人権意識も劣悪であるが、そもそも良識が欠けている。
 皇室への増長も目に余るから、日本人としては絶対に許せない、
 日本に恥をかかせ日本社会に有害であると断言できよう」

「カジノの件が小物一人で終わりそうな状況に胡散臭い裏事情があると勘付いた者は多かろうが、
 保身主義者を定年延長で丸め込む、いかにも安倍らしい「私物化」「利益供与」だった訳だ」

「残念なことに、この国の自称保守と自称保守政党は
 骨の髄から「保身」に染まり切っている事実を自ら立証したと言える」

「真の保守やナショナリストならこの国辱的な安倍を痛罵し
 即時辞職させ国政から引退させるのが理の当然である」

「自称保守は大まかに分けると中共に似た原理主義勢力、
 権力が何よりも大好きな保身主義者(自民党内や官邸で増殖中)、
 カネが大好きな拝金主義者(自民党の政策で儲けるのが好き)の三通りだが、
 一番目とそれ以外との間に亀裂が入りつつあるのだ」

「官邸の主が、党内で史上まれに見る噓つきと認定されているだけでなく、
 (直近でも、例の件で有名になったニューオータニとの巨額の随意契約の隠蔽が発覚した)
 その嘘つきの周囲にもとんでもない輩が雲霞のようにたかってきている」

「まず「失言製造機」なのに相変わらず尊大さは不治の病である麻生、
 そして劣化二世に媚び諂うヒラメ議員とヒラメ官僚たち」

「当ウェブログは安倍を「腐敗」とはっきり指摘してきたが、
 これは誹謗中傷では全くなく、議論の余地のない明白な事実である。
 安倍の数々の「実績」を見れば、まともな日本人なら誰でも分かることだ」

「戦前の日本において驚愕すべきことは、
 いかに右派・極右のテロや暴力性が冷酷で残虐であったかということ、
 そして太平洋戦争で無数の日本人が悲惨な死を遂げる原因をつくった彼らは
 殆どが何一つ責任を取らなかったという史実である」

「……現代でもその構図が変わっていないことに気付き、
 改めて歪んだイデオロギーに汚染された輩の有害性を思い知らされた」

「日本社会が、そして日本国民がコロナ禍で苦しんでいる時に、
 その苦しみをもたらした元凶である自民党は
 緊急事態条項を加える改憲案を出してくるという始末」

「果てしなく国民軽視で傲慢不遜な本性がまたも露呈された訳で、
 全く自浄力のない自称保守は相変わらずこの日本を深々と蝕んでいるのだ。
 彼らに担がれた安倍がコロナ対策で失敗を繰り返すのも当たり前である」

「終戦の日には、真摯に祈られる陛下に対し
 尊大で無礼な自称保守が陛下の思いを踏みにじるという
 許し難い構図がここ数年続いている」

「これも歴史に無知な劣化二世の安倍のもたらした無数の害悪の一つで、
 同じ安倍の苗字でも、戦前の軍部に抗した偉大な安倍寛議員の孫に
 どうしてこのような碌でもない輩が出てしまったのか非常に残念な話だ」

「安倍の取り巻きの衛藤に至っては靖国の本質すら理解できず、
 靖国に祀られること自体が政治利用に他ならないという歴史的事実、
 無辜の日本人が非業の死を遂げても靖国には祀られない厳然たる史実も無視し
 中韓に対抗して参拝するという、日本の伝統に反した愚行を行なっている」

「米軍と殆ど同じように沖縄住民を殺戮した陸軍中野学校出身者の所業は
 最近になってから漸く暴露されるようになった。これも靖国に通じる差別主義の一端だ」

「安倍が首相の座からいなくなりすっかり静かになった自称保守。
 後ろ盾が表舞台から去って意気消沈したのかどうか分からないが
 自称保守勢力には次々と災厄が降り掛かっている」

「まず保守誌が朝日新聞から提訴されて見事に敗訴、
 竹田氏もスラップ紛いの訴訟を起こしてこれも敗訴と、
 自称保守勢力にとっての悲報が相次いでいる」

「最近になって更に「弱り目に祟り目」と言うべきか、
 河村市長リコールを巡る署名偽造問題が発覚する始末で、
 自称保守勢力にとっては極めて深刻な打撃となっている」

「デマサイトは自称保守の喜ぶようなネタを好むことで知られるが
 60代のデマサイト運営者がいるのには流石に驚いた。
 確信犯でフェイクを垂れ流す保守ビジネスの小遣い稼ぎに貢献して
 デマに振り回される自称保守の情弱B層こそいい面の皮である」

「自称保守が因果応報で次々と訴訟に敗北し、
 トドメは署名偽造事件で自滅と日本社会が健全化に向かう兆しが見えたのに
 有権者B層が愚かにも自称保守と保身政党を勢いづけるという
 「逆コース」の懸念も生じてきたのが日本にとって不幸だ」

「改憲そのものは必要性あれば当然あるべきものであるが、
 保守ではない「保身」政党でしかも無能・無責任な自民党が政権与党の下で
 改憲を行うなど、国益を破壊する愚行中の愚行に他ならない」

「何故なら、自民党は俊敏な入国制限を怠ってコロナを日本に広めたばかりか
 GoToキャンペーンで日本全国にコロナを拡散させた「A級戦犯」である上に
 賢明な台湾に学んで早期の検査と隔離を行うことすら出来ず、
 変異株への対処が遅れに遅れて日本経済にも大打撃を与えた「国難政党」だ」

「無能で無責任な自民党に緊急事態条項を使わせなどしたら、
 今以上の惨状と混乱に陥るに決まっている。
 国民に自粛と言っておきながら会食や政治資金パーティーを開く政党だ。
 「反国民」の増長自民党を選挙で殲滅しない限り自浄力は働かないとはっきり言っておく」

「日本の安全保障に真に効果的なのは改憲や安全保障関連法案などでは全くない。
 極東におけるアメリカの中距離ミサイル配備こそ中共が最も恐れているものである。
 緊急事態でも安全保障面でも無能でリテラシーの果てしなく低い自民党に
 権限を与えてはならない。それこそがコロナを遥かに超える国難である」

「最近はその人間性の特異さがすっかり知れ渡ったのか、
 「口と腹が別人格」と噂されるようになった安倍」

「病気だった筈なのにまた得意のメディア罵倒が始まったので
 さてはまた何かあるなと睨んでいたら案の定である」

「自民党の二階が問い詰められてか、
 或いは平然としらを切る安倍に業を煮やしてか
 河合容疑者の買収の原資とされる1億5千万円について
 安倍と自分に責任があると白状したのだ」

「だからこそ安倍は誤摩化すためメディア攻撃を始めたのだろう。
 調査報道を行った朝日と毎日に対し「迷惑愉快犯」と公然と中傷したが、
 安倍本人はさしずめ、「迷惑確信犯」で遥かに悪質だ。
 安倍は数々の不祥事を引き起こした上にコロナ対策で大失敗したのだから。
 しかも安倍の場合、ファナティックなB層支持者がいるから益々始末が悪い」

「安倍が大嘘つきであることは周知の通りで、その後継である菅も同類だが、
 「コロナに打ち勝った」が真っ赤な嘘だったのは今や歴然としているが、
 「復興五輪」の標語も口だけで国民を騙す詐欺だったことも明白だ」

「自民党の本性は矢張り保守政党ではなく「保身政党」だった。
 傲慢で暗愚な菅が自滅してゆく過程を見れば明瞭であろう」

「コロナ禍で露呈したのは、日本の自称保守が口だけで無為無策である事実だ。
 無能な安倍と菅は不相応な地位から駆除されたが、
 これまでに日本社会や日本経済に彼らが及ぼした害悪を考えれば
 自業自得と言うべきものだが、気の毒なのは困窮している国民である」

「「選挙に勝てない」ため寄ってたかって自民党議員が
 菅を首相の座から引き摺り降ろした訳だが、これで
 自民党に自浄作用が働いたと思ってはならない」

「日本社会を劣化させてきた自称保守の壮大な自滅の中で
 口だけは偉そうな癖にコロナ対策に大失敗した安倍・菅が駆逐されたのだから
 元々寄り合い所帯として成立した自民党は少しはましになるだろう」

「但し安倍・菅の及ぼした害悪は深刻で、多数のB層有権者が残っている。
 この節穴で健忘症のB層有権者がコロッと騙されて自民党に投票すると、
 またしても以前の「失われた8年」の経済低迷・日本劣化の時代に戻るだろう」

「或る調査によれば2000年代の最も期待を裏切った
 「がっかりだった首相」は断トツで安倍だそうだ」

「マインドコントロールを受けてない健全な有権者なら至極当然の結果であり、
 平均ゼロ成長で民主党政権にすら負け、実質賃金はマイナス、
 果てはコロナに大失敗して「日本モデル」と自画自賛する始末」

「安倍・菅が駆逐されて政界が浄化されると思いきや、
 自民党の総裁選騒ぎは暗愚な安倍・菅の大失敗を覆い隠し、
 騙され易いB層有権者を煙に巻くための盛大なイベントと化している」

「但し一筋の微かな光のようなものは見えており、
 河野でも岸田でも安倍・菅よりは少しマシになりそうである」

「と言うのも、無能な割に傲慢な菅の失敗から学ぶことが出来るし、
 高市支持に廻っている安倍の悪影響を或る程度抑制出来そうだからだ」

「しかも高市は米軍のミサイルを配備するが引き金は引かせないという
 安全保障リテラシー皆無の、劣悪な見識を示しているから確実に自滅する運命だ」

「史実を無視した『永遠のゼロ』では宮崎駿に酷評され、
 『日本国紀』では保守派の研究者・秦郁彦にすら厳しく批判され、
 裁判では著書に嘘を書いたとして敗訴した元放送作家が熱烈支持するのだから、
 これは高市にとって不吉以外の何ものでもなかろう」

「石原慎太郎元都知事が亡くなり、少しでも批判がましい言説には
 ネット上で猛烈な攻撃が展開されると云う珍妙な現象が起きた」

「固より亡くなった方には哀悼の意を捧げるのが日本の伝統であり、
 亡くなった直後にいきなり批判はいささか礼節を欠くものである」

「ただ、良識的なメディアは故人の功罪をはっきり記しており、
 日本経済新聞は冷静に生前の問題発言を並べており、
 客観的事実をベースとしていて共に高く評価できる内容である」

「個人的には哀悼の意を示しつつ、
 都政におけるディーゼル規制は高く評価するが、
 東日本大震災の被害に対して「天罰」と口走ったのは
 日本人として絶対に許されない罪業であり
 政治家としての功績すら帳消しにしても当然と考える」

「石原氏が旺盛な言論活動を始めてから日本経済の成長率は悪化を続け、
 日本は米国に対し「ノーと言えない」どころか中国の脅威が大きくなり
 韓国経済に追いつかれるという醜態を晒している」

「日本政治史では殆どの大失敗の責任者は保守政治家である。
 90年代後半からの財政出動の失敗、福島原発事故、
 止まらない少子化、高度成長期以降は悪化する一方の経済成長率。
 非効率なメガソーラー増殖を野放しにした安倍。
 コロナ対策に大失敗して多くの日本人を困窮に追い込んだ安倍と菅」

「保守ポピュリスムは日本の衰退と軌を一にして先鋭化しており、
 元祖が亡くなっても日本の前途を憂慮しない訳にはいかない。。」

「安倍元首相の悲劇から既に半年近い。
 静かに故人を悼むには余りにも多くの騒動が起きた」

「まず旧統一教会と宗教二世の問題、そして自民党安倍派と統一教会の癒着ぶり。
 安倍派を中心として統一教会問題は政界で「汚染」と呼ばれるほどの拡大を見せた。
 その意味で、負のレガシーが歴史的に大きかったと言えるのだろう」

「そして「余震」は今も収まっていない。
 自民党議員はいまだに過去の統一教会との繋がりを隠している気配濃厚、
 安倍を奇妙な論理で擁護したメディアと御用ジャーナリストは裁判で敗訴、
 安倍が褒め称え、比例代表で当選させた杉田は国会で批判を受けその態度の悪さも話題になった。
 これらの所業は言うなれば中露など強権国家に近く、まさに日本の恥とも言えよう」

「安倍政権がのさばる限り、日本の「民度」の悪化は間違いない」と
当ウェブログは警告した。悪化した日本の「民度」が正常に戻ってくれれば良いが。。

▽ 安倍支持層は戦前のドグマに浸潤されており、日本の民主主義を腐敗させてきた

『日本会議 戦前回帰への情念』(山崎雅弘,集英社)


「独善的なナショナリズムが強まるのは高度成長期にはなかった現象であり、明白な亡国の兆し」
とした当ウェブログの警告も見事的中したが、日本が健全化へ戻り得るかどうかが問題だ。。

「安倍元首相の悲劇から1年過ぎた。
 日本近現代史においては政治家の非業の落命は少なくないが
 国民が静かに哀悼の念を向ける時間も十分でなかった期間にも
 隠れていた事実が次々と明るみに出て大騒ぎになったのが
 今回の顕著な特徴と言えるだろう」

「強いて言えば経済不況で一家離散の憂き目に遭った人物が
 凶行に走った井上準之助氏の遭難が最も近いのだろうが、
 事件後に与党に激震が走ったという点では比較にならない」

「実際、事件後に元首相を「不世出の政治家」と絶賛した統一教会は、
 教祖が信者に対し「日本は戦犯国家」「賠償すべき」と公言していたことが発覚。
 このようにまさに反日的な組織と元首相が深い関係にあったと言うのに
 日本の自称保守派は政治家も評論家も沈黙するか、言を左右にして誤摩化している。。
 これを「劣化」と言わずに何を「劣化」と言うのだろうか?」

岸田首相となって遥かにマシなのだろうが、まだまだ油断禁物である。。

 ↓ 参考

「不世出」と絶賛したのは統一教会だけ、自称保守の惨状は歴然 - 何故か見て見ぬふりの安倍元首相支持者
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/7055be1916a0a3e03c171b21ad7d8b77

高市の敗北は必然、歴代最悪のガッカリ首相・安倍が援護-米ミサイルを配備するが撃たせないという支離滅裂
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/fe92c2256036d1a7551bfc51702566b3

ワクチン急いだのも選挙のため、保守でなく「保身」-御用メディアも「ワンマン体質」「発信力軽視」と断罪
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/ce9427062490d1b3678199a5edc0a1e0

「愛国心は悪漢の最後の拠り所」の典型、買収の黒いカネは安倍から出ていた - 誤摩化すためメディア罵倒
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1b447794694409192da525425ade61c7

「陛下のご意向でも従わない」「雅子妃は神道が嫌い」- 反皇室・反天皇の靖国関係者、遂に本音を暴露
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6310157f73ac34258b0bf9ae66a5757c

「国民全体より個人の利益が大切」が過去最高、安倍政権の害毒が明確に - 安倍信者は猟官言説で教授に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d06f0f0f35e127d63ec7f35d2bc7331b

▽ 日本会議を支える神社本庁は「新しい宗教」、日本の伝統ですらないというのが実情

『神社崩壊』(島田裕巳,新潮社)


「結党以来の危機」 裏金疑惑で戸惑う長年の自民党員、胸の内は(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20231226/k00/00m/010/188000c.html
”自民党派閥の政治資金パーティーを巡る問題に、自民党員たちも厳しい目を向けている。党員らによると、自民内では年内の党員獲得目標が掲げられており、地方議員らは31日までに一人でも多くの入党者を集めなければならない。党員になれば毎年4000円の党費を支払う必要がある。裏金疑惑がクローズアップされる中で「『党員になって』なんて、とても言えない」という本音も漏れる。

