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+ 枯葉散る彼岸入り・・・ おくんちの季節  西田幾多郎の哲学  西洋文明と東洋文明の融合にある未来日本の新境地

2006年09月19日 16時43分49秒 | 立憲女王国・神聖・九州やまとの国

 

 

 

 先陣の   枯葉散るなり   彼岸入り

   馬糞 Bafun

 

 

 

 まだ、26℃前後とはいえ、台風一過、肌寒くなった。

 2週間もすれば、すっかり秋になる。

 長崎のおくんちは、秋の祭りである。

 久しく見てはいないが、アメリカもうらやむべき伝統

の祭りではあろう。

  

 

 

 

 台風の  過ぎたる朝に  足袋を履き 

   馬糞 Bafun

 

 

 

 

《個性化時代の真相》

 現代のローマというべきアメリカも建国230年。

 200年続いたパクスロマーナに匹敵しつつある。

 短命に終わる国ではあろうが、アメリカの時代はあと

百年ほどは続きそうな勢いである。

 取って代わるべき日本が、意外ともたついているのも

原因だろう。

 

 日本は単一民族とは言うが、魂のレベルでは戦後急速

に多民族国家となっている。

 欧米から多くの優れた魂を受け入れているという。

 なるほど、顔つきも、考え方もかつての日本とは大い

に違う。

 異質である。

 

 即ち、伝統文化のみで価値観を統一することは難しい

国になったということである。


 幸い、日本神道も仏教も寛容な哲学を持っている。

 西洋と東洋の文明の融合と進化の使命が与えられてい

るということである。

 西田幾多郎はその先陣であろう。

 

 アメリカが最後の力を振り絞って世界大戦を抑制して

いる間に、日本は、新しい文明の価値観を世界に示さな

ければならない。

 そのような役割分担になっているのではないかと思え

る。

 

 アメリカの多民族問題は、多くの差別と略奪による苦

しみであるが、日本の苦しみはいわば生みの苦しみだ。

 

 しかし、日本もまた、既に多民族国家として、新しい

統合の価値観を模索していることを自覚しなければなら

ない。

 それが、現代の個性化の時代といわれる真相ではない

と思う。

 

 西田幾多郎氏の研究は、現代日本に捧げられた新しい

本民族統合の視点であるかもしれない。

 すなわち、西洋文明と東洋文明の融合によってもたら

る新文明の精神である。

 

 西洋文明はキリスト教を思想基盤としながら、産業革

命という科学合理主義によって近代世界の覇者となった。

 しかし、唯物論に堕した。

 

 東洋文明は仏教を思想基盤とする霊性の文明である。

 しかし、日本を例外として科学合理主義の精神を欠い

いた。 

 新文明は、まさに霊性の科学を基盤とする宇宙文明とな

るのであろう。

 

 西洋文明に隷属して霊性を見失った日本であるが、今

そ霊性に目覚め、新文明の先陣をきるべき使命を開拓

しなければならない。

 その使命にこそ、日本統合の心境地が開かれるに違い

ない。

                            

 Bafun 

 

 

 

 

 

 


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