連休ですので、最近注目している新刊を紹介します。
ここ最近は北欧本ラッシュが続いており、
漸くにして冷静な分析が増えてきました。
一つの見分け方としては、「新自由主義」「市場原理」へのアンチテーゼとして
北欧経済を捉えている本は悉く内容が偏った「ご都合主義」本で、
合理主義や強制的な就労促進策に目を向けているのが良書です。
ソ連の核兵器への対処は、現実主義の北欧と理想論に走りがちな日本で
みごとに正反対だった。日本はそう簡単に「北欧化」できないだろう。
→ 北欧経済の研究書として金字塔となるでしょう。
専門書ではありませんが、素晴らしい内容です。
北欧諸国の本質が競争主義であるという点は全くその通りです。
購買力平価で労働生産性を比較すると日本より3割高いとか。
日本の一部の研究者がいかにいい加減なことを書いているか、
実によく分かる素晴らしい一冊です。
→ タイトルとは逆に、「スウェーデン愛」溢れる本です。
スウェーデン経験のある日本人は、
私の近くにもいますが相当スウェーデン大好き人間が多い。
→ これまだ店頭に出ていませんが面白そう。
週刊文春に載った分以外に何か特ダネあるのでしょうか?
事業という面ではひとかけらも魅力を感じない企業ですが
(根本的に哲学も文化もない寂しいブランドに見える)
どうして幹部が次々辞めるのかは興味あります。
▽ あとこれは現在上映中の映画。
『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』平山秀幸監督
http://movie.walkerplus.com/mv46602/
→ ウィンドトーカーズより時代考証がしっかりしていますが
邦画は軍事面の描写(特に会談場面)が甘く残念。。
脚色も成功とは言い難い。
あとサイパンの日本軍は防衛戦初期に大失敗して
多くの兵力と火砲を失っています。
大場大尉は所謂ゲリラに過ぎません。
戦争のシーンはこちらの方が正確だろう。韓国はまだ兵役のある国だから。
▽
『戦火の中へ』イ・ジェハン監督
http://movie.walkerplus.com/mv46969/
戦争物が嫌なら矢張りこちらですが
フェイスブック成功の秘密はこれを観てもまず分からない。
▽
ここ最近は北欧本ラッシュが続いており、
漸くにして冷静な分析が増えてきました。
一つの見分け方としては、「新自由主義」「市場原理」へのアンチテーゼとして
北欧経済を捉えている本は悉く内容が偏った「ご都合主義」本で、
合理主義や強制的な就労促進策に目を向けているのが良書です。
ソ連の核兵器への対処は、現実主義の北欧と理想論に走りがちな日本で
みごとに正反対だった。日本はそう簡単に「北欧化」できないだろう。
『スウェーデン・パラドックス』(湯元健治/佐藤吉宗,日本経済新聞出版社) |
→ 北欧経済の研究書として金字塔となるでしょう。
専門書ではありませんが、素晴らしい内容です。
北欧諸国の本質が競争主義であるという点は全くその通りです。
購買力平価で労働生産性を比較すると日本より3割高いとか。
日本の一部の研究者がいかにいい加減なことを書いているか、
実によく分かる素晴らしい一冊です。
『日本はスウェーデンになるべきか』(高岡望,PHP研究所) |
→ タイトルとは逆に、「スウェーデン愛」溢れる本です。
スウェーデン経験のある日本人は、
私の近くにもいますが相当スウェーデン大好き人間が多い。
『ユニクロ帝国の光と影』(横田増生,文藝春秋) |
→ これまだ店頭に出ていませんが面白そう。
週刊文春に載った分以外に何か特ダネあるのでしょうか?
事業という面ではひとかけらも魅力を感じない企業ですが
(根本的に哲学も文化もない寂しいブランドに見える)
どうして幹部が次々辞めるのかは興味あります。
▽ あとこれは現在上映中の映画。
『太平洋の奇跡 フォックスと呼ばれた男』平山秀幸監督
http://movie.walkerplus.com/mv46602/
→ ウィンドトーカーズより時代考証がしっかりしていますが
邦画は軍事面の描写(特に会談場面)が甘く残念。。
脚色も成功とは言い難い。
あとサイパンの日本軍は防衛戦初期に大失敗して
多くの兵力と火砲を失っています。
大場大尉は所謂ゲリラに過ぎません。
戦争のシーンはこちらの方が正確だろう。韓国はまだ兵役のある国だから。
▽
『戦火の中へ』イ・ジェハン監督
http://movie.walkerplus.com/mv46969/
戦争物が嫌なら矢張りこちらですが
フェイスブック成功の秘密はこれを観てもまず分からない。
▽
『ソーシャル・ネットワーク』デビッド・フィンチャー監督 |