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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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お金を支払う人が一番偉いのか…北斗市

2008年01月03日 17時26分27秒 | Weblog
世の中にはお金が支払う人が最も高い立場に居る様に錯覚する場合があります。
家づくりにおいては、建主さんの下に工務店やハウスメーカーがおり、その下に協力業者、納材業者がおり、その下に資材メーカーがいると言う構成です。これでは最も組織力や資金力の大きい、資材メーカーが最も低い立場になると言う事です。

資材メーカーは、納材業者に頭を下げ、納材業者は協力業者に頭を下げ、協力業者は工務店に頭を下げ、工務店は建主さんに頭を下げる構図です。
実際に家づくりの業界ではこのように、最も弱い立場に居いる建主さんが、最も高い立場にいる構図となっているのです。
取りも直さず、建主さんが、お金を最初に支払う人だからです。

建主さん…工務店やハウスメーカーは貴方のところばかりでありませんよ。
工務店…基礎屋や屋根屋は貴方のところばかりでありませんよ。
協力業者…資材問屋は貴方のところばかりでありませんよ。
資材問屋…メーカーは他にもたくさんありますよ。
このように、誰もが大きな考え違いをしているように思えてなりません。

会社の上司が部下をしもべの様にこき刷り回すのとよく似ておりますが、立場が高くなるほど多くの人々に支えられており、完全な勘違いをしています。部下が居なければ企業が成り立たず、当然、上司の存在もありません。メーカーは資材をつくり、その資材を問屋が仕入れ、必要な分だけ納材業者に売り、家づくりに必要な分だけを協力業者が使用して現場施工します。

つまり、家づくりに関わるもの全てが全く公平であり、誰かが欠けても家づくりは成立いたしません。相互のコラボレーションで家づくりが成り立っています。
お金を支払う人も、仕事分の対価を支払っているのですから、誰もが平等な立場なのですよね。

写真は昨年暮れに訪れた函館市内杉並町にある「天ぷら 田ざわ」で、店主の田澤宏一さんを撮りました。
一日12名までしか予約客は取らず、素材、粉、卵、油、酒、器まで、吟味に吟味を重ね、究極至極の天ぷらを目の前に出してくれます。
戴く方の我々の方も緊張して戴かなければなりません。ここの店主は、食した客が支払ったお金の何倍の対価に見合う味覚を提供出来るかに全力を投入しています。

田澤さんの姿勢を見れば、素材屋さんも問屋さんも、運送屋さんも店主も、そして食する客も全てが同じ目線、立場でいる事がよく判ります。味覚づくりの執念を感じます。
皆さんも是非一度は、函館の「田ざわ 天ぷら」を…
検索もこのキーワードで行うと場所も料理の価格も評判も全てが判りますよ。

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