浮き雲を 遊ばせており 彼岸花
馬糞 Bafun
風流とは実に良いものだ。
屈託がない。
私有しない楽しみ、執着から解脱した楽しみである。
仕事もそのようでありたい。
アイデアとは、利他への熱心から生まれる。
利他の境地こそは粋であり、風流である。
私利私欲こそは疑い、恐れ、陥れるネクラの悪想念と
いうべきであろう。
風流の風は彼岸から吹いてくる。
天の倉に富を積むというが、即ち人徳というものであ
る。
屈託のないビジネス精神の領域に入ることができるか
どうか、それが、21世紀日本人に問われる発展の課題
である。
彼岸花(曼珠沙華)⇒
http://www.hana300.com/higanb.html
http://www.kumamotokokufu-h.ed.jp/kumamoto/sizen/higanban.html
《風流の経済政策論》
報道2001で、新政権構想に関する経済政策が議論
されていた。
そこには、何を目指すのかという議論が少なかった。
竹村健一先生だけが、「余暇を楽しむ」経済の方向性
を示していた。
「風流の経済学」でも、同感である。
そのためにはどうすればよいかという議論が必要なの
である。
為替政策については、円高誘導か、円安誘導かという
議論があったが、世界の道徳を日本が作るべきだとする
ならば、円を基軸通貨としなければならない。
「強い円」の政策である。
当面、1ドル100円を目安にしたら、計算しやすく
て良い。
円高は、輸出国にとって厳しいというが、価格競争を
超える工夫をするのは、日本の宿命であり、強みでもあ
る。
実際、自動車は海外消費国生産主義によって為替リス
クを克服し、福の神と感謝されている。
日本にとって、海外旅行や資源や食品を海外に依存す
ることを考えると、円高を嫌うべきではない。
海外への投資メリットも大きい。
1ドル100円にするための方策を採るのが、政策で
あり、経営課題である。
輸入に依存しない輸出品目を持っているなら円安が好
ましかろうが、海外にない独自性を持っているというこ
とを意味するから、安売り競争に巻き込まれることがな
い。
目先の利益で議論する人物はオピニオンリーダーにふ
さわしくない。
テレビ局も人選に責任を持つべきである。
国民も目先の利益で議論してはならない。
無粋である。
財務省の名称を、大蔵から格上げして、天の蔵省に改
めてはいかがか。
天下の徳が積みあがっているか、これこそが最も大切
な台所事情だからである。
日本文明の徳を彼岸にも咲かせたいものである。
Bafun