鮮やかに すれ違いたり 冬牡丹
梅士 Baishi
冬牡丹を見ていると、オリオン小三つ星にあるトラペジ
ウムのようだと思う。
新しい星が誕生しているという星雲の輝きである。
宇宙を感じさせる花である。
冬牡丹は、夜会に出かける姫君たちのドレスの様でも
ある。
しかし、ぼたんの花を姫君のように見立てると、取り付
く島がない。
ただ、「きれかね~」とため息をついて通り過ぎるほかな
いのである。
大輪の冬牡丹であるが、技術の結晶なのだろう。
どのように育て咲かせるものか、奇跡のような花なのだ
ろうと思う。
プロの仕事ではあろうが、見事なものだ。
冬牡丹 かぐや姫にも 会えそうな
梅士 Baishi
今朝は4℃、無風、でかけたい気もするが、いつも本の
山が阻んでいる。
ずいぶん前に買った星野秀水著『天の眼 山上憶良』を
読み始めた。
憶良に興味があったからである。
歴史小説であるが、一流には遠い作家のようで、炊き損
ねのぼそぼそのご飯を食べているような感じである。
情景描写に手抜きがあるからだろう。
司馬遼太郎ほどの研究が感じられない。
山上憶良は万葉歌・筑紫歌壇の主役である。
実名を出して書く歴史小説であるならば、史料を示す必
要がある。
小説とはいえ、実名の驚くべき記述がある。
父憶仁は百済の侍医で、白村江の海戦の折、忠臣鬼室
福信に百済再興を託されて憶良を連れて日本に逃れてき
たという設定である。
百済人・・・。
さらに驚くことに、こともあろうに忠臣・鬼室福信を殺して
内部崩壊から百済滅亡を招いたとされる愚王・豊璋が実
は中臣鎌足だというのである。
藤原一門のルーツだと言うのである。
豊璋がそれほどの切れ者とは思われない。
たしかに、百済は日本人の国だったとは思う。
言葉も当時は日本語だったであろう。
日本の朝廷とは密接な関係にもあったろう。
そのあたりを探ってほしいものだ。
幸福の科学で、鬼室福信の霊言とかでないものかなあ・・・。
【 百済滅亡後の歴史的宿題 】
韓半島は三韓統治が最もバランスがよいようにおもう。
高句麗国、ソウル国、百済国である。
統一国家としての伝統のない国柄である。
統一国家になるならば、朝鮮民族国家として満州まで取
り込んだほうが安定感がある。
もはや日本人の国、百済を再興することは難しいであろう。
しからば、国策として対馬を軍事要塞都市、商業交易の
都市として作るべきではないか。
航空便、高速艇の利便を高める必要もある。
格安料金で博多に通勤できるほどの利便を作れば、対馬
を軍事商業都市の要塞の島にすることができる。
博多港は、天神や博多駅と5分おきの直通バス便で結
ぶとよい。
同様に、沖縄も軍事要塞都市として作り直す必要がある。
航空便も国策として格安高密度に設定し、東京、福岡へ
のアクセスを高める交通革命を仕組む。
中央集権型の国づくりには、地方との密接な交通革命が
欠かせない。
中央集権が地方の衰退をもたらしたのでは発展はない。
そのような公共投資を、日銀の投資業務としてやれるよ
うな組織変更も必要であろう。
国のハードウェアとしての交通革命が求められる。
立憲女王国・神聖九州やまとの国
梅士 Baishi