シンガポール紙が「日本人はくじけてはならない」だそうです。
日本も落ちぶれたものですね。
ただ日本は元来、己の力に奢って自滅した前例があるので
(力を恃んで自滅した日中戦争と経済力に溺れたバブル崩壊)
謙虚な位が適切な態度なのだと思います。
…シンガポール紙の言葉は友人としての賞賛ではなく
憐憫と叱咤激励であることを自覚しましょう。
そうでなければグローバル時代の日本人として失格です。
シンガポールの「国父」リー・クアンユー氏は
日本の社会保障についてもう10年以上前に
「下の世代が働いてうまい汁を吸う人のために税を払っている」
「日本政府は次の世代に借金を払わせることにした」
と明言している。(全くその通りだ)
足元にも及ばない日本の政治家、メディア関係者はみな爪の垢を煎じて飲むべき。
▽ 日経かどこかで文庫化して欲しい。
日本尊敬され続ける、くじけるな…シンガポール(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T01110.htm
”【シンガポール=岡崎哲】「日本人はくじけてはならない」――。
シンガポールの有力紙ストレーツ・タイムズ(17日付)は、日本が技術革新を続
け、優れた製品やサービスを生み続ける限り、「今後もずっと尊敬される国であり
続ける」との東京特派員のコラムを掲載した。
コラムでは、「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」と指摘した上で、世界
の音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を日本人4人が同時受賞したことに触れ、
「音楽でも経済でも日本がこの先見限られることはないと思い知らせた」と評価し
た。
そして「世界レベルの成果」を生む要因として、勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚
など数字では表せない日本の国民性をあげた。”
→ 確かにその通りなのですが、
どうしようもない国民性も治らないので困ります。
責任転嫁・感情論先行・甘えの意識・自己欺瞞 etc
中国GDP、日本に勝ったのは「量」だけ、「質」では完敗―中国(recordchina)
http://www.recordchina.co.jp/group.php%3Fgroupid%3D49359
”2011年2月14日、中国の経済誌「財経」の解説員、易鵬(イー・ポン)氏による
「中国GDPが日本を抜く、喜びの中に悲しみも」と題した記事が中国のブログサイ
ト・新浪博客に掲載された。以下はその内容。
2月14日のバレンタインデー。この日の日本はロマンチックなことばかりではなか
った。内閣府が発表した10年の名目GDP(国内総生産)の額が中国より 4044億
ドル少ないことが明らかになったのだ。これで米国に次ぐ世界第2位の経済大国は
中国となり、1968年から42年間2位の座を守って来た日本は 3位転落が確定した。
中国にとっては歴史の節目となる大事件だが、世界第2位の重みを前に改めて身を引
き締めるべきだろう。その国の真の実力はGDPだけでは測れない。1人当たりGDP
や科学技術イノベーション、社会の管理水準、資源消費、環境保護、国家イメージ
などさまざまな指標が存在する。中国はGDPで日本を抜いただけで、喜んでばかり
もいられない。
まず、中国の1人当たりGDPは国際通貨基金(IMF)の統計によると、09年は3566
ドルで世界99 位。一方の日本は3万9573ドルの16位で中国の10倍を超えている。
世界の平均は8000ドルだが、中国はその半分にも達していない。さらに考えなけ
ればならないのは、中国には「データの信憑性」という根深い問題も存在するとい
うことだ。
中国が抱える大きな問題は、▽都市と農村の所得格差▽業種間の収入格差▽貧富の
差▽東部と西部の発展格差―の4点だろう。都市と農村の所得格差は13:1にまで
拡大し、業種間の収入格差は今年第1 四半期の時点で約11倍。ジニ係数(所得格差
の指標)は社会の安定を脅かす警戒線を超えている。東部と西部の1人当たりGDP
の差は約2倍だ。
科学技術イノベーションでも、中国は日本より20~30年遅れている。単位GDP当た
りのエネルギー消費量も日本の10倍前後だ。要するに中国のGDPは資源消費と環境
汚染を土台にして成り立っているといえる。このままの構造で成長を続ければ膨大
な量の二酸化炭素(CO2)を排出し、世界に「無責任な国」というイメージを植え
付けてしまうだろう。
中国は日本に「量」で勝っただけで、「質」ではまだ遠く及ばないことを自覚すべ
きだ。日本との差を直視しながら質の良い経済発展を続けることが、環境保護との
両立という難問を解決する最良の手段といえるだろう。”
「一人当たりGDPでは日本の方が上」という議論は、
中国で論じられるのなら向上心の証で一向に構いませんが、
日本人が論じるとただの負け犬になります。
何故なら、一人当たりGDPでは日本は「平凡な先進国」に過ぎないから。
アメリカにもカナダにも、そしてあのアイルランドにすら及びません。
▽ 一人当たりGDPで日本よりおよそ30%豊かなスイス
▽ 一人当たりGDPで日本より10%以上豊かなスウェーデン(生産性は+30%)
日本は一人当たりGDPで最低でも北欧(除ノルウェー)を超えるべきでしょう。
海を持たないオーストリアにも負けているのですから話になりません。
