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流出雑記 

11月4日

2008年11月04日 | Weblog
今週の月曜日早朝、ダーリンの父方のおばあちゃんが亡くなった。
入院中ではあったが急な事で、家の事を片付けて急遽福井へ帰った。

お正月にご挨拶に行ったり、一度食事もしたが生前お会いしたのは3度ほど。
お家が呉服関係なので着物のハギレがたくさんあり、それを利用したお手製の小物入れをいくつもいただいて今も使わせてもらっている。
ダーリンは兄弟の内で特にかわいがってもらったそうで、はじめて私が一緒に伺ったときもとても喜んでくださった。

ダーリンは仕事で次の日長崎に撮影に行かなくてはならず、パソコンとキーボード、カメラ2台、三脚それにスーツなど無謀な量と重さの荷物を背負って行った。

2時頃、サンダーバードに乗る。

祝日だったので自由席は座れずドアの前に居場所を作った。
朝から飲まず食わずだったのでホームで買ったおにぎりとパンを食べる。
ダーリンはおにぎりを2口でチョコデニッシュを3口で食べた。
曇りの風景はしんみり喪の色にうつる。

福井駅にダーリン父が車で迎えに来てくれていた。

 この度は急な事で… というようなことをうまく言えず後部座席に座り、亡くなったときの事を話す親子の会話を聞く。
その足でおばあさんに会いに行った。
家にはダーリン父の兄弟さんと葬儀屋、ダイニングテーブルの上にはお葬式のパンフレットが広げられ、奥の座敷で紫に金の刺繍の布団をかけておばあさんが眠っていた。
眠るような静かな亡くなり方だったようで最後にお会いした今年の正月から思えば少し痩せられてはいたがおだやかなお顔だった。
ここでもまた この度は急な事で… というようなことはうまく言えず。

その後いったんダーリン実家に戻る。

ダーリンは密かに父の口座引落しになっていた携帯代を「自立せよ」という母の勅令により程なく父とソフトバンクのショップへ行った。息子は「なにもこんな日に…」と抗うも「ダーメ」と母一蹴。

その間、私はダーリン母とコーヒーとかるかんとマカダミアナッツチョコとおしゃべり。
いつも福井に来るときは盆正月などで人がたくさんだからふたりでゆっくり話しをする時間は今までなかった。
先月友人の結婚式でスピーチをした事などを話していたら「どんな式をしたい?」という話しになった。
どんな…  

夜、「自立」果たしたダーリンと東京から戻って来たダーリン弟と母でまたおばあさんの所へ行く。
ダーリンは明朝長崎へ、私も仕事があるので京都へ戻らねばならずお通夜と葬儀には出られない。

さっきよりたくさんの親戚の方が集まっていて、おでんやらビールでダイニングテーブルはいっぱいだった。
初対面の親戚の方々に紹介される。

お通夜と葬儀に出られない事を伝えお香典を渡し、おでんなどをよばれながら交流を深めたり何も出来ないなりに皿洗いをしたり。

1時過ぎ、ダーリン実家の方に戻り、皆疲れてすぐに休む。が、ダーリンは仕事がありパソコン作業。かわいそうなので一緒に起きていようとしたがソファーで寝てしまった。
朝9時の電車で京都に戻る。
新幹線のホームでダーリンを見送り私は地下鉄で松ヶ崎に戻る。
留守番猫のうめちゃんに缶詰のお土産を買い帰宅。

カフェオレにメープルシロップを入れコタツでほこっり。

パソコンを立ち上げてネットで「ゼクシィ」を検索してしまう。






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