 ◇「リクルート事件より厳しい」
 「もう自民を応援しない」。関東のある自民党県連には、支持者から怒りの声が届くようになった。県連幹部は「今が党員獲得の締め切りのピーク。こんな時期に問題が起きて、党費をもらいにくい。ただでさえ高齢化で党員数が減少しているのに……」と戸惑いを隠せない様子だ。
 自民の党員数は1991年の約547万人がピークで、2022年は約112万人まで減少した。党員数の獲得目標は120万人。
〔中略〕
 「風当たりはリクルート事件の時より厳しい」。ある県議は明かす。「裏金づくりで多くの国会議員の名前が挙がっており、結党以来の危機だ。先日県議の忘年会があったが、みんな(党員を)集める気もないよ。『自腹を切る』って言っていた」と明かす。
 党員歴約40年で、茨城県内で廃棄物処理の会社を経営する川崎敏秀さん(71)は、今回の問題について「最低最悪だね」と言い切る。「国民にはマイナンバーやインボイス制度をつくり、税金もがっぽり取る。政治家は裏金づくりで野放し。何やってるんだという不信感は当然ある」
 だが、党員をやめるつもりはない。「戦後の日本をつくってきたのは自民党。政治資金をちゃんと使って申告すれば悪いと思わない。国民から見てきれいで分かりやすい政治をしてほしい」と望む。

 ◇党員継続、悩む人も
 一方、約20年前に入党した東京都内の行政書士の男性(64)は、党員を続けるか悩んでいるという。
〔中略〕
 今月21日夜、東京都武蔵野市。自民、公明両党の推薦を受けて市長選に立候補した男性候補の個人演説会で、党員の女性はこう呼びかけた。「『自民の推薦受けているんでしょ』と言われたら、(候補者の)『中身を見てくれ』と言ってくださいね」
 推薦候補は24日、339票差で野党支持候補を降して初当選したものの、自民党を見る有権者の目は険しい。この女性党員は「『最近の自民党はどうなっているんだ』と言われることが増えた」と打ち明ける。
 会場には、それでも党員を続けるという高齢の女性がいた。「自民党の政治家が近所に住んでてね。政界の方は騒がしいけど、ご近所さんはみんな自民党員だし、近所の付き合いがあるからやめることはないね」
〔中略〕
 ある衆院議員は自分に言い聞かせるように言った。「党員であっても、この問題の受け止めは厳しい。政治活動をするために資金は必要だが、資金集めが目的になってはいけない」【坂根真理、木許はるみ】”

この通り、自民が結党以来の危機でも思考停止したB層有権者は投票しかねない。
自民党政権が日本経済を低成長に陥らせ、少子化をもたらした「A級戦犯」なのだから
B層有権者は紛れもなく日本を衰退させた「共犯」である。


田崎史郎氏VS泉房穂氏“激論” 田崎氏「安倍派90人いなくなったら大変」、泉氏「誰も困らない」(sponichi)
https://www.sponichi.co.jp/news/2023/12/29/kiji/20231229s00041000190000c.html
”政治ジャーナリストの田崎史郎氏と兵庫県明石市の前市長・泉房穂氏(60)が29日、テレビ朝日「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜前8・00)に出演。政治とカネの問題について“激論”をかわした。
 自民党安倍派(清和政策研究会)の政治資金パーティーを巡る事件で、東京地検特捜部は28日、5000万円超の還流を受け裏金にしたとされる大野泰正参院議員(岐阜選挙区)の議員会館事務所や議員宿舎など関係先を家宅捜索した。
〔中略〕
 安倍派では、パーティー券の販売ノルマ超過分を政治資金収支報告書の収入に記載せず議員側に還流。支出にも記載せず、受領した議員側も収入として書いていなかった。所属議員99人の大半が還流を受けたとされ、時効がかからない2018年以降の5年間で、5億円ほどが裏金になった可能性がある。
〔中略〕
 還流金額が突出している議員に家宅捜索が入っていることに、田崎氏は「金額で線を引くというのはおかしいんですけれども、全部、数十万円でも摘発してったら安倍派の議員はほとんど関わってしまうんですよね。そうすると90人ぐらい、いなくなったら大変ですから」と話した。
 これに泉氏は「いや、大変でもないですよ。そんな組織的なことをやってきたんだから。全員いなくなったって誰も困らないですよ」と指摘。さらに「逆にきれいに一掃してもろうて、新たな方が立候補されて、新しい政治が始まった方が日本にとっては、日本の夜明けが始まると思いますから、検察は中途半端な、俗にいうような官邸と手打ちするようなことせずにね、基本的に検察も行政機関なので。検察は正義の味方じゃないですからね。検察も基本的には忖度文化、究極の忖度をするのが検察ですから、どこかでこの議員はいいよという形があるのであれば、それは良くなくてちゃんとやってほしいと思いますね」と自身の考えを述べていた。”

