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みんなの心にも投資 … ソーシャルインベスター(社会投資家)への道

個人投資家の”いとすぎ ”が為替・株式投資を通じた社会貢献に挑戦します。すべてのステークホルダーに良い成果を!

「誰がどう見ても大失敗」「トランプのパシリ」- メディアに何一つ反論できない、安倍の完璧なポチ外交

2019-06-25 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
冷静かつ客観的な観点から言えば安倍外交は「口だけ」もしくは「凡庸」で
後年の外交史ではパフォーマンスばかり派手で中身のない外交と評されよう。

今回のイラン外交が分かり易い例だ。愚昧なB層以外は誰も騙されない。
トランプに行けと言われて行き、梯子を外される始末なのだから。

「安倍の人民日報」に近くなっている御用メディアや
官邸の「安倍ゲシュタポ」に監視されている左派メディアよりも
安倍外交を「誰が見ても大失敗」「トランプのパシリ」と痛烈に評する
タブロイドやスポーツ新聞の方が本質を衝いている。

相手が朝日新聞ならいきり立って誤報だの捏造だの騒ぎ立てる安倍も、
「大失敗」「パシリ」と言われても何一つ反論できないでいる。
馬鹿なB層有権者はSNSの情報操作で騙せるので問題ないと思っているのだろう。

最近「安倍外交は米国のポチではない」と必死に叫んでいる輩がいるが、
容疑者が「俺は何もしていない!」と叫ぶのによく似ている。
ポチ外交であるのが誰の目にも明らかであるので、事実を否定するしかないのだ。
その苦しさと惨めさには同情するが、はっきり言って因果応報である。

▽ 日本は日米合同委員会と密約により米軍支配下にあり、岸信介は自衛隊の指揮権すら「献上」した

『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(矢部宏治,講談社)


安倍は常に「口だけ」、当ウェブログが前々から警告した通りの惨状である。

「安倍政権の言い分を鵜呑みにして報じたり、碌に批判をしないメディアは、
 官邸の買収工作を受けているものと見て間違いない。
 漏れ聞こえる話では、菅官房長官・萩生田補佐官・世耕副長官が
 メディアを監視する一方、「懇親会」と称して記者を連日接待しているということだ。
 (事実上、官房機密費で彼らを「買収」している訳である)」

「安倍政権の言う「テロ対策支援」が軍事的裏付けを伴っておらず、
 実質的には国益(=安定したエネルギー供給)護持と
 日本企業のビジネス拡大の修辞に過ぎないことは明らかだ。
 そうしたリアリズムが認識されないことこそ重大な問題である」

「安倍首相はせいぜい外務大臣の器でしかないので、
 軽々しくリップサービスを振りまく悪い癖がある」

「米国は東アジアの安全保障政戦略で日本を必要としている。
 (場合によっては中国のミサイル攻撃の「盾」として利用される可能性もある)
 日本の協力を「高く売りつける」ことが正しい目的であった筈だ」

「集団的自衛権容認で忠犬ぶってアメリカに尻尾を振る以外にも
 日米同盟を強化する方法は幾らでもあるという事実を全く理解してないものと見える。
 今回の安倍演説は、集団的自衛権が日本のためではなく米国のためであることを
 図らずも明らかにしたのである。日本国民が疑いの目を向けるのも当然だ」

「そもそも集団的自衛権を認めるかどうかは、中国の脅威に対抗するための必須条件では全くない。
 台湾海峡周辺での有事では、米軍と同時に日本も攻撃を受ける可能性が極めて高いからだ」

「いま北方領土交渉などしている場合ではないことが、どうして分からないのか。
 根本的にリアルポリティークが分かっていないとしか言いようがない。
 本来はアメリカに釘を刺される前に、自ら自制するのが当然だったのだ」

「プーチンは完全に安倍政権を嘲笑し、北方領土の開発を進めている。
 これだけ馬鹿にされているのにプーチン訪日を働きかけるというのは、
 もはや国辱的とも言える範疇に入る。
 外交が分かる者にとって、安倍首相のウクライナ訪問は「自爆」或いは「自滅」行為でしかない」

「この学習能力の欠如にはもはや呆れるしかない。
 北朝鮮に煮え湯を飲まされ、ロシアが平然と北方領土開発を進めて
 日本は面子を潰されているのにまた凝りもせずまた同じ罠にかかっている始末だ」

「ロシアは常に国益(ロシアの利益)のために行動しているのだから、
 対ロ外交で点数を稼ごうとプーチンに媚び諂う安倍政権のスタンスそのものが愚行である」

「安倍政権は不利な条件を呑まされるのが関の山で、
 「北方領土交渉を形だけ行うのと引き換えに経済協力させられる」
 といった無様な結末を迎えるだろう」

「安倍政権は、日露関係の歴史を全く学んでいないものと見える。
 メディアに対し北方領土交渉がいかにも有望であるかのような
 見え透いた情報を流し、またB層を騙そうとしている」

「歴史的に見れば、ロシア側が日本を歓迎するかのような態度を示すのは、
 ロシアの利益のために日本を利用する狙いがある時である。
 (その典型例が、日ソ中立条約の際のモロトフである)」

「逆にロシア側が不利な際には猛々しく敵意を見せて牽制してくることが多い。
 (その典型例が、日露戦争の際のヴィッテである)」

「今回のプーチンがどちらであるかは、火を見るよりも明らかである。
 安倍政権を毛針で釣ってロシアにカネや技術を出させるのが目的だ」

「その証拠に、ロシア外務省は北方四島がロシアに帰属すると明言して
 安倍政権の顔を潰し、同時に着々と千島の軍事拠点化を進めている」

「また、時事通信の報道によれば、ロシアの退役軍人は
 「日本の安保法制成立は脅威」と明言している」

「日本の外交の最大の欠点は、自らの利害や事情に基づく希望的観測を持つことで、
 その甘さはこれまで何度も嘲笑され外国に利用されてきたにも関わらず、治っていない」

「ロシア側はいま日本に妥協する理由が全くないのだから、
 交渉を急ぐ必要もない。日本が焦るのを待って条件を吊り上げれば良い。
 選挙向けの「お土産」が欲しい安倍政権の焦りを利用してより多くの「成果」を狙える」

「今回のいかにも動機の疑わしい北方領土交渉は
 外務省主導で進んでいるのではなく、安倍首相が側近とともに
 「独断専行」して行っているとの情報が複数ある」

「これは、戦前の松岡洋右・白鳥敏夫・大島浩らが外交を誤り、
 自らが賢いと思い上がって独裁国家と友好関係を結べると妄想した結果、
 日本を滅亡の淵にまで突き落とした歴史と酷似している」

「(1)失敗したサハリンプロジェクトの交渉当事者が主導している
 (2)目的が「首相の名を歴史に残すこと」であり、国益や公益を忘却している
 (3)これまでの対ロ交渉の蓄積を持つ外務省の影が薄い
 という悪材料が複数揃っており、益々碌でもない結末が容易に予見できる。
 アメリカに嘲笑されるばかりではなく、安全保障政策に悪影響が及んだらただでは済まない。
 つまらない政治的野心が日本の国益を損なうことに直結するであろう」

「報道によれば首相やその周辺は「ワンマンタイプの大統領や首相に好かれる」などと
 笑止千万な言葉を漏らしたらしい。国際社会の冷厳な現実を理解もせず、
 そうした甘い認識と希望的観測に縋っているから大失態を見せるのである」

「プーチンはそうした能天気な安倍政権を嘲笑うように、北方領土にミサイルを配備した。
 北方領土交渉の前に圧力をかけて、「俺の言う通りにカネを出せ」と言っているのだ」

「ロシアは歴史的に軍事かカネでないと動かないし、動かせない。
 ブレスト=リトフスク条約のような領土割譲は、
 余程追い詰められて存亡の危機に瀕していないと行わない国だ」

「ましてや、小国だった日本に日露戦争で屈辱の敗戦を味わわされた。
 だから日ソ中立条約など自国の都合でいとも簡単に破棄した。
 元々そういう国であるのを、どうして分からないのか。
 安倍政権は日本史も世界史も理解していないのか」

「対中国でロシアを味方につけたいなら、極東での経済開発で
 中国の人口と経済力に脅威を感じるロシアを支え、
 同時にロシア市場への日本企業の浸透を目指すべきである」

「安倍政権が北方領土交渉を優先する動機は、
 選挙に勝って権力の座へ居座り続けるために過ぎず、
 国益のためでは全くないことは明白である」

「北方領土交渉は、アメリカの疑念と冷淡さを招き、
 日本の安全保障においてネガティブに働く。
 我が国の安全保障の「戦略正面」は東シナ海であり、
 北方ではないという現実を安倍政権は理解すべきである」

「悪いことは言わないから、友好を確認し極東での経済協力を約束して終わりにすべきだ。
 そうしないと更なる間抜け面を国際社会に晒すことになろう」

「「食い逃げはない」と豪語する世耕発言を嘲笑うように、
 プーチンが「領土交渉の前に経済協力」とはっきり断言していることからも、
 安倍政権の「土下座外交」「外交敗戦」に至る運命は既に決定されているのだ」

「岸博幸氏は、トランプ大統領が就任する前の現在の段階で
 トランプがやろうとしている経済政策は「絶対に」うまくいかない
 と断言しているが、全くその通りである」

「ただ、当ウェブログはもっと厳しい見方をしており、
 これだけウォール街を重用した政権はオバマよりレイムダック化が早く
 すぐに有権者から見捨てられると考えている」

「トランプの支持基盤は政治リテラシーが低く短気な層と、
 アメリカ社会の現状に不満な浮動票から成り立つ「呉越同舟」である。
 両方の支持層とも移り気で飽きっぽく、トランプが幾つか失策を見せれば
 あっと言う間に飽きて離れてしまう」

「かと言って伝統的な共和党の政策を行っても、格差が経済成長を阻害している上に
 人口動態が老化してきて低成長化している米経済が甦える筈がない」

「スウェーデン型の高成長を実現できるとしたら民主党だろうが、
 オバマケアにすら強い不満を持つような税嫌い、政府不信のアメリカ国民が
 そうした真の成長政策を選ぶ可能性はゼロに近い」

「日本にとっては、トランポノミクスがあっという間に萎んで東証に大打撃になる上に、
 東アジアの安全保障や外交でも被害を受けることになろう」

「トランプのアメリカファーストにレイムダック化が相俟って、
 極東での対中抑止効果が損なわれる可能性が極めて高い」

「元々トランプは東アジアの安全保障には関心が薄く、
 極めて廉価かつ重要な在日米軍基地であるのに駐留経費にばかり文句を言うしみったれだ。
 内政だけで手一杯になってしまうと極東については更に手薄になる筈である」

「国内メディアや御用ジャーナリストが見ない振りをする「不都合な事実」を、
 英フィナンシャル・タイムズがはっきりと記事にしている」

「「プーチン氏の大きな外交的勝利」と安倍外交の惨敗を伝えた
 英FT紙の報道を読売新聞が転載しており、世界的に見ればこれが当然の見方だ」

「官邸に睨まれている朝日新聞は、遠回しではあるものの一矢報いている。
 安倍首相との会談には大幅に遅れたプーチンが
 ロシアへの投資が期待できる孫正義SB社長に対しては
 「肩を抱いて」歓迎の意を大いにアピールしたのを報じているのだ」

「産経も妙なナショナリズムさえ絡まなければ的確な記事を出すので、
 プーチン・安倍会談が失敗(或いは大失望)に終わった後で
 漸くプーチンの安倍首相への扱いが対中国より明らかに劣っていること、
 サハリン2で日本が煮え湯を飲まされた事実を報じている」

「安倍首相の補佐官は、想定外の出来事に飛び上がって
 いそいそとトランプの御機嫌伺いに向かった安倍首相の
 「価値が高まる」などと見え見えの阿諛追従に熱心だが、
 それを嘲笑うかのようにトランプの矛先はトヨタに向かった」

「トランプは選挙中に「アメリカファースト」と明言していた。
 ということは、日本に厳しくなるのは当たり前ではないか」

「中国の為替管理よりも日本の円安誘導の方が標的にし易いから、
 (ドル円の方が口先介入でも簡単に反応するため)
 絶対に日本の「被害」が軽微だと侮ってはならない。
 トランプは切れる手札がなくなってきたら必ず手頃な標的として円相場を攻撃してくる筈だ」

「「トランプはくみしやすい」と豪語した菅官房長官は、
 遂に前言を撤回して自らの先見の明の欠如と浅慮を認めた」

「一事が万事で、この国際感覚の乏しさが安倍政権の特徴である。
 国内向けには中身のない空虚な大見得を切っておきながら
 トランプに散々脅されてもへらへら笑って媚び諂う有様なのだから」

「「内弁慶」に加えて、おまけに対米では「太鼓持ち」なのだから
 本当に情けないことこの上ない。国辱ものと言って良かろう。
 対ロ外交でプーチンに媚び諂った無様な様子と全く同じなので何ら驚きはないが、
 国内メディアがこうした国辱外交を批判しないのは驚きである」

「安倍政権は学習能力も著しく乏しいので、
 トランプ就任初日にTPPを破棄されて面目丸つぶれ」

「今はまたトランプに媚び諂うために「お土産」の準備に必死で、
 トランプから「与し易し」と見下されて煮え湯を飲まされるだろう。
 対米二国間交渉を押し付けられ、TPP以上の屈辱的な妥協を強いられるだろう」

「対中安全保障で米軍が頼みの綱であるので
 何もトランプに文句が言えないという、より決定的な裏事情があるのだ。
 自前の安全保障政策を持たず対米従属を選んだ安倍政権の売国政策がここにも影響している」

「昨年末にトランプから日本に側近が送り込まれており、
 北方領土交渉で経済協力のプランを纏めた安倍側近が
 密かに5兆円を超える巨額の「お土産」を用意したのだと言う」

「それだけの「貢ぎ物」を貰えれば笑顔になるのも当然だ。
 官邸関係者ですら「ジャイアンとのび太」と自嘲するような
 国辱外交が実態だった訳である」

「安倍外交の本質は、海外メディアがはっきり言明している。「媚び諂い外交」である。
 安倍政権は思考の浅い脊髄反射ばかりで、先を見ないで行動するからこうなるのだ」

「断言してもいいが、安倍政権には学習能力がないから選挙で叩き潰されない限り、
 現下の「媚び諂い外交」をやめることはないであろう。
 (理由は単純、カネで脅すかカネを出して朝貢するかしかできからだ)」

「当ウェブログは何度も「トランプ政権は史上最速でレイムダック化する」と予言したが、
 ロシアゲート問題が勃発して予想通り早くもその通りの事態になりつつある」

「ロシアゲートは、フリン辞任とは次元の違う深刻な問題だ。
 勿論ホワイトハウスは安倍政権のようにしらばっくれているが、
 ウォーターゲートの時もホワイトハウスは嘘をついていた。
 ましてやトランプのこれまでの言動を見て嘘をついてないと考える方がどうかしている」

「トランプに胡麻を擦った末にトランプが自滅して轟沈、
 集団的自衛権で安全保障を強化すると豪語して北のミサイル実験で大慌て、
 ロシアに媚び諂った末に冷淡にあしらわれて大恥を晒す始末。
 外交と称してカネを配っただけで驚くほど成果が乏しいだけでなく、
 安全保障面でもお粗末な「泥縄」を繰り返している」

「北朝鮮ミサイル騒ぎで見落としている者が多いが、
 予想通り安倍政権の北方領土交渉は「無様な失敗」に終わった」

「ロシアが北方領土に経済特区を設置するという話は以前から出ていた。
 今回の件は、領土返還を哀願する安倍政権が足蹴にされただけでなく、
 日本が返還を望む北方領土に、よりによって中国や韓国の投資が行われることを示唆している」

「日ロ交渉は既に大失敗と決まった、それが正しい認識である。
 それを悟らない限り、大恥をかかされ国益を毀損するだけに終わるだろう」

「更に、対北の封じ込めで協力を要請しても一蹴され、
 まるで子供の使いのような無様な結果である」

「日本の目の前の北方領土で軍事演習を見せつけるような相手と、
 対等に交渉できるなどと妄想しているような間抜けな首相は日本の恥である」

「大口叩いたスタンドプレーの末に、核ミサイル開発を進める北朝鮮への支援という形で
 ロシアから完全に見下された国辱政権は、米露両国への「ポチ外交」を繰り返さざるを得ないのだ」

「北朝鮮を封じ込めるなら、ロシア外交などで時間を無駄にしている場合ではない。
 このままでは九州や中国地方へのTHAAD配備の必要に迫られるとして
 中国から北朝鮮への圧力を強化させる巧みな交渉が最優先である」

「日本国内での核配備論の高まりを交渉材料とする高等戦術もある。
 (勿論、費用対効果において著しく劣等なのでブラフであるが)
 しかし問題は、そうした外交能力が安倍政権には完全に欠けていることだ」

「米欧のロシア制裁が北朝鮮のミサイル技術を進歩させ、
 巡り巡って米韓日に向けられた脅威と化している構図は、
 無力で拙劣なアベ外交ごときが打破できるものではない」

「大統領訪日の浮かれ騒ぎの後に、本質が見えてきた。
 トランプはツイッターで「軍事とエネルギーで莫大な発注がある」と呟き、
 日本へのリップサービスも軍事ビジネスでの「カモ」への社交儀礼でしかないと証明した」

「安倍政権が安全保障面でも果てしなく政策リテラシーが低く、
 ミサイル防衛の備えをサボってきたからこうなるのだ」

「台湾海峡での軍事バランスが中国側に傾いてから10年以上も経った。
 その間、自民党はミサイル防衛の重要性すら理解できず、
 改憲ゴッコと安保騒ぎで貴重な時間を無駄にし続けてきた」

「アメリカの軍需企業に高値をふっかけられて国富を損耗するのも、
 はっきり言って自業自得である。民主党ごときが相手で調子に乗るからこうなるのだ」

「更に、対米従属の「ポチ政権」である証拠が次々と発覚しており、
 沖縄のヘリ墜落事故では二週間も過ぎてからやっと米側が謝罪、
 長崎では防衛局の申し入れを無視した夜間航行訓練が行われた」

「安倍政権がアメリカからいいように利用される、みっともない
 「対米従属ポチ政権」であるのは火を見るより明らかだ。
 まさに「お前が国難」と呼ぶのに相応しい弱腰政権である」

「トランプが訪日で愛想良くサービス精神旺盛だったのは、
 「カネをたっぷりアメリカに貢ぐ上客だから」に過ぎない。
 間抜けな人間は高く払わされるという、ごくありふれた話なのだ」

「韓国には文句を言ってもアメリカには何も言えない、
 情けない限りの対米従属政権である。(最初から分かり切った話だが)」

「陸上イージスもシェルターも半年は遅れている。
 敵基地攻撃能力の検討に至っては馬鹿丸出しの議論で
 まさに「泥縄」、安倍政権の軍事リテラシーの低さが露骨に示された」

「特殊部隊が難民を装って日本海側に上陸してくる危険性をも考えず、
 暢気に原発を稼働させている愚鈍な政権だから、てんで話にもならない」

「意気込んで東欧を廻った安倍外交は、見事に裏目に出ている。
 中国は「毎年」中東欧の16ヵ国と首脳会合を重ねており、
 目立ちたがり屋の安倍が完全に後手に廻っている形だ」

「また、ロシアに「忖度」して東欧諸国のロシア制裁強化の求めに応えられず、
 「相手国の要望には応えずに自分の要望だけ伝える」微妙な結果に終わった」

「東欧に北のミサイルが届くなどという軍事リテラシーゼロの法螺話を吹聴し、
 ロシアの強大な軍事力を前にしている東欧諸国の現実すら理解できないのである。
 この惨状では、安倍は大学どころか高校に戻って欧州史を頭に叩き込む必要があろう」

「レイムダックのトランプに、有事への備えが泥縄でお粗末な安倍政権。
 先見の明のない点でそっくりな北の三代目と揃って仲良く没落することになろう。
 そして、安倍を掌で踊らせたプーチンがほくそ笑むだけだ」

「ロシアは軍事力とカネしか信じない国だ。
 ロシアがこのように日本を褒めるということは、
 安倍がロシアにとって利益になる存在であり、
 ロシアに都合良く動いてくれているということを意味する」

「大根役者で口だけの安倍が何を言ったところでロシアには蚊に刺された程度なので
 何をしても嘲笑されるか顔を潰されるだけではあるのだが、それにしても情けない」

「イージスアショアの配備の必要に迫られるので
 ロシアが北の核開発に影響力を行使できるなら配備を再考すると
 先手を打って牽制すべきだったのだ。ここでも鈍重で後手に廻る安倍に期待などできない」

「森友問題で中高年男性やいかにも薄情そうな女性が
 「もっと重大な問題が他にある」と森友問題を放置するよう求めるケースがあるが、
 これこそ政策リテラシーの低い、典型的な「B層有権者」である」

「森友問題は、口だけで碌な経済パフォーマンスを出せない癖に
 (経済成長率も実質賃金上昇率も生産性も主要先進国で最低水準の劣等生が安倍である)
 世界経済の好調の恩恵を自分の手柄のように吹聴する噓つきの安倍を
 不似合いな首相の座から放逐するための絶対に外せない好機である」

「この好機を外したら、日本経済が低迷から脱する最後の僅かなチャンスが失われるし、
 完全に「時間の無駄」に終わった北方領土交渉や日韓合意といった
 レヴェルの低過ぎるスタンドプレー外交をやめさせる時期も後ずれする」

「安全保障に至っては、何年も前から進めるべきだったMDが泥縄で、
 北の工作員が簡単に侵入できる若狭湾で原発を稼働させるという、
 果てしなく程度が低く日本の国防を毀損する張本人が安倍である」

「他力本願の安保関連法案ごときで突発的な局地紛争に対応できる訳がなく、
 白昼夢で国民を騙しているのだから、とんでもない話だ」

「あの産経も、安倍がトランプに対し露骨に尻尾を振って媚びても
 EU以下の扱いしか受けなかった事実を認めざるを得ないのだ。
 トランプは要するに自国第一主義なのだから、当たり前の結果であろう」

「内向きでスタンドプレーしか出来ない大根役者である安倍の始めた、
 北方領土交渉も日韓合意も対北交渉も全て完全に失敗している。
 失敗しているだけでなく、悪影響すら及ぼしているのだからさっさと辞めた方が国益に適う」

「トランプに「私はTPPが好きではない」とはっきり言われ、
 安倍外交の虚妄と中身のスカスカな「口だけ外交」がまたも実証された」

「そもそもはアメリカの政財界の要求(要望ではない)によって生まれたTPPに固執し、
 トランプ当選でTPPの可能性が「ゼロ」になり米国抜きのTPP11などという
 馬鹿丸出しのスキーム(握りのない寿司のようなもの)にグレードダウンし、
 トランプからアメリカに有利な日米FTAを突き付けられるという間抜けさである。
 最初から戦略的に敗北しているのがどうして分からないのか」

「安倍があらゆる分野で「口だけ」なのはもはや完全に暴露されたと言えよう。
 どうせ非力だからといっても、イギリスやカナダのようにアメリカに従属せず
 自主独立の外交を行っている国もあるのに、安倍のポチ外交は国辱的ですらある」

「基本的には民主党鳩山政権のように「世間知らず」のレヴェルでしかないのに、
 口だけは達者だからリアルポリティークに無知な連中は騙されるが、
 いかに程度の低いB層国民でも、お粗末な実態に薄々は感づいてきたのではないか」

「そろそろ流石に、思考停止したB層有権者か洗脳されたイデオロギスト以外は
 「化けの皮が剥がれた」安倍外交の惨めな本質が見えてきたことであろう」

「安倍と似た「口だけ」トランプはとにかく中間選挙にか頭になく、
 北に妥協して米国民に形だけの「成果」を示そうと「プロレス外交」を展開している」

「安倍が必死で媚び諂ったトランプが大根芝居で北に内情を見透かされ、
 トランプ自身が批判したクリントンと同じ、みっともない敵前退却に逃げるようだ。
 (温存される北のミサイルの前に晒される間抜けな安倍が呆然としている)」

「外交に限らず、もとより安倍は「公言した政策は実現されない」噓つきである。
 デフレ脱却、物価2%、1億総活躍、3年抱っこし放題、女性活躍、待機児童ゼロ。
 安倍が数値目標を掲げたら最後、「達成されないのは確実」なのだ」

「その噓つき二世が「拉致問題前進へ私が司令塔に」と言ったものだから、
 拉致被害者家族が気の毒で仕方がない。平然と嘘をつくこれ迄の「実績」から見て、
 蓮池氏から「言葉と行動がかけ離れている」と痛烈に批判されるのも当たり前だろう」

「安倍が首相の座に居座ってもう何年も経つ。
 これまでの「実績」から見て、蓮池発言は完璧に正しい。
 もし北が被害者を帰国させるとしたら、ごく僅かな人数にとんでもないカネを要求する筈だ。
 それはアベだろうが誰だろうが変わらないのだから、噓で国民を欺くのは大罪である」

「口だけのトランプは似た者同士の差別主義の支持者に「ノーベル賞候補」とおだてられ
 すっかり図に乗っているが、これこそトランプがクリントンの二の舞になった証拠だ」

「トランプはクリントン大統領時代の対北政策を「失敗」と決めつけたが、
 北へのサージカル・ストライクの機会を逃したトランプにクリントンを批判する資格などない」

「結局は北の非核化の空手形に騙され、その実行をずるずる引き延ばされることになり、
 トランプが所詮は軍事介入の決断力に欠ける口先だけの弱い政治家だと見抜かれた末に、
 北による条件闘争を装った時間稼ぎ戦術にしてやられるしかない」

「安倍には言わなくて良いことをいちいち口に出して大見得を切るという悪癖がある。
 しかも、安倍が断言する政策は例外なく失敗するという「実績」があるから、
 今回の南北交渉・米朝交渉では間違いなく安倍が「蚊帳の外」になるのは間違いない。
 そして一方的な事後報告を「詳細な説明」と安倍が称して惨めな言い逃れに終始するだろう」

「核実験場はどうせ既に使えなくなった場所を「廃棄」と称するだけだろう。
 北のことだから核開発に費やした費用を取り返せる程のカネやメリットを必ず要求する筈だ」

「日本にとっては考え得る限り最悪の展開で、
 利己主義のトランプはICBM廃棄と非核化の空手形だけで満足し、
 日本に中・短距離のミサイルが向いたまま在韓米軍が削減される展開もあり得る」

「米軍の介入の可能性はかなり低下したように見えるが、
 トランプは中間選挙で目先の票を得ることしか考えていない」

「自らの無責任な行動の結果、東アジアが不安定化しようと
 北の一時凌ぎに乗せられて相手にみすみす時間稼ぎの隙を与えようと
 何も気にせず同盟国にカネを要求し苦境に追いやる最低のポピュリストである」

「かつて朝鮮戦争を招いたアチソンと同様に迂闊で、
 自分の権力と支持層への迎合しか興味のないトランプは
 アメリカを分断させその斜陽を決定づけるだけにとどまらず、
 東アジアの危機を深刻化させ、日本を危うくさせかねない」

「矢張り「史上最大の茶番劇」となった米朝会談、
 言うことだけは立派なトランプはクリントンと同類だった。
 北に妥協してビッグプレゼントを与えるという大失態である」

「かつてバビロン作戦で的確にイラクの原子炉を破壊したイスラエルのように、
 サージカルストライクで脅威を感じさせてから交渉するならまだ話は分かるが、
 見え透いたブラフで交渉しても無駄だ。北に嘘をつかれ、裏切られるのが目に見えている」

「ただクリントンより図々しいのがトランプだから、
 日本にとっては不幸なことに北の非核化にカネを出させられた上に
 米韓合同軍事演習はとりやめ、下手をすると在韓米軍も縮小しかねない」

「「踏んだり蹴ったり」とはまさにこのことで、
 官房長官がミサイルが飛んでこなくなったと愚にもつかない言い訳をするのは
 あまりにも日本にとって不利な結末だから、他の言い方ができなかったためだ」

