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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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心に残るスピーチとは…北斗市~函館空港~羽田空港ホテル

2008年01月28日 21時23分15秒 | Weblog
今朝のNHK朝のホームドラマ「ちりとてちん」の主人公、若狭が、女流落語家に弟子入りしてから6年目、話の仕方が慣れてきたのにつれて、客の反応が鈍くなったと悩む場面がありました。最初は新米の女落語家として面白可笑しく受け入れられたのでしょう。
それは、失敗しそうなハラハラさが、見る人、聞く人に共感を得ていたのでしょうか。
慣れて来て、そのハラハラさが薄くなると、本当の話術を求められるのですから中途半端な落語家が一番苦労する時期なのかも知れません。

昔に見た映画を思い出したのですが、ある人が結婚式に招かれてスピーチを頼まれました。彼は、たいした役職でもなく、また話の上手な方でもありませんでしたが、彼の人柄を見込まれて頼まれたのです。彼が祝辞を行うと聞いて同僚の多くが何故に彼がって思ったようです。それでも彼は、花嫁を感動させようと様々な言葉を繋げて祝辞をつくり、何回も何回も練習し、書いたものを見る事なくスピーチが出来るようになりました。

結婚披露宴の当日、彼は、万全の準備を持って結婚式に臨んだのでした。
いよいよ彼の順番が近づいてきて胸の鼓動が隣の人に聞こえるのではないかと思うくらいに高まって参りました。そしていよいよ彼の順番です。彼が司会者に指名されて、スピーチ席に立って会場を見回した瞬間、頭の中が霞のように灰色になり、準備してきた挨拶文が完全に脳裏から消滅してしまったのです。

マイクの前に立って5秒10秒30秒…この30秒の長さたるや何時間にも感ずるものです。
会場の全員が固唾を飲んで彼の動向を見守るしかありませんでした。
グレーに曇った彼の脳裏の中に、一緒に働いてきた職場のマドンナの幸せな姿が浮かんだのでしょう。35秒後に出た言葉が「本当におめでとう!!!」と言う感極まった一言でした。
この一言が誰のスピーチより新郎新婦、そして参加者全員に大いなる感動を与えたのです。

喋り上手とは、とかく言葉の羅列が多くなるのではないでしょうか。
一言一言に心の底からの真心と心情がこもっていなければならないのでしょう。
そう言う自分にも戒めているのですが…

今日は夜のフライトで函館空港から羽田空港のホテルに移動しきました。
写真は函館空港で撮ったのですが、搭乗案内を行う地上係員のお嬢さん達です。
彼女達のアナウンスにもまた旅の無事を祈る真心を感じます。明日は長崎県に移動を…
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