評論家氏は興味深いことを白状している。ということは、
安倍派の腐敗は根深く、殆ど全員が違法行為に手を染めている訳だ!


旧文通費の使途公開、自民が消極姿勢崩さず「自由に政治活動に使えるお金減る」(読売新聞)
https://www.yomiuri.co.jp/politics/20231224-OYT1T50205/
”調査研究広報滞在費(旧文書通信交通滞在費)の改革を巡る議論が停滞している。使途公開や未使用分の国庫返納に対し、自民党が消極的な姿勢を崩していないためだ。日本維新の会と国民民主党は、自民派閥の裏金化疑惑に絡め、改革に向けた与野党協議を再開するよう求めており、来年の通常国会でも焦点となりそうだ。
「裏金」と共に通常国会焦点
 国民の玉木代表は19日の記者会見で、「裏金問題で『政治とカネ』の問題に厳しい目が向いている。(旧文通費改革に)積極的に取り組まなければ、政治に対する信頼は回復しない」と強調した。
 現行法の旧文通費は、使途を明らかにする必要がない。このため、自民内では「使途を公開されると、自由に政治活動に使えるお金が減ってしまう」と慎重論が根強い。
〔中略〕
 維新の馬場代表は8日の衆院予算委員会で、「旧文通費は税金なので、使い道の公開は当たり前だ。余ったお金は国庫に返納すべきだ」と主張した。これに対し、岸田首相(自民党総裁)は「党として議論に引き続き貢献していく」と述べるにとどめた。
〔中略〕
 旧文通費に注目が集まったのは、2021年10月31日の衆院選で当選した新人議員らに、在職1日で同月分の旧文通費が満額支給されたことがきっかけだった。与野党が協議を重ね、22年4月には支給を月割りから日割りに変更し、目的を「公の書類の発送や通信」から「国政に関する調査研究」などに拡大する法改正が行われた。
 ただ、この時には使途公開や未使用分の国庫返納の規定は盛り込まれなかった。こうした改革に関しては、維新と国民に加え、立民も前向きな姿勢を示すようになっている。
 自民派閥の裏金化疑惑を受けて、国民の政治不信は高まっており、与野党からは「政治とカネ」を巡る問題への対応を急ぐべきだとの意見も出ている。自民中堅は、「改革に消極的だと見られれば、党への不信感がさらに強まってしまう」と危機感を募らせている。〔以下略〕”

腐敗しているのは安倍派だけでは全くない。
腐敗しているのは自民党であり、安倍派は中でも悪質なだけである。


裏金問題捜査で田崎史郎が「安倍政権時代なら法務省と官邸で内々に」とポロリ! 実際にあった安倍官邸の検察捜査ツブシ(リテラ)
https://lite-ra.com/2024/01/post-6312.html
”東京地検特捜部が松野博一・前官房長官、世耕弘成・前参院幹事長、西村康稔・前経済産業相、萩生田光一・自民党政調会長、高木毅・自民党国対委員長ら安倍派幹部への任意の事情聴取をおこなうなど、捜査が本格化している政治資金パーティ裏金問題。ある人物の発言がSNS上で注目を集めた。
 それは、政治ジャーナリスト・田崎史郎氏が昨年12月16日放送『情報7daysニュースキャスター』(TBS)で発したコメントだ。
こういう事件の時は、法務省が官邸と内々に打ち合わせをして、黒を白にすることはないですけど、“このへんでね”という(妥協案の提示の)話が、行われるものなんですよ。安倍政権ではあったんです」「それを岸田官邸は一切やってない。法務省の情報も東京地検特捜部の情報が全然、取れてないから分からない」
 ようするに、安倍政権時は安倍官邸と法務省・検察が内々に“手打ち”していたが、岸田官邸はそれをやっていないから捜査情報を把握できていない、と田崎氏は言うのだ。
 言わずもがな、検察は捜査権と公訴権を有する唯一の機関で、この国で閣僚クラスの大物政治家の汚職を摘発するのも実質的に検察だけだ。そのため検察は行政機関でありながらも政治からの中立性と独立性が求められる。
 しかし、安倍官邸は法務省を通じて検察の捜査に介入していた、というのである。
〔中略〕
 あらためて振り返るまでもなく、安倍政権下では政治家絡みの告発がことごとく潰され、今回の裏金よりも悪質性が高いと思われるような事件でも検察は「不起訴」を連発してきた。
〔中略〕
 その最たる例が、2014年に経産相だった小渕優子衆院議員や、法務相だった松島みどり衆院議員など、当時の安倍政権閣僚に次々と噴出した公選法違反疑惑だ。
〔中略〕
 だが、東京地検特捜部は2015年、小渕氏の元秘書が在宅起訴したが、小渕氏・松島氏ともに嫌疑不十分で不起訴処分に。とくに小渕氏の場合、東京地検特捜部が関係先を家宅捜査をする前にハードディスクを電気ドリルで破壊していたと報じられただけでなく、架空の資金移動や収支の過少記載によって裏金をつくり、その裏金で観劇会の費用などを補填。
 虚偽記載の総額は約3億2000万円にものぼっていた。
いや、そもそも小渕氏の問題は、虚偽・不記載だけではなく有権者買収での立件も可能な事件だったのに、だ。
〔中略〕
 そして、安倍官邸と法務省・検察の一体化が露骨に浮かび上がったのが、2016年に発覚した、経済再生担当相だった甘利明氏の“1200万円賄賂疑惑”をめぐる一件だ。
〔中略〕
 甘利事件の「不起訴」の裏には何があったのか。それは当時、法務省官房長で、2020年に賭け麻雀問題で東京高検検事長を辞任した黒川弘務氏の捜査介入だ。
 当時、国会議員秘書初のあっせん利得法違反を立件すると意気込んで捜査をおこなっていた特捜部に対し、法務省官房長だった黒川氏は「権限に基づく影響力の行使がない」という理屈で突っ返し、現場が今度はあっせん収賄罪に切り替えて捜査しようとしたが、これも「あっせん利得法違反で告発されているんだから、勝手に容疑を変えるのは恣意的と映る」などと拒否。さらには秘書の立件すら潰してしまったのだという。実際、甘利氏の不起訴の方針が決まった後、現場の検事の間では「黒川にやられた」という台詞が飛び交ったという話もある。
 この甘利事件を潰した論功行賞として、黒川氏は2016年9月に法務省事務方トップの事務次官に就任した
のだが、じつは甘利氏が不起訴となった前後にも、告発を受けていた自民党の松村祥史参院議員による計3500万円の不記載、同じく自民党の島尻安伊子・元沖縄北方担当相の計1050万円の不記載の問題でも、検察は不起訴処分に。
 さらに、同年11月には、国会でも問題となっていた下村博文・元文科相が自身の支援団体「博友会」を政治団体として届け出ずに年会費名目で政治資金を集めたり、同会からの寄付を会員からの寄付と偽ったりしたなどとして政治資金規正法違反の疑いで告発されていた問題が不起訴に。
 さらに、検察・法務省の安倍政権に全面屈服していることをあからさまに証明したのが、森友学園事件だった。
 森友事件では、公文書変造、虚偽公文書作成の疑いで財務省元理財局長の佐川宣寿氏らが刑事告発。また、国有地を8億円あまりも値引きし売却したことについても、近畿財務局と国土交通省大阪航空局の職員が背任容疑で告発された。しかし、大阪地検特捜部は2018年5月31日、告発された38人全員を不起訴とした。その4日後である6月4日、財務省はお手盛りの調査報告書を公表し、収束を図った。
 しかも、この森友公文書改ざん事件では、官邸と財務省、法務省が完全にグルになって政治的決着をはかっていたことを示す証拠が存在する。国交省と財務省のやりとりが記録された内部文書に、法務省との交渉についても記されていたのだ。
〔中略〕
 また、2017年には、安倍首相の友人がオーナーの加計学園の国家戦略特区指定をめぐり、安倍首相本人や総理府・官邸が文部科学省に圧力をかえていた問題が浮上したが、これも検察は動かなかった。2018年8月には下村・元文科相が加計学園の秘書室長から政治資金パーティ券の代金計200万円を受け取りながら収支報告書に記載しなかった問題も不起訴となっている。
 森友・加計問題という安倍首相が深く関与していた重大事が、ことごとく不起訴になる──。そうして黒川氏は2019年1月、ついに東京高検検事長に就任。2020年1月14日には「桜を見る会」問題で安倍首相自身が背任罪で告発されるが、同月31日に安倍政権は黒川氏を検事総長にすべく、検察庁法で定められた定年を閣議決定によって勝手に延長。同じ日、安倍首相の背任罪の告訴は不受理となった
 ご存知のとおり、黒川氏はその年の5月、記者との賭け麻雀問題を受けて辞表を提出し、安倍首相も9月に辞任した。だが、これで抑えつけられてきた検察による政界捜査が真っ当におこなわれるようになったわけではない。
〔中略〕
 河井事件は安倍首相が黒川氏の定年延長にこだわった理由とも言われたが、結果的に安倍首相が在任中の2020年6月に河井夫妻は逮捕され、克行氏は懲役3年の実刑判決、案里氏は懲役1年4カ月・執行猶予5年の有罪判決が確定した。
〔中略〕
 しかし、今年9月になって、中国新聞が2020年1月に検察当局が河井元法相の自宅を家宅捜索した際に発見されたメモの存在をスクープ。そのメモには、自民党本部から振り込まれた計1億5000万円を指す記述の下に、「+現金6700」「総理2800すがっち500幹事長3300甘利100」と手書きで記されていたという。つまり、河井陣営に対しては自民党本部からの支出のほかに、安倍首相や菅官房長官、二階俊博幹事長らといった当時の政権幹部から「現金」で計6700万円が提供され、選挙買収の資金に充てられたのではないかと見られるのだ。
〔中略〕
 権力の大きさによって捜査が左右されるようなことはあってはならないが、この自民党政権の約10年で溜まりに溜まった膿を吐き出すためにも、今回の裏金捜査は重要な意味をもつ。
〔中略〕
 一部の政治勢力によって行政が歪められ、権力の不正が横行するような政治の再来を防ぐためにも、検察は今回こそ徹底した捜査を行う必要があるし、国民も最後まで検察の動向を監視し続ける必要がある。”

当ウェブログは安倍政権にも自民党にも「腐敗」と明確に批判してきたが、
それが完璧に正しかったことは数々の事実が裏付けている。
B層有権者はこの程度の事実も理解せずに愚昧な投票行動を重ね、
この日本社会を果てしなく劣化させてきたのだ!
今こそ自民党に天罰が下り、日本社会を浄化し健全化させる好機が
漸く、漸くにして訪れたのである。2024年は非常に重要な年なのだ。
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