伊万里梨 甘露の星に 慈雨を垂れ
梅士 Baishi
伊万里市役所に着いてしばらくして、突然バケツをひっくり返したよ
うな雷雨になった。
毎年、伊万里の梨の甘露を楽しみつつ、伊万里を訪れるのは十数
年ぶりのことである。
「久しぶりの雨で良かった」とは言いつつ、お互い太い雨粒に濡れた。
確かに、梨も葡萄もイチジクもりんごも、喜んだに違いない。
伊万里といえば、梨の名産地として有名である。
「幸水」はみずみずしく、香り高い梨である。
桃栗三年、柿八年、梨の馬鹿めは二十年と歌われた。
梨は、実をつけるまでにずいぶんと時間がかかるものらしい。
わが家の柿は、もうそろそろ八年だが、鉢植えだから、ずっと細いまま
である。
せっせせっせと水をやった葡萄をなんつぶか頂戴した。
ブルーベリーも一粒いただいた。
目が輝くようだった。
育てた果実のなんとおいしいことか。
【 イノベーションの考案~ 異質結合による価値創造と体系的廃棄 】
卵子と精子の結合によって新しい生命が生み出されるように、異質
の組み合わせによって新しい価値が生み出される。
異質といっても、男と女のように引き付けあう異質があるのではない
か。
しかし、それぞれが磨かれた異質で無いと、その生まれた子も上等
ではない。
とんびが鷹を産むことは滅多にないことである。
異分子結合・・・。
新卒採用でも、同質的採用をしてはいないか。
企業間の人事トレード制も面白い。
一種の業務提携として、二企業所属制度があってもよい。
企業人事も、営業と広報、経理と地域貢献など、複数業務に関わら
せることが発想を豊かにするのではないか。
年寄りには若者文化を売り、若者には年寄り文化を売るというのも
面白い。
スポーツ競技でも、専門競技だけではなく、組み合わせ陸上三種競
技などがあっても良い。
こうした単純な発想から連想的に異分子結合の質を高めるところに、
創造の楽しさがあるだろう。
異質を発見し、活用するためには、「体系的廃棄」が必要となる。
新しい価値の居場所が必要である。
根こそぎごそっと捨てて、新しい木を植えるのである。
新しい種が見つからなければ既存のものを捨てることはできないだ
ろう。
クロネコヤマトが、三越の運送下請け事業を捨て去ったのは、宅配
サービスの発想があり、これを始める決断があったからだ。
では、自分の仕事に当てはめるとどうなるのか。
体系的廃棄とは退職なのかもしれない。
しかし、創造がなければ失業で終わる。
問題は創造である。
起業とは、職業的イノベーションにほかならない。
最高の異質は幸福の科学であろう。
これを活用するには、既存の常識を体系的に廃棄する必要がある。
唯物的価値観や社会主義的発想を廃棄しなければならない。
無神論を廃棄し、あの世が無いという偏見を廃棄し、宇宙人がいな
いという偏見を廃棄し、自分のために生きるという自己中心の観念を
廃棄しなければならない。
神仏は実在し、霊界という実在世界があり、宇宙人は身近に活動
しており、仕事とは与えることであるという使命に目覚めるところから
イノベーション体制が始まる。
幸福の科学理論を受け入れる産業は、新しい創造的体系を得ること
になるであろう。
幸福の科学の適用が体系的廃棄を余儀なくするならば、そうするべ
きである。
異質の組み合わせのめどを立てる必要がある。
さて、なんとするか・・・。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi