緑野の 阿蘇のくぼみに 昼寝せむ
馬糞 Bafun
阿蘇はゆったりと緑に覆われている。
ああ、一休み、一休み。
釈迦岳も年中寝ているという。
阿蘇は、どっかりと腰を下ろすには良い窪みだ。
昼寝の後は、
この窪みにたっぷりと湯をはって、
ざぶんと浸かっていたいものである。
温泉には、湯の花と名案が浮かぶものである。
ああ、だから、
一休み、
一休み。
【公務員解体の是非を巡る、与野党の対立】
公務員バブルが一斉に攻撃を受けている。
しかし、容易にはじけないところが、経済とは違うところである。
介護保険ビジネスのコムスンに対しては、厳しい行政処分が下さ
れ、グッドウィルグループ創始者である折口氏もまた、厳しい責任追
及にあっている。
ところが、社会保険事務のでたらめな手抜きと浪費については、
矢面に立たされる公務員がいない。
仕事をしないで身分保障されるのは、公務員全てに当てはまるこ
とであるが、中でも社会保険事務所の遊び仕事はずいぶん以前か
ら知られていることであった。
公務員社会というのは、インターネット社会同様に、匿名社会であ
り、無責任社会であることがわかる。
それはまた、マスコミにも言えることでもある。
すなわち、自分に甘く、他人に厳しい不道徳な体質をもっていると
いうことである。
とにかく、行政改革が始まったことは喜ばしいことだ。
社会保険庁のみでなく、国立大学、国立病院、農林水産、国土交
通、自治体・・・あらゆる公務員のシロアリ塚を解体し、民営化を進
めて欲しい。
公務員の身分保障こそが、公務員社会主義の制度に他ならない。
これこそが、国家公務員法、地方公務員法改正の最重要課題であ
る。
だから、今回の国家公務員法改正は、廃案になってもよい。
本質的な改正を目指すべきである。
公務員歳費予算の半減や公務員リストラ法を避けて通るべきでは
あるまい。
公務員のリストラに反対しているのが、民主党ほかの野党である。
なぜなのか。
民主党も共産党も、公務員労働組合が支持基盤だからである。
公務員の社会主義体質と野党の社会主義体質は分母と分子の関
係と言っても良いであろう。だから、社会保険行政を批判しながらも、
社会保険業務の民営化には反対している。
ごまかされてはならない。
社会保険業務は民間銀行に任せて、その業務を監督する体制が
あればすむ。全員解雇である。民間企業並みに国民を裏切った責
任をとってしかるべきである。再雇用の必要もない。
最大の争点は、公務員解体を巡る推進派自民党与党と、反対派
民主・共産・社民野党のせめぎ合いであることを見逃してはならない。
この対立こそが、参議院選挙最大の争点である。
果たして、この最大争点を掲げることができるのか。
政党もまた、その覚悟を問われている。
Bafun