坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

♪解き放て いのちで笑え(中川『満月の夕』より)

2007年07月16日 | 坊主の家計簿
 7月16日

 雑費   タバコ10         3000円

 合計                 3000円
 7月累計              53598円

 仕事移動中のラジオで地震情報。「え?新潟って、またけ?」
 柏崎に原発があった事を気にしてたら、火災って。。。ハラハラしてたけどまあ、なんとか地震の被害だけで済んだようだが。。。

 地震、多くないか?新潟も数年前にあったし、能登半島あったし。
 で、何で京都沖の地震で(http://www.jma.go.jp/jp/quake/16233100391.html)北海道の震度が一番大きいのか全く解らんのだが、マグネチュード6.6っちゅうクソデカイ地震も今晩23時18分にあったし。
 まあ、地球の活動期らしいのだが、んなもん住んでる人間には関係ない話やし。。。って関係ない事は全くなく、大いに関係あるのだが。。。

 テレビニュースで観た老夫婦。避難所には行かずに今晩は車の中で過ごすそうな。足と心臓が悪いから。
 「アホか!足と心臓が悪かったら避難所に行け!」とテレビの前で腹立てていたのだが。エコノミークラス症候群やったっけ?おもくそ『足と心臓』やんけ。二十歳のガキがほざいてるんならともかく、80過ぎの老夫婦が何をヌカしとるねん。

 きっと勝手に想像するに『迷惑をかけたくない』のだろう。「自分たちは病気だし、大変な状況下の中で避難所の人達に迷惑をかけたくない」みたいな感じなんだろう。

 迷惑はかけろ。『お互い様』じゃ。迷惑はさんざんかけても構わない。『公』がある。迷惑をかけても全く構わない。『お互い様』だ。
 夏休み中の事だし、きっとヒマな学生さん達が多く新潟にかけつけるだろう。あいつらはヒマだし、若くて体力もあるし、きっと『支援』をする事によって多くの事を学ぶであろう。だから迷惑をかけたおしても構わない。
 役所もある。自衛隊も行っている。迷惑を散々かけたおしても構わない。どうせ『お互い様』でしかない。それ以上でもそれ以下でもない。当たり前の事だ。

 なんかボランティアっちゅうのがワケ解らんようになっている。
 真宗でなら『聖道の慈悲』とかいうらしいが、ある真宗坊主が「んなもんは聖道門の人達に失礼だ」といっていたがその通りだと私も思う。殿様(お姫様)意識っちゅうか、娑婆には関わりたくない『御上人様意識』っちゅうか、ワケ解らん。
 その反対の「何もしない人達」と云う人達も優越感でしかない。これも『殿様(お姫様)意識』『御上人様意識』でしかない。ワケ解らん。
 やれる状況下にある人達が勝手にやればイイ。それ以外に税金を使って動いている部分もあるんだし。
 『聖道の慈悲』がキライな人は国に抗議するべきだ。
 『何もしない人達』と云う人達も国に抗議するべきだ。例のイラク人質事件の支援者(まあ、一部なんだろうが)は「国は邪魔ばかりしていた」と書いてあったぜ(笑)

 そんなんじゃなく『お互い様』でエエやん。迷惑はかけあうもんだし、迷惑をかけあわない世の中は怖くて仕方がない。
 『迷惑をかけない状態にある人』しか居場所がない世の中は怖くて仕方がない。

 あの老夫婦は戦争を体験なさったのかも知れない。世代的に。御国の為に役に立つ人。立たない人。役に立たない人は隔離されたりした時代。今も変わらん所があるが。。。「何もしない人」等と云い出す人達もいるし。

 生きてりゃ迷惑ぐらいかける。当たり前だ。人間同士だけでなく『対自然』なら尚更の事。「ありがとう」でも、念仏でも申せばエエだけの話ではないのか?
 
 『迷惑をかけない状態』とは『迷惑』から逃れられる人か。つまり対価を支払える人や、何かを出来る有能な人。
 タダで世話になったら『迷惑』なんだろうが、金を支払えば『迷惑』ではないし。あるいは行動とか。礼状とかでもか。何か『迷惑』から逃げようとする。
 それが出来る人はいいが、出来ない人は居場所がない。「何もしない人」等という声もある。
 そんな事は関係ない話だ。元々『迷惑な存在』なのだ。

 何も出来ないから籠る。独りになる。自分を殺す。
 違うじゃん。元々迷惑な存在なんだし、その事が露呈しただけの話でしかない。だから迷惑を散々かければイイ。
 迷惑がられたらその通りなんだし、逆に『迷惑をかけていない』と思って居る人から迷惑がられたら、「世間では知りませんが少なくとも私にとってあなたは迷惑な存在です」と言い返してもイイし、まあ、互いに『迷惑な存在』として一緒に生きて行きゃイイじゃん。

 で、もう一つ地震報道を観ていて気になった柏崎駅近くの倒壊した酒蔵。『原酒造』と諸々の報道を観てて解って検索したら『越の誉』だったのね。日本酒はキライなので余り飲まないが、土産にはエエな。覚えとこ。

 &、私の夢の『燕三条背脂系ラーメン』は無事なのか?あの極太麺、魚介系スープが効いた背脂満タンは大丈夫なのか?
 他にも『新潟4大ラーメン』として各地にあるラーメン所だが、大丈夫なのか?
 まあ、盆明けの休みに行ってみるか。そろそろ背脂系もしんどくなって来る歳やし。今の間に喰っとかんとな。



転成

2007年07月15日 | 坊主の家計簿
 7月15日

 雑費  缶コーヒー           120円
 食類  からあげ弁当          473円
     発泡酒             169円
     こんにゃく            69円
     焼きカマス            75円
     麻婆豆腐の素          168円
     山椒昆布            138円
     きゅうりヌカ漬け         82円

 合計                 1294円
 7月累計              50598円

 県庁の星を観る。
 借りた理由は単純で「確かこんなタイトルの漫画があったよなぁ。。。」
 で、その漫画が結構面白かった記憶があるし。っちゅうか、原作は小説だったのね。
 晩飯喰いながら観てたんだが、非常に面白い。全真宗僧侶向け。

 昨日、オカンから郵便物が届いていて、卒業した専修学院の機関誌『願生』が入っていた。実家に送ってくるのだ、これは。
 2号分。
 竹中先生が亡くなられた特集号になってしまった『願生・第136号』に、先日も書いた私にとって一番大切な先生の竹中先生に対する御礼の言葉が書いてあった。

 私は先生を『先生』と呼ぶが、先生には『先生』と呼ばれる事に対する事に対する抵抗があったらしい。まあ、最初の頃なんだろうけど。そんな事を竹中先生に云ったら「”私を先生と呼ばないで”というのは傲慢です」と声をかけられたらしい。「本当の先生になりなさい」と。

 私はこうやって殆ど毎日なんじゃかんじゃと書き込んで居るように書くのが好きみたいだ。当然、それは今に始まった事ではなく学院時代でも。
 学院時代には『寮日誌』っちゅうのがあって、廻ってくるとなんじゃかんじゃと書き込む。
 ある時に何の内容だったのかは憶えていないのだが、先生が「あなたは誰なんですか?」みたいな事を書いて呉れた。
 「私がもし○○だったら、とかでなく、あなたは誰なんですか?」みたいな感じ。

 一番怒られたのが、私の友人が自殺した時に私が学院から逃げ出した時。「あなたは今どこに居るのですか?」
 当時の私は紛れもなく専修学院の別科生であった。でも、寮生活から、学院から逃げ出した。
 「帰って来なさい。待ってるから」と、先生はずっと電話で云ってた。

 『県庁の星』にもこんなセリフがあったと思うのだが、「直面している現実から逃げ出す者は何処でも逃げ出す』。
 映画の中では県庁のエリート公務員が民間企業、っちゅうか、町のスーパーに研修に行く。諸々の経験があって、主人公はその場で『生きよう』とする。『生きよう』として、その場で生きた。
 そして研修が終わる。主人公は県庁に戻りスーパーのパートのネーちゃんから学んだ事を最大限に活かそうとする。
 『逃げない』
 しかし、現実はそう甘くもない。でも、映画では少しずつだけど、主人公の改革、それはほんの些細な事、今まで無料で飲んでいたコーヒーを『一杯100円の募金』をする事から始まっていた。

 私は変わらず夢を観ている。
 『どこでもない此処。誰でもない私』だったと思うのだが竹中先生がよく云って居た言葉。
 私は『僧侶』として今の場所に居る。『僧侶』という社会的身体でもって、紛れもなく此処にいる。

 「でも。。。」が私には必ず出てくる。
 でも、私はこの「でも。。。」を大事にしたい。
 自分の現実を引き受けられないのは、きっと多くの人達と同じだろうし。
 大切な人を亡くしてしまった『現実』があっても、なかなかそれを受け入れる事が出来ない煩悩の事実もある。当然、それは『間違い』なんだけど、間違ってしか生きれない煩悩の事実もある。

 当然、「坊さん」と呼ばれる。『坊さん』だから仕事も出来るし、法事等で喋れる。
 『坊さん』『僧侶』としての『名』。その『名』はその事実から『転成』する『縁』である。と云う事が先生の文に書いてあった。『世をいとう縁』であると。
 『僧侶』という現実に埋没する事なく、他の誰でもない、仮想現実でもない、現実の社会的身分としての『僧侶』としての現実から『一切衆生平等往生』へか。

 竹中先生もそうだったけど、今の狐野院長も『御苦労』という言葉を大事にして居られる方だと思う。
 竹中先生は「えらび、きらい、見捨てるものを、きらう」と云っておられたし。その辺が竹中先生の『大悲の人』としての凄さか。っちゅうか、真宗仏教の凄さか。

 あんまり関係のない話やけど、『願生・第137号』に掲載されている狐野先生、っちゅうか狐野院長の『歎異抄講義(2007年3月7日)』は圧巻やな。ものすげえ真宗教団論、運動論やな。圧巻としか言いようがないな。

選ぶ

2007年07月14日 | 坊主の家計簿
 7月14日

 外食  めし           642円
 食類  豆腐2          200円
     中華ダシ         100円
     国産豚          194円
     水茄子           60円
     ゴーヤ          100円
 雑費  黒霧島         1530円
     レンタル2        210円

 合計              3038円
 7月累計           52342円

 仕事。雨。っちゅうか台風が来てるのか。。。
 レンタルは『ありがとう』と『県庁の星』

 『ありがとう』を観る。
 日本に住んでいる人必見の映画。
 神戸の震災時における合同葬儀に関して諸々考える事、つまり『共同体』がああいう時にあきらかになるわけだし、日本の漠然とした宗教観が、つまり『霊位』が出てくる事が気になったのだが、まあ、非常にお勧めの映画。特に田中好子が素晴らしく今年の各映画賞の助演女優賞を総ナメやろな。

 当然阪神大震災から始まる物語なのだが、どっちかというと阪神大震災という事実を縁に新たな生き方を『選んだ』主人公の物語。色んな人間の姿がある。でも、何を選ぶのか?どういう生き方を『選ぶ』のか?そういう映画。

 

名字の菩薩

2007年07月13日 | 坊主の家計簿
 7月13日

 諸々  ペットレモンティー      147円
     野菜ジュース         110円
     ペット水           118円
     コンビニ素麺         320円
     塩ラーメン          600円
     風呂&石鹸          420円
     カレーうどん         600円
     タクシー           400円
     京阪             400円
     辛とんこつ          800円

 合計                3915円
 7月累計             49304円

 講義。圧巻。
 講義内容については卒業生機関誌『青草』に載るだろうから触れないが(欲しかったら簡単に手に入ります)、圧巻。とにかく圧巻。
 まあ、『末世の仏弟子』としての視点からの親鸞聖人行実なのだが、とにかく圧巻。来年も当然引き続きの講義なんだろうが、10年でも終わらないな。

 講義中に竜樹の『名字の菩薩』が出て来た。まあ、親鸞出家得度に関わる事として。
 思い出して学生当時に現院長先生から学んだ十住毘婆沙論のノートを引っ張り出して来る。こんな事が書いてあった。

【仏道を歩み始める。新米の比丘がいる。仏に等しい人もいる。でも傍からみたら同じ。名前だけかも知れないけれども、でもそれでも菩薩と名付けるんだ。
 自分が名告った。だからこそ名告ったものになって行こうとする歩みが始まって行く。導かれて行く。中身は何もないかも知れない。色々あるかも知れない。でも名告りに帰る事が出来る。】

 『色々あるかも知れない』と云う所から線を引っ張って来て『困難な事』と書いてある。で、またそこから線んを引っ張って

【理屈じゃない。名告った事、その名前に帰らざるをえない現実!!!→名字の菩薩→初めは名前から・・・】

 入学しなおした感じ。

 ただ、『両重の因縁』に関して善導は『此の身』であるとおさえている事を親鸞は『報土の真身を得証す』とおさえている事を学ばせて頂いた事が私にとってはとても大きな課題を頂いた。

 今回も睡魔と闘いながら(先日深夜まで起きてたし)ノートしたのだが、詳しくは卒業生の会の機関誌で。

 22時ぐらいまで会場に居て、部屋に帰って来てヘロヘロ。

 

先生

2007年07月12日 | 坊主の家計簿
 7月12日

 諸々  コップ           134円
     ミックスジュース      150円
     デニッシュサンド      346円
     氷2            252円
     発泡酒           152円
     胃薬           1580円
     京阪            400円
     バス            220円
     風呂&石鹸         420円
     晩飯ビール        1480円
     参加費          5000円

 合計              10134円
 7月累計            45389円

 仕事後に京都へ。母校のある岡崎。卒業生の会主催の学習会。
 今年は諸々の事情で例年とは違った感じらしい。まあ、初日に講義がなかったし。
 私は17時少し前に会場に着く。丁度最初のミーティングが終わった後で、今年は「食事は各自で」と云う事なので風呂&食事。
 まさか会えるとは思っていなかった先生、会いたかったけど会えるとは思っていなかった先生が来られて居た。
 別科時代の恩師で私にとっては一番大切な先生。
 その先生と本願寺派の同期生と先輩一人とで風呂&メシ。メシは当然『丸ニ食堂』。っちゅうても誰も知らんだろうが、岡崎辺りで学生生活を送った人間にとっては大切な想い出の場所。先生も同じ思いだったのか風呂上がりに問答無用(?)に『丸ニ食堂』。
 次の予定まで結構時間があったので少しだけビールを頂きつつ先生達との大切な時間を過ごさせて頂いた。

 夜のミーティング。途中参加の私は自己紹介も。初めての参加を告げると「ええ?そうやったっけ?」の声。
 それだけ事務局の人達とは親しくさせて頂いているのだが、参加は初めてだった。行ける日程であった時もあるのだが、サボっていたわけだな。大阪と京都ってそれ程遠くないのに(っちゅうか、2時間はかかるのだが)。

 夜のミーティングが終わって会場が禁煙なのでタバコを吸いに外出&近くのコンビニ前で学生時代を思い出しつつ発泡酒を飲む。『寮内禁酒』を別科時代は真面目に守っていたので、よくこうやって酒を一気飲みしてたなぁ。。。と。
 
 会場(というか寝る所)に帰ると先生は今年の学院生と話し込んでいた。専修学院の先生としては退職しはったのだが、そんな事は関係なく先生は先生だ。
 
 私も最初に少し戸惑った。ちなみに別科時代の最初の頃は「○○さん」と呼んでいた。『先生』という言葉を大事にしたかったし生意気だったし。
 先生は学院の先生ではなくなった。でも、やっぱり『先生』だし、『○○先生』という言葉が私には先生を呼ぶ時に一番しっくり来るので、やっぱしずっと『○○先生』と呼んでたし、それはこれからもずっとだろう。
 まあ、ミーティング中に雑談しながら似顔絵を書いたりと何時もの先生だったし(笑)

選挙と大増税

2007年07月11日 | 坊主の家計簿
 7月11日

 雑費  缶コーヒー         120円
 外食  かきあげ蕎麦        326円

 合計                446円
 7月累計            35255円

 ボケとるなぁ。。。
 いや、昨日でんな、『選挙公示日は12日』っちゅう事が頭にあって、「あ、明日やんけ。っちゅう事は深夜に書くとヤバいか」っちゅう事で書くのを控えたのだが、なんでやねん。今日は11日やんけ。しかも毎度日付を書き込みながらやからボケボケやな。。。
 まあ、蒸し蒸ししとるし。

 しゃて、選挙である。
 仕事で早朝から深夜まで働いて居る人は物理的に無理なんだろうが、行ける人は選挙に行きましょう。
 
 選挙に関する無関心は政治の怖さを知らないからだ。『政治』っちゅうよりも『国家』か。
 例えば国民投票法案が可決された。これが選挙にテーマになるのかどうかは知らんが、国民投票法案が可決された事によって憲法9条が改憲される可能性が大である。自衛隊が『軍』になる。戦争に行ける。
 
 ただ、戦争と云っても『新しい戦争』だし、徴兵制はまずないだろう。別に203高地に行くわけではないし。
 日本が空襲に襲われる事もまずないだろう。あるとしたらテロだろう。
 テロといっても日本各地で行われるとは思えない。都市部ぐらいなもんだろう。「テロで原子力発電所が襲われたら原爆と同じ効果がある」と云う人もいてるが、これもまずあり得るとは思えない。
 仮にどこかの国が原子力発電所に対して攻撃したら、その国は終わりである。まず生き残れるとは思えない。
 何処かの集団であっても同じだろう。『核攻撃』は絶対的なタブーであり、そのタブーを犯すとは思えない。核攻撃は「やった方が負け」である。

 すると「戦争といってもあんまり影響ないじゃん」なのかも知れない。自衛隊の人達が戦死する、あるいは都市部のごく一部の人達がテロによって戦死するぐらいではないのかと。
 まあ、それだけでもデカイのだが、っちゅうか、無茶苦茶問題があるのだが。。。

 日本は戦争をしない国である。とりあえず今の所は建前として。
 それが憲法が改正されて『戦争出来る国』になったら、一部では『普通の国』ともいっているんだったっけ?なんかそんな事で盛り上がって居る人達もいるみたいだが。

 『戦争出来る国』になったら当然の如く防衛費が膨大に増える。当たり前だ『戦争を出来る国』にするんだから。
 自衛隊(軍になるのだろうが)の人員も増やさないといけないし、警官の数も増やさないといけない。『自衛隊』でなく、『攻め入る兵器』が必要なんだから新たに購入しなければならない兵器を買わなければならない。武器弾薬は消耗品である。しかもクソ高い。クソ高いミサイルだの銃弾だのをバンバン消費しなければならない。遺族に対する見舞金&年金も支払わないといけない。

 当然、それに伴って儲かる人もいるだろう。まあ、ごく一部だろうが。
 多くの人達は『戦争出来る国』になる事によって待ち受けるのは大増税である。
 つまり憲法9条の改憲と大増税は同じである。

 「いや、なんとか予算をやりくりしてやな。。。」
 は無理だろう。当然削られる所は削られるだろう。福祉とか。「自分たちの国の事だけを考えていてもイイのか?」とか云う理由でもって、削られるだろう。当然、その他の部分も削ってみたりしても賄いきれるとは思えない。
 『世界平和』『国際貢献』『共生』の名の下に大増税が行われるだろう。

 当然、所得税だけでなく消費税の大増税も行われるだろう。国は借金ダルマだし。消費税の分だけ物価は確実に上がる。
 『戦争出来る普通の国』になるには、『平和』を潰すだけでなく、大増税と物価の上昇が待って居る。それは当然の如く、選挙に行かない人にも影響は出て来る。
 
 まあ、選挙に行きましょう。。国家と国民は無関係であるわけもない。選挙に対する無関心、政治に対する無関心は単に自分の生活に対する無関心である。

 当然、選挙制度に対する反感、あるいは明確な反対の思想から「選挙に行かない」という人も居るだろう。
 だが、結局は選挙で選ばれた人達によってしかこの国家の意思は決まらない。投票率が下がろうがなんだろうが。

 私は『日本医療大国構想』を考えて居るので、その部分、つまり日本が赤十字と同じ活動をする事によって国際貢献し、同時に国内医療&経済復興をするのなら大増税は構わないと思って居る。同じ消耗品なら武器弾薬を消耗するよりも医療に関する物品を消費した方が大増税に関しては納得がいく。
 『敵国』だろうが、『自国』だろうが、人を殺す為の大増税なんぞ真っ平御免だな。

 
 しゃて、明日は仕事が終わってから卒業した道場のスクーリング。全日程は無理やけど、1泊2日の研修旅行。会場は私が別科時代に住んでいた所。
 「懐かしい。。。」と同時に、私が私として私を引き受ける事を決意出来た場所。
 いっぱい怒られて来よ。



『坊主』なんかになりたくない!

2007年07月10日 | 坊主の家計簿
 7月10日

 雑費  缶コーヒー        120円
 食類  豚しゃぶ         149円
     みょーが         100円
     カットパイン       100円
     おぼろ豆腐         88円
     鮭3           117円
     もやし           45円
     キムチ           88円
     スープ春雨        198円

 合計              1005円
 7月累計           34809円

 昨日買った赤ウインナーで『カニとタコのスパゲティー』を作る。なんとなく楽しいのだが、「子どもに作ったれよ」という声が聞こえて、ぅぅぅぅぅ。。。

 しゃて、選挙である。借りてるブログからも『※公職選挙法に関するご注意』として「ブログで特定候補の応援や誹謗中傷ををする事は辞めてくれ」みたいなお願いがあるし、少し検索してみると諸々の意見があるのだが、まあ、辞めとこ。門徒の先輩と、以前働いていた職場を作った人が選挙に出るので想い出話しを書きたかったんだが、まあ、選挙が終わってからにしよ。

 ブログは情報発信装置だし。

 先日、オモロイ坊主と会った時に、オモロイ坊主が紹介されていたテレビが上映されていた。
 見終わっての感想は、「日本の坊主も頑張らんとアカンな」である。

 当然の如く、それぞれの僧侶がそれぞれの現場で頑張って居る。んが目立たない。
 事件当時のオウム真理教の信者の名言で「寺は風景だった」というのがあるが、確かにそうなんだろう。
 んが、ネットを使う事によって、坊主の実態があきらかになってきている部分も多々あると思う。
 この家計簿ブログだって、伝統仏教真宗大谷派の一役僧の家計簿なんだし。だいたいどういう生活をしているのかは金の使い方で解ってもらえると思う。

 当然、非常に真面目な事を書かれているブログも多々ある。非常に勉強になるし、影響を受ける。特にお寺公式のブログとか。そこの住職&坊守が何を考えているのか、何を伝えたいのかがよく解る。同時に日常生活も垣間見れて楽しい。
 その寺は当然の如く現実にあり、その人も当然の如くおられる。私だって実在の人物だ(笑)
 
 以前は『風景』だった事を風景で無くす事のひとつにはなり得ると思う。

 当然の如く『神秘的な僧侶』を求める人も居るのかも知れないが、少なくとも在家主義の真宗仏教には関係のない話だ。
 『関係のない話』とは違うな。
 うちらは『授戒していない僧侶』という世界的にも多分珍しいであろう存在だし。
 歴史的に道場が寺になり、僧侶となった経緯がある。それが現実だ。
 以前にも書いたが、当然教団内部では『僧侶資格を取っ払う』、という議論もあるが、現実は『僧侶』だし。きっと他の多くの教団の僧侶と同じに見られているのだろう。全然違うのだが。。。

 仏法を伝える。
 あるいは僧侶の実態をあきらかにする。「別に特別な人ちゃいまっせ。同じ人間でっせ。」っちゅう事を伝える為のツールの一つとしてブログは便利だ。

 ブログは今回の選挙からしか知らないが、まあ、情報発信装置だ。選挙違反にひっかかるかも知れない程度には情報発信装置である。
 しかもgooなら簡単便利。メールが書けるのなら出来まっせ。

 『風景』として無視されると寂しいやん。

 あ、「タイトル何にしようかな。。。」と考えて居てて思い出した。
 専修学院という道場に行ってた時に学院祭があって、私は『親鸞うんこ臭い』という案を班内で出したのだが当然の如く却下されて、結局班で決まったテーマは
 【『坊主』なんかになりたくない!】
 だったはず。
 【『坊主』にはなりたくない!】
 だったかな?

 カギカッコを付けたのは『坊主』に対するイメージである。まあ、殆どが寺の息子だったわけだし、私だって『坊主』になったわけだし、かなり破壊力のあるテーマだったのだが、まあ、これも全体会議では当然の如く落ちたが(笑)



トンネル抜けて

2007年07月09日 | 坊主の家計簿
 7月9日

 外食  酢豚定食         750円
 食類  赤ウインナー       104円
     てっちゃん        140円
     イカ塩辛          50円
     茄子            99円

 合計              1143円
 7月累計           33804円

 腹が減った。。。昨日、ロクに飯喰ってなかったし。。。
 っちゅう事で、今日は仕事が早く終わったので『ハイカロリー酢豚定食』。やっぱし美味いなぁ。。。

 しゃて、『小沢民主代表、過半数取れねば政界引退の考え』らしい。
 決意は解る。が、間違って居る。
 参院で過半数が取れなくても代表を辞める必要もなければ、当然議員を辞める必要もない。
 確かに今回の参院選は勝負所だろう。これで与党が過半数割れをしなければ日本人は大笑いされる事必須であろう。これだけの不祥事が続いて、例えばそれが『政治に関する無関心』に繋がり、投票率が下がり、与党が勝てば大笑いだ。
 だが、仮に与党の過半数割れがなかったとしても小沢氏が辞める必要など全くない。参院で勝てなくても、次の衆院選があるだけの話だ。別に最後の戦であるわけもない。戦いはこれからも続くし、ずっとずっと永遠に続く。逆に小沢氏が辞める事によって諦めムードが漂うのではないのか?士気が下がるのではないのか?
 小沢氏には自民党を割って出て行った責任だけでなく、国会議員としての責任を全うして頂きたい。それは決して辞める事ではないはずだ。辞めたら責任を取れんだろうが。

 伝統仏教には様々な歴史的な垢がこびり付いている。伝統仏教教団の、いや、もっと厳密に云うのなら『真宗大谷派』という伝統仏教教団の僧侶資格保有者には『僧侶』としての責任がある。単なる『門徒』でない責任がある。僧侶資格を取らせて頂いた様々な御門徒の『布施』に対する責任がある。
 それは決して『門徒』にとって都合の良い僧侶になる事ではない。そんなもんは仏教関係なしの話だし。

 現実には様々なしがらみがある。その『しがらみ』を無視する事は個人を無視する事だ。世間を無視する事だ。
 真宗仏教は在家主義である。出家主義ではない。在家主義で世間にどっぷりハマっている。だから面白い。
 綺麗事では済まない現実がある。その現実から始める以外に道はない。『行ったきり』の仏教観では役に立たない。

 親鸞はエリートだった。これは間違いない。僧侶の中でも優秀だったみたいだし、当時の「文字も読めない」人達が多く居る中で親鸞は文字が読めて書けた。ややこしい論文も書いている。
 漢文も読み書きでき、貴族の出らしく歌も作れた。
 その事に対する責任を親鸞は果たそうとした。くどく、ひつこく、果たそうとした。
 親鸞は学者であった。ただ、学問を出来る責任を果たしただけなんだと感じる。

 親鸞は比叡山から降りたが、別に比叡山を見捨てたわけでもないと思う。
 無戒名字の比丘なんだし。

 山家の伝教大師は
 国土人民をあわれみて
 七難消滅の誦文には
 南無阿弥陀仏をとなうべし
 (親鸞)

 なんだし。
 強烈な批判だろう。
 届いたのかどうか知らんが。

 民主党の小沢氏が野党が過半数を取れなかった場合に責任をとって国会議員を辞める事は、責任を取る事でもなんでもない。単なる逃げだ。
 地道でエエから国会議員としての道を歩み続けて頂きたい。

 

オモロイ坊主を囲む会

2007年07月08日 | 坊主の家計簿
 7月8日

 雑費  回数券          3700円
     JR             450円
     飲み代1         5500円
     飲み代2         1400円
     スポーツドリンク      150円

 合計              11200円
 7月累計            32661円

 仕事後『オモロイ坊主を囲む会
 上座部仏教と真宗仏教とは正反対なんだが、オモロイ坊主(藤川氏)が仏教に出会った事は真宗仏教にとってもあらゆる人間に仏性がある事の証明だったりするのだが(笑)上座部で出家するまでの経歴は無茶苦茶やし(笑)

 まあ、同朋・平座の真宗教団と上座部出家教団とでは全く違うスタンスである事が解ったし、違いがあきらかになる事によって『力』が沸くな。エエ刺激やったな。

雲の向こうに青空は必ずある

2007年07月08日 | 坊主の家計簿
 7月7日

 雑費  歯医者          120円
 外食  オムレツ蕎麦       347円

 合計               467円
 7月累計           21461円

 オムレツと蕎麦は合わんなぁ。。。

 七夕らしい。
 近所のお寺で『パッチギ!』の上映会(?)があって、行こうか迷いつつも歯医者でダウン。。。蒸し蒸ししてるし、数日下痢気味だったので体力おまへんなぁ。。。七夕にパッチギ!、っちゅうナイスな選択だったのだが、残念残念。

 織女は牽牛との出会いを天帝によって邪魔された。父である天帝には大切な娘・織姫が心配でたまらなかったのだろう。
 けど、大きなお世話だ。娘は父の所有物ではない。対等な人間である。
 対等な人間である娘を所有物と勘違いしてしまった文化圏に父は居たのであろう。個人を見出せない環境に育ったのだろう。
 そして父は昔の罪を寝たきり状態になった時に娘に野次られるのだろう。死ぬ直前にすら「あなたがあの時に私の邪魔さえしなければ私の人生はもっと幸福だった。あなたは早く死ねばイイ。遺産だけ残して死ねばイイ。」と、床ずれとクソ塗れになりながら死んで行くのだろう。。。

 ん?
 織女は牽牛と晴れた七夕の日に秘密集会を開く。
 「どうか、様々な生い立ちの様々な生き方をしている人達が個人として尊重され人として対等な出会いを出来る世の中になります様に。。。」と。

 

かもめ食堂

2007年07月06日 | 坊主の家計簿
 7月6日

 雑費  缶コーヒー        120円
 食類  うどん玉          18円
     かにかま         100円
     温泉玉子          88円

 合計               326円
 7月累計           20994円

 かもめ食堂
 近所のレンタル屋で人気だったのでレンタル中ばっかり。ようやく借りて観たんだが、映画好きの作品やな。製作した人も観に行った人も。2時間近く、なんか居心地のイイ世界観に浸る事が出来る映画。
 
 「いらっしゃいませ」
 私も数限りないぐらい言って来て、数限りないくらい人から云われた言葉。ごくごく当たり前の言葉。そんな言葉が次から意味が変わって来そうな映画。

 映画を観終わって、思わず飲みに行きたくなったのだが、無理や、っちゅうねん。
 
 「いらっしゃい」
 「まいど」
 「らっしゃい!」
 「おう」
 「ようきたな、ワレ。」
 等々。
 人を迎える言葉、受け入れる言葉。

 しゃて、昨日も貼ったこのフラッシュ(http://higashihonganji.jp/)に、この曲(銃をとれ!)をかぶせてみる。
 あの白Tシャツの後ろ姿の眼鏡っ娘の鞄の中には銃と爆弾が入っている。。。
 んな事はないと思うのだが。。。

 差別に甘んじていた事から立ち上がる。

【吾々がエタである事を誇り得る時が來たのだ。
 吾々は、かならず卑屈なる言葉と怯懦なる行爲によつて、祖先を辱しめ、人間を冒涜してはならなぬ。そうして人の世の冷たさが、何んなに冷たいか、人間を勦る事が何であるかをよく知ってゐる吾々は、心から人生の熱と光を願求禮讃するものである。
 は、かくして生れた。
 人の世に熱あれ、人間に光りあれ。】(宣言より)

 宣言は浄土教の歴史的文章、っちゅうか、仏教の歴史的名文である。
 差別されていたが故に、差別のおかしさが解る。
 冒涜されていたが故に、「冒涜してはならぬ」と。

【実にこの世においては、怨みに報いるに怨みを以てしたならば、ついに怨みの息むことがない。怨みをすててこそ息む。これは永遠の真理である。 】(ダンマパダより)

 怨みを捨てる世を作る為に立ち上がった。
 
 当然、銃など持って居ない。銃を撃ち合う事ではない。暴力革命ではない。
 偏見を偏見として告発していく。偏見にまみれた相手を救って行く。

 ある学生運動上がりの女性解放学者が「男はずっと壊れている」等と云ったらしい。
 確かに『男』も人間であり、人間は本能が壊れた生き物である。『正しい』事などありはしない。
 だが、上記の発言は偏見にまみれている。
 「さすがは女だ。昔から頭が悪い」と云う偏見の再生産には役立っても、あるいは女性解放に対する偏見を増大さす事はあっても、他の意味は恐らくない。『女性解放』と云う名に平伏するしかない思考停止状態の『男』には通用するかもしれないが、そんな人はごくわずかだ。
 いや、それが『女性解放』というものなのかも知れない。女性だけの解放を目指すのなら。解同が物取り主義に陥ったように慢心して膨れて壊れるのを待てばエエだけの話でもある。

 『差別されていたからこそ。』というのを私は大事にしたい。だからこそ、上記の宣言のような名文が出来る、と。

 親鸞は弾圧された側だ。そして弾圧した人の為に祈れ、と。
 『首が飛ぶ念仏』の安楽は、最後まで念仏を勧めた。そして首を斬られた。
 決して、偏見に対して偏見で応えたわけではない。
 個々の人間を尊重する価値観の上に救われる。
 「女だから」とは偏見以外のなにものでもない。
 「男はずっと壊れている」も偏見以外のなにものでもない。単なる差別発言でしかない。

 解放論にも多々ある。当然の事だ。
 マイノリティ(少数派)がマジョリティ(多数派)に対してする差別は『差別ではない』とするのもある。
 だが、少なくともそれは仏教の解放論ではないはずだ。過激で魅力的なのかも知れないが、過激で人を斬り裁いて本当に楽しいのだろうか?その楽しさはたんなる暴力性ではないのか?

 浄土教の歴史の過激さとは、どこまでいっても相手を尊重することではないのか?首が飛ぼうが流罪にあおうが。相手から排除されようとも決して排除しない、という過激さ。だから安楽は念仏を弾圧する人に対して念仏を勧めたのではないのか?

 どうも、おかしな解放論が仏教に紛れ込んでいる感じを受ける。

 そういや以前に『自信喪失』で書いた事があったが、『自信喪失』で思い出す体験がある。
 坊さんのイベントで『ソウルフラワー・モノノケサミット』を呼んだ事がある。当然、阪神大震災の後に。好きだったし、坊さんのイベントにはピッタリだと思ったので。
 会場は寺の本堂。
 私は仕事で忙しくあまり会議に参加出来なかったし、当日も行けなかった。けど、打ち合わせの時に寺の役人さんが会場に使う本堂の中の内陣(仏壇みたいなもん)を「大きな幕で隠す」という意向だった。それは別に「そうしなければならない」と云う事ではなく、気を使ったのだ。つまり本堂を単に『会場』として考えて居た。だから『隠した方がいい』と判断したらしい。
 当然、私は反対した。せっかく本堂でやるのだから問題がなければ内陣も開けっ放しの方がイイ、と。
 よくよく話してみると、その人の意識の中に「寺はカッコ悪い」という意識があるみたいだった。「寺で産まれ育って、私はそういう意識を持っていた」みたいな感じの事を云われていたし。
 私は「寺はカッコいい」の方だし、だからもっと見せた方がイイ、の意見だし。

 『カッコいい』という言葉には問題があるが、別に寺なんだし、寺は寺だ。坊主は坊主だ。それが事実だ。事実は疑いようがない。
 仏教は仏教である。当然、様々な歴史的な思想交流があって当然の事なんだが、基本、仏教は仏教である。
 女性解放論の中でも排他的な解放論をそのまま『仏教』とする必要性は全くない。
 受け入れる事(交流)は大事だが、受け入れたのなら仏教の立場として批判すべきだ。
 新たな客の意見に全員が納得する義務は全くない。
 まあ、仏教に自信のない人だけが過激で排他的で偏見に満ちあふれた差別発言に賛同していればイイだけだ。だが、それは仏教教団の中に居る限りは徹底的に批判されるだろうが。仏教でもなんでもなく、単なる偏見だし。


 「毎日真面目にやってれば、そのうちお客さんも来るようになりますよ」(映画『かもめ食堂』より)

 

『行く先を 海と定めし 雫かな 』(成石平四郎)

2007年07月05日 | 坊主の家計簿
 7月5日

 雑費  缶コーヒー        120円
     歯医者          200円
     散髪          2000円
 外食  らーめん         304円
 食類  発泡酒          169円
     納豆            78円

 合計              2871円
 7月累計           20668円

 ライブ・フロム・バクダッドを観る。
 アメリカ人ジャーナリストとイラク人のお偉いさんとの友情物語。
 結構、お勧め。


 「君は。。。理想の眼鏡っ娘。。。」
 すると、あの『元理想の眼鏡っ娘』と別人だったのか?まあ、歯医者に行き出した当時は歯がムンズムンズしてたし、『元理想の眼鏡っ娘』に会った時は歯がパンパンに腫れてたし。
 不思議だ。。。もし別人なら理想の眼鏡っ娘は今まで何処に行っていたんだろうか?
 そして『元理想の眼鏡っ娘』は、どこに行ったのだろうか?
 不思議だ。。。

 昨日、寝る前の定期ネット巡回をしてたら某ブログでの発見情報。
 http://higashihonganji.jp/
 確かにカッチョエエなぁ。。。前の子猫は気に入らんかったが、これはエエで。
 ただ、音楽がないのは寂しいので、上記リンクを開いたまんまでGet Up Stand Upを聴いて貰いたい。
 おお!ますますカッチョエエやんけ。。。って、個人的趣味なんだろうが。。。

 お寺に遊びに行く様になって最初の頃に某大学教授が法話(?)で
 「私たちは阿弥陀如来からGet Up Stand Upと云われているのです」
 みたいな事を云ってはって、真夏のクソ暑い中でいきなりボブ・マーレーの話が出てくるとは思ってもみなかったので、ちとビックリ。

 『私はいのちの代表者である』
 というサブコピーも気に入った。

 あの写真は女性なんだろうか?
 眼鏡っ娘なんだろうか?



仏教教団政党

2007年07月04日 | 坊主の家計簿
 7月4日

 雑費  葉書           50円
 食類  中華そば麺        19円
     韓国風鶏        252円
     巻き寿司        200円
     秋刀魚酢        100円
     かずのこ        100円

 合計              721円
 7月累計          17797円

  『マンダレイ』
 あまり実験的な映画は好きではない。純文学よりも大衆小説の方が好きやし。よって、この映画もあまり好きではないのだが、舞台装置だけで2時間ちょいの映画を観させるのはやっぱり凄いなぁ。。。制作費も安そうやし。
 借りた理由は単純でブライス・ダラス・ハワードという女優さんのジャケットが良かったから。「おお、綺麗な娘さんやんけ。。。」やし、説明を読んでみると黒人奴隷の問題らしいし。
 んが、奴隷問題よりも、主人公のブライス・ダラス・ハワードっちゅう娘さんに「このバカ女が!」と腹立たしい2時間ちょい。押しつけの安物ヒューマニズムと、正義感の押しつけ。なんか監督さんはアメリカのイラクに対する事が念頭にあったとかなかったとか。
 全ての坊さんにはお勧めの映画。
 というか、日本人にお勧めか。

 しゃて、浄土真宗本願寺派が藤谷光信氏に対して「宗門特別推薦」というのをやるらしい。
 http://www.mainichi-msn.co.jp/kansai/archive/news/2007/06/18/20070618ddn041010005000c.html
 大谷派では考えられない。何故なら大谷派は統一取れてないし(笑)統一出来るわけもない。っちゅうか、統一出来たら大谷派ではないし。出来るとしたら憲法9条の改正反対ぐらいだろう。あれはやらんと不味いな。国民投票になったら宗門こぞって反対の意思を表明しないと『教団』の意味がない。単なるサンガになってしまう。

 仮に大谷派が民主党の候補者を「宗門特別推薦」とするのなら私は断固反対だな。自民・公明は例外だが、民主党は『2大政党制』の為の政党であり、政権交代には賛成だし、民主党の年金案にも基本賛成だからタマに投票しているのだが、特定の既成政党と組むのはどうなのだろうか?
 当然、既成政党と組む事によって民主党という政権を狙える政党に影響を与える事も出来るかもしれない。だが、悪いが、伝統教団というのは口は悪いが「甘ちゃん」の集まりだろうし、妖怪みたいな部分もあるが、民主党には負けるやろ。利用されるだけではないのか?東西本願寺教団は基本『世襲』だし、まあ、貴族みたいな部分が多々ある。っちゅうか、両大谷家は旧貴族なわけだし。皇室とも関係がある。それが海千山千の政治家に勝てるとは思えんのだが。。。
 この事に関して西本願寺教団内の批判は知らない。今度聞いとくが。上記の記事によると自民党候補が批判したらしいが、それと違った批判。
 つまり一向一揆の時代に一向一揆が政治利用された事。特定大名の要請の下に動いた事。それをまず思い出す。
 あるいは、西本願寺に新撰組の屯所があったり、大谷派が明治政府に率先して北海道を侵略した事。
 戦争協力。等々。

 仏教教団は世俗にありながら世俗とは違った意思表明をすべきだ。
 仮に民主党が次の参院選でボロ勝ちして衆院で議決された事を全て拒否する。
 2大政党制は、まあ、アメリカの意向なんだろうが、要するに共産党潰しなんだろうが、まあ、それが『国是』なのかも知れないが、民主党政権が出来る可能性は多々ある。民主党が与党になる可能性は多々ある。そして民主党は別に平和な政党ではない。

 大谷派がどうせやるのなら、大谷派独自の政党を作ればイイ。他の真宗教団、仏教教団と協力してもイイし。
 党首は当然、聖徳太子だ(笑)
 衆院で20議席ぐらいを確保して、公明党と協力したのなら、自民か民主のどっちかの与党に対して影響力を与える事が出来ると考えるのだが。

 悪いが、私は毎日のお参りで「民主党に投票してくれ」とは言わん。ただ、大谷派ないし、仏教教団独自の政党なら読経後に当然勧める。飲みに行っても勧める。あらゆる場でもって勧める。
 その結果、全選挙区から立候補者が出て、仏教教団政党が出来る事を期待する。
 当然、仏教の精神、つまり他宗教の尊重があってこそだが。排他的な仏教は仏教ではないし。

 しかし、まあ、西本願寺(浄土真宗本願寺派)が民主党、仮に大谷派が自民党候補に対して「宗門特別推薦」を出したのなら幕末と同じやな(笑)

「仏法不思議、王法と対座す」

2007年07月03日 | 坊主の家計簿
 7月3日

 雑費  缶コーヒー         120円
 食類  レタス           108円
     白菜            100円
     豪州牛肉          218円
     発泡酒           175円
     天ぷら2           98円

 合計                819円
 7月累計            17076円

 DVD三昧。

 嗤う伊右衛門?-?goo?映画
 圧巻。蜷川幸雄という人の芝居も映画も観た事がなかったが、「圧巻」の一言。

 グッドナイト&グッドラック
 全人類必見の映画。自由の国アメリカの愛国心映画。「国を愛するとは?」とか諸々考えさせられる。とにかく一度観た方がエエ。

 戦場に咲く花(2000)?-?goo?映画
 最初は反日映画かな?と思いながら観てたのだが、なんのなんの。映画の中である中国人が「今は誰の天下だ?」というセリフがあるが、『戦争』『国家』に翻弄される『人間』の映画。

 最近、ずっと頭の中で気になっている事がある。
 まあ、偶然に発見したブログで光市母子殺害事件に関する記事を書いてあった。少し前の記事。
 で、コメント欄での論争。
 書いているのは恐らく大谷派僧侶。当然の如く死刑廃止論者。記事も当然そういう内容。
 コメント欄での批判は諸々なんだが、それを読みながらフト考えたのだが。。。

 例えば、僧侶が死刑制度を肯定する記事を書いたらどうなるのだろうか?
 あるいは、僧侶が戦争を肯定する記事を書いたらどうなるのだろうか?
 あるいは、僧侶が差別を肯定する記事を書いたらどうなるのだろうか?
 
 そっちの方が大問題ではないのか?
 世間が『僧侶』に対して抱くイメージは当然諸々であろう。
 だが、例えば被害者家族やマスコミと同じく「あんなヤツは殺してしまえばいい」という論調で書いた方が問題ではないのか?それは世間が『僧侶』という事に対するイメージとしてどうなんだ?如何なる罪を犯した人間であろうとも、その人間を「殺してしまえ」という論調で書くのは、はたして『僧侶』なのか?そういう僧侶に葬式して貰いたいか?
 死刑や、戦争や、差別を肯定する事を公に書き込む事がはたして『僧侶』なのだろうか?

 そのブログのコメント欄の批判文に「あなたは僧侶を辞めた方がいい」みたいな事が書いてあった。少し前の記事だし参戦しなかったが、無茶苦茶気になる。
 確かにブログの記事を読んでいると「ん?」と首を傾げたくなる事もあるが、恐らく『彼』は批判に対しても彼なりに面と向き合っていたし、ただ『意見が違う』だけなのだろう。ちょっとマニュアル的な部分もあって気になって居たのだが、『彼』は私がよく批判する運動坊主の悪いパターンは批判しているし。

 前の休みの前の夜にヒマだったのでタマタマ見つけて読んでいた。それから気になっている。

 以前に『あっかんべェ一休』という漫画を読んでたら、若かりし一休さんが大燈国師について語って居る部分があった。その中での話で大燈国師が花園上皇に会った時に
 「仏法不思議、王法と対座す」と花園上皇から云われたそうな。で、大燈国師は
 「王法不思議、仏法と対座す」と。

 別に僧侶は右翼でも左翼でもない。右翼的な僧侶や、左翼的な僧侶も居るが、それはそれぞれの育ち方の問題だろう。『育ち方』というよりも『影響』かな?
 私はきっと『左翼的』だろうし。当然、左翼的=仏教徒ではない。左翼的な事が=仏教徒であるのなら、別に仏教徒になる必要がない。大谷派に入らずに中核なりブントにでも入っていればエエだけの話だ。赤軍だってまだある。
 当然国家に迎合するのが仏教徒であろうはずがない。仏教徒には仏教徒の論理がある。僧侶なら僧侶としての仏教徒の中のエリートとしての責任がある。

 『僧侶らしい』とは、当然、各宗派によって違う。それぞれ個人のイメージ以前に宗派によっても違う。大谷派、つまり真宗の僧侶資格を持っている私に『門徒さん』はビールを呉れるし(笑)
 ん?
 だが、私も人生の中で『僧侶』でなかった時代の方が長いわけだし、寺で育ったわけでもない。
 そんな中で、死刑制度を肯定する僧侶は僧侶としてどうなのだ?戦争や差別しかり。それは別に『左翼』でもなんでもないだろう。
 仏教徒だから、僧侶だから、当然の如く死刑・戦争・差別に反対する。それは『坊さんらしく』ないか?
 先にも書いたが、例えば
 「あんな極悪人は殺してしまえばイイ」
 「悪の枢軸国に攻め込む事は世界平和の為に当然の事である」
 「女が男に従う事は当たり前ではないか」
 の方が問題ではないのか?

 当然、それを『可』となす仏教の論理も成り立つのかもしれない。
 だが、真宗仏教では違うな。間違いなく違うな。

堕天使

2007年07月02日 | 坊主の家計簿
 7月2日

 先に6月〆

 一般会計          85588円
 奨学金カンパ        10000円
 医療保険           4740円
 ネット代           5279円
 携帯電話           4203円
 楽天(足袋&小物)      4176円
 アマゾン           2552円
 家賃            32430円
 電気代(5月分)       1481円
 ガス代            3036円
 水道代(2ヶ月分)      5294円
 国民健康保険        25200円

 6月合計         183979円
 
 これに一括払いの年金の月割り13804円を仮にプラスするなら197783円
 住民税、法衣は特別会計やけど、数珠とか雪駄とかを一般会計に入れて20万以内なら、まあエエ感じか。

 
 7月2日

 雑費  原チャリ税         1000円
     月刊『真宗』年間購読料   3000円
     シャツ2           790円
     タバコ10         3000円
     エスカップ12        598円
     目薬             328円
     歯ブラシ           298円
     歯医者            200円
     レンタル7         1050円
 外食  回転寿司           577円
 食類  健康茶4           420円
     黒霧島           1520円
     野菜ジュース6       1068円
     カップヌードル限定版2    158円

 合計               14007円
 7月累計             16257円

 レンタルは
 『笑う大天使』
 『嗤う伊右衛門』
 『かもめ食堂』
 『ライブ・フロム・バクダッド』
 『マンダレイ』
 『グッドナイト&グッドラック』
 『戦場に咲く花』
 なんかツタヤが旧作半額キャンペーンやってたので、思わず借りてしまう。。。勉強せえ、っちゅうねんな。
 『のだめカンタービレ』の中に師が千秋に対して『音楽に向き合う』事の大事さをやたらと云っていた。「あなたはどれだけ真剣に音楽に向き合おうとしているのか?」みたいな感じ。DVDを観ながら、「え~。。。すんまへん。。。」で自分が怒られているみたいな気になる。
 まあ、出来る範囲でやるか。ついでにもっと怒られに卒業生の泊まりがけ学習会に行って来るか。全日程は無理やけど、仕事終わってからの1泊2日なら参加出来そうやし。

 と、いいわけしつつ『笑う大天使』を観る。上野樹理が出ているだけで選んだのだが、え~。。。やっぱり誰が出ているかだけで映画を選ぶのはアカンな。

 NHKスペシャルで『リトルバクダッド』っちゅうのをやってた。
 日本にも一向宗(今の真宗教団でんな)と法華宗の対立があったが、イスラムも大変やな。
 外部から見てるとシーア派とスンニ派の違いなんぞ全く解らないのだが、殺し合いをする動機になり得るのだろう。
 この辺が宗教の怖さ。危なさ。その宗派の宗教指導者が戦争を煽る、いや、彼らには『戦争』ではないのだろうが。この辺が怖い、危ない。と、「一向一揆は『信長の野望』の中だけで充分じゃ!」と一向宗の流れの教団の一坊主は思う。まあ、好きな人も居てるらしいが、私はゲームの中だけで充分。

 ネットをやり始めた当時に諸々検索してて『無宗教』という団体(?)のホームページに出くわした。

【ここで、勧誘のお知らせ、あなたも「無宗教」に入りませんか?
 無宗教とは、私「無宗」を教祖とする教団であります。
 信仰対象は、「自分自身」そう、あなた自身です。
 活動予定は、今のところありません・・・。】
 (http://www31.ocn.ne.jp/~musyu/SEPPOU1.htmより)
 
 という言葉が気に入った。「禅宗の僧侶かな?」とも思えるのだが。。。

 私には信仰の為に喜んで死んで行く事が解らない。というか、一度浄土宗の某寺からおもしろそうなお誘いがあって、まあ、断った事を未だに後悔しているし。「あの時に大谷派を捨ててりゃ。。。」と(笑)
 まあ、恩義があるから辞める事はないと思うし、別の宗派に移っても大谷派の先生方は『先生』のままだし。
 伝統教団は歴史の垢にまみれている。だから「おもしろい」。解放しごたえがある。

 しゃて、もうすぐ『オモロイ坊主』に会える。
 mixi限定リンクhttp://mixi.jp/view_event.pl?id=19731110&comm_id=582591
 きっと、日本の伝統仏教がキライな人達との交流が出来るのだろう。んが、私は『オモロイ坊主』を、『ただの人』に変えるべく、要するに大谷派に誘いに行くのだが(笑)

 堕落した人間を見捨てる宗教なんぞ、こっちから願い下げじゃ!