風のたより

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              ~~~  ロシアの旅⑤  サンクトペテルブルクのネバ川周辺  ~~~

2017-07-06 | ロシアの旅



サンクトペテルブルク観光の初めは、ロシア正教の大聖堂のイサク寺院でした。
このイサク寺院は、フランス人宮廷建築家の設計によるものとか。

この黄金のドームは、第二次大戦時、独ソ戦でのレニンてグラード包囲戦でドイツ軍にとって
絶好の標的となるため灰色に塗られたといいます。

ここサンクトペテルブルクは、かつてレニングラードと言われていたのですね。





イサク寺院の横には、サンクトペテルブルクを代表する5つ星ホテルのホテル・アストリア。

創業は1912年と古く、第二次世界大戦のレニングラード攻防戦では、アドルフ・ヒトラーが、
レニングラード陥落後の祝勝会をこのホテルで行おうとしていた場所だったそうです。





イサク寺院前に聳える立派な銅像は、ニコライ1世の騎馬像です。

なーんとこの像は馬の後ろ脚2本だけで立っていました。





次に行ったのは、血の上の救世主教会といわれる場所です。

ここもロシア正教会の聖堂で、農奴解放を初めとする「大改革」を行ったロシア皇帝
アレクサンドル2世が暗殺された場所に建てられた教会とか。





血の上の救世主教会というネーミングが強烈ですが、この教会も丸い玉ねぎ型の屋根を持つ
モスクワで見た教会と同じ形の教会でした。

今回のツアーでは中には入れませんでしたが、中は外壁から内壁すべてがモザイクで
彩られているということでした。





サンクトペテルブルクの街中には、淡い色合いの瀟洒な建物がたくさんあります。





たしか現地ガイドさんから説明があったのですが、聞き逃したり忘れたり、、、

街の風景はバスの中から見るだけでしたが、ヨーロッパの街に近付けようとしたピヨトル大帝の
意気込みが伝わってくるようでした。





バスはサンクトペテルブルクを流れるネバ川にかかる橋を渡ります。

けっこう交通量も多いようです。





橋を渡ったところでバスを止めて、ネバ川の周辺の案内がありました。

ネバ川の向うには宮殿が、、、、あれがエルミタージュ美術館ですね!!





ここから見てもかなり大きな宮殿です。

この後今日のメインのあのエルミタージュ美術館へ行くことになっています。
今からちょっとわくわくです。





川の反対側の遠くには、このサンクトぺテルブルクの都市づくりの初めとして築かれた
高く聳える黄金の尖塔を持つペトロパヴロフスク要塞が見えます。

フィンランド湾に面した湿地帯に初めて築かれた堅固な要塞です。





ネバ川沿いに立っていたこの変わった建物は、、、不思議な形です。
どうやらこれは灯台で、名前はロストラの灯台柱。

ロストラとは船首という意味らしく,いくつかの船の船首部分が飾り付けられていました。

変わった灯台で赤い柱が印象的です。





更にここからネバ川を渡り、これからいよいよ待望のエルミタージュ美術館へと向かいます。