からからと 空き缶転げ 寒の風
梅士 Baishi
寒の内というのもあと二日間である。
今朝の気温は3℃、まだ寒い。
再び鼻をプールの塩素でいためたのか、咳が止まらな
くなった。
じゃが芋先生の薬は効いているのかいないのか、もう
5ヶ月目の風邪症状である。
今日は大変な一日だった。
思いがけず、駐車場出口で一時停止したライトバンが、
自転車で通りすがりにすっと出てきた。
避けようもなくひっくり返って右ひざをしこたま痛打して
歩けなくなった。
膝小僧の皿に少しヒビが入ったらしい。
相手は小さな企業の経営者だった。
よほどぼ~っとして車を出したのだろう。
何より膝の痛さと右足を一日引きづった。
どうも最近波乱含みである。
ウィンブルドンが少し遠のいた気分である。
自分の中に不平不満がたまっているのだろうか。
事故にあうのは、やはりめでたい話ではない。
しかし、悲願だった学生の内定が決まった。
発展的で安定した企業の本社事務職である。
本人も母親も泣いて喜んだと言う。
正月がきたような会席料理をご馳走した。
うれしさの表現である。
ああ、ほんとうに良かった。
おおいに膝が痛むが、やっぱり幸せだったのではないか。
【 新卒採用の無責任と不公平 】
雇用促進のばら撒き政策もまた、子供手当て同様、背任
罪的な選挙買収であって、本来の効果を持たない亡国政
策である。
雇用は未来型産業への投資やインフラ投資、そして、伸
びるべき中小企業への融資促進政策がなければ確保さ
れない。
日銀にも都市銀行にも地銀にも、そうした先見性と気概
がない。
私企業は営利目的の、私利私欲の団体だと規定する公
務所を廃止し、そういう公務員を追放しなければこの国は
救われない。
お役所仕事のような人事採用をする大企業も倒産して
良いのだ。
企業説明会もいらないし、Webによるエントリーなんて
形骸もいらない。
ただ、求人情報を出せば良い。
いや、出さなくても良い。
全て、学生に探索させ、提案させ、それを判定して採用
を決めれば良いのだ。
「新卒」という定義もあまりにバカにしたものである。
JRの新卒採用も正社員採用は事実上男のみ、指定の大
学からしか採らないという。
あとは契約社員採用だという。
就職活動は学生の営業活動である。
学生には就職の責任と権利がある。
それに応えてこその人事ではないのか。
学生の努力が足りなくてダメだったら、出直しチャレンジ
を認めるべきだろう。
お役所仕事はもうやめて欲しい。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi