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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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頑固一徹を貫き通す・・・福井~能美市~小松市~福井

2006年07月22日 20時58分35秒 | Weblog
今日は福井県から石川県に移動して能美市のファース加盟工務店、きたむら住宅工房さんを訪問し、その後、小松市の同じく加盟工務店、㈱あさひホームさんを訪問しました。
写真は、あさひホームさんが建築中のファースの家で建主さんの山本肇さん、前があさひホーム社長の米田正憲さんです。
偶然、建主さんの山本さんとお目にかかれて幸いでした。

能美市のきたむら住宅工房さんは、とにかく自然素材以外を一切使用しない家づくりに頑なに拘っておりました。また、あさひホームさんは創業10年で年間15棟ほどの工務店へと育て上げましたが、創業以来、4寸角柱と本瓦を必ず使用するように徹底しております。ともに梃子でも動かない頑固さが・・・

頑固さも、自画自賛、自己満足に過ぎないのではないかと言う、自問自答をしながらも拘りを捨てないでいる事に希少価値すら感じます。
ある経営コンサルタントは、時代の流れ、顧客ニーズに添った柔軟な経営センスが必要で、頑固さは経営の邪魔になると言う指導を行なうところがあります。
そのような指導に基づいたら、きたむら住宅工房さんやあさひホームさんは、現在、存在しなかったと思われます。

写真のあさひホームさんは、バブルが崩壊した10年前に創業し、デフレスパイラルと言われる最悪の社会環境の中で工務店を育てましたが「4寸角と本瓦、これだけは一切譲らない」の頑固さが多くのファンをつくって来たのだと思われます。また、写真に写っている柱は杉の木に漆塗りを施しておりますが、この部屋の柱、鴨居、天井棹などの全てがこの漆塗りで仕上げられます。仕上がりが楽しみです。
ラインで量産される新建材の使用があたり前・・・合理性を要求される工務店経営ですが、造り手の頑固さが消えてしまったら本当に無機質な住宅になってしまう事でしょう。

潮流、つまりトレンドは、まさに本物を求める時代となりました。
今日、訪れたファース施工中の山本さまも本物の住まいとは、言うテーマで家づくりを計画され、あさひホームさんが建てるファースの家に辿り着いたと言う事です。
構造や仕上がりに拘りを持つ頑固さに、住んでからその快適さを実感出来る本物の家を求める山本さまのようなユーザーさん・・・確実に幸福な居住空間が出来上がる事でしょう。

今日の石川県は午後になって急に気温があがり30℃を超えました。
湿度も高く日本海側特有の蒸し暑さを感じます。
湿気を取って爽快さを創り出すファースの家の本領発揮です。
ファースの家内容を更新しておりますのでご覧下さい。
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