「その証拠に「内向き」の防衛省は大慌て、トランプだったらやりかねないと
 警戒してリスクシナリオを練っておくべきだったのが、不意を衝かれ動揺している。
 (そもそも安倍自身や政権のレヴェルが果てしなく低いので、仕方ない面もあるが)」

「御用メディアや安倍支持派がどんなレトリックで取り繕おうとしても、
 現実は明白だから、不機嫌な沈黙かみっともない誤摩化ししかできない有り様」

「イデオロギーに隷属している論者は結局こうなる訳で、
 「情勢は複雑怪奇」と無知を晒して辞めた平沼騏一郎とそっくりだ。
 彼らは戦前の歴史から学ばず、殆ど進歩していないのである」

「身勝手なトランプが大統領なのだから、安倍のように必死に媚び諂っても
 日本に被害が及ぶのは避けられないと容易に予想できたことだった」

「THAAD議論で中国を強力に牽制することもできず、
 はなから不可能な北方領土交渉を始めてロシアに借りをつくった安倍外交には
 最初から「不利なカードが配られていた」、より正確に言えば「自分の首を絞めていた」のだ」

「当ウェブログは早くから「日本ひとり負け」「また譲歩を強いられる」
 「トランプはクリントンの二の舞になる」と予言してきたが、
 残念なことに次元の低い安倍ではこれ以外の道はなかったのだ」

「アメリカに幾ら釘を刺しても「暖簾に釘」でしかない。
 ニクソン訪中の際にも身を以て思い知らされた史実ではないか!
 安倍(とその周辺)は、日本の現代史すら理解していないのである!!」

「戦前の大日本帝国の決定的な誤謬となったのが日独伊三国軍事同盟で、
 平沼騏一郎のような視野狭窄のイデオロギストが首相になった日本は
 国際情勢を洞察できず、先見性も欠けていたため国土を灰燼と化した」

「現代の日本社会も戦前回帰と言うより「退化」が進んでいるので、
 国際情勢に疎く独善的な判断に固執しファナティシズムに陥ってしまう点で
 実は戦前とよく似ていて、進歩が見られないという情けない状況である」

「トランプは米国の国益、正確に言えば自分の権力維持のために行動している。
 日本のためではないし、米朝会談で日米の国益を損なうことになっても、
 目先の中間選挙で票が得られれば良いという近視眼である」

「米朝会談の結果に最も喜んでいるのは北朝鮮、ロシアも歓迎で
 中国に至っては米韓軍事演習縮小は自分の主張通りと自慢している。
 米朝合意が結果的に誰を利したものであるかは、誰が見ても明らかだ」

「米朝会談を「成功」であるかのように語っているのは
 日本でも米国でもイデオロギストやB層だけであり、
 それが明白な「利敵行為」であることすら悟っていない始末だ」

「米朝会談で一番喜んでいるのは北朝鮮だ。
 米朝会談が成功だと道理を歪めて強弁するのは、
 北朝鮮の利害を代弁する愚かで有害な行為である。
 北には核兵器の開発能力があり、いつでも核武装路線に復帰できることを忘れてはならない」

「トランプはどうせ短期間で大統領の座から蹴飛ばされるから
 数年経つとまた元の木阿弥になる。壮大な時間の無駄でしかない」

「アメリカの保守の立場から見ても、純軍事的にも今回の米朝会談は「成功」などではない。
 むしろ問題先送り、将来の災厄を拡大させ得るものですらある」

「このところ北朝鮮がどんどん図々しくなっており、
 老人トランプは完全に北の三代目から舐められている。
 どうせすぐレイムダックになる老害だからそれも無理のない話だが」

「そもそも米朝会談で「国際的な地位確保」と北朝鮮が大々的に宣伝したから
 トランプが掌で転がされて北朝鮮が大勝利を収めたのは明白である。
 トランプは「諂った」と米紙が評したのも至極当然のことであろう」

「つい最近ではポンペオがCVIDではなくFFVDという欺瞞的な言葉を使い始めたが
 老醜トランプが北に妥協して閣僚にCVIDを口にするなと命じたらしい」

「威勢のいいのは口先だけで成果はショボく、
 自己宣伝だけは必死という点で安倍とそっくりの老人だから、
 このコンビが騙され易いB層有権者にしかウケないのも不思議ではない」

「その内弁慶で口だけトランプに巨額の兵器を買わされることになった
 同様に「口だけ」の安倍が貧乏籤を引くはめに陥ったのも何ら不思議ではなく、
 トランプの本質を見抜けなかったため不利なミサイル・ギャップが残ったままだ」

「対中朝のミサイル防衛は何年も前から取り掛かっておくべきだったのに
 唾棄すべき欺瞞に満ちた「平和安全法制」などというみっともないポチ法案で時間を無駄にし
 日本の安全保障を危うくしただけでなく日本外交をレイムダックにした安倍はいい面の皮である」

「MDを着々と強化しつつ中朝の軍備増強を国際広報・牽制し、
 イージスアショアやサード整備案を中露への外交カードとする高度な戦略が必要だが、
 思考停止してポチと化している安倍に期待しても全く意味がないのは言う迄もない」

「北朝鮮の「生命時装置」は中国とロシアだ。
 この二国に圧力を加え、少なくとも片方からの支援を断たなければ
 トランプが何をしても時間の無駄、労力の無駄である」

「利己主義、差別主義、身勝手、無責任、根深い粗暴性、場当たり行動、棍棒外交。
 歴史と照らし合わせれば、トランプが米国のダークサイドを多く体現した人物だと分かる。
 ただ「口だけ」なのがトランプの独自性で、そのため今のところ悪影響は限定的だ」

「こうした老害トランプが大統領になれたのは米国の衰退の証左であると
 当ウェブログは以前より指摘してきたが、中朝にコケにされても自慢話ばかりのトランプは
 相変わらずの自己満と能天気で、いかなる面からも衰退をもたらす大統領にしか見えない」

「トランプは自慢話の才能だけはあるようで、その意味では安倍にそっくりだ。
 共通点は「自分達は素晴らしい、他人は劣っている」という固定観念で、
 当人は大真面目で口にするのだが、後世の物笑いになるだけなのである」

「勿論、こうした老害による「被害」は日本を直撃する。
 北の核武装能力は何一つ損なわれておらず、非核化などやる気ゼロなのは明白だ。
 中朝露のミサイル配備は無傷で残ったまま、寧ろ中国は軍備増強を続けている」

「北のミサイル実験がぱたりとなくなって安心する日本人は典型的な「B層」であり、
 米朝会談など典型的な「茶番劇」に過ぎないのだから、これから狡猾な中朝が巻き返し、
 老人トランプを振り回して時間稼ぎを行い、照準を次の大統領に定めるであろう。
 レイムダック化したら老人トランプなど「利用価値がない」からポイ捨てか嘲笑である」

「トランプが中朝から嘲笑されレイムダック化することを前提に、
 日本は安全保障及び外交戦略を考えていかなければならないのだ」

「中間選挙に向けて必死のトランプが、因果応報ながら痛恨の一撃を受けた。
 元選対本部議長のマナフォートが裁判で有罪となっただけでなく、
 トランプからの口止めの指示があったと認めたのだ」

「また、IAEAが「核開発を継続」と名指しされた北朝鮮からは
 完全に舐められており、制裁をやめて朝鮮戦争の終戦を先にしろと要求されている。
 国際社会から残酷な人権侵害を批判されている独裁国家を甘やかし妥協するからこうなるのだ」

「外交史も碌に知らない素人評論家がトランプを擁護して
 トランプによるニクソンのような「マッドマン・セオリー」なのだと
 小賢しい解説をしていたが、彼らがいかに無責任で蒙昧であったかが証明されたと言えよう」

「真相は、セオリーではなく只の「マッド」だっただけであり、
 外交手腕ではニクソンに遠く及ばないだけでなく無法な核武装国家を放置しただけ、
 国内ではアメリカ大統領という地位を汚し、この点ではニクソンを上回る不名誉な歴史として残る」

「安倍はまたロシア側に北方領土を諦めろと通告され、
 文句も言わず経済協力だけすればいいと宣告された」

「プーチンに尻尾を振ってポチ外交をいつまでも続けていながら
 国内向けには北方領土が返ってくるかのような頭の悪い宣伝を繰り返した。
 だから無様な失敗に終わるのも理の当然である」

「実際、対トランプの「真珠湾」発言でも国辱的な二枚舌を発揮し、
 トランプから罵倒された事実は報道からも状況証拠からも明白なのに
 骨の髄から噓つきの安倍と菅はぬけぬけと報道を否定した。
 モリカケ問題の時と全く同じであり、安倍や菅の言葉と真相は逆だとすぐ分かる」

「安倍の北方領土交渉は完全な「失敗」に終わった。
 プーチンは安倍に利用価値はないと完全に見下しており、
 北方領土は返さないが平和条約は結べと
 日本の従来の立場を無視して面子を潰す発言を行った」

「上記の図々しいプーチン発言に対し
 安倍は「反論した」と信憑性の低い言い訳を行っていたが、
 ロシアの大統領補佐官は安倍本人から「反応はなかった」と証言している」

「普通は日本人を信じるものだが、安倍はこれまでの「実績」から見て
 信用できる訳がない。(信用する方がどうかしている)」

「中共の幹部が日本に対して突如として融和的になり、
 安倍や財界幹部の訪中を歓迎しているが、その狙いは明白である」

「米中貿易戦争は深刻になるばかりで中国経済が悪化してきており、
 中国としては日本を口先で丸め込んでカネを出させるのが目的だ」

「産経新聞は「日米にくさび 経済低迷のロシア、日本の投資狙う」と
 北方領土交渉の事実上の失敗を認める報道を今年行ったが、
 今回の訪中も同じであることを、いずれ認めざるを得なくなるであろう」

「つまり「日米にくさび 経済悪化の中国、日本の投資を狙う」である。
 中国は中共が白と言えば白、黒と言えば黒の国だ。
 日本の首相が誰であろうと、党の指示に忠実なだけである」

「従って、「日本企業の技術を奪え」と言われれば奪うし、
 「日本企業の事業を妨害しろ」と言われればその通りにする」

「カントリーリスクは依然として高く、中共の方針がどうなるか全く分からない。
 安倍やその取り巻きは政策リテラシーが限りなく低く先見の明もないから
 近い将来に中国の人口を抜き、人口動態も若いインドがより重要なのを分かっていない」

「安倍は北方領土に米軍基地は置かないと大見得を切ったらしいが、
 ロシア側はぴしゃりと「2島返還」は決まっていないと言い渡した。
 あたかも軽躁に騒ぐお調子者に釘を刺して叱りつけた形である」

「安倍の祖父である岸の生きていた時代に日本政府はアメリカと密約を結んでおり、
 米軍は日本国内のどこにも部隊を自由に配備出来ることになっている」

「プーチンの基本的な対外戦略は、ロシアの国力の劣後を補うため
 欧州の極右政党、米国の共和党やトランプ、日本の安倍といった
 保守勢力に梃入れして西側先進国を内部から分断するというものだ」

「愚昧な安倍と日本政府を毛針で釣って日米関係に亀裂を生じさせ、
 ロシアへの圧力や制裁を弱めるのが主目的であると、どうして分からないのか」

「そうしたロシアの思惑を見抜けない暗愚な安倍は、
 「単なる経済協力でロシアと中国の分断を図る」という正しい政策に気付かず、
 「北方領土を二島だけでも返還して貰う」という内向きのナイーヴな愚策を進めている。
 軍事的には北方領土よりも東シナ海の方が遥かに重要なことすら気付かない間抜けさだ」

「安倍の「二島返還」案がロシア側に否定されて
 大恥をかかされたのは周知のことであるが、
 今度はロシア外務省は日本に米軍撤退まで要求してきた」

「ラブロフは安倍に対し、完全に見下しているのだ。
 「島が欲しいなら、お前はいくらでもロシアの言う通りにしろ」と」

「愚昧な安倍はよく分かっていないようだが、
 軍事的には日本は「米軍の作戦拠点」なのである。
 無知な安倍が北方領土に米軍基地を置かないと約束する自体が無能の証拠だ」

「気紛れな老人トランプは、北朝鮮の非核化を「ゆっくりやればいい」などと
 昨年とんでもない発言を行って独裁者に多大な恩恵を与えた訳だが、
 米大統領がいい加減だと世界の安全保障が揺らぐという典型例となった」

「北の本音など、この昨年の段階ではっきりしていた。
 耄碌した老人トランプを口先で丸め込み、時間を稼いで
 制裁の打撃を和らげつつ密かにミサイル開発を進めようと謀っていたのだ」

「トランプが果断で賢い指導者であれば東アジア版「バビロン作戦」で
 中朝関係が悪化していた間隙を衝きピンポイントで強烈な警告を与えたであろう。
 首脳会談で何とかなると能天気に考える老人は最初から騙され敗北していたのだ」

「より間抜けなのは「国難」と称してB層を騙す姑息な選挙を行った安倍で、
 安倍だろうがナベだろうが中国を動かす外交ができない無能な政治家なのだから
 結果的には北の助けを受けて権力の座にしがみつく醜態を晒すことになった」

「「口先だけ」という点で双子のように似ているアベトラコンビが
 国民から飽きられ見透かされてポイ捨てされる時に、
 北の独裁者が「休養十分」な軍事力を見せつけることとなろう。
 その目の前には若狭湾に原子炉を並べている軍事リテラシー皆無の島国がある」

「トランプが米議会で、自分が大統領でなければ
 北朝鮮と戦争になっていたところだと大見得を切ったそうだ」

「ブラフをかますしか能のないトランプは、
 本質的には北朝鮮に一杯喰わされたクリントンと
 結果的には何一つ変わらない癖によく暢気に自慢話ができるものだ。
 大酒を呑んで酔っぱらっているアル中患者と何ら変わらない」

「ところで、やればやるだけロシアに叩かれる北方領土交渉に
 醜い野心のため自ら乗り出した、実行力の限りなく低い安倍だが、
 先日は「正論というのは時を経ても色あせない」と吹聴して
 アメリカから言われたから従った「ポチ法案」安全保障関連法を
 いかにも正しいもののように自慢していたそうだ」

「安保関連法など効果ゼロで北は軍備増強を進め、
 瀬取りで制裁を形骸化させているというのに
 劣化二世は果てしなく今日も世迷い言を繰り返し国益を毀損している」

「中国が裏で北を助けているのに、安倍も自民党も何一つ言えない。
 この中国の裏工作ははっきり言って韓国より悪質で、
 日本の安全保障を脅かすものであるにも関わらず、だ」

「この、碌な結果も出さずに手柄を「捏造」して吹聴する点で
 アベトラ・コンビは気持ち悪い程に似ている」

「日米とも国力のピークは既に過ぎた国であるが、
 国が斜陽になり過去の栄光に縋って現実を直視できない場合、
 こうした噓と欺瞞に塗れた劣化政治家が登場するのが歴史の常なのであろう」

「矢張り北方領土交渉は失敗に終わった。
 プーチンは日米安保からの離脱を要求しただけでなく、
 安倍は約束を守ることができないと明言した。
 (腐敗した安倍の本質が完全に見抜かれている)」

「ロシアは劣化二世の安倍など通用する訳がない、
 冷徹なレアルポリティークの国である」

「果てしなく口だけの安倍はプーチン(決して目が笑わない)から
 水に落ちた犬のように散々に叩かれただけという訳だ」

「まともな外交政策リテラシーのある者には
 勿論のこと最初から分かり切っていた「末路」だが、
 ロシアが警戒するに決まっている北方領土返還要求ではなく、
 最初から経済協力だけに限定しておけば良かったのだ」

「この大失敗を予測することすら出来ない輩は、
 外交を全く理解していないだけでなく、
 先見力の欠如した節穴評論家と言うべきである」

「またプーチンにハードルを上げられ、
 ダボハゼのように食い付いていった浅はかな安倍は
 大恥をかかされた上に国益を盛大に毀損している。
 おまけに安倍の「保証」など信用できないと喝破される始末。
 (安倍は出任せばかりだからプーチンの言う通りで、反論すらできない)」

「内弁慶で怯懦な安倍は、ラブロフからも叱責されて
 「北方領土」発言を自粛するというみっともない媚び諂いを始めた。
 ロシアにそのような小細工など通用しないことが、どうして分からないのか」

「対米でも対露でも「ポチ」外交を展開する安倍政権」、
「トランプはクリントンの二の舞に」、「北に嘘をつかれ、裏切られる」。
全て当ウェブログが予言した通りの展開で、露にも中共にも利用されてばかり。

▽ 米公式文書では日本は米軍の「兵站」拠点、ロシアが北方領土を容易に返さないのは自明だ

『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(春名幹男,文藝春秋)


「愚かな安倍はトランプへの媚び諂いにより日本の国益を損なっている」とも警告したが、
日中関係でも日ロ関係でも性懲りもなく口だけアピールしか能のない安倍が日本の「国難」である。

「老齢のトランプは遂に認知症の症状が出てきたのか、
 北の独裁者に対し「我々の関係はとても良い」などと耄碌発言を行っている」

「差別やヘイトを助長するだけでなく特大の「老害」ともなりつつあり、
 北が新たにせっせと潜水艦を建造し、抑止の困難なSLBMによって
 アメリカ本土への脅威が増しているというのに暢気なものだ」

「先見の明のある者によっては完全に予想通りではあるが、
 対米追従の安保関連法案など北の独裁者には全く効いていないのである。
 (安全保障を「強化」など豪語している安倍を信じる輩のリテラシーは「ゼロ」だ)」

「元々トランプは米軍の駐留費にばかり文句をつける吝嗇老人で、
 軍事リテラシーがとてつもなく低い点につちえは折り紙付きだ。
 口だけは達者だから、次元の低い安倍に益々似てきている。
 頭の中は権力にしがみつくことしか考えていないののである」

「北が核・ミサイル開発を止める訳がなく、
 北の生命線が中国からの物資供給であるのは明白だった」

「だから、北と中国の関係が冷却化した間隙を狙い澄まして
 実力で「警告」を与えなければならなかったのだ。
 現代版バビロン作戦を断行しなかったからこそ北が増長しているのであり、
 韓国が北に擦り寄って余計な騒ぎを引き起こすこともなかった筈である」

「対北でトランプが当てにならないのは米朝会談の時点で明白だったから、
 対中外交で背後から圧力を加えなければならなかったのに、
 外交リテラシーも凡庸で十人並みの安倍は無駄に時を過ごすだけだ」

「SLBMは射出点が非常に補足し難いという特徴を持つ。
 日本が買わされる陸上イージスは、北の山岳地帯からハワイやグアムに向けて
 ミサイルが発射されることを想定している地点に設置予定だが、
 複数のSLBMとなるとMDの難易度は一気に高まってしまう」

「北が核ミサイル開発を決して止めず、
 アメリカの隙を窺って軍備を整えることは容易に予想できた。
 老人トランプはその程度のことも理解していないのである」

中間選挙に予想通り敗北し、トランプのレイムダックがひたひたと近づいている。
「有事があろうがなかろうが、どのみち安倍には「みっともない失態」しかない」
との予言も、噓つきアベトラ・コンビが今まさに自ら証明しているのである。

 ↓ 参考

北から「利用」された老人トランプ、SLBM開発の余裕を与えただけ - 口だけ外交で安全保障が脆弱に
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/6be400c24c26ebff7f4c4a675d4da5cd

結局「何の進展もない」米朝会談、北に騙されたトランプと安倍 - 中国・ロシア・韓国が公然と北を擁護
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/77518cb35163af1a8f6f5d4bb65497b0

ロシア外務省「日本から米軍の撤退を」- 安倍のポチ外交がまたも失敗、二島返還どころか面汚しに
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/67d06a1d69ac2036b16bd8acb52881aa

米朝会談でのトランプ妥協に喜ぶ北・中国・ロシア、誰が勝者かは明白 - 日米のB層が愚劣な利敵行為
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/75fc996fff6315c67b8db03e9e8bf22c

プーチンからも面目を潰され、下手な嘘も裏目となり自分の首を絞めた安倍 - 対米対露で見事に連敗中
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/cbc1a39e4b9eed8a0670b03075cf7115

▽ 第一次安倍政権を含む歴代自民党政権の外交は、米国から「世間知らず」と軽侮されてきた

『全貌ウィキリークス』(早川書房)


ハメネイ師、安倍首相介した米メッセージに「トランプ氏への返答はない」 仲介の難しさ浮き彫りに(朝日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190613/k00/00m/030/256000c.html
”イランの最高指導者ハメネイ師は13日、公式ツイッター(英語版)で声明を発表し、同日会談した安倍晋三首相を介して、トランプ米大統領から「米国との交渉がイランの発展につながる」とのメッセージを受け取ったことを明らかにした。しかし、トランプ氏について「意見交換するにふさわしい相手ではない。私からの返答はないし、今後、答えることもない」と突き放し、対話を拒否。
〔中略〕
 また、ハメネイ師は「神の恩寵(おんちょう)のおかげで、交渉などなくても、そして制裁下であっても、我々は発展する」と主張。米国が5月の日米首脳会談後に石油化学部門に新たな制裁を科したことを挙げて「これが誠実なメッセージだろうか。トランプ(大統領)のような人間から真の交渉は生じない」と強く批判した。
 一方、安倍首相に対しても「イランとの関係を拡大したいという提案は歓迎する」としつつ、「日本はアジアの重要な国であり、イランとの関係拡大を望むなら、他の重要な国がしているような固い決意を示すべきだ」と強調。米国の制裁を理由に中止したイランからの原油輸入を再開するよう、安倍首相に求めたとみられる。【秋山信一】”

確かに外交でも「今は効果がなくとも、後に正しい忠告だったと評される」ケースはある。
しかし安倍は只の「子供の使い」に過ぎず、トランプの言う通りにしただけだ。
イランの反応など分かり切っていたから、事前にトランプから言質を取れば良かったものを。


トランプ氏 ホルムズのタンカー「自国で防衛すべきだ」 日本、中国を名指し(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190624/k00/00m/030/286000c.html
トランプ米大統領は24日、ツイッターで日本や中国を名指しし、原油輸送の要衝となっている中東ホルムズ海峡を通過する石油タンカーについて「それぞれが自国で防衛すべきだ」と述べた。「米国は今や最大のエネルギー生産国になっており、(この地域に)とどまる必要もない」とも指摘した。
〔中略〕
 トランプ氏はツイートで「中国は91%、日本は62%の原油を(ホルムズ)海峡を経て輸入している」と指摘。「何の補償もなく、なぜ米国が他国の輸送路を守っているのか」と述べた。引用した統計の根拠は不明だ。
 ホルムズ海峡では今月13日、日本の海運会社などが運航するタンカー2隻が攻撃を受けた。米国は「イランによる犯行」と断定。同海域に展開する米海軍第5艦隊が救援活動にあたった。20日にはイランが米無人偵察機を撃墜。米側は大規模な追加制裁に加え軍事報復を示唆するなど一気に緊迫した。一方でトランプ氏は「戦争は望まない」と述べ衝突回避を模索している。
 24日のツイートでも「イランへのメッセージはシンプルだ。核兵器開発とテロ支援をやめてくれ」と呼びかけた。【ワシントン高本耕太】”

この件からもトランプが安倍を「使い走り」と見ていることがよく分かる。
トランプは自らシリアへのイラン勢力の浸透を許している場当たり老人だから、
身勝手で傍迷惑な性質であることは明白だ。だからこそ一つ一つ釘を刺しておく必要がある。


「私はめったに激怒しない」首相答弁と毎日「『安倍外交』ここがすごい?」がすごかった(bunshun.jp)
https://bunshun.jp/articles/-/12411
”なんたって“外交の安倍”である。
 今回のイラン訪問は首脳協議でトランプ米大統領に次のように言われたから。
今すぐにでもイランに行ってほしい
「この1週間は他の問題はいいからイランのことに集中してほしい」(日経新聞6月14日)
 しかしイランへ行ったら「米、新たな制裁を追加」。平気でハシゴを外す親愛なるドナルド!
 そして日本船は謎の攻撃である。緊張緩和のために行ったのに……。
 辛口のタブロイド紙・日刊ゲンダイは「誰がどう見ても大失敗」とデカデカと書き、「喜々としてトランプの“パシリ”を買って出た身の程知らずが招いたその後の情勢の不穏」(6月17日付)と早口で責め立てた。
 パ、パシリ……!
 すると日刊スポーツも「トランプの“パシリ”安倍が得たものは」(6月17日「政界地獄耳」)。
〔中略〕
 これ、何かに似てる。ああ思い出した。最近の金融庁の立場とそっくりなのである。
「出せ」と頼まれたから報告書を出したのに「老後2000万円」が注目されたら政府や自民党から散々な言われよう。しまいには受け取りを拒否された。

 今週こんな記事が出た。
「首相激怒『金融庁は大バカ者』 官邸主導、異例の火消し」(朝日新聞デジタル)
「2000万円不足」問題の追及が強まると、首相は周辺に「金融庁は大バカ者だな。こんなことを書いて」と漏らしたという。
 この首相の激怒をきっかけに、
《官邸側は「初期消火に失敗したら建物ごと燃やすしかない」とし、問題に「ふた」をする判断をした。》(同)
 なるほどなぁ。この数年間の「あったものがなかった案件」が走馬灯のように浮かびます。
 金融庁にとってはまさに理不尽な展開だった。すると同時期にイラン訪問をした首相にも先述した理不尽な評価が待っていたのである。
 因果応報とはこのことか。まさか、金融庁の呪い?
〔中略〕
 これまで国会の場でも朝日新聞を名指しで批判してきた首相。記事で書かれた事実が無いなら「朝日の誤報、捏造」と声を大にして批判したに違いない。しかし“大人の対応”で乗り切ったということは、朝日に書かれたことはやっぱり「あった」!?

「安倍外交」とは何なのか? 朝毎読み比べてみた
 さて、では実際に「安倍外交」とは何なのか?
 実はイラン訪問前に、朝日新聞と毎日新聞に安倍外交について考える特集があったのである。その違いが面白かったので紹介しよう。
 まずは朝日。
「安倍外交の手詰まり感 目立つ変節 説明ないままに」(6月3日)
・首相に復帰して6年半。「外交の安倍」と言われるが主要課題は手詰まり感が漂う
・強硬一辺倒だった対北朝鮮政策で「前提条件なしの対話」に転換も、説明なし
・政権は外交を、内向きの政権浮揚や選挙に利用してないか
 記事の最後は《首相は日本とイランのパイプを生かし、米イラン関係の緊張を緩和させようと仲介役に乗り出す構えだ。理念に根ざした外交戦略の一環なら歓迎だが、手詰まり外交の目先を変えようとのパフォーマンスなら、また手詰まりを繰り返しかねない。》
 朝日は王道的な批評の仕方だった。これに対し毎日新聞の「安倍外交」記事が一工夫していて読ませた。
 特集タイトルは、
「『安倍外交』ここがすごい?」(6月3日 夕刊)
 とても気になる見出し。

「『安倍外交』ここがすごい?」がすごかった理由
 安倍外交の「どのあたりがそんなにすごいのか」と考えた記者は、なんと「安倍応援団と目される」人に話を聞きにいったのだ。登場したのは政治ジャーナリストの田崎史郎氏ら。面白いなぁ。
 その田崎氏は「世界の指導者でトランプさんとうまくいっているのは安倍さん一人なんですよ」。他にもフィリピンのドゥテルテ氏、トルコのエルドアン氏、ロシアのプーチン氏の3人の大統領の名を挙げ、
「こういうちょっと毛色の変わった人と合わせるのがうまいんです」
 この田崎氏の安倍「高評価」を受けて記者は、
いずれも「独裁的」との批判を浴びることの多い顔ぶれで、そういう人と馬が合うというのも、「さすが安倍首相」ということらしい。
 なんとも行間を読ませる。
 さらに田崎氏はトランプ大統領との会談で日米貿易交渉が「参院選後決着」で一致したことについて、
「選挙の懸念材料を先送りにすることができた。国内的には大きな意味を持つ」
 と「先送り」を高評価。
 すると記者は、
外国との交渉を通じて有権者の判断材料を減らすのは、「外交手腕」と言っていいのか。
「安倍外交を絶賛している人」の話を聞くことで、結果的に己の「??」を浮かび上がらせるという手法だった。
〔中略〕

『 芸人式新聞の読み方 』 が文庫になりました。ジャーナリスト青木理氏との「全国紙・地方紙実名ぶっちゃけ対談」などを文庫特典として収録!
プチ鹿島”

安倍外交を最も鋭く評していたのが何と文春である。
表現は矢張り素人だが、安倍に媚び諂う御用メディアより優っているのは勿論、
政権批判が身上の左派メディアよりも今回は斬れ味が良かった!
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選挙のため既に米国に譲歩した、果てしなく続く売国外交 - 安倍の失政の下で四度目の転落へ

2019-05-31 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
トランプは既に日米交渉で安倍が譲歩したことを示唆し、
選挙が終わった後に日本にとって不利な結果が明らかにされるのは明白だ。
つまり、またしても馬鹿を見るのは日本国内のB層ということになる。

安倍が対米だけでなく対露でもポチ外交を展開しているのは、
リテラシーのある者にとっては「常識」で疑問の余地はない。
(例えば下掲書を参照のこと、安全保障でも国民に隠した密約だらけ)

ポチ外交を認めない者は安倍の情報操作に騙されるB層か、
根本的に政策リテラシーも先見の明もない輩である。

見え透いた「大本営発表」を信じる、80年前と同じ進歩のないB層は、
日本社会に甚大な打撃が与えられないと目が覚めないものと見える。

90年代初頭のバブル崩壊、今世紀初頭のITバブル崩壊、
リーマンショック時の米住宅バブル崩壊、全て愚かな楽観が横溢する中で起きた。
今回も同じだ。愚者の楽観は、災厄が接近している予兆である。

▽ 安倍は国民に隠して米国と密約を結び、甘利はフロマンに大幅譲歩し国益を毀損した

『亡国の密約 TPPはなぜ歪められたのか』(山田優/石井勇人,新潮社)


クリントン政権の労働長官だったロバート・ライシュ氏は、
腐敗した安倍や麻生と違って自由貿易協定の害を明確に指摘している。

「1960~1970年代に合意した貿易協定は、世界のアメリカ製品への需要を飛躍的に増やし、アメリカ国内の労働者に支払われる賃金も上がった。しかし今の貿易協定は、アメリカ製品への需要を高めることは同じでも、企業や金融機関の利益を膨らませるばかりで国内労働者の賃金は上がらず、低いままだ」

「アップルのiPhoneは日本やシンガポールをはじめとするアメリカ以外の国や地域で生産した部品を中国で組み立てている。iPhoneに関して唯一アメリカ製といえるのは、カリフォルニアの一握りのエンジニアやマネジャーが開発したデザインや仕様ぐらいだ。その上アップルは利益のほとんど海外に蓄えている。アメリカでの課税を逃れれるためだ」

「近年の「貿易」協定は、大企業やウォール街の金融機関、その経営陣や大株主には巨額の利益をもたらした。なぜなら彼らは、新しく開かれた海外の市場や消費者に直接アクセスできる利点があるからだ。特許権や商標権、著作権といった知的財産権の保護でトクをするのも、海外に工場や設備、金融資産を多く保有する大企業や金融機関だ。世界のGDPの40%を占める巨大な貿易協定である環太平洋自由貿易協定(TPP)を、大企業やウォール街が熱烈に支持するのはそのためだ。TPPによって、大企業はさらに手厚い知的所有権の保護を受けることができるし、企業活動の障壁となるような法制度があれば、それが医療や安全、環境に関わることであっても、異議を申し立てることができる(ISD条項)。だが大多数のアメリカ人にとってここから得るものはほとんどない」

「経済が成長しても、そのほとんどは上位1%の富裕層のものになる。残りの99%は以前より安くモノを買えるようになるとはいっても、その分は賃金の低下で相殺されてしまう。TPPで全体のパイは大きくなるから、理論上は、1%の勝ち組は負け組が被った損失を全て埋め合わせてまだ手元に利益が残るはずだ。だが現実には、勝ち組が負け組のために損失の穴埋めをすることはない」

「私自身はこれまで、ウォール街や大企業が巧みに影響力を振りかざすのを間近で見てきた。その代表が、ロビー活動や選挙への献金、会社での地位を与えるとほのめかすこともあった。TTPのようなグローバルな貿易協定は、ウォール街の金融機関や大企業の利益を押し上げ上位1%の富裕層を一層富ませるだろう。そしてアメリカの中間所得層の凋落は続く」

ライシュ氏は真のエリートであるが、
安倍や麻生はその足下にも及ばない劣化二世である。

▽ 新興国の成長は先進国の所得格差を絶望的に拡大させ社会を蝕む、アメリカがその典型例

『週刊エコノミスト』2019年 2/26号


当ウェブログが前から警告してきた通り、安倍政権は既に霞が関をも腐蝕させてしまっている。

「民主党政権持代にTPPを「平成の開国」と騒いだメディア・論者は、
 アメリカの走狗に過ぎなかったか、単に「踊らされた」ことが明白になってきた」

「TPP交渉は日本のためのものではなく、
 政治力の強いアメリカ企業や大規模生産者のためのものである」

「TPPが纏まらない原因がかなりのところ強硬な米の圧力団体にあり、
 日本だけでなく他の国もアメリカと利害が対立しており
 ずるずると交渉が長引いて妥協の山になりそうな情勢が見えてきたからだ」

「USTRは強い態度で米企業の利害を代弁している。
 その非妥協的な態度のため、妥結はどんどん遠ざかるであろう」

「これでただでさえショボい経済効果が更に縮小するのは確実。
 喜ぶのが輸出企業と安い輸入食品で稼ぎたい内需企業ばかりである実態が
 益々明らかになり、欺かれたと知り怒る日本国民が加速度的に増えている」

「TPPを「平成の開国」などと偽ったメディアや論者は
 重大な「誤報」の責任を取って謝罪すべきであろう」

「日本より遥かにFTAに積極的だった韓国は、
 周知のように成長率が鈍化し苦境に陥っている」

「レントシーカーやその手先が必死に韓国の真似をするのは見苦しい。
 日本は韓国より内需に依存する比率が大幅に高いので、
 韓国より更に小さい、砂粒のような効果しか望めない」

「当ウェブログは、RCEPの仕組み構築を先行させることによって
 交渉力を高めよと主張してきたが、現政権にはそうした用意すらなく、
 「大して効果がない妥協」か「国内で不満が強まる妥協」のいずれかで終わるだろう」

「事実問題として、NAFTAでアメリカは寧ろ雇用を減らしている。
 また輸出依存度の高い韓国ですら効果は限定的だったのだから、
 TPP程度の関税同盟で日本のような内需比率の高い国に劇的な影響があると
 妄信する方が頭がおかしい。対内投資の増加の方がまだましだ」

「TPPが「平成の開国」などと法螺を吹いた論者やメディアは、
 米議会で今、どのような議論がなされているか
 しっかりと目を見開いて見るがいい」

「金権政治のアメリカですら、TPPと枠組みがよく似たNAFTAにより
 大企業は大いに儲かっても労働者や一般国民への恩恵が
 悲しい程に貧相だった事実が誰の目にも明らかで、
 大企業からたっぷり献金を貰ったオバマが必死に旗を振っても
 労組系議員を中心としてTPPへの抵抗が強まっている」

「おまけに元米高官から「アジア版NATO」などと
 (つまり、親米アジア国の経済圏の形成が主目的だという訳だ)
 日本経済にとっての恩恵が限定的であると示唆する発言が
 アメリカ側から出てくる始末である」

「NAFTAで雇用も所得も大して増えなかったという厳然たる事実も知らず、
 (寧ろ米国の中低所得層は実質賃金が低下傾向である)
 米企業の儲けのために推進されたTPPが
 日本経済のためになるかのように大嘘をついた
 日本の衆愚論者や頭脳停止メディアの罪は重い」

「また、日本の経済団体がTPPを支持するのは
 自社の収益のためであり、国益のためではない。
 アベノミクスの2年間で企業収益と国民所得がディカップリングしている事実を見れば明白だ」

「日本のメディアはなぜ報じないのか理解できないが、
 米大統領選で既にはっきり分かったことがある。
 「TPPは既に死んだ」ということである」

「民主党のリベラル・ポピュリストであるサンダースが反TPPであるだけでなく、
 風見鶏のクリントンも世論の風当たりを読んでTPP懐疑派に転じた。
 また、伝統的に富裕層・大企業寄りの政策を行う共和党でも、
 トップを走るトランプ候補はTPP反対を明言している」

「つまり、賃金が上がらない米国民はTPPへの敵意を強めており、
 それを敏感に察した次期大統領候補は反TPP姿勢を強めざるを得ないのだ。
 だからTPPが空中分解するのはもはや確定事項である。
 いまだにTPPを支持している日本のガラパゴス・メディアも痛撃を受ける」

「米国民が貿易協定に敵意を強めるのは、NAFTAでの苦い経験があるからだ。
 米企業はNAFTAで儲かったが米国の雇用は増えず、賃金も停滞している。
 富裕層や大企業の手先がいかに口先で騙そうとしても、恩恵を実感できないのが実態である」

「クリントン政権の閣僚だったロバート・ライシュがニューズウィークに寄稿し、
 「TPPは上位1%のためのもの」として富裕層と大企業、ウォール街が
 ロビー活動と政治献金によって政策を操り、自分達だけ儲けていると指摘している。
 (これは日本も酷似した状況にあり、自民党政権と財界との関係がまさにそうである)」

「事実、富国生命の市岡繁男氏はアメリカの中高年白人の死亡率が上昇していること、
 その殆どが米企業の生産拠点の海外移転で職を失った中・高卒の労働者であり、
 所得格差が拡大して中高年男性の自殺・薬物中毒死・アルコール中毒死・肝炎での死亡が急増、
 深刻な事態になっていることを報告している」

「また、リーマンショック後の米国では所得下位90%の賃金の回復が鈍く、
 いまだにリーマン前の水準を回復していないこと、
 実は1980年代から米国の下位90%の賃金が上がっていないことが明らかになっている」

「米大統領選を見る限りTPPは「死んだ」と言える。
 共和党支持でも民主党支持でも過半数が貿易協定で「雇用が奪われている」としているから、
 米国民の憎しみを受けたTPPは事実上「終わって」いる」

「安倍政権は、太平洋戦争時の軍部と同じような粉飾された数値で
 国民を騙そうとしている。そしてアメリカと同じ失敗に終わるであろう。
 学習能力が根本的に欠けているから、当然の末路である」

「必死に隠してきたTPP交渉の裏面がかなりの部分明らかになってきて、
 功を焦る日本側甘利代表(当時)が譲歩して妥結させたというみっともない実態が
 発覚しつつあるにも関わらず、しかも米国民も米議会も反対しているにも関わらず、
 満身創痍のTPPを推進し続けるのは流石は「次元の低い」政権らしいところだ」

「経済団体から政治献金をたっぷり受け取っているからその意向に逆らえない。
 いつもながらカネの力に勝てない、利権癒着を断ち切れない病気なのだ」

「NAFTAで雇用が増えなかったため米国民は怒ってTPPに反対、
 大統領候補もTPP反対を唱えざるを得ない情勢である」

「一方、米議会の多数派を占める共和党は経済界の利益を代弁して
 「もっと米企業が稼げるようにしなければTPP反対」である」

「もし利に敏いクリントンが選挙後にTPP推進に転じるとしても、
 米国民と米議会多数派が正反対の理由でTPPを批判しているのだから、TPPに未来はない」

「予言者エマニュエル・トッドは先進国の反グローバル化の動きを捉え、
 エリートが自国民を無視して溝が生まれているのだと捉えている」

「そうした鈍重な「エリート」の典型例が安倍政権の二世閣僚達であり、
 英国民投票や米大統領選に顕著に示された海外情勢の変化を察知できず
 今もTPP推進論をやめない日本の「ガラパゴス」論者である」

「事実、EUには移民や難民受け入れを巡って大きな亀裂が入り、
 TPPを言い出した当事者であるアメリカでTPP反対論が強まっている」

「「米国民と米議会多数派が正反対の理由でTPPを批判しているのだから、TPPに未来はない」
 と当ウェブログが予言した通りだが、海外報道に注意を払っていればごく当然の結論である。
 先を見る力がなくまだTPPに固執する議員は税金にたかるシロアリでしかないから即刻辞任すべきだ」

「欧州では、大した影響が出ない筈の対カナダ貿易協定でも
 ごたごたが続いて締結に苦労している。
 欧米とも「貿易協定は一部の層の利権でしかない」という現実が見えてきて、
 口だけのエスタブリッシュに不満が強まってきているのである」

「しかもそうした先進国の情勢に気付かず苔の生えた古い政策しか出せない安倍首相は、
 「日本がTPPを主導する」という白昼夢に等しいうわ言を口走っているばかりか、
 「日本は人口が減る。社会保障を維持していくためには経済を成長させていく、自由貿易が決定的に必要だ」
 などと相変わらず無責任な言辞を繰り返しており、反省のかけらもない。
 そもそも正しい認識が決定的に欠けているのだから哀れむべきことであるが」

「日本の人口減少と経済低迷の「A級戦犯」は第一次安倍政権を含めた歴代自民党政権であり、
 実質賃金がリーマンショック時より低下しているのは誰が見ても安倍政権の失政である。
 おまけにショボい効果しかないTPPに、情勢の急速悪化にも関わらず固執している始末だ」

「失言製造機の麻生がまた愚にもつかない発言を繰り返している。
 昔、何かの間違いで首相になった時からそうだったが、
 年齢のせいもあろうが、もはや治療できない域に達したと言える」

「TTPを取り上げない日本の新聞のレベルが低いかのように軽々しく罵倒し、
 実際には掲載されていたと指摘されると言い訳を並べるという始末」

「ひょっとして自分にメディアや世間の批判を集中させ、
 その後に辞任することで次の自民党総裁のイメージを良くする高等戦術かと疑ったが、
 かつて麻生政権であれだけ成長率がガタ落ちし、今に至るまで
 当時の実質賃金や所得水準に戻っていないのだから、そのような芸当ができる筈はない。
 (実現できたのは、国民のカネで株価を支え株主を富ませるという最低の政策だけ)」

「半年前にライトハイザーUSTR代表は自由貿易協定によって「雇用が70万人減った」と
 明言しているのだから、自由貿易協定の虚妄にそろそろ気づいても良さそうなものだが」

「これはアメリカ企業の強欲から出た言葉であるが、
 自由貿易協定で雇用が減るという事実を認めた点では参考になる」

「内弁慶でメディア批判ばかりしている麻生は、アメリカに対しては殆ど吠えないのだ。
 いかにもポチ政権らしい権力崇拝主義で、TPPの件もメディアに圧力をかけて
 自分達に都合の良い報道をさせようと図るさもしい根性が隠し切れないと言えよう」

「もし賢いのであれば既に気づいていて国民に嘘をつき企業へ利益誘導しているのだろうし、
 愚かであるのならば何も考えずに自分達の努力を自画自賛しているだけだろう。
 これ迄の実績から考えて前者であるとは考えにくい」

「そもそもTPP11の試算は「10〜20年」で生じるものだから、
 13兆円といかにも巨額に見せかけようとしても年0.6〜1.3兆円でしかない。
 対EUのEPAを足してもGDPで年に最大で0.2%前後という程度にとどまる。
 個別企業にとってはビジネスチャンスだが、これでは国民は殆ど恩恵を感じない水準である。
 女性就業率を引き上げた方が遥かに経済効果(50兆円超とされている)が大きい」

「また、財務省も厚労省も「ヒラメ」で公文書の捏造・改竄を行っていた訳だから、
 TPP11の試算も「安倍に媚び諂って過大な数値を出した」可能性がかなりある。
 そうなるとただでさえ乏しい効果が更にショボい結果に終わることとなろう」

「試算の内容は、官庁が精一杯積み上げたという印象だ。
 なぜ韓国やメキシコが自由貿易協定を締結した後に成長率低下に陥ったか、
 ドグマに囚われず真剣に考察する暇も気力もなかったのだろうか。
 (例え真剣に考察したとしても、安倍の「報復」を受けた前川氏の二の舞を避け隠蔽だろうが)」

「政府によるTPP11の経済効果の試算は、まるで戦前のようだ。
 数値がTPPよりも増加して「年8兆円」というとんでもない数字まで出ている」

「もしそれが本当なら、TPP11単独で成長率が1.5%以上改善する。
 日本はそもそも輸出依存度が低い国だから、これは大変な数値である。
 第二次安倍政権下において低迷する成長率平均よりも高いという、驚愕の数字だ」

「この捏造数値を出した官僚は、その通りの効果が出なかったらどうするのだろうか?
 バブル崩壊の時も、福島原発事故の際も、金融危機の際もそうだったように、
 彼らは何一つ責任を取らず、国民を騙しても平然とその地位に居座るであろう」

「霞が関が安倍に媚び諂って「大本営発表」を行い、
 嘘の数字で国民を欺いているのは確実と言えよう」

「太平洋戦争で惨憺たる敗北を喫する前の、
 「昭和16年夏の敗戦」の際より、高級官僚の質は落ちたと言える」

「そもそも、NAFTAでも成長率が顕著に改善しなかったメキシコ、
 対米FTAでも成長率の落ちた韓国を見れば、貿易協定の効果の過大な見積もりが
 事実を直視しない愚者の妄想であるのは明々白々である」

「国益や国民を無視し、官邸に気に入られるかどうかばかり気にするヒラメが、
 まともな数字を出す訳がない。経済効果を極限まで誇張しているのだ」

「ヒラメ官僚は「米国は焦る」だの「トランプに翻意を促す」だの
 妄想全開で安倍のための空想ストーリーをバラ撒いている」

「勤労統計の「偽装」が発覚して大問題になっているが、
 更にはGDPの偽装の疑いも濃厚で(恐らく実態は「改竄」の可能性大)
 官邸に媚び諂う官僚組織の劣化が否応無しに露呈しつつある」

「実は他にも「偽装」「捏造」の疑いが濃厚な分野があり、
 TPP11や日欧EPAといった貿易協定による経済効果も
 安倍に媚び諂って過大な数字で国民を欺いている可能性が高い」

「と言うのも、既にTPP11へ加盟している5ヵ国との貿易は
 前年前月比で輸出が13.5%も減り、輸入が9.7%増加しているのだ」

「嘘と捏造と阿諛追従が生み出した偽装の数字だから、
 こうした惨めな結果に陥るのは明白である」

「政府は年7.8兆円という巨額の経済効果を謳っているので
 (もしこれが真実なら年1%以上も成長率が改善する)
 この段階で既に試算は「大嘘」「捏造」と言うべきであろう」

「このままでは「エルサレムのアイヒマン」のように
 自己の保身のためなら倫理に反して幾らでも悪事を行う
 「悪の凡庸さ」が霞が関で黴のように拡大するであろう」

「こうした日本版アイヒマン達の保身の結果、じわじわと日本社会が蝕まれている。
 アメリカ経済はグローバル化の恩恵を受けて日本より高い成長率を維持しているが、
 それは株高つまり富裕層の資産増には繋がっても下位50%には全く恩恵がないのである。
 労働生産性が上昇しても富は株主に奪われ、実質所得は40年以上停滞したままだ。
 これこそまさに第二次安倍政権下で起きている腐敗した現実と瓜二つである」

「以下の当ウェブログの主張も事実で立証されるであろう」とも書いたが、
安倍政権下の低成長を見ると矢張りこれらの指摘も完全に正しかった。

○TPPの経済効果は同一期間の省エネ関連市場の成長規模とさほど変わらない
 (しかもTPPは多額の農業補助金の積み増しが必要になる)
○TPPの経済効果は再生可能エネルギー市場の成長にさえ負ける可能性がある
○TPPの経済効果は女性就業率向上の経済効果に大きく劣る
 (5倍~10倍に達する圧倒的大差で敗北)
○TPPの関税引き下げ効果は対欧FTAに大きく劣る
○TPPの域内人口・経済規模はRCEPに大きく劣る
○後発のRCEPの方が主導権を取れるチャンスが多く、中国の牽制も可能

「安倍や麻生が政権に居座っている限り、日本経済の低迷は確実に続く。
 できるのはせいぜい、公費で株価を上げて株主だけ富ませる腐敗政策が関の山だ」
と当ウェブログが予言した通りの惨状である。

▽ TPPは米企業ばかりが儲かり、かつRCEPより経済効果において大きく劣る

『食の戦争 米国の罠に落ちる日本』(鈴木宣弘,文藝春秋)


安倍はトランプに尻尾を振って媚び諂うだけでなく、
愚かな利益誘導政策で国益を盛大に毀損し続けている元凶でしかない。

「OECDによる世界の経済見通しが発表され、
 改めて日本経済の脆弱さが証明された」

「只でさえ日本は主要国で最悪の成長率なのに、
 下方修正された成長率でも日本が最悪なのだ」

「勿論、米中貿易戦争・関税戦争が下方修正の原因だが、
 中国経済や米国経済は相対的に高い成長率を保っているのに、
 日本経済はほぼゼロ成長のままなのである」

「実は中国への依存度の高い韓国の方が日本より打撃が大きいかもしれないが、
 例えワースト1が2になっても何ら慰めにはならないのは言う迄もない」

「他方、インドのムンバイ市場ではセンセックス指数が史上最高値を記録した。
 製造業が未発達のインドの強みは得意のICTだが、
 同時に人口で中国をキャッチアップしつつあるのも見逃せない」

「2020年代は中国の没落、インド台頭の世紀となろうが、
 腐敗した安倍の悪政のために日本は中国より急激に衰退しかねない」

「当ウェブログは前々からRCEPを優先し、インドを重視すべきと主張してきたが、
 愚かで無能な劣化二世の安倍はTPP11を優先しその愚行の報いで日本衰退を加速させている。
 OECDの数値は明々白々で安倍が日本経済の癌細胞であることを示していると言える」

「日本経済にとって決定的に重要なのが人口・積極的労働市場政策であることは、
 インド経済の急成長を見れば明白である。そして安倍が大失敗しているのもこの分野だ」

「2020年代は間違いなく中国の没落、インドの台頭となる。
 日本は強力な人口政策と積極的労働市場政策を断行するとともに
 インド経済(人口が日本の10倍を超える)とともに成長しなければならない」

とした当ウェブログの警告通り。安倍や麻生がのさばっている限り日本に未来はない。

 ↓ 参考

米中貿易戦争で日本経済への打撃が最大、インドが浮上し日本が沈む - 失政と媚び諂いによる必然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5fa519aac0d32948ce9141bf8a7796d9

TPP締結したのに輸出が急減し輸入増、霞が関の「大本営発表」を立証 - 日欧EPA試算も「偽装」濃厚
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/86cd00cc2be23eb4b12f8e98bc5d2318

「自由貿易協定で雇用が70万人減った」-TPP粉飾試算に騙される麻生、捏造しても効果は僅か年0.2%
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/91f5308ff957df793202827af3fe7314

「TPPの恩恵は富裕層に、99%の国民は賃金が低下する」- ライシュが明言、米国民の反TPPも鮮明
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d9d9047e2205899b5d8052d9223128b8

霞が関の醜悪な「大本営発表」- 官邸に媚び諂って貿易協定効果を捏造、国民を欺く皮算用だけは上手
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/476beef02964a7889fa378f4a46f5044

読売新聞も認めた貧相なTPP効果、たったGDP0.05%増 - 女性就労率引き上げの10分の1以下
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4d9cb2bac4667c0d71c6a628b1f26c60

 ↓ 大国インドも含まれるRCEPの域内人口は34億人で、ショボいTPPを遥かに上回る

「東南アジアで現地市場が拡大」「円高修正でも海外重視」- 経済効果ならショボいTPPよりRCEPだ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1721bcc22dec3f25141db7cc1eb40836

▽ 自由貿易のイギリスより保護貿易のアメリカの方が成長率は高かった、これこそ明白な史実

『TPP 知財戦争の始まり』(渡辺惣樹,草思社)


安倍首相がトランプ氏に売った国益の中身(president.jp)
https://president.jp/articles/-/28830
”■日本滞在中のツイッター更新で、永田町が大騒ぎに
 破格の厚遇で4日間におよぶ「令和初の国賓」を満喫したトランプ米大統領。彼が日本滞在中にツイッターでつぶやいたひと言で日本が騒ぎになっている。
 懸案の日米貿易交渉について「7月の選挙後まで待つ代わりに大きな進展に期待する」という内容。決着を先送りするのは盟友・安倍晋三首相の希望通りではあるが、交換条件で大幅な譲歩を強いられるのであれば、国民がつけを払わされることになる。こんなディール(取引)があってもいいのだろうか。
 問題のツイートは日本時間26日の午後、つぶやかれた。安倍氏と千葉県茂原市の「茂原カントリー倶楽部」でゴルフを楽しみ、クラブハウスでダブル・チーズバーガーをほおばった後のツイートだ。
〔中略〕
 Great progress being made in our Trade Negotiations with Japan. Agriculture and beef heavily in play. Much will wait until after their July elections where I anticipate big numbers! 
― Donald J. Trump (@realDonaldTrump) 2019年5月26日----------
Great progress being made in our Trade Negotiations with Japan. Agriculture and beef heavily in play. Much will wait until after their July elections where I anticipate big numbers! 
----------
 要約すると「日本との交渉では、すばらしい進展がある。農業、牛肉は特にそうだ。7月の日本の選挙まで待つが、大きな数字を期待する」という内容だ。
 トランプ氏は27日、安倍氏との首脳会談冒頭、記者団に「8月に、いい内容を発表できる」と発言。前日のツイートを補強している。

■日米首脳の「密約」が本当にあったことを証明
 このツイートには伏線がある。1カ月前の4月26日、2人はホワイトハウスで会談した。その時、トランプ氏は、5月の訪日時を念頭に「日本にいる時までに(日米交渉の)合意ができるかもしれない」と記者団に語っている。少しでも交渉を先延ばししたいと思っていた日本政府にとっては、寝耳に水だった。
 一部報道によると安倍氏は記者団が去った後、「日本では7月に選挙がある。それまで待ってほしい」「2020年の大統領選前には形にするから安心してほしい」とトランプ氏に頼みこんだ。そしてトランプ氏も安倍氏に理解を示したという。
つまり、日本の参院選が終わってから米大統領選が本格化するまでの間に妥結することで「密約」ができたというのだ。
 日本政府サイドは、安倍氏がそのような発言をしたかどうかについては明言を避けている。しかし、今回のトランプ氏のツイートは、図らずも日米首脳の「密約」が本当にあったことを証明するような内容だった。

■選挙で有利になるために国益を売る行為との指摘
 トランプ氏のツイートについて、自民党内では、おおむね歓迎の声が上がっている。牛肉や農業などで米国に譲歩すれば、自民党にとって重要な支持層である農業票が離反する懸念があった。参院選後に先送りすることは、ありがたい。もちろん、妥結の時期を8月より、もっと後にしたいというのが本音だが、「7月の選挙後」を勝ち取ったのは事実だ。
 しかし、これは国民にとっては迷惑な話である。選挙で有利になるために、さらなる譲歩をするようなことになれば、党利党略のために国益を売ることになるからだ。
 国民は政府、与党が行ったことに怒った時、「1票」で批判の意思を示す権利を持つ。しかし、選挙が終わった直後だと、怒りを表現するすべを失ってしまう。今、安倍氏は参院選に合わせて衆院を解散し、衆参同日選とすることを検討している。同日選が終わった後に、日本にとって不利な合意をしても、国民は批判の1票を投じるチャンスが当分ないのだ。

■米国優位の合意になるのは見えている
 国民民主党の玉木雄一郎代表は自身のツイッターで「農産物とりわけ牛肉について大幅に譲歩することになっているなら国民に説明すべきだ。7月の選挙の後(after their July elections)に明らかになるなんて国民に対するだましだ」と憤っている。
 もちろん貿易交渉は米国が勝つとは限らない。
〔中略〕
 しかし、その指摘は甘い。トランプ氏と安倍氏は、妥結時期について「日本の参院選の後、米国の大統領選の前」で合意した。この1点から、安倍氏にとっては好ましくないこと(選挙のマイナス要因となること)で、トランプ氏にとっては好ましいこと(大統領選で有利になること)で合意するのを前提としているのが分かる。

■安倍氏が「選挙日程」をトランプ氏に伝えた疑い
 ちなみにトランプ氏のツイートは「7月の選挙」を「July elections」と複数形で表記している。このことから、「安倍氏は衆参同日選の意思があることをトランプ氏に伝えたのではないか」との憶測も広がっている。
 しかし、米国の場合、州単位で多くの投票が行われるので1種類の選挙でも複数形を使うことも珍しくないようだ。だから複数形になっているから「同日選」と勘繰るのは、深読みのしすぎかもしれない。
 ただし参院選単独にせよ、同日選にせよ、日程はまだ定まっていない。
〔中略〕
 トランプ氏が「7月の選挙」と断じたのは、安倍氏が、誰にも明かしていない選挙日程をトランプ氏には語った疑いは残る。

■交渉で敗北し、批判が高まる前に選挙をやってしまう
 トランプ氏が言うように貿易交渉の妥結が8月に行われることになった場合、その後に衆院解散、総選挙を行うタイミングは見いだしにくくなる。安倍政権への批判が高まると考えられるからだ。であれば、安倍氏が合意前に衆院選を終えておこうと考えて衆参同日選を断行する可能性は、さらに高まったことになる。「日米合作」の同日選と言ってもいいかもしれない。
 同日選は過去、1980年、86年の2回行われている。39年前は「ハプニング解散」、33年前は「死んだふり解散」として語り継がれている。今年、同日選が行われるとしたら「トランプ解散」と呼ばれることになるだろうか。”

外交や政策のリテラシーがある者にとってはこれが「当然」の見方で、
誰がどう見てもポチ外交、選挙で国民を騙す意図しかないのだ。
「トランプ解散」ではなく「売国解散」と称するのが相応しいであろう。
この売国と党利党略に怒らない愛国者は、徹底的に騙されていると自覚する必要がある。
(そうでなければ買収もしくは傀儡化された保身に過ぎない)


日本、景気後退入りか…根拠なき「日本経済スゴイ論」で構造転換が延々と進まず(biz-journal)
https://biz-journal.jp/2019/05/post_28127.html
”米国の成長に支えられ、なんとか体裁を保ってきた日本の景気に逆風が吹き始めた。米中貿易戦争によって中国向け輸出が激減し、米国での自動車販売も伸び悩んでいる。
 経済に占める輸出の割合は低下しているが、輸出依存型経済からの脱却は進んでおらず、いまだに日本は外需の影響を強く受ける。本来であれば、米国の好景気が続いているうちに構造転換を進めておくべきだったが、現状に対する過度な肯定感が支配する日本の社会風土ではそれは望むべくもなかった。米中交渉が破談した場合、日本は極めて大きな影響を受けるだろう。

●最終判断は据え置いたが……
 内閣府は、3月の景気動向指数からみた景気の基調判断を、景気後退の可能性が高いことを示す「悪化を示している」に引き下げた。12月の基調判断は「足踏みを示している」だったが、1月には「下方への局面変化を示している」となり、今回、さらに引き下げが行われた。「悪化」の表現が使われたのは、2013年1月以来、6年2カ月ぶりのことである。
 もっとも、景気動向指数による基調判断は機械的に決定される仕組みとなっており、総合的な判断ではない。
 景気動向指数はさまざまな経済指標のデータを組み合わせて算出されるが、景気に先行する指数と、ほぼ一致して動く指数、景気に遅れて動く指数の3種類がある。一般的な景気判断は、これらのうち景気に一致する指数(一致指数)が用いられており、一時的な要因に左右されないよう3カ月移動平均や7カ月移動平均をもとに基調判断が行われる。
 基調判断には定量的な基準が定められており、例えば「7カ月後方移動平均がマイナスになる」といったいくつかの条件を満たすと「足踏みを示している」から「下方への局面変化を示している」といったかたちに記述が変更される。3カ月以上連続して後方移動平均がマイナスになると、今回のように「悪化」という表現になる。
 政府による公式な景気判断は、「月例経済報告」で示されるが、5月24日に公表された最新の報告では「景気は穏やかに回復している」との認識を据え置いたものの、いくつかの文言が下方修正された。

●GDPの数字が良かったのはむしろ逆の意味
 月例経済報告に先んじて発表された2019年1~3月期のGDP(国内総生産)も、あまりよい結果とはいえなかった。物価の影響を除いた実質成長率はプラス0.5%(年率換算プラス2.1%)と、まずまずの数字に見えるが、これは輸入の減少と住宅投資によるものであり、日本経済の実力とはいえない。
 輸入の減少は、中国向けの輸出が減少していることから、企業が原材料の仕入れを抑制した結果であり、今後の輸出減少にもつながる話である。輸入を大きく減らせば、純輸出が増えるのでGDPが増えたように見えるが、状況はむしろ逆と考えたほうがよいだろう。住宅投資の増加は消費増税を見越した、いわゆる駆け込み需要である可能性が高く、当然のことながら永続性はない。
 GDPの6割を占める個人消費はマイナス0.1%、将来の収益の源泉となる企業の設備投資はマイナス0.3%と相変わらず低迷している。日本はリーマンショック以降、個人消費が低迷し、企業の設備投資も増えないという状況が続いてきたが、今期もそれが継続したと判断してよいだろう。

 消費が低迷しているのは、社会保障など将来に対する不安が大きく、国民が支出を大幅に抑制しているからである。日本の場合、企業の生産性が低く、賃金を上げられないという事情もある。物価上昇に対して賃金が追いつかないため、労働者の実質賃金は下がり続けた。
 リーマンショック後、GDPの数字が良かった時期は、決まって輸出が増えたタイミングであり、消費と設備投資の弱さはずっと変わっていない。
米国の景気が鈍化したり、米中交渉がまとまらず、高い関税が課された場合には、輸出はさらに減るので、日本の景気も落ち込むだろう。

●過度な現状肯定が経済を低迷させている
 日本経済に占める輸出の割合はここ20年で大幅に低下しており、日本はもはや輸出立国とはいえない状況になっている。これは先進工業国が必ず通る道なので、輸出の割合が低下すること自体は問題ではない。だが日本の場合、他の先進国のように輸出型経済から消費型経済への転換をうまく進めることができなかった。
 もはや輸出には頼れない状況であるにもかかわらず、輸出立国時代の産業構造が温存されている。市場環境と産業構造に大きなミスマッチがあり、これが日本経済の低迷を長引かせている。
 こうした状況になった最大の理由は、自己を過度に賛美する日本の社会風土である。
 日本が輸出主導型から消費主導型に転換する必要があるというのは、30年以上も前から議論されてきたことであり、リーマンショック前の好景気の時にも「これが構造転換する最後のチャンスだ」といった指摘も一部から出されていた。だが米国のバブル景気の恩恵を受け、輸出が増えて一時的に好景気になったことから日本人は慢心し、こうした声はすべて無視された。

 リーマンショック後も同じである。アベノミクスで輸出は拡大したが、あくまで円安によって見かけ上の金額が増えたにすぎない。数量ベースの輸出はほとんど伸びていないので、日本の輸出競争力が拡大したわけではないが、見かけ上の輸出の拡大によって、消費と設備投資の低迷が相殺されたのは事実である。本来ならば、この間になんとしても経済構造の転換を進めておくべきだった。
 ところが国内では「日本スゴイ論」に代表される、根拠のない楽観論が支配し、またもや産業構造の転換は進まなかった。
〔中略〕
 消費型経済であれば、外需に関係なく、自国の消費活動で景気を決定できるが、今の日本経済は完全に外需依存型であり、すべては米国と中国にかかっている。最大の懸念材料はやはり米中交渉の行方だろう。
 米国の好景気はそろそろ頭打ちといわれるが、米国の旺盛な消費がすぐに停滞するとは考えにくい。自由貿易が維持される限り、米国経済が急激に落ち込む可能性は低いだろう。だが米中交渉が決裂し、あらゆる製品に高関税が課されるようになれば話は別である。
 もし米中貿易戦争が継続した場合、最初に打撃を受けるのは中国経済であり、次に影響を受けるのは中国への輸出に依存する日本経済である。関税が継続した場合、米国の物価は上昇する可能性が高く、これが徐々に米国経済を蝕む可能性が高い。時間差はあるにせよ、最終的には米国経済も打撃を受けるだろう。
 米国は今や世界最大の産油国であり、エネルギーも食料も自給できる。米国は貿易戦争が継続してもなんとかやっていけるかもしれないが、もっとも困るのが日本である。消費と設備投資の低迷に加えて、中国向け輸出も米国向け輸出もダメということになると打つ手がない。
 先ほど説明した消費経済に転換するにしても、実施にはそれなりの時間がかかる。
〔中略〕
 なんとも情けない話だが、米中交渉が合意に達することを祈るしかないというのが、今の日本の悲しい現実である。(文=加谷珪一/経済評論家)”

日米貿易戦争が始まって以来、現在は非常に危険な状況にある。
トランプはオバマ時代の経済回復の恩恵による好況を
まるで自分の手柄のように吹聴している独善的で耄碌した老人だ。
また、日本国内ではアベノミクスの害毒による低成長を直視せず、
根拠なき楽観論が黴のように蔓延っている。病原菌に感染しているようなものだ!
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米中貿易戦争で日本経済への打撃が最大、インドが浮上し日本が沈む - 失政と媚び諂いによる必然

2019-05-22 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
OECDによる世界の経済見通しが発表され、
改めて日本経済の脆弱さが証明された。

只でさえ日本は主要国で最悪の成長率なのに、
下方修正された成長率でも日本が最悪なのだ。

勿論、米中貿易戦争・関税戦争が下方修正の原因だが、
中国経済や米国経済は相対的に高い成長率を保っているのに、
日本経済はほぼゼロ成長のままなのである。

実は中国への依存度の高い韓国の方が日本より打撃が大きいかもしれないが、
例えワースト1が2になっても何ら慰めにはならないのは言う迄もない。

他方、インドのムンバイ市場ではセンセックス指数が史上最高値を記録した。
製造業が未発達のインドの強みは得意のICTだが、
同時に人口で中国をキャッチアップしつつあるのも見逃せない。

2020年代は中国の没落、インド台頭の世紀となろうが、
腐敗した安倍の悪政のために日本は中国より急激に衰退しかねない。

当ウェブログは前々からRCEPを優先し、インドを重視すべきと主張してきたが、
愚かで無能な劣化二世の安倍はTPP11を優先しその愚行の報いで日本衰退を加速させている。
OECDの数値は明々白々で安倍が日本経済の癌細胞であることを示していると言える。

▽ 新興国の成長は先進国の所得格差を絶望的に拡大させ社会を蝕む、アメリカがその典型

『週刊エコノミスト』2019年 2/26号


クリントン政権の労働長官だったロバート・ライシュ氏は、
腐敗した安倍や麻生と違って自由貿易協定の害を明確に指摘している。

「1960~1970年代に合意した貿易協定は、世界のアメリカ製品への需要を飛躍的に増やし、アメリカ国内の労働者に支払われる賃金も上がった。しかし今の貿易協定は、アメリカ製品への需要を高めることは同じでも、企業や金融機関の利益を膨らませるばかりで国内労働者の賃金は上がらず、低いままだ」

「アップルのiPhoneは日本やシンガポールをはじめとするアメリカ以外の国や地域で生産した部品を中国で組み立てている。iPhoneに関して唯一アメリカ製といえるのは、カリフォルニアの一握りのエンジニアやマネジャーが開発したデザインや仕様ぐらいだ。その上アップルは利益のほとんど海外に蓄えている。アメリカでの課税を逃れれるためだ」

「近年の「貿易」協定は、大企業やウォール街の金融機関、その経営陣や大株主には巨額の利益をもたらした。なぜなら彼らは、新しく開かれた海外の市場や消費者に直接アクセスできる利点があるからだ。特許権や商標権、著作権といった知的財産権の保護でトクをするのも、海外に工場や設備、金融資産を多く保有する大企業や金融機関だ。世界のGDPの40%を占める巨大な貿易協定である環太平洋自由貿易協定(TPP)を、大企業やウォール街が熱烈に支持するのはそのためだ。TPPによって、大企業はさらに手厚い知的所有権の保護を受けることができるし、企業活動の障壁となるような法制度があれば、それが医療や安全、環境に関わることであっても、異議を申し立てることができる(ISD条項)。だが大多数のアメリカ人にとってここから得るものはほとんどない」

「経済が成長しても、そのほとんどは上位1%の富裕層のものになる。残りの99%は以前より安くモノを買えるようになるとはいっても、その分は賃金の低下で相殺されてしまう。TPPで全体のパイは大きくなるから、理論上は、1%の勝ち組は負け組が被った損失を全て埋め合わせてまだ手元に利益が残るはずだ。だが現実には、勝ち組が負け組のために損失の穴埋めをすることはない」

「私自身はこれまで、ウォール街や大企業が巧みに影響力を振りかざすのを間近で見てきた。その代表が、ロビー活動や選挙への献金、会社での地位を与えるとほのめかすこともあった。TTPのようなグローバルな貿易協定は、ウォール街の金融機関や大企業の利益を押し上げ上位1%の富裕層を一層富ませるだろう。そしてアメリカの中間所得層の凋落は続く」

ライシュ氏は真のエリートであるが、
安倍や麻生はその足下にも及ばない劣化二世である。

▽ 安倍政権は国民に黙って米国と密約を結び、甘利はフロマンに大幅譲歩し国益を毀損した

『亡国の密約 TPPはなぜ歪められたのか』(山田優/石井勇人,新潮社)


当ウェブログが前から警告してきた通り、安倍政権は完全に霞が関をも腐蝕させてしまった。

「民主党政権持代にTPPを「平成の開国」と騒いだメディア・論者は、
 アメリカの走狗に過ぎなかったか、単に「踊らされた」ことが明白になってきた」

「TPP交渉は日本のためのものではなく、
 政治力の強いアメリカ企業や大規模生産者のためのものである」

「TPPが纏まらない原因がかなりのところ強硬な米の圧力団体にあり、
 日本だけでなく他の国もアメリカと利害が対立しており
 ずるずると交渉が長引いて妥協の山になりそうな情勢が見えてきたからだ」

「USTRは強い態度で米企業の利害を代弁している。
 その非妥協的な態度のため、妥結はどんどん遠ざかるであろう」

「これでただでさえショボい経済効果が更に縮小するのは確実。
 喜ぶのが輸出企業と安い輸入食品で稼ぎたい内需企業ばかりである実態が
 益々明らかになり、欺かれたと知り怒る日本国民が加速度的に増えている」

「TPPを「平成の開国」などと偽ったメディアや論者は
 重大な「誤報」の責任を取って謝罪すべきであろう」

「日本より遥かにFTAに積極的だった韓国は、
 周知のように成長率が鈍化し苦境に陥っている」

「レントシーカーやその手先が必死に韓国の真似をするのは見苦しい。
 日本は韓国より内需に依存する比率が大幅に高いので、
 韓国より更に小さい、砂粒のような効果しか望めない」

「当ウェブログは、RCEPの仕組み構築を先行させることによって
 交渉力を高めよと主張してきたが、現政権にはそうした用意すらなく、
 「大して効果がない妥協」か「国内で不満が強まる妥協」のいずれかで終わるだろう」

「事実問題として、NAFTAでアメリカは寧ろ雇用を減らしている。
 また輸出依存度の高い韓国ですら効果は限定的だったのだから、
 TPP程度の関税同盟で日本のような内需比率の高い国に劇的な影響があると
 妄信する方が頭がおかしい。対内投資の増加の方がまだましだ」

「TPPが「平成の開国」などと法螺を吹いた論者やメディアは、
 米議会で今、どのような議論がなされているか
 しっかりと目を見開いて見るがいい」

「金権政治のアメリカですら、TPPと枠組みがよく似たNAFTAにより
 大企業は大いに儲かっても労働者や一般国民への恩恵が
 悲しい程に貧相だった事実が誰の目にも明らかで、
 大企業からたっぷり献金を貰ったオバマが必死に旗を振っても
 労組系議員を中心としてTPPへの抵抗が強まっている」

「おまけに元米高官から「アジア版NATO」などと
 (つまり、親米アジア国の経済圏の形成が主目的だという訳だ)
 日本経済にとっての恩恵が限定的であると示唆する発言が
 アメリカ側から出てくる始末である」

「NAFTAで雇用も所得も大して増えなかったという厳然たる事実も知らず、
 (寧ろ米国の中低所得層は実質賃金が低下傾向である)
 米企業の儲けのために推進されたTPPが
 日本経済のためになるかのように大嘘をついた
 日本の衆愚論者や頭脳停止メディアの罪は重い」

「また、日本の経済団体がTPPを支持するのは
 自社の収益のためであり、国益のためではない。
 アベノミクスの2年間で企業収益と国民所得がディカップリングしている事実を見れば明白だ」

「日本のメディアはなぜ報じないのか理解できないが、
 米大統領選で既にはっきり分かったことがある。
 「TPPは既に死んだ」ということである」

「民主党のリベラル・ポピュリストであるサンダースが反TPPであるだけでなく、
 風見鶏のクリントンも世論の風当たりを読んでTPP懐疑派に転じた。
 また、伝統的に富裕層・大企業寄りの政策を行う共和党でも、
 トップを走るトランプ候補はTPP反対を明言している」

「つまり、賃金が上がらない米国民はTPPへの敵意を強めており、
 それを敏感に察した次期大統領候補は反TPP姿勢を強めざるを得ないのだ。
 だからTPPが空中分解するのはもはや確定事項である。
 いまだにTPPを支持している日本のガラパゴス・メディアも痛撃を受ける」

「米国民が貿易協定に敵意を強めるのは、NAFTAでの苦い経験があるからだ。
 米企業はNAFTAで儲かったが米国の雇用は増えず、賃金も停滞している。
 富裕層や大企業の手先がいかに口先で騙そうとしても、恩恵を実感できないのが実態である」

「クリントン政権の閣僚だったロバート・ライシュがニューズウィークに寄稿し、
 「TPPは上位1%のためのもの」として富裕層と大企業、ウォール街が
 ロビー活動と政治献金によって政策を操り、自分達だけ儲けていると指摘している。
 (これは日本も酷似した状況にあり、自民党政権と財界との関係がまさにそうである)」

「事実、富国生命の市岡繁男氏はアメリカの中高年白人の死亡率が上昇していること、
 その殆どが米企業の生産拠点の海外移転で職を失った中・高卒の労働者であり、
 所得格差が拡大して中高年男性の自殺・薬物中毒死・アルコール中毒死・肝炎での死亡が急増、
 深刻な事態になっていることを報告している」

「また、リーマンショック後の米国では所得下位90%の賃金の回復が鈍く、
 いまだにリーマン前の水準を回復していないこと、
 実は1980年代から米国の下位90%の賃金が上がっていないことが明らかになっている」

「米大統領選を見る限りTPPは「死んだ」と言える。
 共和党支持でも民主党支持でも過半数が貿易協定で「雇用が奪われている」としているから、
 米国民の憎しみを受けたTPPは事実上「終わって」いる」

「安倍政権は、太平洋戦争時の軍部と同じような粉飾された数値で
 国民を騙そうとしている。そしてアメリカと同じ失敗に終わるであろう。
 学習能力が根本的に欠けているから、当然の末路である」

「必死に隠してきたTPP交渉の裏面がかなりの部分明らかになってきて、
 功を焦る日本側甘利代表(当時)が譲歩して妥結させたというみっともない実態が
 発覚しつつあるにも関わらず、しかも米国民も米議会も反対しているにも関わらず、
 満身創痍のTPPを推進し続けるのは流石は「次元の低い」政権らしいところだ」

「経済団体から政治献金をたっぷり受け取っているからその意向に逆らえない。
 いつもながらカネの力に勝てない、利権癒着を断ち切れない病気なのだ」

「NAFTAで雇用が増えなかったため米国民は怒ってTPPに反対、
 大統領候補もTPP反対を唱えざるを得ない情勢である」

「一方、米議会の多数派を占める共和党は経済界の利益を代弁して
 「もっと米企業が稼げるようにしなければTPP反対」である」

「もし利に敏いクリントンが選挙後にTPP推進に転じるとしても、
 米国民と米議会多数派が正反対の理由でTPPを批判しているのだから、TPPに未来はない」

「予言者エマニュエル・トッドは先進国の反グローバル化の動きを捉え、
 エリートが自国民を無視して溝が生まれているのだと捉えている」

「そうした鈍重な「エリート」の典型例が安倍政権の二世閣僚達であり、
 英国民投票や米大統領選に顕著に示された海外情勢の変化を察知できず
 今もTPP推進論をやめない日本の「ガラパゴス」論者である」

「事実、EUには移民や難民受け入れを巡って大きな亀裂が入り、
 TPPを言い出した当事者であるアメリカでTPP反対論が強まっている」

「「米国民と米議会多数派が正反対の理由でTPPを批判しているのだから、TPPに未来はない」
 と当ウェブログが予言した通りだが、海外報道に注意を払っていればごく当然の結論である。
 先を見る力がなくまだTPPに固執する議員は税金にたかるシロアリでしかないから即刻辞任すべきだ」

「欧州では、大した影響が出ない筈の対カナダ貿易協定でも
 ごたごたが続いて締結に苦労している。
 欧米とも「貿易協定は一部の層の利権でしかない」という現実が見えてきて、
 口だけのエスタブリッシュに不満が強まってきているのである」

「しかもそうした先進国の情勢に気付かず苔の生えた古い政策しか出せない安倍首相は、
 「日本がTPPを主導する」という白昼夢に等しいうわ言を口走っているばかりか、
 「日本は人口が減る。社会保障を維持していくためには経済を成長させていく、自由貿易が決定的に必要だ」
 などと相変わらず無責任な言辞を繰り返しており、反省のかけらもない。
 そもそも正しい認識が決定的に欠けているのだから哀れむべきことであるが」

「日本の人口減少と経済低迷の「A級戦犯」は第一次安倍政権を含めた歴代自民党政権であり、
 実質賃金がリーマンショック時より低下しているのは誰が見ても安倍政権の失政である。
 おまけにショボい効果しかないTPPに、情勢の急速悪化にも関わらず固執している始末だ」

「失言製造機の麻生がまた愚にもつかない発言を繰り返している。
 昔、何かの間違いで首相になった時からそうだったが、
 年齢のせいもあろうが、もはや治療できない域に達したと言える」

「TTPを取り上げない日本の新聞のレベルが低いかのように軽々しく罵倒し、
 実際には掲載されていたと指摘されると言い訳を並べるという始末」

「ひょっとして自分にメディアや世間の批判を集中させ、
 その後に辞任することで次の自民党総裁のイメージを良くする高等戦術かと疑ったが、
 かつて麻生政権であれだけ成長率がガタ落ちし、今に至るまで
 当時の実質賃金や所得水準に戻っていないのだから、そのような芸当ができる筈はない。
 (実現できたのは、国民のカネで株価を支え株主を富ませるという最低の政策だけ)」

「半年前にライトハイザーUSTR代表は自由貿易協定によって「雇用が70万人減った」と
 明言しているのだから、自由貿易協定の虚妄にそろそろ気づいても良さそうなものだが」

「これはアメリカ企業の強欲から出た言葉であるが、
 自由貿易協定で雇用が減るという事実を認めた点では参考になる」

「内弁慶でメディア批判ばかりしている麻生は、アメリカに対しては殆ど吠えないのだ。
 いかにもポチ政権らしい権力崇拝主義で、TPPの件もメディアに圧力をかけて
 自分達に都合の良い報道をさせようと図るさもしい根性が隠し切れないと言えよう」

「もし賢いのであれば既に気づいていて国民に嘘をつき企業へ利益誘導しているのだろうし、
 愚かであるのならば何も考えずに自分達の努力を自画自賛しているだけだろう。
 これ迄の実績から考えて前者であるとは考えにくい」

「そもそもTPP11の試算は「10〜20年」で生じるものだから、
 13兆円といかにも巨額に見せかけようとしても年0.6〜1.3兆円でしかない。
 対EUのEPAを足してもGDPで年に最大で0.2%前後という程度にとどまる。
 個別企業にとってはビジネスチャンスだが、これでは国民は殆ど恩恵を感じない水準である。
 女性就業率を引き上げた方が遥かに経済効果(50兆円超とされている)が大きい」

「また、財務省も厚労省も「ヒラメ」で公文書の捏造・改竄を行っていた訳だから、
 TPP11の試算も「安倍に媚び諂って過大な数値を出した」可能性がかなりある。
 そうなるとただでさえ乏しい効果が更にショボい結果に終わることとなろう」

「試算の内容は、官庁が精一杯積み上げたという印象だ。
 なぜ韓国やメキシコが自由貿易協定を締結した後に成長率低下に陥ったか、
 ドグマに囚われず真剣に考察する暇も気力もなかったのだろうか。
 (例え真剣に考察したとしても、安倍の「報復」を受けた前川氏の二の舞を避け隠蔽だろうが)」

「政府によるTPP11の経済効果の試算は、まるで戦前のようだ。
 数値がTPPよりも増加して「年8兆円」というとんでもない数字まで出ている」

「もしそれが本当なら、TPP11単独で成長率が1.5%以上改善する。
 日本はそもそも輸出依存度が低い国だから、これは大変な数値である。
 第二次安倍政権下において低迷する成長率平均よりも高いという、驚愕の数字だ」

「この捏造数値を出した官僚は、その通りの効果が出なかったらどうするのだろうか?
 バブル崩壊の時も、福島原発事故の際も、金融危機の際もそうだったように、
 彼らは何一つ責任を取らず、国民を騙しても平然とその地位に居座るであろう」

「霞が関が安倍に媚び諂って「大本営発表」を行い、
 嘘の数字で国民を欺いているのは確実と言えよう」

「太平洋戦争で惨憺たる敗北を喫する前の、
 「昭和16年夏の敗戦」の際より、高級官僚の質は落ちたと言える」

「そもそも、NAFTAでも成長率が顕著に改善しなかったメキシコ、
 対米FTAでも成長率の落ちた韓国を見れば、貿易協定の効果の過大な見積もりが
 事実を直視しない愚者の妄想であるのは明々白々である」

「国益や国民を無視し、官邸に気に入られるかどうかばかり気にするヒラメが、
 まともな数字を出す訳がない。経済効果を極限まで誇張しているのだ」

「ヒラメ官僚は「米国は焦る」だの「トランプに翻意を促す」だの
 妄想全開で安倍のための空想ストーリーをバラ撒いている」

「以下の当ウェブログの主張も事実で立証されるであろう」とも書いたが、
安倍政権下の低成長を見ると矢張りこれらの指摘も完全に正しかった。

○TPPの経済効果は同一期間の省エネ関連市場の成長規模とさほど変わらない
 (しかもTPPは多額の農業補助金の積み増しが必要になる)
○TPPの経済効果は再生可能エネルギー市場の成長にさえ負ける可能性がある
○TPPの経済効果は女性就業率向上の経済効果に大きく劣る
 (5倍~10倍に達する圧倒的大差で敗北)
○TPPの関税引き下げ効果は対欧FTAに大きく劣る
○TPPの域内人口・経済規模はRCEPに大きく劣る
○後発のRCEPの方が主導権を取れるチャンスが多く、中国の牽制も可能

「安倍や麻生が政権に居座っている限り、日本経済の低迷は確実に続く。
 できるのはせいぜい、公費で株価を上げて株主だけ富ませる腐敗政策が関の山だ」
と当ウェブログが予言した通りの惨状である。

▽ TPPは米企業ばかりが儲かるもので、RCEPより経済効果において大きく劣る

『食の戦争 米国の罠に落ちる日本』(鈴木宣弘,文藝春秋)


安倍はトランプに尻尾を振って媚び諂うだけでなく、
愚かな利益誘導政策で国益を盛大に毀損し続けている元凶だ。

「勤労統計の「偽装」が発覚して大問題になっているが、
 更にはGDPの偽装の疑いも濃厚で(恐らく実態は「改竄」の可能性大)
 官邸に媚び諂う官僚組織の劣化が否応無しに露呈しつつある」

「実は他にも「偽装」「捏造」の疑いが濃厚な分野があり、
 TPP11や日欧EPAといった貿易協定による経済効果も
 安倍に媚び諂って過大な数字で国民を欺いている可能性が高い」

「と言うのも、既にTPP11へ加盟している5ヵ国との貿易は
 前年前月比で輸出が13.5%も減り、輸入が9.7%増加しているのだ」

「嘘と捏造と阿諛追従が生み出した偽装の数字だから、
 こうした惨めな結果に陥るのは明白である」

「政府は年7.8兆円という巨額の経済効果を謳っているので
 (もしこれが真実なら年1%以上も成長率が改善する)
 この段階で既に試算は「大嘘」「捏造」と言うべきであろう」

「このままでは「エルサレムのアイヒマン」のように
 自己の保身のためなら倫理に反して幾らでも悪事を行う
 「悪の凡庸さ」が霞が関で黴のように拡大するであろう」

「こうした日本版アイヒマン達の保身の結果、じわじわと日本社会が蝕まれている。
 アメリカ経済はグローバル化の恩恵を受けて日本より高い成長率を維持しているが、
 それは株高つまり富裕層の資産増には繋がっても下位50%には全く恩恵がないのである。
 労働生産性が上昇しても富は株主に奪われ、実質所得は40年以上停滞したままだ。
 これこそまさに第二次安倍政権下で起きている腐敗した現実と瓜二つである」

とした当ウェブログの警告通りであり、安倍や麻生がのさばっている限り日本に未来はない。

 ↓ 参考

TPP締結したのに輸出が急減し輸入増、霞が関の「大本営発表」を立証 - 日欧EPA試算も「偽装」濃厚
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/86cd00cc2be23eb4b12f8e98bc5d2318

「自由貿易協定で雇用が70万人減った」-TPP粉飾試算に騙される麻生、捏造しても効果は僅か年0.2%
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/91f5308ff957df793202827af3fe7314

「TPPの恩恵は富裕層に、99%の国民は賃金が低下する」- ライシュが明言、米国民の反TPPも鮮明
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d9d9047e2205899b5d8052d9223128b8

霞が関の醜悪な「大本営発表」- 官邸に媚び諂って貿易協定効果を捏造、国民を欺く皮算用だけは上手
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/476beef02964a7889fa378f4a46f5044

読売新聞も認めた貧相なTPP効果、たったGDP0.05%増 - 女性就労率引き上げの10分の1以下
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/4d9cb2bac4667c0d71c6a628b1f26c60

 ↓ 大国インドも含まれるRCEPの域内人口は34億人で、ショボいTPPを遥かに上回る

「東南アジアで現地市場が拡大」「円高修正でも海外重視」- 経済効果ならショボいTPPよりRCEPだ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/1721bcc22dec3f25141db7cc1eb40836

▽ 自由貿易のイギリスよりも保護貿易のアメリカの方が成長率は高かった、これが厳然たる史実

『TPP 知財戦争の始まり』(渡辺惣樹,草思社)


OECD、19年世界成長率を3.2%に下方修正 米中関税合戦などで(reuters)
https://jp.reuters.com/article/oecd-world-outlook-idJPKCN1SR0UE
”経済協力開発機構(OCED)は21日、2019年の世界経済成長率見通しを3月時点と比べ0.1ポイント低い前年比3.2%に引き下げた。米中による関税引き上げと中国経済の減速が主因。
 米国がさらなる対中関税を発動した場合、最悪のケースで世界の経済成長率が0.6ポイント下押しされるとの試算も公表し、国際協調の強化などを提言した。
〔中略〕
 OECDによる19年の世界経済の成長率見通しは昨年11月の3.5%から3月は3.3%、そして今回は3.2%と急ピッチで引き下げられている。先行きのリスクとして、1)貿易制限のさらなる拡大による投資・雇用・消費への弊害、2)中国経済の急減速の世界中の経済活動への影響、3)民間部門の債務──を挙げている。
 今回は米中貿易対立の影響について試算。今月発動された米国による2000億ドル相当の中国からの輸入に対する25%の関税および中国による600億ドル相当の米国製品に対する報復関税により、2021年から22年にかけて中国の成長率を0.2ポイント強、米国の成長率を0.2ポイント、世界の成長率を0.1ポイント押し下げると試算し、今回の見通しに反映している。
 トランプ米大統領が検討している、一次産品を除く全ての中国からの輸入を対象とする25%の追加関税が発動された場合、世界の経済成長率を0.4ポイント押し下げると試算。これらの関税に伴う投資リスクも考慮した場合、世界の経済成長率が0.6ポイント下押しされるとみている。
 また、中国で今後2年間に需要が2%減少した場合の実質国内総生産(GDP)への影響も試算。米国で1.4ポイント、ユーロ圏で1.3ポイント、日本で1.8ポイント、世界全体で1.7ポイント下押しされるとみており、日本への影響が特に大きい
 OECDとしては、各国政府に対して、1)インフラ・デジタル化などに対する投資、2)ユーロ圏における構造政策と財政政策、3)国際協調の強化とルールに基づく国際経済の枠組みの修復による貿易紛争の解決──を提唱している。

 〔表〕OECDの世界経済成長率見通し(%、カッコ内は従来見通し)
     2019年     2020年
 世界  3.2(3.3)  3.4(3.4) 
 中国  6.2(6.2)  6.0(6.0) 
 米国  2.8(2.6)  2.3(2.2) 
 ユーロ圏1.2(1.0)  1.4(1.2)   
 日本  0.7(0.8)  0.6(0.7)   (竹本能文)”

この通り、主要国で最も成長率の低い日本だが、
元々最も低い成長率が更に低くなっている。
劣化二世の腐敗した安倍の失政で低迷していたところに、
更なる打撃を受けることになったのである。


インド市場、世界3位へ 20年にも日本抜く公算(SankeiBiz)
http://www.nikkei.com/article/DGXMZO37241060R01C18A1FFE000/
”経済成長が続くインドでは新車販売台数が2017年に401万台と、ドイツを抜いて世界4位に浮上。今後も大きく拡大するとみられる。
 インドの人口は世界2位の約13億4000万人で若年層が多く、所得水準も急速に高まっている。17年の新車販売は前年比10%増えて過去最高を更新し、この10年間で2倍になった。市場は今後も年率1割近い成長が続き、20年にも日本を抜き、中国、米国に次ぐ世界3位の規模に育つとの…〔以下略〕”

日本経済にとって決定的に重要なのが人口・積極的労働市場政策であることは、
インド経済の急成長を見れば明白である。そして安倍が大失敗しているのもこの分野だ。


インドの人口、30年までに中国抜き1位(sankeibiz)
https://www.sankeibiz.jp/macro/news/180824/mcb1808240500002-n1.htm
インドは、2030年までに中国の人口を追い抜く見通しだ。北部パンジャブ州の政府高官が7月11日の「世界人口デー」の啓蒙(けいもう)プログラムで示した。現地紙ザ・トリビューンなどが報じた。
 同州の上級医務官、ラジンデル・グラティ氏は「世界人口約74億のうち、インドは約17%に相当する12億人余りに達している。インドの人口は現在世界第2位だが、25年から30年までに16億5000万人に達し、中国を追い抜く」と予想した。
 一方、米ウィスコンシン大学マディソン校の中国人研究員、イー・フシアン氏は、中国が産児制限を今後も廃止しなければ、中国の人口は50年までにインドの人口の65%、100年までに同32%に縮小すると警告した。〔以下略〕”

2020年代は間違いなく中国の没落、インドの台頭となる。
日本は強力な人口政策と積極的労働市場政策を断行するとともに
インド経済(人口が日本の10倍を超える)とともに成長しなければならない。
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日本を安売りして観光消費低迷、不正と不払いと犯罪を急増させた安倍 -「売国」観光政策の必然の末路

2019-05-08 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
矢張り中国の爆買い需要はあっと言う間に萎み、
一人当たりの訪日観光消費額は減少に転じている。

「次はコト消費」などと表面的な誤摩化しを信じてはならない。
安倍とその取り巻きが安易な規制緩和で質の悪い訪日客ばかり増やしており、
単価が下がり不正や犯罪が増えるのは安倍の「売国」政策の必然なのだ。

事実、日本の病院では訪日外国人の不払いが急速に増えており、
外国免許の不正も相次いで警察が神経を尖らせている。

民泊が犯罪に利用される事件も相変わらずであり、
最近は訪日客を装って麻薬を国内に持ち込む例が報じられている。

安倍の手先と化している官邸周辺の警察官僚はこの現実を直視するがいい。
反社会・反日政策の元凶は誰が見ても安倍であり、
安倍のせいで新たに外国人の犯罪が生じているのは明白である。
歴史家に腰巾着と名指しされないと目が覚めないのか。

多くの官僚は安倍政策の害悪を既に分かっている筈だ。
腐敗政策しか能がない安倍を叩き潰さない限り、
日本を安売りする売国観光政策を転換させることができない。

論より証拠、安倍の政策の果てしない程度の低さのため
観光消費の伸びは日本の経済成長率と同様に低迷している。

安倍を国政から駆逐し、ビザ規制を強化しなければならない。
訪日観光客の数を絞り込み、消費単価を上げなければならない。
京都などで深刻化する「観光公害」も抑止しなければならない。
皆、良識ある日本国民にとっては当然過ぎるほど当然のことだ。

▽ 安倍と菅の頭の悪い規制緩和こそ、深刻化するばかりの「観光公害」の元凶

『観光亡国論』(アレックス・カー,中央公論新社)


当ウェブログが前々から警告してきた通りで、
「低次元な安倍政権が日本の観光産業の足を引っ張り犯罪をも増やしている」のである。

「現在、親日的なアセアンをはじめ訪日観光客が順調に増えており、
 「隠れた輸出産業」として威力を発揮しつつある。
 (福島原発事故がなければもっと伸びていたであろう)」

「御用メディアは「日本政府のプロモーションの成果」としているが、
 とんでもない間違いである。訪日観光客に調査してみるがいい。
 口コミで日本に興味を持ったり、ソフトパワーの影響で好印象を持っているケースが多く、
 他の観光先進国に比べて政策的に卓越した面は殆どないに等しい」

「真相は円安で日本観光がディスカウントされていること、
 新興アジアの成長率が高く、停滞している日本が「お買い得」になっているためだ。
 アジアの経済成長という「神風」の恩恵に過ぎない」

「ただ問題は、日本の観光政策のレベルがいまだ低く、
 マーケティングもまるでなっていないことだ」

「日本の観光政策ではセグメント別の分析が決定的に欠けており、
 毎年のマーケティングやブランディング戦略が全く見えない。
 大きな潜在力を活かしていないのである」

「日本はもっと海外富裕層を迎え入れることが上手にならなければならない。
 無料で通訳や観光案内をつけても良い位である。それでも充分にペイできる」

「日本の観光にはまだポテンシャルがあり、充分に発揮できていない。
 他国の観光政策やマーケティング、ブランディングから謙虚に学ぶことが必要だ」

「スペインやイギリスのように観光収入において日本より遥かに優れている
 「観光先進国」と比較すると、自国を大幅に安売りしてもタイや韓国にすら及ばない
 日本の観光政策の劣後は明白である」

「今日の事態を正しく予見していたのが元ゴールドマンのアトキンソン氏で、
 中国人訪日観光客の「爆買」は効果が限定的であると見抜いていた」

「氏は日本経済への貢献度の低い輸入品を買い漁る中国人よりも、
 自然や文化に関心が強く長期滞在する豪州や欧州の訪日客を増やすべきと提唱している」

「日本政府もメディアも中国人観光客の「爆買い」に幻想を抱いている。
 「爆買い」は中国の関税の高さと異常な円安とがもたらした「事故」のようなもので、
 着実に毎年伸びてゆくものではないし、日本経済を力強く成長させるものでもない」

「中国人観光客の「爆買い」は確かに数字の上では伸びているが、
 その代わりに対中輸出が大幅に落ち込んでいる。だから真実は一つしかない。
 日本で「爆買い」している分、日本からの対中輸出が減っただけなのだ。
 つまりこれは不毛なゼロサム・ゲームである可能性が高い」

「当ウェブログは「中国人観光客の「爆買」は日本経済を成長させていない」と指摘したが、
 日本経済のマイナス成長と消費の弱さを見れば、自明のことであろう」

「本当に観光政策によって日本経済を成長させたいのであれば、
 訪日客数ではなく観光収入を目標としなければならないし、
 内需への波及効果の低い輸入品の買い物ではなく
 観光収入の大半を占める宿泊と食事を重視しなければならない」

「また、多くの雇用創出が見込める文化財修復と有料ガイド、
 そして海外富裕層向けの宿泊施設の新設に注力すべきである」

「次元の低い安倍政権は観光客数に固執してチャイナリスクを高めている。
 この愚行のツケで、日本経済が高い代償を払わされることになろう」

「今必要なのは、中国人の爆買いに喜び浮かれることではない。
 観光分野でもチャイナ・リスクの軽減、即ちアセアンや欧米、オセアニアの観光客招致である」

「宿泊消費の少ない中国人観光客が日本国内で輸入品を買い漁っても
 経済効果はごく限定的なものにとどまるからである」

「中国人観光客が永遠に「爆買い」を続けることはあり得ない。
 かつてシャンゼリゼ通りで「爆買い」していた日本人の現在を見れば明白だ」

「アトキンソン氏は、英政府の目標(2030年に4800~6200万人)と比較すると
 日本政府の訪日観光客数の目標は低過ぎると指摘しており、
 2020年に2000万人・2030年に3000万人という目標ではなく
 2020年に5600万人・2030年に8200万人が妥当な目標数であるとしている」

「今年以降は急激な円高が予想される。
 中国に依存し過ぎた訪日観光の急変や急減速を警戒しなければならない。
 愚かな安倍政権が観光分野で「チャイナ・リスク」を高めているからだ」

「そもそも訪日観光客増加は安倍政権の手柄ではなく、
 アジア国が豊かになり日本が貧しくなった現実の必然的帰結である。
 また、観光客へのビザ拡大を始めたのは民主党政権だ」

「日本経済がゼロ成長なのだから、
 爆買が対中輸出の「付け替え」に過ぎないことも明らかだ」

「そうした実態を理解する能力のない安倍政権と官庁は、
 またしても「次元の低い」政策を始めている」

「観光消費の叩き売りによるカニバリズムを助長する
 民泊推進と容積率緩和など、馬鹿馬鹿しいにも程がある」

「許可を取っているゲストハウスならまだ話は分かるのだが、
 脱法民泊の利用者には碌でもない連中が混じっており、テロに利用される危険性も高い」

「愚鈍な安倍政権や官庁は、馬鹿馬鹿しい規制緩和アピールの前に
 観光警察を創設してこうした違法ガイドを根絶すべきである。
 この程度の話は、以前から分かっていたことである筈だ。
 政府の動きが余りにも遅いし、とにかく政策のセンスが悪い」

「コストの高い日本ではブランディングや収益率向上に注力しないと
 より低コストのタイや台湾に勝てないのは明白である」

「しかも現状は中国人観光客に依存し過ぎているから、
 チャイナ・リスクは観光分野で急速に拡大している」

「また、無理な数的拡大は質の悪い観光客を増やし、
 観光地でトラブルを頻発させるであろう」

「中国人観光客は数的にはもう増やす必要はない。
 重要なのは中国以外の国からの訪日客を増やすこと、
 富裕層の観光消費を増やしてチャイナ・リスクを軽減させ
 真の意味での日本経済の成長に繋げることである」

「案の定ながら、世界各国では民泊が数々の問題を起こしている。
 マナーの悪さ・住民激減・脱法・脱税などなど」

「そうした教訓を理解せず、むざむざ自分から観光消費を減らす
 馬鹿馬鹿しい規制緩和を進めようとしている安倍政権は
 相変わらずの次元の低さである」

「新興アジア国の成長に対して貧しくなる日本、
 そして円安による自国安売りの「売国政策」を展開し、
 日本国民の実質賃金を切り下げて貧しくするだけではなく、
 観光消費額が少なくマナーの悪い輩を招き入れようとしていながら
 安倍政権は偶然を自分の手柄のように自慢し失態に気付かない始末だ」

「民泊はカネ儲けに熱心な連中を惹き付けており、
 特に日本ではこのチャンスに空き物件で稼ごうとする事業者が多い」

「日本で空き家が急増している根本原因を忘れ、
 質の悪い渡航者に宿泊費をディスカウントする愚かさは
 これから問題の多発という形で証明されるであろう」

「日本との関係悪化で急激に訪日客が減る可能性の高い近隣国から、
 ハードルだけ下げて質の悪い層を集める愚かさがどうして理解できないのか。
 (特に「隠れ日本好き」の多い某国は、訪日客数だけ多くて消費がかなり少ない)」

「日本経済を支える観光消費を増やすには、
 宿泊費をディスカウントするのではなく
 北海道ニセコのように対内投資を受け入れ、
 海外の優良顧客の嗜好や傾向を知悉した合理的な観光政策が必要だ」

「観光消費の多い優良顧客は民泊を必要としない。
 民間の高所得層向けラグジュアリーホテルへの投資や、
 豊かな外国人の長期間滞在用の施設が必要なのだ」

「中国のグレーなカネによる爆買いに喜んで、
 迂闊に投資を増やした業者は今、しっぺ返しを食らっている」

「断言しておくが、単価は更に低下するであろう。
 日銀は「需要構造の変化に対応」などと言っているが、
 まだ分かっていないらしい。
 「爆買い需要は転売による一時的なもので、今後はダウントレンド」が正しい」

「台湾で観光業者のデモが起きている。地元報道では史上初のことだそうだ。
 観光業における中国依存度が極めて高い台湾は、日本で言う「爆買い」の多大な恩恵を受けた」

「2015年の台湾での中国人の観光消費は6000億円を超えており、
 日本経済で単純概算するとGDP比では6兆円、人口比では3兆円規模に相当する」

「台湾の選挙で民進党の蔡政権が発足して中台関係が悪化した結果、
 陰湿な中国の圧力が中国人観光客の減少として現れた。
 今年だけで1100億円強の消費減になると予想されている」

「こちらも日本に単純概算するとGDP比で1兆円、人口比で5000億円強という巨額である。
 どれ程の甚大な打撃になるか、容易に推測できよう」

「日本の観光産業が未熟で、愚かな安倍政権が観光収入を増やす政策を実施していないため
 怪我の功名とでも言うのか、実際にはそれほどの打撃にはならないと予想されるが、
 いずれにしても観光産業における中国依存度の高さは非常に危険である」

「日中関係がかつてのように緊迫していないのは
 習近平が国内政治と経済運営に手一杯であるからで、
 もし権力維持のため、或いは共産党一党支配のため必要なら
 躊躇なく中南海は反日デモ使嗾でも武力衝突でも実行するだろう。
 日本側がアベだろうがコイズミだろうが何だろうが同じである」

「デービッド・アトキンソン氏は、中国人の爆買いに期待すべきではなく
 輸入品が中国人に売れても大した経済効果はないと言い切っていたが、
 まさに慧眼と言うべきであろう。チャイナ・リスクは軽減しなければならない」

「氏は前々から「観光客数」ではなく「観光収入」を目標とすべきであること、
 宿泊が最も消費額が大きいのだから豪や独の長期滞在者を増やすべき、
 国別にマーケティングを行って細分化された施策を打ち出すべきと指摘していた」

「観光分野でも学習能力の欠如した安倍政権は、そうした点を全く理解できないばかりか、
 量を追って中国や韓国への依存度を高め、カントリーリスクを肥大化させる始末だ」

「台湾の状況から得られる教訓は明確だ。
 中国人観光客への依存度を高めてはならない、
 アセアン等の友好的な国々からの観光客を増やさなければならない、ということだ」

「安倍政権が経済面では口だけのショボい政策のオンパレードであるのは
 情けない経済指標の数々と程度の低い自画自賛からも明白だが、
 IR法案でも程度の低さを遺憾なく証明している始末だ」

「公明党からも大阪府民からも反対され、
 有権者に歓迎されない政策をごり押しするという不手際である」

「「IRはカジノではない」という馬鹿丸出しの言い訳を連発しているが、
 IR施設の損益のうちカジノの黒字分がどれほどであるか、情報を公開して言うがいい」

「外国人を中心とした富裕層限定のカジノならまだ話は分かるが、
 早くも貸金やパチンコと酷似した利権構造が育ちつつあり、
 自民党の土性骨は一向に改まらないようだ」

「また、根本的には東アジアでカジノの黄金期は過ぎつつあり、
 中国の腐敗した黒いカネの流れが細ってきているため、
 自民党のカジノ推進は完全に「too late」になりつつある」

「生き残りに必死なマカオやシンガポールとの消耗戦で
 日本の自治体が悲惨な目に遭う可能性もかなりある。
 くれぐれも、利権に目が眩んだ政治家に騙されないことだ」

「カジノは対国内では厳格なハードルを設けないと韓国の二の舞になる。
 ハコモノ利権と業界からの上納金にばかり目が眩んでいる議員どもを信用してはならない」

「東アジアのカジノ産業が中国の黒いカネによって肥え太ってきたこと、
 中国の腐敗対策の直撃を受けて縮小を余儀なくされているのは明白である」

「シンガポールの成長率がここ数年で急激に減少しているのは、
 中国からの腐敗したカネが入って来なくなっているからだ」

「シンガポールでもアモイでもカジノ産業が苦境に陥っている今、
 飽和気味のマーケットに日本が入っても大儲けになる訳がない」

「はっきり言って、大阪には全くない富裕層ターゲットの超高級ホテルを建設した方が
 (国内にノウハウがないので海外企業を誘致する)遥かに経済効果において勝るであろう」

「安倍政権がカジノを推進する理由は「政策リテラシーの貧困」であり、
 単価の高い富裕層の誘致が下手くそで優良顧客が振り向きもしないばかりか、
 文化財修復と有償ガイドの充実を怠って「上客」を取り逃がしている現状は、
 まさに「話にならない」惨状である。経済も観光も、安倍政権にまともな政策ができる訳がない」

「「アベノミクスの仕掛人」と言われた一人である山本幸三地方創生担当相が、
 またお粗末な失言を重ねている。菅官房長官からも叱責され、
 次の内閣改造で「クビ」を宣告されるだろう。
 「人前に出せない」ような暴言を繰り返しているのだから当然である」

「碌な成果を出せず通貨切り下げで自国を安売りするというのがアベノミクスの本性で、
 だからこそGDPが情けない低迷(スウェーデンにも米にも独にも大敗)に終わっている訳だが、
 日本の観光収入が「先進国」スペインやフランスの足下にも及ばない低次元なのに
 まるで学芸員が悪いかのように責任転嫁する無責任かつ傲慢不遜な発言は象徴的だ」

「安倍政権の観光政策も、アベノミクスと同様に口だけで高慢な思い上がった政策に過ぎず、
 大したことない成果は自分の手柄のように豪語し、失態は他人のせいにするものでしかない。
 山本地方創生相がそれを自らの言動で証明したと言える」

「藻谷浩介氏は富裕層の多く訪れるスイスのツェルマットの事例を挙げているが、
 ツェルマットは安倍政権の安っぽい観光政策と全く反対の政策を取っているのだ」

「安倍政権のように通貨切り下げとビザ緩和により自国を安売りし、
 豊かになったアジアの人々に来て貰うという情けない政策ではなく、
 ツェルマットは地域主体で独自の価値を長い年月をかけて磨き上げ、
 愚かな安倍政権のようにみっともない安売りをしていない。
 だからこそ日本とスイスの間に大差がついたのである」

「山本地方創生相は、日本観光が「上からの」馬鹿馬鹿しい政策で質を下げていること、
 政策に起因する収益力の乏しさをよくよく勉強してから口を開くべきである」

「はっきり言っておくが、山本担当相のような無知で暴言を繰り返す大臣こそが
 「日本観光の癌細胞」である。日本の観光収入がどれだけ低いか、
 よくよく数値を見てから口を開くがいい」

「また、デーヴィッド・アトキンソン氏は、そもそも日本は文化財保護の予算が他国の10分の1以下であり、
 文化財保護マインドの欠如と有償ガイド不足が観光収入が少ない原因と指摘している。
 山本大臣こそ「観光マインド」が乏しい癖に大した勉強もせず他人のせいにしているのだ」

「菅官房長官がかなり遅まきながらも、漸くインバウンド政策の失敗に気付いたようだ。
 ここまで時間がかかるのは勉強不足としか言いようがないが、
 全く気付かないより少しはましだと言えよう」

「但し、矢張り安倍政権の悲しさで、方向が間違っているのは自覚できても、
 どうすれば良いかが全く分かっておらず丸投げを始めたのは情けない限りだ。
 この辺りが口だけ安倍政権の限界、バラ撒き政党の限界なのであろう」

「「訪日観光客数」を政策目標にするのは、
 小泉政権以来の自民党政権がいかに「素人」であるかを示すものだが、
 (小泉元首相は先見の明があったと言えるものの)
 それ以降に何ら大した工夫をしていない安倍政権は芸のない前例踏襲である」

「安倍政権の円安誘導による「自国窮乏化政策」で日本が貧困化し、
 アジア新興国が豊かになったから偶々観光客が増えたという冷厳な事実を理解しなければならない。
 だから豊かな香港等から来た訪日客は日本での買い物が「安い」と言っているのである。
 こうした自国の安売りで観光消費額を伸ばそうというのは根本的に間違っている」

「事実、日本の誇る観光都市である京都では、
 観光客数が増えているのにも関わらず
 税収増の効果が見られないと市長が証言している。
 これが安倍政権の「売国」観光政策の必然の帰結なのである」

「菅官房長官は「人数だけでなく消費を大幅に拡大する必要がある」と語ったそうだ。
 しかし「人数」を追う政策は「消費拡大」政策とは全く違うものである。
 「周遊コースの設定」などという寝ぼけた愚策を提案する省庁は顔を洗って出直すべきで、
 欧州の観光先進国が日本と全く異なる施策を行なっている事実をまず学ぶべきだろう」

「そもそも、ビザ緩和や実質通貨切り下げという安倍政権の「売国政策」は間違っている。
 (観光消費大国のスペインやスイスはそのような愚かな施策は行っていない)
 そのような恥ずべき「自国安売り」をするから海外から観光客を装う犯罪者が入ってくるのだ」

「官房長官自身が「抜本的改革」が必要と認識できた、つまり
 「安倍政権の観光政策のレヴェルが低い」と自覚できたのは結構なことだが、
 何をしたら良いのか分からなければ「下手な考え休むに似たり」でしかない」

「まずは素直に安倍政権の公共事業依存の愚行を改め、
 遥かに効果の大きい文化財修復に予算を移転するべきである」

「民泊などの自分を安売りする規制改革で貴重な時間を蕩尽するのを止め、
 高所得層・富裕層が満足できる有償ガイド資格を新設すべきである」

「海外の富裕層向けホテル・リゾート運営企業の対内投資を優遇し、ノウハウを学ぶべきである。
 その程度ができなければ、観光消費増は確実に失敗する」

「訪日観光客数の伸びは、日本の貧困化とアジア新興国の経済成長によるものであり、
 安倍政権の政策が優れているからでは全くない」

「愚かな安倍政権や省庁は、菅官房長官の指示とは真逆で、
 海外では規制が強められ始めている民泊を推進している。
 訪日客の消費が減少するだけだということが何故分からないのか。
 規制を強化し、日本の日常生活を体験したい高所得層だけに受け入れを限定しないと、
 確実に犯罪や社会問題の温床となる。絶対にやめるべきである」

「日本人はアジアや東欧に行くと物価の安さに喜ぶ訳だが、
 現在の日本でインバウンドが増えているのもそれとよく似ている」

「日本の成長率が低く、高成長の新興国に比して相対的に貧しくなっている上に、
 愚かな安倍政権が実質的な通貨切り下げを行っているから、
 我々は外国人に対し日本を「叩き売り」していることになるのだ」

「日本の観光客の過半はアジア人であり、かつては到底観光に行けなかったような層が
 今やかなり豊かになって、貧乏になった日本を安く買える、という図式なのだ」

「決して日本のブランド力が向上しているから訪日観光客が増えたのではない。
 アジアで豊かな人が増え、日本が貧しくなったからインバウンドが増えたのだ」

「そうした真相を全然理解していない(理解する能力がない)安倍政権は、
 またもやアベノミクスに比肩するような頭の悪い政策を推進している」

「今や加計問題で悪名高い「特区」で民泊を解禁し、更に自国を安売りしようとしているのだから
 政策リテラシーは限りなく低下し、もはや治療が必要な域に達したと判断できよう」

「安倍政権の売国政策が呼び込んだのは、マナーが悪く我がもの顔、
 集団で乗り付けて商品を蝗のように買い漁る中国人の集団である」

「中国の中でも日本に強く好感を抱き、リピーターとなってくれる
 優良顧客を自ら遠ざける政策で観光収入を低迷させているのだから、
 日本社会への害を及ぼす観光政策を行っていると言っても過言ではない」

「その証拠に、京都や大阪で違法民泊が蔓延って問題を引き起こし、
 京都は余りにも外国人観光客が増え過ぎて地元住民の不満を高めている。
 つまり安倍政権は日本のブランド価値を毀損しつつあるのだ」

「安倍政権が違法民泊をサイトに掲載する企業に圧力をかけないからこうなるのだ。
 自治体に任せるなど、違法行為を野放しにするも同然の愚行である。
 また、民泊はテロリストの絶好の隠れ家でもある。無意味な共謀罪法案などより民泊を監視すべきである」

「政府は違法民泊を厳しく取り締まって高額の罰金を課し、
 その予算で合法民泊の質を高める政策に転換すべきである。
 (地方は寧ろ民泊を推進してインバウンドの長期滞在を推進した方が良い)」

「罰金だけではなく、サイトに警告を掲載し、
 違法民泊物件はすぐさまに契約解除させるか物件所有者に高額罰金を課して名を公表すべきである」

「安倍政権の観光政策の低次元さがまた証明された。
 ほぼ2年ぶりに訪日客1人当たり観光収入が上向いたが、
 これは明らかに円安に転じた時期と一致している」

「つまり安倍政権の通貨切り下げによる「自国貧困化政策」により、
 日本を安売りしているから数値上で観光消費が増えたように見えるのだ」

「海外から安い客をかき集めても経済効果が乏しく混乱と不満が募るだけである。
 安倍政権は愚かなことに、観光の質を下げ、日本ブランドを毀損させているのだ」

「また、安い客を集めることで違法民泊や白タクを増殖させてもいるのだから、
 犯罪や違法行為を自ら招き寄せているというお粗末さである」

「更には、自国安売り政策は独や豪のような観光消費額の多い「上客」ではなく
 中国の中所得層や韓国客のような経済効果の乏しい客ばかり増やす」

「韓国客は政府が対日批判を行っても、日韓関係が悪化しても来るが、
 残念ながら観光消費額が少ないから「上客」は少ない。
 (こそこそ日本のゴルフ場を利用するエスタブリッシュはやや事情が違うが)」

「問題は中国客で、日中関係が緊迫すると激減するのは火を見るよりも明らかだ。
 自国を安売りする安倍政権は、日本ブランドを毀損するだけではなく
 観光分野におけるチャイナ・リスクを極大化している点で罪が深い」

「つまり愚かな安倍政権による「日本叩き売り」政策は
 観光の質低下・日本のブランド価値毀損・チャイナリスク増大という
 「三重のリスク」をもたらすとんでもない観光政策なのである」

「1人当たり支出額が低迷して人数だけ伸びているのだから、
 「安い客」ばかりかき集めて中国リスクを増大させているのは明白だ。
 香港や台湾からのインバウンド増ならまだいいが、
 実際には違法行為を増加させるのだから始末が悪い」

「安倍政権の言う「規制緩和」は、こうした犯罪の増殖をもたらすものだ。
 観光消費の主軸が宿泊、そして食事であることは既に明らかになっている。
 こうした愚劣な規制緩和で観光消費減や犯罪を増やしているのが安倍政権なのである」

「「訪日観光客数」を政策目標とする愚かでガラパゴスな安倍政権は、
 4000万人程度は世界的に見れば「普通」であることも知らず、
 自らの手柄のように自慢している。学習能力のなさは致命的だ」

「訪日観光客数において日本は欧州の観光大国に遠く及ばないどころか、
 肝心の「観光消費額」においても大きく劣り、しかも増加ペースが鈍っている」

「菅官房長官は訪日観光客増加を「改革の分かりやすい例」と自慢したが、
 これこそが安倍政権の低能とみっともない自画自賛体質を物語るものである。
 実態は「安倍政権のお粗末で愚劣な政策の分かりやすい例」以外の何ものでもない」

「まともな感覚を持っていれば、訪日観光客数が世界の観光大国に及ばず、
 特に観光消費が伸び悩んでいることを反省しなければならない筈である。
 だから自らの観光政策のお粗末さを自覚して国民に対して謝罪すべきなのだ」

「日本の訪日観光客数が伸びている決定的な理由は
 「アジア諸国の高成長・日本の低成長」に他ならない。
 (だからアジア客が圧倒的なシェアを占めるのである)」

「しかも愚かで次元の低い安倍政権が通貨を切り下げ、実質賃金を低迷させる
 「自国貧困化政策」を行っているため、日本を安売りして外国人に投げ与えるという
 果てしなくお粗末で反社会的な経済政策を行っているので、
 アジアからいくら観光客が来てもその分、国民の消費が減るゼロサムゲームになる。
 (そのため日本経済の成長率はあらゆる先進国に劣り、消費はゼロ成長に陥る)」

「加えて、果てしなくリテラシーの低い安倍政権は、
 富裕層観光のブランディングやマーケティングを怠り、
 安易で愚劣な規制緩和によって質の悪いアジア客を呼び込んでいる」

「当ウェブログは「犯罪を呼び込む観光政策」と厳しく批判したが、
 警告した通り幾多の問題が新たに増殖している。
 以前から観光に関係する違法行為は多かったが、最近はクルーズ船からの密航が増えている。
 この原因が安倍政権のお粗末で頭の悪い観光政策にあることは明白である」

「どうして中国リスクを増大させているだけなのが分からないのか。
 「観光資源が花開いた」のは真っ赤な嘘で、
 「日本が貧困化してアジアがどんどん豊かになっているからお買い得になった」だけの話だ。
 第二次安倍政権下における低い経済成長率や実質賃金増加率、CPIを見るがいい」

「安倍政権のお粗末な観光政策が災いを巨大化させているのである。
 リスク分散のために東南アジア・産油国・欧米・豪州からの訪日こそ必要なのである。
 ところが次元の低い安倍政権が通貨安で招き寄せているのは消費額の低い韓国客ばかり」

「愚かで無能、国益を損なう安倍政権には観光ブランディング政策など到底無理だから、
 さっさと国政の場から消えて日本社会に害を与えないようにすべきである」

「日本の訪日観光客数は順当に伸びているが、
 これは勿論のこと安倍政権の手柄では全くない」

「その証拠に、観光消費額の伸びは相変わらず牛歩の歩みで、
 安倍政権が通貨切り下げと日本経済「停滞」政策を行っているため
 どんどん豊かになるアジア人にとって「特売セール」になっている証左だ」

「田村観光庁長官は訪日観光客数が伸びている割に
 経済効果に直結する観光消費額の増加が鈍いことを認め、
 「さらなる努力が必要」と遠回しに敗北宣言を述べている。
 (流石に「安倍政権の観光政策が根本的に間違っている」という本質は口に出来ないのだ)」

「菅官房長官は、訪日客が過去最高となったことを
 「改革の分かりやすい成功例」と笑止千万の自画自賛で語ったが、
 矢張り数字は嘘をつかない。実態は「自国叩き売りの分かり易い失敗例」だ」

「訪日観光客数が伸びているのは本質的に
 「日本の経済成長率や物価上昇率が低く、
 高成長のアジア国に比べて貧しくなっているから」である」

「だから、安倍政権にまともなリテラシーがあれば、
 観光消費額が伸びず質の悪い客ばかり増やす自らの「安売り観光政策」を反省し、
 犯罪を呼び込み、迷惑を被っている日本国民に対して謝罪すべきなのである。
 (勿論、まともなリテラシーが欠如しているからこそ平然と自慢する訳だが)」

「言う迄もなく、果てしなく低い実力がその程度なのだから、
 謝罪などする暇があるならマーケティングや付加価値を高める政策に転換して欲しいが、
 逆立ちしても到底無理な話なので、矢張り「さっさと退陣」するしかないのだ。
 それでこそ日本の国益・公益に貢献できるのだから」

「日本のインバウンドはチャイナ・リスクが異常に高い。
 しかも「買い物偏重」で通貨切り下げに依存した質の低い政策であり、
 観光消費額を重視する賢い「先進国」には程遠い」

「関西のインバウンド事情は日本の観光事情の縮図である。
 数は増えたが単価が安く、経済効果はごく限定的にとどまるのだ」

「国内経済がシュリンクする中で海外の「安い客」に依存せざるを得ず、
 インバウンドの高単価化も人口政策も進まないのが手に取るように分かる」

「既に京都も大阪もインバウンド客が多過ぎると住民は思っている筈だ。
 単価の低い「安い客」は排除し、欧州国に学び高単価シフトを進め、
 収益性の高い観光政策でブランド価値を高めなければならない。
 民泊等のように質の悪い客を増やす規制緩和を行っている場合ではない」

「違法民泊を拠点としたアメリカ人の凶悪犯罪が報じられたが、
 こうした犯罪を招いた元凶が何かをメディアは報じていない」

「民泊は、管理されていれば悪いものではない。
 寧ろ、日本の魅力を体験できる有力な手段の一つであり、
 宿泊施設の少ない地域では必須ですらあると考えている。
 (質のばらつきはあるが)欧米人を惹き付けるのは不思議ではない」

「しかし、カネ目当てで得体の知れない人間へ無責任に貸し出す
 都市部の違法民泊は「百害あって一利なし」である」

「副業禁止の筈の公務員が小遣い稼ぎに手掛けていたり、
 平然と法を無視して営業していたり、まともでない連中が多過ぎる」

「そうした無法を放置或いは助長しているのが安倍政権で、
 自国通貨を切り下げて日本を貧しくする「売国政策」を行っている上に、
 質を下げて数を追うという最低の観光政策を行っている」

「また、規制緩和があたかも成長政策であるかのような
 幻覚に取り憑かれていて、海外の観光大国で多くの問題を民泊が引き起こしていること、
 地域社会に打撃を与えてテロや犯罪の温床となっている実態も理解していない。
 話にならないとはまさにこのことだ」

「ヤミ民泊は犯罪を呼び込みコミュニティを劣化させるだけでなく、
 経済的に見ても愚策の極みである。観光消費の中心は宿泊と食事であり、
 単価の安い客を無定見に受け入れたらこうなるに決まっている」
 また、日本の観光ブランド価値を引き下げる点でも大罪である」

「産経報道は、大阪のホテルの稼働率が高まった主因が円安であり、
 安倍の観光政策の手柄などではないことの証左ともなっていて高く評価できる」

「自治体がわざわざコストと労力をかけて取り締まりを行わねばならないのは、
 そもそも安倍政権が安い客を大勢国内に招き入れたからである。
 安倍こそが違法行為と犯罪を増やしている張本人なのだ」

「安倍のように自分の手柄として自慢するために数を追うのは最悪であり、
 単価の高い優良顧客に絞って徐々に広げなければならないのだ」

「日本の観光政策や観光産業は、最近伸びていると錯覚されているそうではない。
 客観的に他国と比較すれば、平均以下で以前よりはましになったという程度だ」

「その証拠に、GDPに占める観光産業の比率はスペインの5分の1程度、
 ドイツの半分以下という情けない数値が出ている。
 アメリカやカナダと並んで観光産業の規模は極めて小さい部類に属する。
 しかも経済成長率平均において両国より日本が劣るから、日本は「最低」である」

「これらの数値は産業構造の違いにもよるが、最大の問題は「安売り」である。
 つまり客数だけで喜んで、観光消費が相対的に増えない現実を軽視しているからだ」

「ビザの緩和に頼り安い客ばかり近隣国から集めるから、
 弊害ばかりが増え経済効果は伸び悩んでいるのである」

「政治リスクの高い中国や、客単価の低い韓国からの客ばかり伸びているから、
 リスクは高く安い客を増やしている安倍政権は根本的に発想が間違っている」

「口だけの経済政策を見れば容易に予想出来ることではあるが
 観光政策でも次元の低い安倍政権は犯罪すら増やしている始末だ」

「民泊は、基本的に学会や入試のように公益性の認められる際を除き、
 厳格な規制のもとに置かれるべきだ。フランスやスペインでの問題多発を見れば、
 民泊の規制緩和こそが問題の根源であることは明白ではないか!
 特区民泊が行われている場所やその近傍で犯罪が起きているのが何よりの証拠だ」

「違法民泊を蔓延させて国内に犯罪を招き寄せたばかりか、
 京都では韓国人観光客が中国人客の真似をして違法アプリで白タクを増やしている」

「ビザ緩和で単価の安い訪日客を増やし、通貨を切り下げて日本を安売りする
 安倍政権の「売国政策」がこうしたお粗末な結果をもたらす元凶なのだ」

「また、国内に住む外国人が白タク営業をしているのだから、疑いがあれば
 警察や行政が時間をかけて調べて警告を与え、高額な罰金を科せば自ずと激減する。
 (「親戚だ」などと言い訳する連中は運転手の身分証明書を提示させ調査するべきだ)」

「無能な上にやる気がないという、二重の意味で愚劣な政策を推進する安倍は、
 その存在そのものが経済だけでなく観光分野でも害悪だと言えよう」

「ファーウェイ騒動で自ずと日本は高みの見物の好位置にあるが、
 中国が共産党一党支配の特殊な国である事実を忘れてはならない」

「つまり日本はいつでもカナダと同様の「標的」になる可能性があり、
 チャイナ・リスクの直撃を受ける事態を想定してリスク分散が必要なのだ」

「そうした点で確実に危険性が高いのは中国依存度の高過ぎる「訪日観光」で、
 先を見る目の無い愚昧な安倍政権が中国依存の「日本安売り」を続けているため
 リスク分散のできる貴重な時間を無駄にし、観光消費も停滞させているのだ」

「訪日観光が急増したのはアジア新興国が豊かになって、
 日本経済が低迷し物価が割安になったからに過ぎない。
 (その証拠に、訪日客の過半が中国と韓国だ)」

「単価の安い客をかき集めた頭の悪い政策によって、
 肝心の観光消費は観光先進国スペイン(10兆円以上)に遠く及ばず、
 日本国内ではオーバービジティング(観光過剰)で問題が多発しているのである」

「安倍やその取り巻きは、日本の観光産業を発展させ観光消費を伸ばすには、
 「ターゲット層を明確にして付加価値を上げなければならない」という
 経営学の初歩すら理解していないから「数が増えたが安売りで大混乱」になるのだ」

「民泊は宿泊施設の少ない地方に限定すべきであり、
 それ以外はイベント民泊に限定しなければならない。
 迷惑行為と犯罪の温床となっている欧州の惨状を見れば明白であろう」

「訪日観光では、外国人と日本人が結託して
 違法行為に手を染める事例も報告されている。
 安倍政権が数を追って質の悪い輩を国内に入れるからこうなるのだ」

「予想通りに日本の観光消費の伸びは鈍化し、
 人数ばかり増えて単価が下落するという
 恥ずべきディスカウント状態に陥っている」

「政策リテラシーの果てしなく低い菅は自慢話ばかりだが、
 「観光先進国」スペインに遥か届かない低水準にとどまる観光消費、
 本来ならば国民に謝罪して「自国叩き売り政策」を撤回すべきなのだ」

「実際、京都等では「観光公害」が深刻になっている。
 暗愚な安倍と菅は「ターゲティングを行って単価を上げる」という
 初歩的な経営学すら理解出来ない大学生以下の惨状である」

「それでも日本の訪日客数が増えているために
 偉そうに頭の悪い自慢を続けているが、
 安い客の集まる最大の理由は「日本の経済低迷」である。
 (だから外国人には「格安」に見えるのだ)」

「実際、安倍と菅の失政、「日本叩き売り政策」により、
 訪日観光客を装った犯罪者の入国が増えてきている。
 果てしなく次元の低い観光政策の害悪はここにも及んでいるのだ」

「単価の下がる中国と単価の低い韓国ばかりが増え、
 (低迷日本よりも成長率が高いからやむを得ない面もあるが)
 単価の高い富裕層訪日客は低水準のままである上に
 観光でのチャイナ・リスクが膨張する碌でもない状況だ」

「日本は観光産業が伸びているのではない。
 元々ポテンシャルが高いのに、それを無駄にしているのだ」

警告通り、「有権者が安倍政権を駆逐し、「売国政策」をやめさせなければ問題は一層深刻化する」のだ。

▽ 愚かな安倍が人数しか見ず日本を安売りするから、安い客が増え上客が逃げる

『観光立国の正体』(藻谷浩介/山田桂一郎,新潮社)


愚昧な安倍政権は、経済や安全保障だけに留まらず観光政策でも日本に害を与え続けている。

「訪日観光客数だけ追って質の悪く単価の安い客ばかり増やす
 有害な安倍政権の観光政策の負の側面が漸く報じられるようになった」

「観光消費の伸びが停滞して人数は増えているから、
 安倍政権は日本の観光産業を劣化させ、日本社会に害を与えているのだ」

「それは京都で目立っている「観光公害」を見れば明白であり、
 観光政策でも果てしなく次元の低い安倍政権が推し進めた
 「規制改革」で無理に増やした民泊やクルーズ訪日が
 違法行為や犯罪の温床になっている事実から見ても明白である」

「安倍や菅が自慢げに語った「規制改革」の成果として、
 民泊は碌でもない犯罪に利用されるようになってしまった。
 ここでも程度の低い安倍とその取り巻きが犯罪を増やしている構図だ」

「また、愚昧な安倍とその取り巻きの愚昧な観光政策は
 相変わらず中韓への依存度を高める点でも「反社会的」であり、
 経済効果を劣化させ政治リスクを高める愚行に他ならない」

「安倍の腐敗した経済政策で低迷が続く日本経済は、
 豊かになるアジア新興国にとって「お安い」叩き売り国に成り下がり、
 真に重要なブランディングには失敗してハイエンド顧客が伸びない」

「通貨切り下げをはじめとした「自国安売り」の「売国観光政策」は
 違法行為や犯罪すら増やしている始末、これだけでも安倍は国政追放に値する」

自画自賛ばかりに必死な安倍政権を駆逐し、正しい観光政策に転換すべきである。
それが同時に中国への過剰依存の軽減、リスク分散のための唯一の正しい道だ。

 ↓ 参考

民泊でもクルーズでも違法行為と犯罪が増加、安倍の「売国」観光政策 - 人数に固執し質を下げる愚昧さ
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/363a1290a409445e643edfff04e3e8de

違法民泊・白タクが国内に蔓延、安倍政権の「売国」観光政策が招き入れた - スペインに惨敗するのも当然
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/36daf9ba938fb6bf6ddb6e88c81cdeef

中国依存度が異常に高い日本観光、量を追って質を下げる安倍政権の愚かさ - 結局は台湾の二の舞になる
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/5062442f3282ad5f5223f0d6044a0891‎

世界に逆行する安倍政権の民泊規制緩和、問題多発は必至 -「空き物件を抱える業者の盛り上がりが異様」
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/d969fa0336c248c7e0d3edc94d62ec15‎

訪日外国人の消費が過去最高でもマイナス成長、観光政策でも「次元の低い」安倍政権 - 円安依存の病弊
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/280d9cb45870c4d76e98a0657e178054‎

▽ 日本の最大の問題は「観光消費」の低迷、自国を安売りする安倍政権は国益を毀損している

『デービッド・アトキンソン 新・観光立国論』(東洋経済新報社)


観光庁長官「中国人の買い物が減少」 訪日客1人あたり消費額減(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXLASFL17HCV_X10C19A4000000/
”観光庁の田端浩長官は17日午後の記者会見で、同日公表した一般訪日客の1人当たり消費額が前年比5.9%減となったことについて「訪日客数の伸びが鈍化していることに加え、中国人の1人当たりの買い物消費の減少したことが主な要因と考えられる」と述べた。
〔中略〕
 中国人の買い物消費額が減少していることについては「中国での電子商取引(EC)法施行で、ネットでの転売目的のまとめ買いに歯止めがかかった。中国政府が個人輸入品の税率を引き上げているのも減少につながっている」(田端氏)と分析している。
 政府は20年に訪日外国人4000万人、消費額8兆円を目標として掲げる。単純計算では1人あたり20万円の目標だが、1~3月期の一般訪日客の1人当たり消費額は14万3206円にとどまる。田端氏は「地方への誘客を促進して日本での滞在時間を長期化する施策や、キャッシュレス決済の環境整備などに取り組み、訪日客の1人あたり消費額を上げていきたい」とした。 〔日経QUICKニュース(NQN)〕”

安倍が無能だから、観光庁も碌な政策が出て来ない。
そもそも国別、階層別の分析やマーケティングを怠っているから、
最重要のハイエンド層の誘客を全く理解していないから失敗するのだ。


外国人患者が増加の医療 現場が対応に苦慮(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190505/k00/00m/040/241000c.html
訪日外国人の増加を背景に、日本の医療機関で外国人患者が在留期間を延ばそうと無理な書類作成を依頼したり、診療費を支払わなかったりするトラブルが相次ぎ、現場が対応に苦慮している。外国人労働者の受け入れ拡大を狙う改正入管法の4月施行でさらに外国人患者の増加が予想される中、NPOによる医療事務の人材育成の試みも始まった。
 今年2月、福岡市博多区の原三信病院の一室で、医師や医療事務職員らが打ち合わせに臨んでいた。
〔中略〕
 同病院では、クルーズ船が寄港する博多港近くという立地もあってこれまで20カ国・地域を超える外国人患者を受け入れてきた。外国人観光客の増加もあって、2013年は3人だった訪日外国人の入院患者も、16年には19人と急増している。
 そんな中、トラブルもあった。昨春、親族訪問で来日中だった外国人男性が受診に訪れ「『1日でも検査入院が必要』と書いてほしい」と、在留資格の延長時に入管に提出する書類の作成を求めてきた。親族ともっと一緒にいたいのが理由だと推察されたが入院の必要性はなく、病院が断ると、男性はしつこく食い下がったという。
 改正入管法で外国人労働者が増えれば、母国の親族が来日して同様の申し出をしてくる可能性は考えられる。加藤さんは「在留資格などの制度や諸外国の文化を頭に入れてしっかりと対応する必要がある」と痛感した。
 そんな医療現場の不安に応えようと、外国人の生活支援に取り組む福岡市のNPO法人グローバルライフサポートセンターが、医療機関の事務職を対象に「国際医療事務養成講座」を昨秋から始めている。医療機関でのトラブルを防ぐキーマンとして、事務職員を育成するのが狙いだ。
 昨年秋開いた1回目の講座には、福岡市内の病院の事務職員ら約20人が参加。在留資格の種類や日本と海外の医療制度の違いなどを学んだ他、訪日外国人が知人の在留外国人の保険証を悪用する「なりすまし」受診を防ぐため、写真付きの在留カードを確認するなど受付窓口での対応策にも耳を傾けた。
 原三信病院でも事務職員3人と医師の計4人が講座を受講。受付窓口での在留カードの確認も導入した。
 同センターの山下ゆかり理事長は「人命を尊重した医療を提供すると共に、外国人を取り巻く制度を理解して適切に対応できるかどうか。それが病院の経営や信用を守る上で重要だ」と話している。【青木絵美】

 ◇診療費の未収金が発生 対策も急務
 厚生労働省が3月末にまとめた調査結果によると、昨年10月の1カ月間に外国人患者の受け入れ実績があった全国1965病院のうち、18.9%の372病院で診療費の未収金が発生していた。1病院あたりの未収金件数は平均8.5件で、総額は平均42.3万円に上り、100万円を超える病院もあった。
 留学や仕事で長期在留する外国人は日本の公的医療保険の加入が義務づけられている。一方、観光や親族訪問を目的とした訪日外国人は全額が自己負担で、在留外国人の未収金が平均2万2917円だったのに対し、訪日外国人は平均4万9709円と倍増していた
 国は、キャッシュレス決済や前払いの普及などを未収金防止策として示している。〔以下略〕”

質の悪く、単価の低い客を大勢国内に入れるから医療機関が被害を受ける。
前払いでなく原則全てカードかキャッシュレスにすれば殆どは防止できる。
その程度の対策すらないのだから話にもならない。


外国免許の不正切り替え相次ぐ 背後にブローカーも(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43846990X10C19A4CC1000/
日本に住む外国人が母国の運転免許証を持っていれば、試験を一部免除で日本の免許を取得できる「外免切り替え」の制度を悪用した不正取得の摘発が相次いでいる。日本で働く外国人の増加に伴って切り替え数は年々増えており、年間約4万人に及ぶ。その裏で不正をあっせんするブローカーも逮捕されるなどしており、警察当局は警戒を強めている。
「解体工の仕事をしていて資材を運ぶのに便利だと思った」。警視庁が2018年11…〔以下略〕”

免許の不正は数年前から問題化していた。
フィリピン当たりで安く偽造された免許を使う手口だ。
最初は中国系の観光用途で多かったが、外国人労働者にも拡大している。
安倍の政策が犯罪の誘因になっていることは明々白々だ。


コカイン摘発急増 観光客に紛れる「運び屋」外国人(日本経済新聞)
https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43367520V00C19A4SHJ000/
”全国の警察によるコカインの所持や使用の摘発件数が2018年に過去最多を更新した。覚醒剤を含めた薬物事犯全体の中で急増が際立っている。観光客に紛れ込んだ外国人の運び屋が持ち込むケースが多いとみられ、警察は迅速に鑑定できる新型の機材を導入して取り締まりを強める。
 3月上旬、東京・渋谷のマンションにあるバーに警視庁の捜査員が踏み込んだ。バーにいた男女の…〔以下略〕”

質を犠牲にして数を追う安倍の反社会的な政策は、
このように日本国内への麻薬持ち込みをも増やしている。
ビザ緩和の弊害であるのは誰が見ても明らかだ。


民泊悪用し覚せい剤密輸か=2億円相当、中国人男逮捕―近畿厚生局(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022700582&g=soc
”近畿厚生局麻薬取締部は27日、大阪市内に借りた民泊施設を送り先に、大量の覚せい剤を密輸しようとしたとして、覚せい剤取締法違反容疑で中国籍で住所不定の運転手、馮慧麟容疑者(25)を逮捕したと発表した。
 馮容疑者は観光ビザで来日し民泊を利用。取締部は、管理の甘い民泊を悪用し、入手後第三者に渡してすぐ出国する計画だったとみている。
〔中略〕
 逮捕容疑は1月、ミャンマーからの航空貨物で空気清浄機4台に隠した覚せい剤計約3.6キロ(約2億1000万円相当)を密輸した疑い。”

これもそうである。大都市圏の営利目的の民泊は「百害あって一利なし」だ。
法令無視や副業禁止の筈の公務員の副業もあると聞く。
宿泊施設の足りない地方やイベント民泊以外は原則禁止しても良い位だ。


中国人に医薬品違法販売=売り上げ11億円、社長逮捕―大阪府警(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019022601025&g=soc
”医薬品を中国人に無許可販売したとして、大阪府警生活環境課は26日、医薬品医療機器法違反容疑で医薬品卸会社社長●●●●容疑者(50)=東京都台東区浅草橋=を逮捕した。同課は、2017年以降約11億円を売り上げ、大半が中国人向けの違法販売だったとみている。
〔中略〕
 逮捕容疑は昨年8~9月、日本製の湿布薬など計5040点を都内の中国人男性に約6万円で販売した疑い。
 同課によると、●●容疑者の会社は個人向けの販売許可はなかったが、インターネットで募った中国人留学生らに定価の2割増しほどで販売していた。日本製医薬品は「神薬」と呼ばれ人気で、中国に持ち出され売られていたとみられる。”

質の悪い訪日観光客を大勢受け入れると、
質の低い日本人が犯罪幇助を行うという悪循環が起きる。
ここでも安倍の有害な観光政策が、日本社会の劣化を招いている。
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北から「利用」された老人トランプ、SLBM開発の余裕を与えただけ - 口だけ外交で安全保障が脆弱に

2019-04-16 | いとすぎから見るこの社会-対アジア・世界
老齢のトランプは遂に認知症の症状が出てきたのか、
北の独裁者に対し「我々の関係はとても良い」などと耄碌発言を行っている。

差別やヘイトを助長するだけでなく特大の「老害」ともなりつつあり、
北が新たにせっせと潜水艦を建造し、抑止の困難なSLBMによって
アメリカ本土への脅威が増しているというのに暢気なものだ。

先見の明のある者によっては完全に予想通りではあるが、
対米追従の安保関連法案など北の独裁者には全く効いていないのである。
(安全保障を「強化」など豪語している安倍を信じる輩のリテラシーは「ゼロ」だ)

元々トランプは米軍の駐留費にばかり文句をつける吝嗇老人で、
軍事リテラシーがとてつもなく低い点につちえは折り紙付きだ。
口だけは達者だから、次元の低い安倍に益々似てきている。
頭の中は権力にしがみつくことしか考えていないののである。

北が核・ミサイル開発を止める訳がなく、
北の生命線が中国からの物資供給であるのは明白だった。

だから、北と中国の関係が冷却化した間隙を狙い澄まして
実力で「警告」を与えなければならなかったのだ。
現代版バビロン作戦を断行しなかったからこそ北が増長しているのであり、
韓国が北に擦り寄って余計な騒ぎを引き起こすこともなかった筈である。

対北でトランプが当てにならないのは米朝会談の時点で明白だったから、
対中外交で背後から圧力を加えなければならなかったのに、
外交リテラシーも凡庸で十人並みの安倍は無駄に時を過ごすだけだ。

▽ 米公式文書では日本は米軍の「兵站」拠点、ロシアが北方領土を容易に返さないのは自明の理

『仮面の日米同盟 米外交機密文書が明かす真実』(春名幹男,文藝春秋)


安倍は常に「口だけ」、矢張り当ウェブログの警告通りの惨状である。

「安倍政権の言い分を鵜呑みにして報じたり、碌に批判をしないメディアは、
 官邸の買収工作を受けているものと見て間違いない。
 漏れ聞こえる話では、菅官房長官・萩生田補佐官・世耕副長官が
 メディアを監視する一方、「懇親会」と称して記者を連日接待しているということだ。
 (事実上、官房機密費で彼らを「買収」している訳である)」

「首相の名誉心の発露とはいえ、中東和平を唱えるのは悪いことではないが
 中東諸国の目当ては日本のカネであり、カネを貰えるのだから歓迎するのは当然だ。
 和平の方は実効性において大きな疑問があり、イスラエルにしっかり釘を刺される始末である」

「安倍政権の言う「テロ対策支援」が軍事的裏付けを伴っておらず、
 実質的には国益(=安定したエネルギー供給)護持と
 日本企業のビジネス拡大の修辞に過ぎないことは明らかだ。
 そうしたリアリズムが認識されないことこそ重大な問題である」

「安倍首相はせいぜい外務大臣の器でしかないので、
 軽々しくリップサービスを振りまく悪い癖がある」

「米国は東アジアの安全保障政戦略で日本を必要としている。
 (場合によっては中国のミサイル攻撃の「盾」として利用される可能性もある)
 日本の協力を「高く売りつける」ことが正しい目的であった筈だ」

「集団的自衛権容認で忠犬ぶってアメリカに尻尾を振る以外にも
 日米同盟を強化する方法は幾らでもあるという事実を全く理解してないものと見える。
 今回の安倍演説は、集団的自衛権が日本のためではなく米国のためであることを
 図らずも明らかにしたのである。日本国民が疑いの目を向けるのも当然だ」

「そもそも集団的自衛権を認めるかどうかは、中国の脅威に対抗するための必須条件では全くない。
 台湾海峡周辺での有事では、米軍と同時に日本も攻撃を受ける可能性が極めて高いからだ」

「いま北方領土交渉などしている場合ではないことが、どうして分からないのか。
 根本的にリアルポリティークが分かっていないとしか言いようがない。
 本来はアメリカに釘を刺される前に、自ら自制するのが当然だったのだ」

「プーチンは完全に安倍政権を嘲笑し、北方領土の開発を進めている。
 これだけ馬鹿にされているのにプーチン訪日を働きかけるというのは、
 もはや国辱的とも言える範疇に入る。
 外交が分かる者にとって、安倍首相のウクライナ訪問は「自爆」或いは「自滅」行為でしかない」

「この学習能力の欠如にはもはや呆れるしかない。
 北朝鮮に煮え湯を飲まされ、ロシアが平然と北方領土開発を進めて
 日本は面子を潰されているのにまた凝りもせずまた同じ罠にかかっている始末だ」

「ロシアは常に国益(ロシアの利益)のために行動しているのだから、
 対ロ外交で点数を稼ごうとプーチンに媚び諂う安倍政権のスタンスそのものが愚行である」

「安倍政権は不利な条件を呑まされるのが関の山で、
 「北方領土交渉を形だけ行うのと引き換えに経済協力させられる」
 といった無様な結末を迎えるだろう」

「安倍政権は、日露関係の歴史を全く学んでいないものと見える。
 メディアに対し北方領土交渉がいかにも有望であるかのような
 見え透いた情報を流し、またB層を騙そうとしている」

「歴史的に見れば、ロシア側が日本を歓迎するかのような態度を示すのは、
 ロシアの利益のために日本を利用する狙いがある時である。
 (その典型例が、日ソ中立条約の際のモロトフである)」

「逆にロシア側が不利な際には猛々しく敵意を見せて牽制してくることが多い。
 (その典型例が、日露戦争の際のヴィッテである)」

「今回のプーチンがどちらであるかは、火を見るよりも明らかである。
 安倍政権を毛針で釣ってロシアにカネや技術を出させるのが目的だ」

「スタンドプレーばかりで外交力の低い安倍政権は、
 大言壮語だけは得意な小心者、松岡洋右と同じ轍を踏み、
 形だけの成果と引き換えにプーチンに実利を献上しようとしているのだ」

「その証拠に、ロシア外務省は北方四島がロシアに帰属すると明言して
 安倍政権の顔を潰し、同時に着々と千島の軍事拠点化を進めている」

「また、時事通信の報道によれば、ロシアの退役軍人は
 「日本の安保法制成立は脅威」と明言している」

「日本の外交の最大の欠点は、自らの利害や事情に基づく希望的観測を持つことで、
 その甘さはこれまで何度も嘲笑され外国に利用されてきたにも関わらず、治っていない」

「ロシア側はいま日本に妥協する理由が全くないのだから、
 交渉を急ぐ必要もない。日本が焦るのを待って条件を吊り上げれば良い。
 選挙向けの「お土産」が欲しい安倍政権の焦りを利用してより多くの「成果」を狙える」

「経済界からは、北方領土交渉ばかりに熱心で
 経済政策が進まない現状を憂慮する声が出ている。
 「GDP600兆円」が安倍政権得意の法螺吹きに過ぎないことを、やっと分かってきたようだ」

「今回のいかにも動機の疑わしい北方領土交渉は
 外務省主導で進んでいるのではなく、安倍首相が側近とともに
 「独断専行」して行っているとの情報が複数ある」

「これは、戦前の松岡洋右・白鳥敏夫・大島浩らが外交を誤り、
 自らが賢いと思い上がって独裁国家と友好関係を結べると妄想した結果、
 日本を滅亡の淵にまで突き落とした歴史と酷似している」

「(1)失敗したサハリンプロジェクトの交渉当事者が主導している
 (2)目的が「首相の名を歴史に残すこと」であり、国益や公益を忘却している
 (3)これまでの対ロ交渉の蓄積を持つ外務省の影が薄い
 という悪材料が複数揃っており、益々碌でもない結末が容易に予見できる。
 アメリカに嘲笑されるばかりではなく、安全保障政策に悪影響が及んだらただでは済まない。
 つまらない政治的野心が日本の国益を損なうことに直結するであろう」

「報道によれば首相やその周辺は「ワンマンタイプの大統領や首相に好かれる」などと
 笑止千万な言葉を漏らしたらしい。国際社会の冷厳な現実を理解もせず、
 そうした甘い認識と希望的観測に縋っているから大失態を見せるのである」

「プーチンはそうした能天気な安倍政権を嘲笑うように、北方領土にミサイルを配備した。
 北方領土交渉の前に圧力をかけて、「俺の言う通りにカネを出せ」と言っているのだ」

「ロシアは歴史的に軍事かカネでないと動かないし、動かせない。
 ブレスト=リトフスク条約のような領土割譲は、
 余程追い詰められて存亡の危機に瀕していないと行わない国だ」

「ましてや、小国だった日本に日露戦争で屈辱の敗戦を味わわされた。
 だから日ソ中立条約など自国の都合でいとも簡単に破棄した。
 元々そういう国であるのを、どうして分からないのか。
 安倍政権は日本史も世界史も理解していないのか」

「対中国でロシアを味方につけたいなら、極東での経済開発で
 中国の人口と経済力に脅威を感じるロシアを支え、
 同時にロシア市場への日本企業の浸透を目指すべきである」

「安倍政権が北方領土交渉を優先する動機は、
 選挙に勝って権力の座へ居座り続けるために過ぎず、
 国益のためでは全くないことは明白である」

「北方領土交渉は、アメリカの疑念と冷淡さを招き、
 日本の安全保障においてネガティブに働く。
 我が国の安全保障の「戦略正面」は東シナ海であり、
 北方ではないという現実を安倍政権は理解すべきである」

「悪いことは言わないから、友好を確認し極東での経済協力を約束して終わりにすべきだ。
 そうしないと更なる間抜け面を国際社会に晒すことになろう」

「「食い逃げはない」と豪語する世耕発言を嘲笑うように、
 プーチンが「領土交渉の前に経済協力」とはっきり断言していることからも、
 安倍政権の「土下座外交」「外交敗戦」に至る運命は既に決定されているのだ」

「TPP交渉でも功を焦って国民に見えない裏側で大きく譲歩し、
 フロマン米代表を驚かせたという「実績」が安倍政権にはある。
 有権者は、陰でこそこそ国民を裏切る裏取引がないよう、厳しく監視すべきである」

「岸博幸氏は、トランプ大統領が就任する前の現在の段階で
 トランプがやろうとしている経済政策は「絶対に」うまくいかない
 と断言しているが、全くその通りである」

「ただ、当ウェブログはもっと厳しい見方をしており、
 これだけウォール街を重用した政権はオバマよりレイムダック化が早く
 すぐに有権者から見捨てられると考えている」

「トランプの支持基盤は政治リテラシーが低く短気な層と、
 アメリカ社会の現状に不満な浮動票から成り立つ「呉越同舟」である。
 両方の支持層とも移り気で飽きっぽく、トランプが幾つか失策を見せれば
 あっと言う間に飽きて離れてしまう」

「かと言って伝統的な共和党の政策を行っても、格差が経済成長を阻害している上に
 人口動態が老化してきて低成長化している米経済が甦える筈がない」

「スウェーデン型の高成長を実現できるとしたら民主党だろうが、
 オバマケアにすら強い不満を持つような税嫌い、政府不信のアメリカ国民が
 そうした真の成長政策を選ぶ可能性はゼロに近い」

「日本にとっては、トランポノミクスがあっという間に萎んで東証に大打撃になる上に、
 東アジアの安全保障や外交でも被害を受けることになろう」

「トランプのアメリカファーストにレイムダック化が相俟って、
 極東での対中抑止効果が損なわれる可能性が極めて高い」

「元々トランプは東アジアの安全保障には関心が薄く、
 極めて廉価かつ重要な在日米軍基地であるのに駐留経費にばかり文句を言うしみったれだ。
 内政だけで手一杯になってしまうと極東については更に手薄になる筈である」

「国内メディアや御用ジャーナリストが見ない振りをする「不都合な事実」を、
 英フィナンシャル・タイムズがはっきりと記事にしている」

「「プーチン氏の大きな外交的勝利」と安倍外交の惨敗を伝えた
 英FT紙の報道を読売新聞が転載しており、世界的に見ればこれが当然の見方だ」

「官邸に睨まれている朝日新聞は、遠回しではあるものの一矢報いている。
 安倍首相との会談には大幅に遅れたプーチンが
 ロシアへの投資が期待できる孫正義SB社長に対しては
 「肩を抱いて」歓迎の意を大いにアピールしたのを報じているのだ」

「産経も妙なナショナリズムさえ絡まなければ的確な記事を出すので、
 プーチン・安倍会談が失敗(或いは大失望)に終わった後で
 漸くプーチンの安倍首相への扱いが対中国より明らかに劣っていること、
 サハリン2で日本が煮え湯を飲まされた事実を報じている」

「安倍首相の補佐官は、想定外の出来事に飛び上がって
 いそいそとトランプの御機嫌伺いに向かった安倍首相の
 「価値が高まる」などと見え見えの阿諛追従に熱心だが、
 それを嘲笑うかのようにトランプの矛先はトヨタに向かった」

「トランプは選挙中に「アメリカファースト」と明言していた。
 ということは、日本に厳しくなるのは当たり前ではないか」

「中国の為替管理よりも日本の円安誘導の方が標的にし易いから、
 (ドル円の方が口先介入でも簡単に反応するため)
 絶対に日本の「被害」が軽微だと侮ってはならない。
 トランプは切れる手札がなくなってきたら必ず手頃な標的として円相場を攻撃してくる筈だ」

「「トランプはくみしやすい」と豪語した菅官房長官は、
 遂に前言を撤回して自らの先見の明の欠如と浅慮を認めた」

「一事が万事で、この国際感覚の乏しさが安倍政権の特徴である。
 国内向けには中身のない空虚な大見得を切っておきながら
 トランプに散々脅されてもへらへら笑って媚び諂う有様なのだから」

「「内弁慶」に加えて、おまけに対米では「太鼓持ち」なのだから
 本当に情けないことこの上ない。国辱ものと言って良かろう。
 対ロ外交でプーチンに媚び諂った無様な様子と全く同じなので何ら驚きはないが、
 国内メディアがこうした国辱外交を批判しないのは驚きである」

「安倍政権は学習能力も著しく乏しいので、
 トランプ就任初日にTPPを破棄されて面目丸つぶれ」

「今はまたトランプに媚び諂うために「お土産」の準備に必死で、
 トランプから「与し易し」と見下されて煮え湯を飲まされるだろう。
 対米二国間交渉を押し付けられ、TPP以上の屈辱的な妥協を強いられるだろう」

「対中安全保障で米軍が頼みの綱であるので
 何もトランプに文句が言えないという、より決定的な裏事情があるのだ。
 自前の安全保障政策を持たず対米従属を選んだ安倍政権の売国政策がここにも影響している」

「気持ち悪いぐらい愛想の良いトランプ大統領と
 (実際には阿諛追従しに行った)安倍首相との親密ぶりが
 報じられて拍子抜けした向きは多かろう」

「しかし、トランプの友好的な態度の原因が分かってきて
 対等どころか服従に近い安倍外交の内実が明らかになりつつある」

「昨年末にトランプから日本に側近が送り込まれており、
 北方領土交渉で経済協力のプランを纏めた安倍側近が
 密かに5兆円を超える巨額の「お土産」を用意したのだと言う」

「それだけの「貢ぎ物」を貰えれば笑顔になるのも当然だ。
 官邸関係者ですら「ジャイアンとのび太」と自嘲するような
 国辱外交が実態だった訳である」

「ロシアは北方領土に駐留する師団を増やし、軍備を増強している。
 また、北方領土の無人島にソ連時代の対日強硬派三人の名をつけている」

「安倍外交の本質は、海外メディアがはっきり言明している。「媚び諂い外交」である。
 安倍政権は思考の浅い脊髄反射ばかりで、先を見ないで行動するからこうなるのだ」

「経済協力の見返りが北方領土の師団増強と対日強硬派の命名だ。
 この事実から、安倍政権がロシアから完全に見下され馬鹿にされているのが分かる。
 この師団増強でも「懸念」しか表明できないという情けなさである。
 まさに「弱腰安倍政権」としか言いようがない」

「ロシアは媚び諂ってカネを出すだけの安倍外交を嘲笑し、
 その足下を見透かして強い態度で臨んでいるのだ」

「国内の選挙だけを気にして幾らでもカネを貢いでくる弱腰政権だから
 「こちらが押せば引き下がる」と見切っているのである」

「これが「内弁慶」の安倍政権の「媚び諂い外交」の実態であり、
 戦中・戦後の対ソ外交の教訓から全く学んでいないことが分かる」

「勿論、対米外交でも安倍政権は同様の「媚び諂い」外交を展開しているので、
 対ロシアばかりでなく対トランプでも自業自得で窮地に陥るだろう」

「「次は、二国間交渉で安倍政権がこっぴどく叩かれることになる」
 と当ウェブログは予言したが、安倍政権にはそれ以外の運命はあり得ない」

「断言してもいいが、安倍政権には学習能力がないから選挙で叩き潰されない限り、
 現下の「媚び諂い外交」をやめることはないであろう。
 (理由は単純、カネで脅すかカネを出して朝貢するかしかできからだ)」

「当ウェブログは何度も「トランプ政権は史上最速でレイムダック化する」と予言したが、
 ロシアゲート問題が勃発して予想通り早くもその通りの事態になりつつある」

「ロシアゲートは、フリン辞任とは次元の違う深刻な問題だ。
 勿論ホワイトハウスは安倍政権のようにしらばっくれているが、
 ウォーターゲートの時もホワイトハウスは嘘をついていた。
 ましてやトランプのこれまでの言動を見て嘘をついてないと考える方がどうかしている」

「トランプに胡麻を擦った末にトランプが自滅して轟沈、
 集団的自衛権で安全保障を強化すると豪語して北のミサイル実験で大慌て、
 ロシアに媚び諂った末に冷淡にあしらわれて大恥を晒す始末。
 外交と称してカネを配っただけで驚くほど成果が乏しいだけでなく、
 安全保障面でもお粗末な「泥縄」を繰り返している」

「北朝鮮ミサイル騒ぎで見落としている者が多いが、
 予想通り安倍政権の北方領土交渉は「無様な失敗」に終わった」

「ロシアが北方領土に経済特区を設置するという話は以前から出ていた。
 今回の件は、領土返還を哀願する安倍政権が足蹴にされただけでなく、
 日本が返還を望む北方領土に、よりによって中国や韓国の投資が行われることを示唆している」

「日ロ交渉は既に大失敗と決まった、それが正しい認識である。
 それを悟らない限り、大恥をかかされ国益を毀損するだけに終わるだろう」

「政治家としてのあさはかな功名心に衝き動かされて北方領土交渉を始め、
 カネを出させられた上に北方四島に経済特区をつくられてしまった」

「更に、対北の封じ込めで協力を要請しても一蹴され、
 まるで子供の使いのような無様な結果である」

「日本の目の前の北方領土で軍事演習を見せつけるような相手と、
 対等に交渉できるなどと妄想しているような間抜けな首相は日本の恥である」

「大口叩いたスタンドプレーの末に、核ミサイル開発を進める北朝鮮への支援という形で
 ロシアから完全に見下された国辱政権は、米露両国への「ポチ外交」を繰り返さざるを得ないのだ」

「北朝鮮を封じ込めるなら、ロシア外交などで時間を無駄にしている場合ではない。
 このままでは九州や中国地方へのTHAAD配備の必要に迫られるとして
 中国から北朝鮮への圧力を強化させる巧みな交渉が最優先である」

「日本国内での核配備論の高まりを交渉材料とする高等戦術もある。
 (勿論、費用対効果において著しく劣等なのでブラフであるが)
 しかし問題は、そうした外交能力が安倍政権には完全に欠けていることだ」

「米欧のロシア制裁が北朝鮮のミサイル技術を進歩させ、
 巡り巡って米韓日に向けられた脅威と化している構図は、
 無力で拙劣なアベ外交ごときが打破できるものではない」

「大統領訪日の浮かれ騒ぎの後に、本質が見えてきた。
 トランプはツイッターで「軍事とエネルギーで莫大な発注がある」と呟き、
 日本へのリップサービスも軍事ビジネスでの「カモ」への社交儀礼でしかないと証明した」

「安倍政権が安全保障面でも果てしなく政策リテラシーが低く、
 ミサイル防衛の備えをサボってきたからこうなるのだ」

「台湾海峡での軍事バランスが中国側に傾いてから10年以上も経った。
 その間、自民党はミサイル防衛の重要性すら理解できず、
 改憲ゴッコと安保騒ぎで貴重な時間を無駄にし続けてきた」

「アメリカの軍需企業に高値をふっかけられて国富を損耗するのも、
 はっきり言って自業自得である。民主党ごときが相手で調子に乗るからこうなるのだ」

「更に、対米従属の「ポチ政権」である証拠が次々と発覚しており、
 沖縄のヘリ墜落事故では二週間も過ぎてからやっと米側が謝罪、
 長崎では防衛局の申し入れを無視した夜間航行訓練が行われた」

「安倍政権がアメリカからいいように利用される、みっともない
 「対米従属ポチ政権」であるのは火を見るより明らかだ。
 まさに「お前が国難」と呼ぶのに相応しい弱腰政権である」

「トランプが訪日で愛想良くサービス精神旺盛だったのは、
 「カネをたっぷりアメリカに貢ぐ上客だから」に過ぎない。
 間抜けな人間は高く払わされるという、ごくありふれた話なのだ」

「韓国には文句を言ってもアメリカには何も言えない、
 情けない限りの対米従属政権である。(最初から分かり切った話だが)」

「アメリカの言いなりの「ポチ」政権は安保法制と改憲騒ぎで時間を無駄にし
 必要な施策を怠り続けて、日本の安全保障を危機に晒している」

「陸上イージスもシェルターも半年は遅れている。
 敵基地攻撃能力の検討に至っては馬鹿丸出しの議論で
 まさに「泥縄」、安倍政権の軍事リテラシーの低さが露骨に示された」

「特殊部隊が難民を装って日本海側に上陸してくる危険性をも考えず、
 暢気に原発を稼働させている愚鈍な政権だから、てんで話にもならない」

「意気込んで東欧を廻った安倍外交は、見事に裏目に出ている。
 中国は「毎年」中東欧の16ヵ国と首脳会合を重ねており、
 目立ちたがり屋の安倍が完全に後手に廻っている形だ」

「また、ロシアに「忖度」して東欧諸国のロシア制裁強化の求めに応えられず、
 「相手国の要望には応えずに自分の要望だけ伝える」微妙な結果に終わった」

「東欧に北のミサイルが届くなどという軍事リテラシーゼロの法螺話を吹聴し、
 ロシアの強大な軍事力を前にしている東欧諸国の現実すら理解できないのである。
 この惨状では、安倍は大学どころか高校に戻って欧州史を頭に叩き込む必要があろう」

「さて一方プーチンは着々と対米(≒対日)軍備を増強している最中であり、
 千島列島には対艦ミサイル、ウラジオストクには地対空ミサイルと、
 全く日本に領土返還する気のない態度なのであるが、内弁慶の安倍は何も言えない。
 実にみともない限りであり、安全保障リテラシーが欠落していばかりか
 リアルポリティークも理解していないことを自ら証明したと言える」

「所詮は口だけ、実力ではせいぜい外務大臣の器でしかない安倍は、
 矢張り「内向き」のスタンドプレーしかできないことがはっきりした」

「レイムダックのトランプに、有事への備えが泥縄でお粗末な安倍政権。
 先見の明のない点でそっくりな北の三代目と揃って仲良く没落することになろう。
 そして、安倍を掌で踊らせたプーチンがほくそ笑むだけだ」

「ロシアは軍事力とカネしか信じない国だ。
 ロシアがこのように日本を褒めるということは、
 安倍がロシアにとって利益になる存在であり、
 ロシアに都合良く動いてくれているということを意味する」

「大根役者で口だけの安倍が何を言ったところでロシアには蚊に刺された程度なので
 何をしても嘲笑されるか顔を潰されるだけではあるのだが、それにしても情けない」

「イージスアショアの配備の必要に迫られるので
 ロシアが北の核開発に影響力を行使できるなら配備を再考すると
 先手を打って牽制すべきだったのだ。ここでも鈍重で後手に廻る安倍に期待などできない」

「森友問題で中高年男性やいかにも薄情そうな女性が
 「もっと重大な問題が他にある」と森友問題を放置するよう求めるケースがあるが、
 これこそ政策リテラシーの低い、典型的な「B層有権者」である」

「森友問題は、口だけで碌な経済パフォーマンスを出せない癖に
 (経済成長率も実質賃金上昇率も生産性も主要先進国で最低水準の劣等生が安倍である)
 世界経済の好調の恩恵を自分の手柄のように吹聴する噓つきの安倍を
 不似合いな首相の座から放逐するための絶対に外せない好機である」

「この好機を外したら、日本経済が低迷から脱する最後の僅かなチャンスが失われるし、
 完全に「時間の無駄」に終わった北方領土交渉や日韓合意といった
 レヴェルの低過ぎるスタンドプレー外交をやめさせる時期も後ずれする」

「安全保障に至っては、何年も前から進めるべきだったMDが泥縄で、
 北の工作員が簡単に侵入できる若狭湾で原発を稼働させるという、
 果てしなく程度が低く日本の国防を毀損する張本人が安倍である」

「他力本願の安保関連法案ごときで突発的な局地紛争に対応できる訳がなく、
 白昼夢で国民を騙しているのだから、とんでもない話だ」

「他方、世界では完全に「アベ・パッシング」が進んでいる。
 いま安倍が首相をクビになっても何の影響もないのが実態だ」

「米朝交渉に何の反応もできないばかりか、
 北の命運を握っている中国を揺さぶることすらできない無能な安倍外交である。
 尻尾振ったトランプにも叩かれている始末(あのゴルフ場での醜態が予言的だった)」

「あの産経も、安倍がトランプに対し露骨に尻尾を振って媚びても
 EU以下の扱いしか受けなかった事実を認めざるを得ないのだ。
 トランプは要するに自国第一主義なのだから、当たり前の結果であろう」

「内向きでスタンドプレーしか出来ない大根役者である安倍の始めた、
 北方領土交渉も日韓合意も対北交渉も全て完全に失敗している。
 失敗しているだけでなく、悪影響すら及ぼしているのだからさっさと辞めた方が国益に適う」

「トランプに「私はTPPが好きではない」とはっきり言われ、
 安倍外交の虚妄と中身のスカスカな「口だけ外交」がまたも実証された」

「そもそもはアメリカの政財界の要求(要望ではない)によって生まれたTPPに固執し、
 トランプ当選でTPPの可能性が「ゼロ」になり米国抜きのTPP11などという
 馬鹿丸出しのスキーム(握りのない寿司のようなもの)にグレードダウンし、
 トランプからアメリカに有利な日米FTAを突き付けられるという間抜けさである。
 最初から戦略的に敗北しているのがどうして分からないのか」

「安倍があらゆる分野で「口だけ」なのはもはや完全に暴露されたと言えよう。
 どうせ非力だからといっても、イギリスやカナダのようにアメリカに従属せず
 自主独立の外交を行っている国もあるのに、安倍のポチ外交は国辱的ですらある」

「基本的には民主党鳩山政権のように「世間知らず」のレヴェルでしかないのに、
 口だけは達者だからリアルポリティークに無知な連中は騙されるが、
 いかに程度の低いB層国民でも、お粗末な実態に薄々は感づいてきたのではないか」

「そろそろ流石に、思考停止したB層有権者か洗脳されたイデオロギスト以外は
 「化けの皮が剥がれた」安倍外交の惨めな本質が見えてきたことであろう」

「安倍と似た「口だけ」トランプはとにかく中間選挙にか頭になく、
 北に妥協して米国民に形だけの「成果」を示そうと「プロレス外交」を展開している」

「安倍が必死で媚び諂ったトランプが大根芝居で北に内情を見透かされ、
 トランプ自身が批判したクリントンと同じ、みっともない敵前退却に逃げるようだ。
 (温存される北のミサイルの前に晒される間抜けな安倍が呆然としている)」

