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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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通じない経営セオリー…北斗市

2006年07月15日 18時20分23秒 | Weblog
今日、15日の函館の気温が26℃でしたが、こちらの方々(自分もこちらなんですが)にとっては、相当に蒸し暑く感じたようです。
写真は食事に出掛けた函館山の山陰から函館湾の向こうの北斗市を撮りました。
今日は一日、社内で工務店経営者からの相談に、メールや電話などで応じていました。

地域密着の工務店における経営手法には、経営のセオリーなど通用しないものです。
他人の成功事例などは、環境の異なる他の経営者には念仏のように思えるものです。
勉強、研鑚、勇気、努力、根気、感謝、笑顔…もっともな事ばかりです。しかし、家づくりを生業にする工務店経営は、経営者の人柄や家族の協力度合い、大工さんや協力業者の度量、過去の実績と対応実例、地域事情などの複雑な環境が絡み合っています。

地域工務店経営者には失敗事例の情報が欲しいのです。
失敗事例のようなネガティブ情報は、モチベーションを下げるのではないかと危惧されますが、まったく違うんですね。
今週、大手ハウスメーカー系列の地域ハウスメーカーが倒産しました。その要因は極めて単純ですが棟数が売れなくなったからです。数を売る時代が完全に過ぎ去って行きます。

このような現在の住宅産業では、人の成功を心から喜べるほど工務店経営者に包容力を求めるのは無理なようです。
私は仕事柄、たくさんの工務店経営者と意見交換を行なう機会が多いのですが彼らは、確実に失敗事例を求めています。
人の失敗事例に多少なりとも安堵し、逆に自分はそのようにしないと言う自信と勇気が涌いてくると言います。このような地域工務店経営者を責められるでしょうか…

地域密着の工務店が勝ち残る道筋は一つだけ…
住む人に住む事の喜びを知って戴けるような家の性能とアフターフォローが!!!
経営を語る前に現場を知り、家の在るべき姿を知り、そして自分自身の本当の姿を知る事か…このように言いながら、自分を戒めています…

夕方になって窓から涼しい風が入ってきましたが少し寒く感じます。
明日は連休の中日ですが月曜日に札幌移動なので、明日、休養をとろうかな…
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