待ちきれず 夾竹桃kyouchkutou の 夏が咲き
馬糞 Bafun
まだ先のことかと思っていた夾竹桃が咲き始めていた。
末とはいえ、まだ五月である。
それでもどうやら、「夏来るらし」、である。
戦中派のお袋の世代にとって、夾竹桃といえば、原爆
投下の夏を
思い出させる花である。
八月になると、汗とのどの渇きと夾竹桃が、原爆投下
の日を思い出させるのだ。
しかし、五月の夾竹桃は、原爆を知らない、みずみず
しい花のつぼみでいっぱいである。
夾竹桃は、原爆忌の花ではない。
夾竹桃は、やまとの国の夏を守る、夏守護の花であ
る。
原爆の日も、国の夏を守って咲いていたに違いない。
過ぎぬれば 夏来るらし 花の色
馬糞 Bafun
【農地解放から市場経済への農業解放へ】
台湾といえば工業国のイメージが強いが、台湾は農業
国であるとして、農業改革を推進してきたのが、京都大
学農学部出身の李登輝前総統である。
日本もまた、工業国と思われているが、本来は農業国
である。
しかし、官僚規制農業、補助金農業に堕し、食料自給
力を大きく損なった。
これだけでも、農林水産官僚は全員切腹、お家断絶で
ある。
国家がなすべきは、産業としての農業基盤である農地
の集約と事業承継を邪魔せず、市場主義経済の中で競争
と革新によって自立させることにある。
産業経営そのものに補助金操作をし、農産物の産量を
規制したり、休耕させたりという官僚支配を許してはな
らない。
職業としての自由と農業の発展を阻害している元凶こ
そは、農業を支配する官僚社会主義である。
農業をしたいという人がたくさんいるが、職業として
成り立つ農地は得られない。
棄農による荒地は増えているが、農地としては配分さ
れない。
日本は、工業国である前に、農業国としての伝統があ
ることを忘れてはなるまい。
農林水産省解体、農地改革、市場主義経済への原点回
帰を急がなければならない。
それが、国家の誠意であり、責任でもあろう。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi