毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

通じない経営セオリー…北斗市

2006年07月15日 18時20分23秒 | Weblog
今日、15日の函館の気温が26℃でしたが、こちらの方々(自分もこちらなんですが)にとっては、相当に蒸し暑く感じたようです。
写真は食事に出掛けた函館山の山陰から函館湾の向こうの北斗市を撮りました。
今日は一日、社内で工務店経営者からの相談に、メールや電話などで応じていました。

地域密着の工務店における経営手法には、経営のセオリーなど通用しないものです。
他人の成功事例などは、環境の異なる他の経営者には念仏のように思えるものです。
勉強、研鑚、勇気、努力、根気、感謝、笑顔…もっともな事ばかりです。しかし、家づくりを生業にする工務店経営は、経営者の人柄や家族の協力度合い、大工さんや協力業者の度量、過去の実績と対応実例、地域事情などの複雑な環境が絡み合っています。

地域工務店経営者には失敗事例の情報が欲しいのです。
失敗事例のようなネガティブ情報は、モチベーションを下げるのではないかと危惧されますが、まったく違うんですね。
今週、大手ハウスメーカー系列の地域ハウスメーカーが倒産しました。その要因は極めて単純ですが棟数が売れなくなったからです。数を売る時代が完全に過ぎ去って行きます。

このような現在の住宅産業では、人の成功を心から喜べるほど工務店経営者に包容力を求めるのは無理なようです。
私は仕事柄、たくさんの工務店経営者と意見交換を行なう機会が多いのですが彼らは、確実に失敗事例を求めています。
人の失敗事例に多少なりとも安堵し、逆に自分はそのようにしないと言う自信と勇気が涌いてくると言います。このような地域工務店経営者を責められるでしょうか…

地域密着の工務店が勝ち残る道筋は一つだけ…
住む人に住む事の喜びを知って戴けるような家の性能とアフターフォローが!!!
経営を語る前に現場を知り、家の在るべき姿を知り、そして自分自身の本当の姿を知る事か…このように言いながら、自分を戒めています…

夕方になって窓から涼しい風が入ってきましたが少し寒く感じます。
明日は連休の中日ですが月曜日に札幌移動なので、明日、休養をとろうかな…
ファースの家内容を更新しておりますのでご覧下さい。
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講演は3分間スピーチのリピートで…北斗市

2006年07月14日 23時59分21秒 | Weblog
今日は検査員講習の試験がありました。熱貫流率などを算出する難しい問題などがでましたが、23名全員が合格しました。
本当に一安心…全員が笑顔で全国各地に戻って行きました。

写真は久々に訪れた大沼のファースの家のゲストハウスです。二階から撮りましたが、吹き抜けに飛び出した広葉樹がとても大きくなりました。
このゲストハウスには遮音室があり、ここで時々3分間スピーチの練習を行ないます。

結婚式の挨拶などでは、どんなに中身の篭ったスピーチでも、3分間を越えればその評価がしだいに低下して4分を過ぎれば減点対象になると言います。
基本的に時間指定やテーマを設けないスピーチは3分間が原則と考えるべきです。
また、3分間あればその場に合ったスピーチ内容を凝縮できるものです。

人前で話をする事を最初から得意とした人は存在しないと思われます。
私も当初は対象者が居眠りをしたり、私語を始めたり、講演後のアンケートに「時間を無駄にした」などの記載を見て、自信を喪失した事が何度もあります。
どんなに中身のある講話であっても聞く人に吸収して戴くには、順序だてて話を組み立てる必要があるのです。講演は3分間スピーチのリピートとなります。

人が集中して聴ける時間は3分間と言います。この3分間で話を一区切りしてまとめながら、次ぎ次と話を繋ぎ重ねて行きます。15分間のスピーチなら3分間の区切りを5回重ねます。講話は話が横道に逸れないように箇条書きのレジメをつくります。
1時間の講演なら標題に添った内容を順序だて、10項目くらいの小見出しをつくり、この小見出しを6分間、つまり3分間のまとめを2回6分、ちょうど1時間になります。

話の慣れた人は標題と異なる内容で横道に逸れ、時事放談などを話題にする事があります。スピーチにその日のニュースなどを取り混ぜるのはとても新鮮味があるものですが、横道に逸れても、その横道が講演テーマに関連付けられて本題に繋がらなければなりません。
また、終了時間が約束時間を過ぎる事も主催者や聴取者に多大な迷惑をかけるものです。まして横道の逸れたまま本題のまとめでタイムオーバーになるなどはタブーなのです。

私は年に100回以上も講演を行いますが毎日、多くの技術や情報をインプットしなければ講話内容が直ぐに陳腐化するものです。このブログを書く事を意識する事で、常に新鮮な情報を得る視点が自ずと出来るようになるものです。ブログを書くのは誰のためでもなく、自分のためなのですよね。
今夜も遅くなりましたが自分自身のためにブログを書きます…
ファースの家

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夏場対策を…東京~函館~北斗市

2006年07月13日 23時23分43秒 | Weblog
写真はファース検査委員講習会の後の懇親会で撮りました。
ファース工法は弊社、福地建装が取得した7種類の認定、評定、承認資格を弊社と同等の技術力がある事を前提に、全国の加盟店に、その行使を許可しております。そのためファース加盟工務店は1社に1名以上のFAS検査委員が必要で、定期的にこの講習会と講習試験を行なっております。

今日は北見、札幌の北海道、青森県、長野県、群馬県、岐阜県、静岡県、福井県、広島県、鳥取県、宮崎県、鹿児島県の日本全国からファース本部のある、北斗市に集合しました。今日、学科講習で明日は実地講習と試験もあります。
本講習に送り出してくれた会社さん…全員、真面目に講習を受けていますよ…

今日は東京から移動してきましたが北海道も今年の最高気温を記録しました。
夏場に気を付ける事は室内に日射熱を取り込んで、内装部材や構造体に熱を溜めないようにしなければなりません。夏期間の日射時には、家の南側壁の温度が60℃にもなり、その反射熱で周辺気温が50℃以上にもなり北側と20℃近い温度差が起きる場合があります。
このような時は、家屋内の間仕切りを閉めたままにしておきますと、南側の部屋の温度が45℃を越える時もあります。

対応策としては、窓から日射熱を入れないようにカーテンなどで遮熱する方法があります。出来れば窓ガラスに張り付ける遮蔽シートが効果的です。また、出掛ける時には間仕切りのドアや引き戸、ふすまなどを全部開け放しておきますと、自然に暑い熱が南から北へ流れて少しずつ放出されます。

床下の通気も家の暑さ対策に大きな影響を与えます。夏期間において、床下通気を完全になされるよう気遣いを行なうべきですが、床下換気口がゴミで詰まっていたり、箱や犬小屋など塞がっている場面を多くに目に致します。床下の通気は暑さ対策ばかりでなく、家の寿命に大きく関係しますので常に注意をはらう必要があります。

床下の北側から南側に積極的な通気を行う事で家屋内がかなり涼しくなります。
夏場の床下換気は、多湿の空気を取り込んで床下地盤で冷やされて結露を起こす、などと言う指摘があります。しかし、1ケ月の単位では、通気させた方がさせないより様々な面で効果的です。今一度、床下の状況を点検してみてください。

今夜は函館松風町の居酒屋で懇親会を行ないましたが、飲み過ぎれば今日の受講で覚えた事が吹っ飛んでしまうのでは?…試験は70点以下で不合格になります。いつも何人かいるんです。明日のブログでは全員、合格になったと伝えたいのですが…大丈夫かな…
ファースの家
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断熱材の種類とそのメカニズム…東京

2006年07月12日 21時03分06秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は、今日の午前に訪れた東京日本橋の人形町にある日清紡本社で、向かって左が、日清紡、化成品事業本部、営業部の岡本啓太さん、営業部と技術部の両部長、佐々木肇さん、そして弊社、東京事務所の中島です。久々に日清紡への表敬訪問を行いましたが、日清紡はファース工法の専用樹脂断熱材の製造メーカーさんです。

今日は断熱材のメカニズムを記述します。
グラスウールは繊維の中に閉じ込めた空気が断熱の役割を担います。その空気の熱伝導率は0.0228w/mkです。したがって空気を閉じ込める断熱材において、この空気以上の断熱効果を求める事は出来ません。空気を閉じ込める断熱材はグラスウールの他に、セルローズファイバー、ロックファイバー、羊毛断熱材などがあり、昔は、おがくずや藁なども用いていました。いずれも閉じ込める空気は乾燥している事が前提です。つまり乾燥した空気を静止させる事で断熱効果を発揮します。

空気を閉じ込める断熱材の他に、ウレタンフォーム断熱材は気泡の中に空気よりもっと熱の伝え難いフロン(熱伝導率0.01482lw/mk)を閉じ込めて断熱します。他にスチレンフォーム断熱材は、気泡の中に炭酸ガス(熱伝導率0.0171w/mk)を閉じ込めて断熱しています。いずれも空気の伝え難い気体を静止させる事で断熱をしているのです。

このような断熱材の他に宇宙船などに使用される遮熱材と言われる素材があります。
この遮熱材は輻射熱(赤外線などの熱波長)を反射する素材です。アルミ箔などがその代表的な素材です。グラスウールやウレタンのような断熱材は熱を伝え難い素材ですが、熱伝達に時間がかかるだけで絶対に伝達しない訳でありません。しかし、遮熱材は熱そのものを反射させてしまいますが、遮熱する熱の種類、その角度、使用する方向、反射させた熱のやり場など、住宅断熱材としては様々な課題もあります。

様々な断熱材が存在しますが、今日の東京のように湿気の多い暑さの中で、乾燥した空気を静止させる断熱方法には、いささか無理があるような気も致します。したがって私どもは20年前から今日、訪れた日清紡さんと協力して住宅用の樹脂の断熱材を処方改良して使用しています。樹脂断熱材も燃えるとか熱に弱いとか言う課題もあり、手放しで使用出来る訳でありません。ファースは施工方法や処方など様々な工夫を凝らして使用しております。
今日は総合職になった東京事務所、中島の始めてのメーカー訪問でした。
それにしても蒸し暑い…
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金儲けは悪い事ですか?…北斗市~函館~東京

2006年07月11日 20時41分27秒 | Weblog
写真は今日、夕方のフライトで茨城県上空から富士山を撮りました。
涼しい北海道から蒸し暑い東京に移動してきましたが、今日は午前が裁判所で調停業務を行い、午後から来社された市議会議員さん一行と意見交換を行いました。
我々、企業経営者の金儲け思想の良し悪しについて…

「金儲けは悪い事ですか」ギョロ目の投資ファンド代表が、逮捕の直前に開いた記者会見での言葉です。このコメントに多くのコメンテーターと言われる方々が反応し、その殆どが「金儲け」が悪いのではない「その方法が悪いのだ」と言う事です。
もっともらしいのですが、はたしてそうでしょうか・・・
金儲けをすると言う事は、一箇所に金が集まる訳ですから特定の人が設けた分、必ず何処かの誰かが損をしています。

損をするのは其々の責任と言う事になりますが、常軌を逸した損は多くの不幸を招きます。
儲けるのも限度を弁えなければなりません。大儲けの裏側に多くの不幸が生まれているのです。つまり、あの「金儲けは悪い事ですか?」のコメントの前に「メチャメチャ儲けました!」と言う文言がありました。儲け過ぎは、合法、違法に限らず「罪悪」なのです。

急成長する企業があり、マスコミが持て囃し当事者もその気なったあたりで、急降下するのを多く目にします。企業の急成長は、その陰で急激に衰退する企業と入れ替わっているだけなのです。急成長、大儲け・・・このような現象を持て囃すのもマスコミを中心とした社会現象では・・・そして急降下させるのもマスコミであり社会風習のような気もします。

特に急成長した戸建住宅の販売会社が、長期にわたり健全経営している企業は皆無と言います。しかし、家づくりには多くの、モノ、ヒト、カネが動いているため、急降下した時に与える影響が極めて大きいのです。
過度な金儲けも、企業の急成長も、その多くの当事者が社会全体の中での自分を見失っているからではないかと思われます。

上空で見た富士山は下界の喧騒をよそに、夕日にその凛然とした姿を反射させておりました。それにしても蒸し暑い…冷房の効いた東京のホテルでこれから仕事を…
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話上手は聴き上手・・・北斗市

2006年07月10日 19時42分57秒 | Weblog
デジカメが壊れて新しいデジカメで撮ったら画素数が多すぎてダウンロードできません。仕方なく携帯で撮った今日の仕事中の写真です。

今日はハウジング事業部が、毎年開催している木工教室の詳細について意見を述べあっていました。会議の様子をうかがってきましたが…

お喋りな人がいます。喋らない人もいます。人の話を聴けない人もいます。
喋り上手は聴き上手、聴き上手は喋させ上手とも言います。
人から信頼を得るには、とにかく聴き上手になる事が絶対前提と言います。
真摯に聴く姿勢が見えれば相手は心を開いてくれるものです。
心を開いてくれない相手に何を話しても、話している内容が吸収されないどころか、その人間性まで見透かされているのです。

聴き手は・・・
「聴く」と「聞く」とは大きく異なります。耳で聞くのが聞く・・・心で聴くのが聴く・・・
多く人々は、聞いていても、聴いていないのではないでしょうか。
聞いているだけでは、喋っている人の本意を引き出す事が出来ません。
熱心に聴く事で、喋っている人の奥深い内面まで引き出す事が可能となります。
聴く事で多くの情報がインプットできるだけでなく相手からの信頼感を得る事が出来ます。

喋り手は・・・
喋っている最中はとても無防備となります。
自分の持っている情報や内面までも曝け出しているのです。
同じ事を繰り返していませんか。愚痴っぽくなっていませんか。相手の立場を弁えていますか。喋っている環境を考慮していますか。長い話になっていませんか。
数人のグループ討議の席、意見交換の席、飲み会の宴席・・・このような席でも一人で喋って悦に入っている人がいます。底の浅い人の典型と言われています。

このように偉そうな事を書ける自分でもありません。
人の立場を考えもせず、喋り続けた時期がありました。
確かに信頼も尊敬もされていませんでした。
聴く姿勢を意識するようになって始めて、話す姿勢が確立するようです。

今日は一日、社内業務でした・・・
ファースの家

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自分探しの時も・・・東京~函館~北斗市

2006年07月08日 21時43分56秒 | Weblog
「自分史作成教室」に参加してみたら・・・
教室を主宰する行政書士の松田聡さんからお誘いがありました。
東京からの帰りの日程も、この教室の講義に合わせてきました。
何を教わるのか・・・
写真は同じテーブルにい合わせた向かって左が小林るりこさん、奥が岩館博美さん、私のとなりが川口美保子さんです。小林さん以外は始めてお目にかかりました・

教室では、幾つかのテーマに沿って自分自身のルーツを辿りつつ、本物の自分に気づく事が目的のようです。
自分の夢や希望を記述せよと言うテーマがありました。
思うとか、考える事はあっても、記述すると言う事になると本当に自分が描いている「夢」「希望」って何なのだろうか・・・
その前に自分自身の現在地、つまり本当の自分自身を知っている必要がある気がします。

現在地(自分自身)が解らずして行き先(夢や希望)を描いてもただの空想でしか在り得ないのかな・・・本物の自分に気付く事がまさに「自分史作成教室」なのですね。
本物の自分って何者なのか・・・などと考えた事があるでしょうか。
自分は人様からどのように見られているのか・・・などと考えた事があるでしょうか。
自分は何名の人々から尊敬されているのか・・・などと考えた事があるでしょうか。

本物の自分に気付いた時こそ、夢、希望、向かって歩みだすのでしょう。

函館山の裾野から函館湾の向こうに沈む夕日が、黒い雲、グレーの雲を通過すると赤くなったり、オレンジ色になったりと彩りを変化させます。
自然の中のちっぽけな自分・・・足掻いても粋がっても、自然の中の自分の小ささに気付いた気がします・・・
しかし、その自然の中にこそ多くの夢や希望などが潜在しているのでしょう。

今夜は久々に自分のデスクにいますが、この後、家の悩みの相談メールに回答します。
ファースの家

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事務職から総合職へ・・・東京

2006年07月07日 22時28分50秒 | Weblog
写真は弊社、東京事務所の中島幸(みゆき)に6月の月間MVP賞の受賞風景です。
6月はハウジング事業部のメンテナンスチーフの近江と、東京事務所の中島が受賞しました。

中島は一般事務職での入社でしたが、7月付けで総合職となりました。
日本の中心である東京事務所は山手線、浜松町の駅前にあり羽田空港へのモノレール乗り場とも近いため、多くの来訪者があります。

中島は今後、全国問わずに様々なコンサル支援業務を行います。
弊社の東京事務所に電話すると、明らかに大阪出身と解るような怪しい標準語で会話が出来ます。東京に来た時はアクセスが便利なので東京事務所にお立寄り戴きたいと思います。また、中島は全国の何処へでも出張が出来る職域となりました。

また、酒の席も、扇常務、藤原所長と同等以上に大丈夫。
しかし、態度も同等以上かも・・・

さて今日は四国、松山から東京事務所に入り、夕方からガラスメーカーの本社を訪問し、夜は懇親会でした。
今日も分刻みの日程でしたが、まだ終わったわけでありません。
相談メールに回答します。
ファースの家

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性能表示制度とは・・・松山~東京

2006年07月07日 22時09分08秒 | Weblog
写真は今日、午前に訪れたファース加盟工務店、㈱うずくぼ工房の作業場の前で、向かって右から設計の光宗信子さん、社長のご子息で役員の山本寿仁さん、社長の山本義一さん、私の隣が設計の重松憲太郎さんです。

うずくぼ工房さんは根っからの叩き上げ大工さんである山本社長のもとに若いスタッフ、女性スタッフで構成し木質系の素材を活かした家づくりを行っています。
うずくぼ工房さんでは、主に性能表示についてお話をさせて戴きました。

住宅性能表示制度とは、住宅の耐震性能である構造の安全性、火災の安全性、何年の住宅寿命かを示す劣化の軽減、配管の取り換え時のし易さを示す維持管理の配慮、暖房と冷房の省エネ性能を示す温熱環境、室内の空気汚染度を示すの空気環境、採光面積の光視環境、騒音対策の音環境、バリヤーフリーなどの高齢者の配慮と9項目と、今年度から、これに防犯対策が加わって10項目の性能事項をランクをつけて表示して建主さんと契約する事を言います。つまり、自分の建築する家の性能を書類にして契約する契約書類です。

この性能表示は、自己表示と言って施工者が自らの責任で行なう「自己評価方法」と第三者機関(構造計算偽装事件で問題になった民間評価機関)が行なう「機関評価方法」あります。木造の戸建住宅においては、計算偽装事件のように民間評価機関に委託したため、責任のたらい回しが行なわれないよう施工工務店の責任を明確にする自己評価方法が適切であると思われます。

マンション業界に限らず、我々、戸建住宅業界においても無責任な施工や販売を行なう会社も多く存在致します。我々、供給側は構造計算偽装事件を大きな教訓として気を引き締め、地道で誠実な対応で信頼回復をはかってくしか方法が無さそうです。
ちなみに建築確認申請が交付された家の構造は、阪神淡路大震災、中越大地震などの大震災において人災に及ばない耐震性能が法的に担保されている事が基準です。

松山市にファースの体験用モデルハウスを持つ、うずくぼ工房さんですが「性能表示」と「冷房対応住宅」を広報する事で活路を見出しております。
特にこの時期になりますと、気温が28℃でも湿度が50%ていどなので、質の異なる冷房空間をこのファース、モデル住宅で体験できます。どうぞお近くの方は来館を・・・
ファースの家

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無から有は生み出さない・・・高知~西条市~松山

2006年07月06日 22時08分00秒 | Weblog
写真は愛媛県西条市のファース加盟工務店、石川工務店社長の石川良一さん、それに奥様のきみ子さんです。太平洋側の高知から、移動して瀬戸内、松山との中間地点がこの西条市です。四国山脈の長いトンネルを潜って出たあたりです。

北朝鮮のミサイル発射が脅威を与えています。瀬戸際外交と言うのだそうです。
何も持たない国が、ミサイルを発射して危機感を煽り、経済援助を迫る手法です。
今朝の新聞のコラムに「無を有にするための交渉は結局、無に帰するもの」と言うのがありました。ゼロに何をかけても有になりません。
拉致、偽札、麻薬、挙句の果てにテボドン発射!!!最後は全てを失うのでは・・・

虚業と言う、中身の伴わない企業が話題になりました。
中身がないため様々な演出で繕う訳で、仕掛けが露呈すれば一気に気泡と化してしまいます。
中身が無い器ですから、殻が壊れれば存在そのものが無くなってしまいます。
Lとか、Mとかと言う企業も虚業なのでしょう。
散々、世間を騒がせて特捜部の査察で一気に消滅・・・何とも虚しい限りです。

今日、訪れた石川工務店さんは、代々にわたり地域で一心に信頼を築いて参りました。
中身が伴っています。この中身を上手に活用する事で必ず盛業して行く事でしょう。
石川さんご夫婦の人柄にその中身を感じます。

今日は高知、西城、松山と小規模であっても、実直に仕事に取り組む工務店さんや販売店さんの社長さん達とお会いして来ました。
昨日からのミサイル発射報道で虚しい気持ちでしたが、この方々の存在で救われた気が致します。日本はマダマダ捨てものでありません。

さて、松山のホテルに着いて、今夜も真面目に仕事しなければ・・・
ファースの家

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業務報告書で自己改革を・・・北斗市~函館~東京~高知

2006年07月05日 23時10分36秒 | Weblog
今日は四国高松のファース加盟工務店、(有)照和建設を始めて訪れました。写真は向かって右が高知県担当のファース部材販売代理店である新共住設、坪内憲仁社長さんと向かいの奥が照和建設、専務の西村昌泰さんと奥様の西村愛由さんです。
今日は照和建設さんで工務店経営の具体的な手法についての意見交換を行いましたが、その要になるのが業務報告書であると思われます。

今日一日の仕事を振り返って、何時、何処で、誰と、何して、どうなったかを認(したためる)めるのが業務報告書です。
弊社では社員(役員も含む)が翌日の午前中までに上記の事項を記述して事務担当者にメール送信します。その午後1時には全社員が閲覧出来るようになっております。

一日の行動が全社員の目に曝させると言う事を意識する事で、今日、実施しようとした目標を達成しようとする行動が伴ってくるのです。私は殆ど毎日、ブログ更新を行っていますが、一日のブログ材料など目にする新聞や雑誌、テレビやラジオ、タクシーの運転手さんなど、意識をすればいくらでもあるものです。ブログ更新も自己向上が目的です。
自分の行動を見られると言う事を意識すれば自ずと実効ある行動になるものです。

業務報告書も全社員に閲覧させると言う事がポイントになります。
社長や上司だけに報告するのであれば、それようの記述が出来ますが、全社員の目を意識すれば行動の中身が必然的に伴ってくるものです。
弊社の業務報告書には日時が決まっているので「業務内容」「結果報告」「連絡相談」を記載します。この社員業務報告書の蓄積が会社の財産にもなります。

何よりも社員の記述する事で、表現能力などのスキルアップともなります。
施工現場では、工事工程などや課題などが浮き彫りになり、トラブルを事前に防ぐ事も出来るようになります。また、他の社員の行動を見る事により、自分自身を客観的に見れるようにもなります。ポイントは10分ていどで記載出来る簡単明瞭な内容とし、経営者自身が進んで実施し見本を示す事が大切です。

今日、訪問した照和建設さんは既に業務報告書を実践されておりましたが、やはり全員の閲覧方式に工夫を行うと言う事でした。
照和建設さんは、専務のお母さんが社長ですが、実務を西村専務が担い、奥様が懸命にサポートする姿がとても微笑ましい・・・
今朝の函館は15℃、高知は29℃の湿度90%でしたが、夜の懇親会で盛り上がり、ついつい蒸し暑さを忘れて・・・さて、これから多くの決済業務を行わなければ・・・
ファースの家
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明暗思考について・・・北斗市

2006年07月04日 19時29分49秒 | Weblog
写真は社屋内に貼っている啓蒙標語です。
今日は本社で事業推進会議を行いましたが、このような標語を掲示しているにもかかわらず、内容が難しい問題になると議論がネガティブな方向に流れ気味となります。

仕事の出来る人は、忙しい、疲れた、痛い痒い、難しい、不幸だ、大変だなどの「暗病反言葉」を言わないものだそうです。
思えば自分はかなり言っているようだ・・・
困難な問題に直面した時こそ、やってみよう、やれる、出来る、元気だ、素晴らしいなどの「明言素言葉」を口にするのだそうです。

この標語を今一度、読み直して会議に臨んだところ、確実に堂々めぐりの議論に光明が見えてきました。
陰転思考は全てが暗病な方向に向かうものです。
陽転思考は全てが積極的な方向に向かうものです。
会議や議論で行き詰まった時には、心機一転、この陽転思考への切り替えを・・・

家づくりにおいても、社員間の会議においても、話が内向きになった時は陽転思考に!!!効果ありです。

さて、肌寒いくらいの北海道ですが、明日は蒸し暑い四国、高知です。
これから出張準備を・・・
ファースの家

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家づくりは人づくり・・・北斗市

2006年07月03日 23時11分39秒 | Weblog
写真は今日3日、上磯中学校の校長室で行われた学校評議委員会で、向かって右側から市議会議員の新関一夫さん、同校PTA会長の菊崎不二男さん、酒井校長先生、中野通町会長の土田孝市さん、私のとなりが前教育長の田中則夫さんです。
新年度の新学校評議委員、全員が集まっての会議を行いましたが学校教育と家庭教育の連携方法などが話題になりました。

明るく陽射しの良い、広くて暖かくて、涼しいい子供部屋を・・・
子供思いの親御さんの多くがこのように思う事でしょう。しかし、非行やいじめ、あるいはいじめに遭う確率の高い子供達が、このような快適な部屋を提供されていた言う統計があります。家に性能が無い場合、致し方なく子供部屋にエアコンを設置して冷房、暖房を完備せざるを得なくなります。必然的に子供部屋が良好な温熱環境になってしまうのです。

このため子供は必要の無い時以外、子供部屋から出て来ないため、家族との触れ合いやコミュニケーションがとり難くなります。このような家族は、意識的にコミュニケーションをとる様にしなければなりませんが、これが難しいのです。
家に帰れば真っ直ぐに自分の部屋に行き、食事を済ませれば直ぐに自分の部屋に行きます。個室が孤室になってしまうのです。

家庭は社会の縮図なのです。
喧嘩をして仲直りの仕方を覚えるのも家庭なのではないでしょうか。
辛い事も、嬉しい事も、ともに分かち合える事の必要性も家庭で身につくのだと思います。
つまり、家族全員が集まる居間の居住環境が最善となり、その他の部屋も居間より劣るが程好い環境を保つような家づくりが求められます。ファースの家は居間が最も良い温熱環境になるように構成されていますが、「家づくりは人づくり」温熱環境が人づくりに大きく関わっております。

今日の評議委員会では、教育現場や教育制度のあり方などの具体的な意見交換がありました。今年の上磯中学校の学校際は、大ホールのイベント会場に1,000名以上を動員して、1,000名の大合唱など新しい企画を検討しています。慣例的なイベントから全校生徒に感動と勇気を与える付加価値の大きな学校際にと、学校教育と家庭教育、社会教育の連携を模索する新しい試みです。執行者の勇気にこそ感動を・・・
ファースの家

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上棟式の形式・・・北斗市

2006年07月01日 17時34分07秒 | 住まいのお役立ち日誌
写真は、ここ北斗市のファース本部の直ぐ近くに建てられているファースの家の上棟式で撮りました。上棟式は、私の日程に合わせてくれないため参加出来る機会が少ないのですが、今日7月1日久々にその雰囲気に浸ってきました。

今日の上棟式は古式に法った神社の宮司さんによって執り行われました。
長年、工務店経営を行っておりますと何百回もの上棟式に参加する機会が御座います。同じ神道による神事の儀でも神主さんよって微妙な違いがあります。
祝詞の前に、降神の儀と言ってオーーーーーと声を出し神を祭壇に祭られた棟札に天から降ろし、終了後に昇神の儀といって同じくオーーーーーと言う声で天に戻って戴くと言う儀式があります。時にはこれを省略する神主さんもいます。
今日は丁寧に降神の儀も昇神の儀も執り行われました。

通常、上棟式はこの神道による儀式で執り行われますが、建主さんによってカトリックの儀式に法って行う場合もあります。神父さんの声に合わせて参加者全員が賛美歌を唱えると言う儀式です。ちゃんと歌詞カードが配られていて曲も小学校で習った事のある賛美歌なので、けっこう歌えるものです。
また、仏式による上棟式もあります。この仏式は様々な宗派があるため、太鼓を叩いたり、鐘を鳴らしたり、山伏読経を唱えたりと様々な儀式があります。

それぞれがそれなりの意味合いがあるのでしょうが、つまりは、工事が無事に完了する事と、建主さんの健勝を祈念する言う事に変わりないと思います。
ともかく、この上棟式の機会に建主さんの家族や親戚の人々と、我々施工関係者の触れ合いの場になる事の方が一番大きい意義があると思います。

今週は北斗市から何処へも行かずに本社業務を行いました。
本州は梅雨だ大雨だと言うのに今日も北海道は爽やかな晴天に恵まれました。
気温25℃ですが空気が乾いているのでスカッとしています。
この時期は本州への出張は控えたいものですね・・・
でも、いつまでわがままが通ずるか・・・
ファースの家

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