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流出雑記 

2014/6/1

2014年06月01日 | Weblog

7時にアラームで目覚める。晴れ。
昨夜、仕事で1時過ぎに戻った夫は風呂場にたどり着けないまま居間に倒れていた。

 

身支度を済ませ、シリアルを食べながら朝のニュースをみていると、札幌で行方不明だった若い女性が自宅から700mの雑木林で遺体で発見されたという。夜中に婚約者と口論になり咄嗟に家を出てそれから数分後彼女から「警察に連絡して」と電話があって以来連絡が取れなくなって数十日、という事件だった。

第一発見者は犬の散歩をしていて、茂みの中に人のようなものがあると通報したそうだ。結婚式を控えたカップルのよくある口喧嘩、例えば式準備に関するあれこれに彼は積極性がなく、そのことに対する彼女の不満だったり、もしそんなような内容だったとしたら、まさかこんなことになるとは微塵も思わず部屋に残った彼に降り積もる後悔は、現在彼を埋め尽くすのに余りある。ほとぼりが冷めた彼女が小一時間後に戻ってきて、やや不機嫌さを引きずった翌朝を迎え、その夜には元に戻っている、はずだった彼女が、自力で帰ってくることなく人のようなものとして発見されることが現実として突きつけられた場合、それから後の人生で何を信じる事ができるだろうかと思う。そのことの険しさを思う。

 

まだ痛くも痒くもないうちに鎮痛剤を飲んでおく。生理初日で朝で立ちポーズで腹痛になる条件が整っているため。

今までにポーズ中2回なったことのある耐えられない腹痛と吐き気の応酬の原因が何であるかを知りたくて、調べていた。どちらも生理が関わっていたので、貧血なのだろうかと思っていた。でもどちらかというと、痛いのに不自然に耐えることが原因ではないかと思われた。きりきりする腹痛は波のような強弱でやってくるので、体勢を変えて横になるかうずくまるかトイレに行きたいタイミングがポーズ中20分間に何度かやってくるが、そのサインをすべて無視して体は固定していなければならないし、下腹部にはポーズを維持するための力を常に入れている。20分くらいなんとかなると耐えようとしてしまう。そうやって耐えているうちに体の方では、ああ下からは無理なのか、じゃあ別の方法でと方向転換するので、吐き気が来る。それに伴い痛みに耐えているときは無意識に呼吸が浅くなるため、血中酸素が減ってめまいや吐き気、頭から血の気が引いていくような貧血と思うような状態になるという説もある。
1度吐き気を催すところまで追い詰まったら、もう体の中のものすべて出し切るまで30分くらい立てなくなる。体の中に強制排出ボタンがあるとしたらその上に漬物石とかシズのような重石がうっかり乗ってしまって、いたずらに押され続けているとしか思えない、誤作動的な苦しみがある。そのかわり、それが過ぎたらさっきまでのは何だったのかとちょっと周りの人に対して恥ずかしくなるくらいけろっと治り、ふらつきもしないし、飲んでも食べてもなんともない。

自転車で家を出る。
地下鉄、烏丸御池で東西線に乗り換え二条で降り、JRの高架下を10分強歩く。高架下の雰囲気って、なんとなく暗かったり雑然としている印象があるけれど、夜でなければこの道は舗装もきれいにされているし、散歩コースのようだ。フェンス越しに立派なアザミ。

会場に着いてポーズをはじめる。鎮痛剤は効いている頃なので、もしかしたら痛みは発生しているのかも知れないけれど、薬でそれがごまかされている為に私は何も感じない、あるいは痛みは発生してもいない。何かが悪いから痛みが発生する、痛いということは異常であるということなのに、何事もなかったと同じにごまかしても平気であるとは一体どういうことなのだろうかと今どっちなのかわからない体で考えていた。信用ならない平静の中にいる感じ。

仕事を終えて帰りに先週この仕事場に来たとき見つけた激安スーパーでみりんとわさび麺薬味とミニチョコクロワッサンを買って10個くらい入ってるうちの2個食べた。卵は家の近くのスーパーで買い足し帰宅。戻ると残っていたメモがかわいかった。

ジンジャエールの素を作る。ショウガ120gをみじん切りにし、400ccの水と火にかける。沸騰して5分弱火、ティーパックに入れたレモングラスと鷹の爪を投入し2分煮出して火を止めて10分蒸らす。そのあと濾して、液体を鍋に戻し、シナモン、カルダモン、コショウ、ナツメグをふり砂糖170gを入れて溶かし、最後にクエン酸大さじ1強入れて茶こしで濾して完成。

煮出したあとのショウガはフライパンで少し炒ってそこににぼし粉、みじん切りの玉ねぎと砕いたくるみを入れ、醤油、みりん、味噌等で味をつけるとごはんの友になる。


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