思うなと 云えど思いし 禅の秋
馬糞 Bafun
この一年を駆け込みつつも、振り返ることの多い師走である。
世間胸算用ほどではないが、採算の合わない目先の仕事に追わ
れている。
目先の先の先はどうなのかと、気になるが、反省も未熟である。
今年も読書が進まなかった。
キャッシュフローが思うに任せなかったというほどの未熟である。
読書の秋というが、もの思いの秋が優先している。
人はなぜ、迷い、思い悩むのであろうか。
大半は、糸の切れた凧の不安を感じている。
目標や基準を忘れていることに気づくのである。
糸はついているけど、先がない!
売上目標なんて、人生の目標ではない。
人生も数値化して目標計測できると良いのだけれど。
仕事の目標も、売上目標では表現できない。
その仕事で、一体何をしようとしているのか・・・。
人生目標の項目は、人間関係としてある。
深く広く学ぶこと。
教え、伝えること。
人助けすること。
国家を発展すること。
この世の過ちを正すこと。
心を正し、清めること。
貧者の一灯というが、一灯を手にしているだろうか。
大仕事を考えてはならないのだ。
それでは、貧者の自覚がない。
まず、愛がなければならない。
いたわりと愛国心・・・。
尊敬される日本人でありたい。
次に、智慧がなければならない。
貧者といえど工夫がいる。
一灯をリレーして点火する工夫である。
そして、正しさの基準を持って反省する。
欲張ってはいけないのだ。
自ら一灯を掲げたか、他の人に点じたか・・・と。
一歩の発展がなければならない。
貧者の発展とは何か。
今日のやる気である。
太陽も 月も時雨も 秋になり
馬糞 Bafun
禅寺の木立は一歩も動かないが、見事な紅葉を見せてくれる。
しかし、禅寺の木立といえど、この地上にあって、太陽を巡り、その
途中の闇に底知れない大宇宙をみながら、銀河を巡っている。
引きこもりの青年もまた、大宇宙を巡っている旅人であるのだ。
その壮大さに感動しないだろうか。
その宇宙船地球号のなかで、殺し合いをしてはいけないのだ。
大宇宙の孤独を共有したいものである。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi