5年近く続いている「住宅省エネルギー技術講習会」の講師を務める。今年度が最後とか。2020年には法的に義務が発生する住宅省エネルギー基準。
夏冬の冷暖房エネルギー抑制を狙った基準だが設計の自由度が下がることも意味する。構造計算は来るかもしれない天災への準備だが省エネルギーは毎日の生活の結果だ。
講師ということでテキストを事前に熟読する。改めて煩雑だなというのが印象。乗り越えていかなくてはならない課題だ。
事前に長い間講習会を実施させてきた国土交通省も本気だということだろう。とかく地域の小さな工務店には技術力の余裕が少ない。年配の大工さんにしてみては腕のふるいどころでもない。ただ現実がそれを求めている。なんとか現場も乗り越えてほしいものだ。