2022 備忘録

思いついたことを書き残す。

ナガミヒナゲシ

2018年04月04日 | ひとりごと

今朝、東京電力群馬支社の植え込みに「ナガミヒナゲシ」が咲いているのを見つける。植物は本当に義理堅く四季に応じて開花する。今年もさくらの盛りを過ぎ間もなくアメリカハナミズキの街路樹でけばけばしくなることだろう。この時期に外来植物の「ナガミヒナゲシ」も咲く。「ケシ」の花は概してシンプルな姿で好きな花ではあるがどうもこの「ナガミヒナゲシ」は強力な繁殖力で在来種や農作物まで阻害してしまうのだとか。評価な定まっていないものの自治体に寄っては積極的に駆除しているところもあるとか。



国際交流が盛んになるに従って意識的に、また無意識のうちに移入された生物はたくさんある。こちらのほうが在来種より繁殖力や腕力が強いことも多く、なにか人間社会とも通じるところがあるようだ。イヌノフグリを探してみたがまずオオイヌノフグリしか見当たらない。いまさら国粋主義になっても手遅れだが景色に溶け込んでいる花々を観ていると、まあこれでも良いかとも思う。



昨年岩手県に旅行したら道端の雑草がクローバーだった。おそらく酪農の技術と一緒に入ってきたのだろう。諸葛菜の古くから帰化した植物。仲良くそれぞれ繁殖してくれればよいのだが。