みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

『週刊エコノミスト』2月15日号 - 八田達夫氏「日本の森林組合は自治体の外郭団体、情報を出さない」

2011-02-07 | 『週刊エコノミスト』より
今週の『週刊エコノミスト』の特集は「日本株 復活!」。
珍しくポジティブなタイトルです。
まあ順当な結論でしょうね。

私の見方は今号のバークレイズの高橋文行氏(P27)に近いです。
日本経済は完全に外需待ちで自律回復できない。
大手商社が一人勝ちしている現状から余りに明らか。

また、今EVに期待するのは誤りです。どうして採算の悪さを無視するのか…
ドルやユーロの本格反転の方が遥かに効果が大きい。





『エコノミスト』2011年 2/15号


P48の「日本にもチャンス! 中東・北アフリカのエネルギー商戦」
と題した長谷川洋三氏の寄稿が面白い。

P44の八田達夫・政策研究大学院大学学長による
「林業改革の1丁目1番地は生産林・非生産林の峻別だ」は
もしかすると今後の林業を変える大ヒットかもしれない。

自治体の外郭団体同然の状態である森林組合が
日本の森林情報を出そうとせず補助金依存体質であると
非常に重要な指摘をされています。

    ◇     ◇     ◇     ◇

今週の『週刊ダイヤモンド』は特集「就活の虚実」。
内定率がいかに当てにならない数値か、よく理解できます。

厚労省労働局の調査では千葉・埼玉の大卒予定者の内定率は4割台とか。
ブランド力ある大学が乏しいハンデがあるにせよ、これでは……

尚、特集では「大学生の急増という構造要因が大きい」としていますが
これは明確な誤り。本質は企業が採用数を大きく絞ったことにある。

4年前に経済誌各誌がどう書いていたか見ればすぐに分かる。
たった数年で学生が急増したり質が落ちることは絶対にあり得ない。

企業を顧客としているコンサルの話を鵜呑みにするのはやめるべきだ。





『週刊ダイヤモンド』2011年 2/12号


ダイヤモンド得意の匿名座談会が面白い。
自分たちの第一の仕事は就活マシーンを排除すること
と語る採用担当者の言葉に爆笑です。(気持ちがよく分かる)

こざかしい就職内定テクニックを語る胡散臭い連中が
余りにも多過ぎて学生も採用担当者も気の毒だ。






『週刊東洋経済』2011年 2/12号


東洋経済は着眼点は良かったが切り口が良くない。
ブラジル国内市場をセクター別に分析し
成長性と企業シェアを見ればいいのに。
Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする