陽だまりに 枯葉干したり 冬木立
馬糞 Bafun
しばらく、小春日和が続いて穏やかだった。
11月の寒さは紅葉のためだったか、紅葉は鮮やかであった。
そのもみじ葉も、あらかた葉を落として冬木立になった。
陽だまりに残した枯葉がいっそう穏やかである。
晦日の頃は、雪が降るという。
今日中には仕事を片付けて、元旦の冬将軍を左団扇で迎えた
いものである。
それにしても、読み残しの本が50冊を超えている。
それに加えて、カントやヘーゲル、西田幾太郎にも再挑戦したい。
定年退職後は暇だなんて、ありえない話である。
死ぬまでに、古今東西の名著をどれほど読めるだろうか。
英語もやり直したい。
教養語というべきラテン語を紐解いてみたい。
タイ語で本が書けるくらいになりたい。
ああ、無限の時間が必要なのだ。
【希望の天国、暗闇の地獄】
あの世では、貯金通帳もEDYも使えないそうである。
天の蔵に富を積むというが、間違いなく使える富は、心に蓄え
た知識、思想、信仰、感動、感謝、人助けの愛と智慧である。
逆に、地獄の蔵に罪を積み上げる現代人が多いという。
その罪とは、嘘、うらみ、ねたみ、悪口、人騙し、自己中心、排他、
犯罪、不信仰、失望、無気力、自虐、加害・・・暗い心だ。
こうした心の闇は、除夜の鐘に晒して、執着を断ちたいもの
である。
さあ、年末へのカウントダウン、心のすす払いをしよう!
J.D.Subunroco.