「外交に限らず、もとより安倍は「公言した政策は実現されない」噓つきである。
 デフレ脱却、物価2%、1億総活躍、3年抱っこし放題、女性活躍、待機児童ゼロ。
 安倍が数値目標を掲げたら最後、「達成されないのは確実」なのだ」

「その噓つき二世が「拉致問題前進へ私が司令塔に」と言ったものだから、
 拉致被害者家族が気の毒で仕方がない。平然と嘘をつくこれ迄の「実績」から見て、
 蓮池氏から「言葉と行動がかけ離れている」と痛烈に批判されるのも当たり前だろう」

「安倍が首相の座に居座ってもう何年も経つ。
 これまでの「実績」から見て、蓮池発言は完璧に正しい。
 もし北が被害者を帰国させるとしたら、ごく僅かな人数にとんでもないカネを要求する筈だ。
 それはアベだろうが誰だろうが変わらないのだから、噓で国民を欺くのは大罪である」

「口だけのトランプは似た者同士の差別主義の支持者に「ノーベル賞候補」とおだてられ
 すっかり図に乗っているが、これこそトランプがクリントンの二の舞になった証拠だ」

「トランプはクリントン大統領時代の対北政策を「失敗」と決めつけたが、
 北へのサージカル・ストライクの機会を逃したトランプにクリントンを批判する資格などない」

「結局は北の非核化の空手形に騙され、その実行をずるずる引き延ばされることになり、
 トランプが所詮は軍事介入の決断力に欠ける口先だけの弱い政治家だと見抜かれた末に、
 北による条件闘争を装った時間稼ぎ戦術にしてやられるしかない」

「安倍には言わなくて良いことをいちいち口に出して大見得を切るという悪癖がある。
 しかも、安倍が断言する政策は例外なく失敗するという「実績」があるから、
 今回の南北交渉・米朝交渉では間違いなく安倍が「蚊帳の外」になるのは間違いない。
 そして一方的な事後報告を「詳細な説明」と安倍が称して惨めな言い逃れに終始するだろう」

「核実験場はどうせ既に使えなくなった場所を「廃棄」と称するだけだろう。
 北のことだから核開発に費やした費用を取り返せる程のカネやメリットを必ず要求する筈だ」

「日本にとっては考え得る限り最悪の展開で、
 利己主義のトランプはICBM廃棄と非核化の空手形だけで満足し、
 日本に中・短距離のミサイルが向いたまま在韓米軍が削減される展開もあり得る」

「米軍の介入の可能性はかなり低下したように見えるが、
 トランプは中間選挙で目先の票を得ることしか考えていない」

「自らの無責任な行動の結果、東アジアが不安定化しようと
 北の一時凌ぎに乗せられて相手にみすみす時間稼ぎの隙を与えようと
 何も気にせず同盟国にカネを要求し苦境に追いやる最低のポピュリストである」

「かつて朝鮮戦争を招いたアチソンと同様に迂闊で、
 自分の権力と支持層への迎合しか興味のないトランプは
 アメリカを分断させその斜陽を決定づけるだけにとどまらず、
 東アジアの危機を深刻化させ、日本を危うくさせかねない」

「矢張り「史上最大の茶番劇」となった米朝会談、
 言うことだけは立派なトランプはクリントンと同類だった。
 北に妥協してビッグプレゼントを与えるという大失態である」

「かつてバビロン作戦で的確にイラクの原子炉を破壊したイスラエルのように、
 サージカルストライクで脅威を感じさせてから交渉するならまだ話は分かるが、
 見え透いたブラフで交渉しても無駄だ。北に嘘をつかれ、裏切られるのが目に見えている」

「ただクリントンより図々しいのがトランプだから、
 日本にとっては不幸なことに北の非核化にカネを出させられた上に
 米韓合同軍事演習はとりやめ、下手をすると在韓米軍も縮小しかねない」

「「踏んだり蹴ったり」とはまさにこのことで、
 官房長官がミサイルが飛んでこなくなったと愚にもつかない言い訳をするのは
 あまりにも日本にとって不利な結末だから、他の言い方ができなかったためだ」

「その証拠に「内向き」の防衛省は大慌て、トランプだったらやりかねないと
 警戒してリスクシナリオを練っておくべきだったのが、不意を衝かれ動揺している。
 (そもそも安倍自身や政権のレヴェルが果てしなく低いので、仕方ない面もあるが)」

「御用メディアや安倍支持派がどんなレトリックで取り繕おうとしても、
 現実は明白だから、不機嫌な沈黙かみっともない誤摩化ししかできない有り様」

「イデオロギーに隷属している論者は結局こうなる訳で、
 「情勢は複雑怪奇」と無知を晒して辞めた平沼騏一郎とそっくりだ。
 彼らは戦前の歴史から学ばず、殆ど進歩していないのである」

「身勝手なトランプが大統領なのだから、安倍のように必死に媚び諂っても
 日本に被害が及ぶのは避けられないと容易に予想できたことだった」

「THAAD議論で中国を強力に牽制することもできず、
 はなから不可能な北方領土交渉を始めてロシアに借りをつくった安倍外交には
 最初から「不利なカードが配られていた」、より正確に言えば「自分の首を絞めていた」のだ」

「当ウェブログは早くから「日本ひとり負け」「また譲歩を強いられる」
 「トランプはクリントンの二の舞になる」と予言してきたが、
 残念なことに次元の低い安倍ではこれ以外の道はなかったのだ」

「アメリカに幾ら釘を刺しても「暖簾に釘」でしかない。
 ニクソン訪中の際にも身を以て思い知らされた史実ではないか!
 安倍(とその周辺)は、日本の現代史すら理解していないのである!!」

「戦前の大日本帝国の決定的な誤謬となったのが日独伊三国軍事同盟で、
 平沼騏一郎のような視野狭窄のイデオロギストが首相になった日本は
 国際情勢を洞察できず、先見性も欠けていたため国土を灰燼と化した」

「現代の日本社会も戦前回帰と言うより「退化」が進んでいるので、
 国際情勢に疎く独善的な判断に固執しファナティシズムに陥ってしまう点で
 実は戦前とよく似ていて、進歩が見られないという情けない状況である」

「トランプは米国の国益、正確に言えば自分の権力維持のために行動している。
 日本のためではないし、米朝会談で日米の国益を損なうことになっても、
 目先の中間選挙で票が得られれば良いという近視眼である」

「米朝会談の結果に最も喜んでいるのは北朝鮮、ロシアも歓迎で
 中国に至っては米韓軍事演習縮小は自分の主張通りと自慢している。
 米朝合意が結果的に誰を利したものであるかは、誰が見ても明らかだ」

「米朝会談を「成功」であるかのように語っているのは
 日本でも米国でもイデオロギストやB層だけであり、
 それが明白な「利敵行為」であることすら悟っていない始末だ」

「米朝会談で一番喜んでいるのは北朝鮮だ。
 米朝会談が成功だと道理を歪めて強弁するのは、
 北朝鮮の利害を代弁する愚かで有害な行為である。
 北には核兵器の開発能力があり、いつでも核武装路線に復帰できることを忘れてはならない」

「トランプはどうせ短期間で大統領の座から蹴飛ばされるから
 数年経つとまた元の木阿弥になる。壮大な時間の無駄でしかない」

「アメリカの保守の立場から見ても、純軍事的にも今回の米朝会談は「成功」などではない。
 むしろ問題先送り、将来の災厄を拡大させ得るものですらある」

「このところ北朝鮮がどんどん図々しくなっており、
 老人トランプは完全に北の三代目から舐められている。
 どうせすぐレイムダックになる老害だからそれも無理のない話だが」

「そもそも米朝会談で「国際的な地位確保」と北朝鮮が大々的に宣伝したから
 トランプが掌で転がされて北朝鮮が大勝利を収めたのは明白である。
 トランプは「諂った」と米紙が評したのも至極当然のことであろう」

「つい最近ではポンペオがCVIDではなくFFVDという欺瞞的な言葉を使い始めたが
 老醜トランプが北に妥協して閣僚にCVIDを口にするなと命じたらしい」

「威勢のいいのは口先だけで成果はショボく、
 自己宣伝だけは必死という点で安倍とそっくりの老人だから、
 このコンビが騙され易いB層有権者にしかウケないのも不思議ではない」

「情動的なビッグマウスだけでクレバーな判断力のないトランプは、
 イラクの原子炉を精密攻撃で破壊したイスラエルに遥か劣る劣等政治家であり、
 北を妥協させる方法は「実力」しかなく、半年前の中朝不和の際が絶好機であったと
 全く気付くこともできない鈍重ぶりである」

「その内弁慶で口だけトランプに巨額の兵器を買わされることになった
 同様に「口だけ」の安倍が貧乏籤を引くはめに陥ったのも何ら不思議ではなく、
 トランプの本質を見抜けなかったため不利なミサイル・ギャップが残ったままだ」

「対中朝のミサイル防衛は何年も前から取り掛かっておくべきだったのに
 唾棄すべき欺瞞に満ちた「平和安全法制」などというみっともないポチ法案で時間を無駄にし
 日本の安全保障を危うくしただけでなく日本外交をレイムダックにした安倍はいい面の皮である」

「MDを着々と強化しつつ中朝の軍備増強を国際広報・牽制し、
 イージスアショアやサード整備案を中露への外交カードとする高度な戦略が必要だが、
 思考停止してポチと化している安倍に期待しても全く意味がないのは言う迄もない」

「北朝鮮の「生命時装置」は中国とロシアだ。
 この二国に圧力を加え、少なくとも片方からの支援を断たなければ
 トランプが何をしても時間の無駄、労力の無駄である」

「トランプの自慢する日朝会談の成果など「ザル」に過ぎない。
 お粗末で口だけの老人だから中国は完全にトランプを見下している」

「どう悪足掻きしても不利な中間選挙に向けて、
 必死と言うか、みっともないと言うか、傍若無人な迷惑行為を続けるトランプ老人。
 或る意味、アメリカの悪しき側面を戯画化したような人物ではある」

「利己主義、差別主義、身勝手、無責任、根深い粗暴性、場当たり行動、棍棒外交。
 歴史と照らし合わせれば、トランプが米国のダークサイドを多く体現した人物だと分かる。
 ただ「口だけ」なのがトランプの独自性で、そのため今のところ悪影響は限定的だ」

「こうした老害トランプが大統領になれたのは米国の衰退の証左であると
 当ウェブログは以前より指摘してきたが、中朝にコケにされても自慢話ばかりのトランプは
 相変わらずの自己満と能天気で、いかなる面からも衰退をもたらす大統領にしか見えない」

「トランプは自慢話の才能だけはあるようで、その意味では安倍にそっくりだ。
 共通点は「自分達は素晴らしい、他人は劣っている」という固定観念で、
 当人は大真面目で口にするのだが、後世の物笑いになるだけなのである」

「勿論、こうした老害による「被害」は日本を直撃する。
 北の核武装能力は何一つ損なわれておらず、非核化などやる気ゼロなのは明白だ。
 中朝露のミサイル配備は無傷で残ったまま、寧ろ中国は軍備増強を続けている」

「北のミサイル実験がぱたりとなくなって安心する日本人は典型的な「B層」であり、
 米朝会談など典型的な「茶番劇」に過ぎないのだから、これから狡猾な中朝が巻き返し、
 老人トランプを振り回して時間稼ぎを行い、照準を次の大統領に定めるであろう。
 レイムダック化したら老人トランプなど「利用価値がない」からポイ捨てか嘲笑である」

「トランプが中朝から嘲笑されレイムダック化することを前提に、
 日本は安全保障及び外交戦略を考えていかなければならないのだ」

「中間選挙に向けて必死のトランプが、因果応報ながら痛恨の一撃を受けた。
 元選対本部議長のマナフォートが裁判で有罪となっただけでなく、
 トランプからの口止めの指示があったと認めたのだ」

「また、IAEAが「核開発を継続」と名指しされた北朝鮮からは
 完全に舐められており、制裁をやめて朝鮮戦争の終戦を先にしろと要求されている。
 国際社会から残酷な人権侵害を批判されている独裁国家を甘やかし妥協するからこうなるのだ」

「外交史も碌に知らない素人評論家がトランプを擁護して
 トランプによるニクソンのような「マッドマン・セオリー」なのだと
 小賢しい解説をしていたが、彼らがいかに無責任で蒙昧であったかが証明されたと言えよう」

「真相は、セオリーではなく只の「マッド」だっただけであり、
 外交手腕ではニクソンに遠く及ばないだけでなく無法な核武装国家を放置しただけ、
 国内ではアメリカ大統領という地位を汚し、この点ではニクソンを上回る不名誉な歴史として残る」

「安倍はまたロシア側に北方領土を諦めろと通告され、
 文句も言わず経済協力だけすればいいと宣告された」

「プーチンに尻尾を振ってポチ外交をいつまでも続けていながら
 国内向けには北方領土が返ってくるかのような頭の悪い宣伝を繰り返した。
 だから無様な失敗に終わるのも理の当然である」

「実際、対トランプの「真珠湾」発言でも国辱的な二枚舌を発揮し、
 トランプから罵倒された事実は報道からも状況証拠からも明白なのに
 骨の髄から噓つきの安倍と菅はぬけぬけと報道を否定した。
 モリカケ問題の時と全く同じであり、安倍や菅の言葉と真相は逆だとすぐ分かる」

「安倍の北方領土交渉は完全な「失敗」に終わった。
 プーチンは安倍に利用価値はないと完全に見下しており、
 北方領土は返さないが平和条約は結べと
 日本の従来の立場を無視して面子を潰す発言を行った」

「上記の図々しいプーチン発言に対し
 安倍は「反論した」と信憑性の低い言い訳を行っていたが、
 ロシアの大統領補佐官は安倍本人から「反応はなかった」と証言している」

「普通は日本人を信じるものだが、安倍はこれまでの「実績」から見て
 信用できる訳がない。(信用する方がどうかしている)」

「中共の幹部が日本に対して突如として融和的になり、
 安倍や財界幹部の訪中を歓迎しているが、その狙いは明白である」

「米中貿易戦争は深刻になるばかりで中国経済が悪化してきており、
 中国としては日本を口先で丸め込んでカネを出させるのが目的だ」

「産経新聞は「日米にくさび 経済低迷のロシア、日本の投資狙う」と
 北方領土交渉の事実上の失敗を認める報道を今年行ったが、
 今回の訪中も同じであることを、いずれ認めざるを得なくなるであろう」

「つまり「日米にくさび 経済悪化の中国、日本の投資を狙う」である。
 中国は中共が白と言えば白、黒と言えば黒の国だ。
 日本の首相が誰であろうと、党の指示に忠実なだけである」

「従って、「日本企業の技術を奪え」と言われれば奪うし、
 「日本企業の事業を妨害しろ」と言われればその通りにする」

「カントリーリスクは依然として高く、中共の方針がどうなるか全く分からない。
 安倍やその取り巻きは政策リテラシーが限りなく低く先見の明もないから
 近い将来に中国の人口を抜き、人口動態も若いインドがより重要なのを分かっていない」

「安倍は北方領土に米軍基地は置かないと大見得を切ったらしいが、
 ロシア側はぴしゃりと「2島返還」は決まっていないと言い渡した。
 あたかも軽躁に騒ぐお調子者に釘を刺して叱りつけた形である」

「安倍が米軍基地を置かないと言おうが、噓つき二世をまともに信用する者などいない。
 それは安倍のこれ迄の「実績」に照らして明白だが、それ以外にも重大な理由がある」

「安倍の祖父である岸の生きていた時代に日本政府はアメリカと密約を結んでおり、
 米軍は日本国内のどこにも部隊を自由に配備出来ることになっている」

「プーチンの基本的な対外戦略は、ロシアの国力の劣後を補うため
 欧州の極右政党、米国の共和党やトランプ、日本の安倍といった
 保守勢力に梃入れして西側先進国を内部から分断するというものだ」

「愚昧な安倍と日本政府を毛針で釣って日米関係に亀裂を生じさせ、
 ロシアへの圧力や制裁を弱めるのが主目的であると、どうして分からないのか」

「そうしたロシアの思惑を見抜けない暗愚な安倍は、
 「単なる経済協力でロシアと中国の分断を図る」という正しい政策に気付かず、
 「北方領土を二島だけでも返還して貰う」という内向きのナイーヴな愚策を進めている。
 軍事的には北方領土よりも東シナ海の方が遥かに重要なことすら気付かない間抜けさだ」

「安倍の「二島返還」案がロシア側に否定されて
 大恥をかかされたのは周知のことであるが、
 今度はロシア外務省は日本に米軍撤退まで要求してきた」

「ラブロフは安倍に対し、完全に見下しているのだ。
 「島が欲しいなら、お前はいくらでもロシアの言う通りにしろ」と」

「ロシア側がハードルを上げてきて、餌に食いついてきた
 愚かな安倍からより多くの譲歩を得ようとしているのは明白だ」

「愚昧な安倍はよく分かっていないようだが、
 軍事的には日本は「米軍の作戦拠点」なのである。
 無知な安倍が北方領土に米軍基地を置かないと約束する自体が無能の証拠だ」

「気紛れな老人トランプは、北朝鮮の非核化を「ゆっくりやればいい」などと
 昨年とんでもない発言を行って独裁者に多大な恩恵を与えた訳だが、
 米大統領がいい加減だと世界の安全保障が揺らぐという典型例となった」

「北の本音など、この昨年の段階ではっきりしていた。
 耄碌した老人トランプを口先で丸め込み、時間を稼いで
 制裁の打撃を和らげつつ密かにミサイル開発を進めようと謀っていたのだ」

「トランプが果断で賢い指導者であれば東アジア版「バビロン作戦」で
 中朝関係が悪化していた間隙を衝きピンポイントで強烈な警告を与えたであろう。
 首脳会談で何とかなると能天気に考える老人は最初から騙され敗北していたのだ」

「より間抜けなのは「国難」と称してB層を騙す姑息な選挙を行った安倍で、
 安倍だろうがナベだろうが中国を動かす外交ができない無能な政治家なのだから
 結果的には北の助けを受けて権力の座にしがみつく醜態を晒すことになった」

「「口先だけ」という点で双子のように似ているアベトラコンビが
 国民から飽きられ見透かされてポイ捨てされる時に、
 北の独裁者が「休養十分」な軍事力を見せつけることとなろう。
 その目の前には若狭湾に原子炉を並べている軍事リテラシー皆無の島国がある」

「トランプが米議会で、自分が大統領でなければ
 北朝鮮と戦争になっていたところだと大見得を切ったそうだ」

「ブラフをかますしか能のないトランプは、
 本質的には北朝鮮に一杯喰わされたクリントンと
 結果的には何一つ変わらない癖によく暢気に自慢話ができるものだ。
 大酒を呑んで酔っぱらっているアル中患者と何ら変わらない」

「トランプが誇らしげに示す米朝会談の成果だが、実質的に「ゼロ」である。
 寧ろ、むざむざ北に軍備充実と国力回復の絶好の好機を与え、
 非核化は先延ばし、ミサイル開発は更に進んでいるという始末。
 それを裏から中国・ロシア・韓国が支えてトランプを嘲笑っているのだ」

「ところで、やればやるだけロシアに叩かれる北方領土交渉に
 醜い野心のため自ら乗り出した、実行力の限りなく低い安倍だが、
 先日は「正論というのは時を経ても色あせない」と吹聴して
 アメリカから言われたから従った「ポチ法案」安全保障関連法を
 いかにも正しいもののように自慢していたそうだ」

「安保関連法など効果ゼロで北は軍備増強を進め、
 瀬取りで制裁を形骸化させているというのに
 劣化二世は果てしなく今日も世迷い言を繰り返し国益を毀損している」

「中国が裏で北を助けているのに、安倍も自民党も何一つ言えない。
 この中国の裏工作ははっきり言って韓国より悪質で、
 日本の安全保障を脅かすものであるにも関わらず、だ」

「この、碌な結果も出さずに手柄を「捏造」して吹聴する点で
 アベトラ・コンビは気持ち悪い程に似ている」

「日米とも国力のピークは既に過ぎた国であるが、
 国が斜陽になり過去の栄光に縋って現実を直視できない場合、
 こうした噓と欺瞞に塗れた劣化政治家が登場するのが歴史の常なのであろう」

「対米でも対露でも「ポチ」外交を展開する安倍政権」、
「トランプはクリントンの二の舞に」、「北に嘘をつかれ、裏切られる」。
全て当ウェブログが予言した通りの展開で、露にも中共にも利用されてばかりいる。

▽ 日本は日米合同委員会と密約により米軍支配下にあり、岸信介は自衛隊の指揮権すら「献上」する始末

『知ってはいけない2 日本の主権はこうして失われた』(矢部宏治,講談社)


「愚かな安倍はトランプへの媚び諂いにより日本の国益を損なっている」とも警告したが、
日中関係でも日ロ関係でも性懲りもなく口だけアピールしか能のない安倍が日本を危うくしている。

「矢張り北方領土交渉は失敗に終わった。
 プーチンは日米安保からの離脱を要求しただけでなく、
 安倍は約束を守ることができないと明言した。
 (腐敗した安倍の本質が完全に見抜かれている)」

「ロシアは劣化二世の安倍など通用する訳がない、
 冷徹なレアルポリティークの国である」

「例えばブレスト=リトフスク条約を見れば明白で、
 徹底的に追い詰められでもしないと譲歩しない国だ。
 歴史から学ぶ能力すらない安倍の敗北は最初から決まっていた」

「果てしなく口だけの安倍はプーチン(決して目が笑わない)から
 水に落ちた犬のように散々に叩かれただけという訳だ」

「まともな外交政策リテラシーのある者には
 勿論のこと最初から分かり切っていた「末路」だが、
 ロシアが警戒するに決まっている北方領土返還要求ではなく、
 最初から経済協力だけに限定しておけば良かったのだ」

「この大失敗を予測することすら出来ない輩は、
 外交を全く理解していないだけでなく、
 先見力の欠如した節穴評論家と言うべきである」

「またプーチンにハードルを上げられ、
 ダボハゼのように食い付いていった浅はかな安倍は
 大恥をかかされた上に国益を盛大に毀損している。
 おまけに安倍の「保証」など信用できないと喝破される始末。
 (安倍は出任せばかりだからプーチンの言う通りで、反論すらできない)」

「しかも間抜けで不用意な安倍は
 ロシアの外務次官にこっぴどく叱責されている始末。
 二島返還ですらロシアに対し相当下手に出なければならないことを
 全く理解していない、内向きのお粗末外交の典型と言える」

「内弁慶で怯懦な安倍は、ラブロフからも叱責されて
 「北方領土」発言を自粛するというみっともない媚び諂いを始めた。
 ロシアにそのような小細工など通用しないことが、どうして分からないのか」

中間選挙に予想通り敗北し、トランプのレイムダックがひたひたと近づいている。
「有事があろうがなかろうが、どのみち安倍には「みっともない失態」しかない」
との予言も、噓つきアベトラ・コンビが今まさに自ら証明しているのだ。

 ↓ 参考

「安倍は約束を守れない」- プーチンから完全に見抜かれ、散々叩かれるお粗末な安倍のポチ外交
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/17eec93bea6fdf132216550efc487f40

結局「何の進展もない」米朝会談、北に騙されたトランプと安倍 - 中国・ロシア・韓国が公然と北を擁護
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/77518cb35163af1a8f6f5d4bb65497b0

ロシア外務省「日本から米軍の撤退を」- 安倍のポチ外交がまたも失敗、二島返還どころか面汚しに
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/67d06a1d69ac2036b16bd8acb52881aa

米朝会談でのトランプ妥協に喜ぶ北・中国・ロシア、誰が勝者かは明白 - 日米のB層が愚劣な利敵行為
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/75fc996fff6315c67b8db03e9e8bf22c

プーチンからも面目を潰され、下手な嘘も裏目となり自分の首を絞めた安倍 - 対米対露で見事に連敗中
http://blog.goo.ne.jp/fleury1929/e/cbc1a39e4b9eed8a0670b03075cf7115

▽ 第一次安倍政権を含む歴代自民党政権の外交は、米国から「世間知らず」と嘲笑されてきた

『全貌ウィキリークス』(早川書房)


金正恩氏との関係「とても良い」 トランプ氏がツイート(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM4G0QZYM4FUHBI01K.html
”北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長が12日の演説で3回目となる米朝首脳会談に意欲を示したことを受け、トランプ米大統領は13日午前、「我々の個人的な関係はとても良いとする金委員長に同意する」とツイートした。
〔中略〕
 ただし、正恩氏が米国に対し北朝鮮への制裁解除を求めているのに対し、トランプ氏は制裁を維持する姿勢を崩していない。米国内では、3回目の首脳会談が早期に開かれる可能性は低いとみられている。(ワシントン=園田耕司)”

トランプの口だけといい加減さはこうしたところに表れる。
間抜けな老齢トランプが惰眠をむさぼっている間に
北は着々とアメリカ本土に脅威を与えうる軍備を進めているのだから。


北朝鮮、新型の潜水艦建造中=SLBM3、4基搭載可能か―韓国紙(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019040500324&g=int
”【ソウル時事】5日付の韓国紙・朝鮮日報は、北朝鮮が東部・新浦の造船所で3000トン級の新型潜水艦の建造を本格化させていると報じた。
〔中略〕
 同紙は「建造に成功すれば、北朝鮮の戦略的攻撃能力は画期的に高まる」と伝えた。
 韓国軍高官は、新浦港に新型潜水艦建造に必要とみられる部品が大量に運び込まれたことを明らかにし、「SLBMの試験発射のためのフローティングドック(バージ船)を沖に移す動きも把握された」と述べたという。”

SLBMは射出点が非常に補足し難いという特徴を持つ。
日本が買わされる陸上イージスは、北の山岳地帯からハワイやグアムに向けて
ミサイルが発射されることを想定している地点に設置予定だが、
複数のSLBMとなるとMDの難易度は一気に高まってしまう。


「北朝鮮、核活動継続の疑い」 IAEA事務局長(毎日新聞)
https://mainichi.jp/articles/20190304/k00/00m/030/206000c.html
”【ウィーン三木幸治】国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は4日、定例理事会で演説し、北朝鮮が2月末、北西部寧辺(ニョンビョン)で核関連活動をしていた疑いがあると述べた。非核化について協議した同27、28日の米朝首脳会談開催中も活動を継続していたとみられる。
 IAEAの衛星画像などによると、寧辺のウラン濃縮施設と建設中の軽水炉で何らかの作業をしていた可能性が高いという。
〔中略〕
 また、天野氏は今後の米朝協議などに期待感を示し、「政治合意があれば北朝鮮の(核関連)活動の検証、監視をする用意はできている」と強調した。”

このように、北が核ミサイル開発を決して止めず、
アメリカの隙を窺って軍備を整えることは容易に予想できた。
老人トランプはその程度のことも理解していないのである。


北朝鮮ミサイル発射場、復旧完了=ウラン濃縮施設も稼働―韓国情報機関(時事通信)
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019032901299&g=int‎
”【ソウル時事】韓国の情報機関、国家情報院(国情院)は29日、非公開の国会情報委員会で、北朝鮮北西部・東倉里のミサイル発射場について「(ハノイでの)米朝首脳会談前から外側部分の復旧作業に着手し、工事はほぼ完了した」と報告した。
〔中略〕
 国情院はまた、「寧辺の原子炉は昨年から稼働が中断している。再処理施設稼働の兆候もない」と断定する一方、「ウラン濃縮施設は正常稼働中だと判断している」と分析した。”

韓国は、大統領が寝ぼけていても情報機関はまともな仕事をしている。
北は核ミサイル開発によって米朝会談を実現させたと自信を深め、
トランプが口だけなのを完全に見抜いてより優位に立とうとしているのだ。
老人トランプの間抜けな「ディール」が東アジアの安全保障を脅かしている。
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