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『週刊東洋経済』5月5日合併号 - 日本は戦前から右派ポピュリズム社会、国政を誤った近衛人気が再来か

2018-05-04 | 『週刊 東洋経済』より
GW合併号の東洋経済の日本史特集は正直言ってまだまだ。

江戸が意外と家柄によらない人物抜擢の時代であったのは
歴代将軍の人材登用や幕末期の偉材を見れば明白で、
わざわざ書かなくとも教科書で分かるかと。。

出口氏は経営に悩んでいるのか清盛や信長、大久保等の乱世の人材をピックアップしているが、
彼らの周囲の人間は結構、不幸や悲運に陥っているのでは。。
個人的には北条泰時・義時の方が遥かに歴史的、革命的な活躍をしていると思う。
また、社会に安定をもたらしたという点では家康や山県有朋の方が数段上だろう。
(見解の相違と言われればそれ迄であるが)

それより「特集はどうも日本社会の「内向き」の反映のような印象」と懸念したように
中世・近世・近代史に偏っていて今日的テーマが少なすぎる。
セレクトから見て暇の多い中高年向けという特集内容だったのは否定できない。

今日的テーマと言えるのは戦前のポピュリズムだけであろう。
ここをもっと深掘りして山崎雅弘氏あたりにもインタビューした方が良かったのでは。

また、愚昧なアベノミクスのせいで戦中戦後の日本史の重要性が高まっており、
「内国債は破綻しない」と公言し国民を騙した大政翼賛会の宣伝や、
預金封鎖・インフレ急進は絶対に扱っておくべきではなかっただろうか。

『週刊東洋経済』2018年2018年4/28-5/5合併号 (目からウロコの日本史再入門)


ダイキンの企業レポートは良い。
グーグルを警戒しているのが印象に残った。
欧州市場で大成功を収めた賢い企業だけに、
先見性と判断力に優れていると同時に、非常に慎重で用心深いスタンスである。

    ◇     ◇     ◇     ◇

次週はダイヤモンドと東洋経済がAI特集で激突、リベラルアーツまで広げたダイヤモンドに期待しよう。

▽ 「全国インフラ危険度ランキング」も見逃せない

『週刊ダイヤモンド』2018年 5/12号 (AI時代を生き抜く プログラミング&リベラルアーツ)


▽ 「教育」に絞ると、必然的に流行に流され「成果」の検証が甘くなると思う東洋経済特集

『週刊東洋経済』2018年5月12日号 (AI時代に勝つ子・負ける子)


▽ 次週も渋すぎるエコノミスト、テーマとして大きくないように思うが。。

『週刊エコノミスト』2018年05月15日号

東京五輪後の不動産市況の悪化を取り上げた方が良かったのでは?
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