日本も落ちぶれたものですね。
ただ日本は元来、己の力に奢って自滅した前例があるので
(力を恃んで自滅した日中戦争と経済力に溺れたバブル崩壊)
謙虚な位が適切な態度なのだと思います。
…シンガポール紙の言葉は友人としての賞賛ではなく
憐憫と叱咤激励であることを自覚しましょう。
そうでなければグローバル時代の日本人として失格です。
シンガポールの「国父」リー・クアンユー氏は
日本の社会保障についてもう10年以上前に
「下の世代が働いてうまい汁を吸う人のために税を払っている」
「日本政府は次の世代に借金を払わせることにした」
と明言している。(全くその通りだ)
足元にも及ばない日本の政治家、メディア関係者はみな爪の垢を煎じて飲むべき。
▽ 日経かどこかで文庫化して欲しい。
『目覚めよ日本―リー・クアンユー21の提言』 |
日本尊敬され続ける、くじけるな…シンガポール(読売新聞)
http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20110218-OYT1T01110.htm
”【シンガポール=岡崎哲】「日本人はくじけてはならない」――。
シンガポールの有力紙ストレーツ・タイムズ(17日付)は、日本が技術革新を続
け、優れた製品やサービスを生み続ける限り、「今後もずっと尊敬される国であり
続ける」との東京特派員のコラムを掲載した。
コラムでは、「GDPの順位だけで国の全体像は語れない」と指摘した上で、世界
の音楽界最高の栄誉とされるグラミー賞を日本人4人が同時受賞したことに触れ、
「音楽でも経済でも日本がこの先見限られることはないと思い知らせた」と評価し
た。
そして「世界レベルの成果」を生む要因として、勤勉さや仕事への誇り、秩序感覚
など数字では表せない日本の国民性をあげた。”
→ 確かにその通りなのですが、
どうしようもない国民性も治らないので困ります。
責任転嫁・感情論先行・甘えの意識・自己欺瞞 etc
中国GDP、日本に勝ったのは「量」だけ、「質」では完敗―中国(recordchina)
http://www.recordchina.co.jp/group.php%3Fgroupid%3D49359
”2011年2月14日、中国の経済誌「財経」の解説員、易鵬(イー・ポン)氏による
「中国GDPが日本を抜く、喜びの中に悲しみも」と題した記事が中国のブログサイ
ト・新浪博客に掲載された。以下はその内容。
2月14日のバレンタインデー。この日の日本はロマンチックなことばかりではなか
った。内閣府が発表した10年の名目GDP(国内総生産)の額が中国より 4044億
ドル少ないことが明らかになったのだ。これで米国に次ぐ世界第2位の経済大国は
中国となり、1968年から42年間2位の座を守って来た日本は 3位転落が確定した。
中国にとっては歴史の節目となる大事件だが、世界第2位の重みを前に改めて身を引
き締めるべきだろう。その国の真の実力はGDPだけでは測れない。1人当たりGDP
や科学技術イノベーション、社会の管理水準、資源消費、環境保護、国家イメージ
などさまざまな指標が存在する。中国はGDPで日本を抜いただけで、喜んでばかり
もいられない。
まず、中国の1人当たりGDPは国際通貨基金(IMF)の統計によると、09年は3566
ドルで世界99 位。一方の日本は3万9573ドルの16位で中国の10倍を超えている。
世界の平均は8000ドルだが、中国はその半分にも達していない。さらに考えなけ
ればならないのは、中国には「データの信憑性」という根深い問題も存在するとい
うことだ。
中国が抱える大きな問題は、▽都市と農村の所得格差▽業種間の収入格差▽貧富の
差▽東部と西部の発展格差―の4点だろう。都市と農村の所得格差は13:1にまで
拡大し、業種間の収入格差は今年第1 四半期の時点で約11倍。ジニ係数(所得格差
の指標)は社会の安定を脅かす警戒線を超えている。東部と西部の1人当たりGDP
の差は約2倍だ。
科学技術イノベーションでも、中国は日本より20~30年遅れている。単位GDP当た
りのエネルギー消費量も日本の10倍前後だ。要するに中国のGDPは資源消費と環境
汚染を土台にして成り立っているといえる。このままの構造で成長を続ければ膨大
な量の二酸化炭素(CO2)を排出し、世界に「無責任な国」というイメージを植え
付けてしまうだろう。
中国は日本に「量」で勝っただけで、「質」ではまだ遠く及ばないことを自覚すべ
きだ。日本との差を直視しながら質の良い経済発展を続けることが、環境保護との
両立という難問を解決する最良の手段といえるだろう。”
「一人当たりGDPでは日本の方が上」という議論は、
中国で論じられるのなら向上心の証で一向に構いませんが、
日本人が論じるとただの負け犬になります。
何故なら、一人当たりGDPでは日本は「平凡な先進国」に過ぎないから。
アメリカにもカナダにも、そしてあのアイルランドにすら及びません。
▽ 一人当たりGDPで日本よりおよそ30%豊かなスイス
『ブランド王国スイスの秘密』(磯山友幸,日経BP社) |
▽ 一人当たりGDPで日本より10%以上豊かなスウェーデン(生産性は+30%)
『スウェーデン・パラドックス』(湯元健治/佐藤吉宗,日本経済新聞出版社) |
日本は一人当たりGDPで最低でも北欧(除ノルウェー)を超えるべきでしょう。
海を持たないオーストリアにも負けているのですから話になりません。