坊主の家計簿

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 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

名前だけの僧侶

2009年04月13日 | 坊主の家計簿
 タンガクラブで元所属寺の新人歓迎コンパ。
 まずタンガクラブサポーター総代からの乾杯の挨拶があり、飲み始めて、そのままずっと飲み続ける。。。
 
 これでうちの元所属寺に所属している僧侶数は19名になるらしい(得度式待ち2名含む)。ちゅうか、私が抜けたのは数に入れてたかな、入れ忘れたかな?酔っぱらってたのでよく解らん。。。
 うち、向こうの家族が4人なので、合計15人ぐらいが新規加入。この15人ぐらいが全て元々、元所属寺に関係なかった人。つまり『代々の檀家(門徒)』ではない。
 つまり、うちの元所属寺は、新しい真宗門徒を15人ぐらい生みだしたわけだ。
 15人ぐらい中、私も含めての数だが、いわゆる『僧侶』の仕事でメシを喰っているのは4人だけ。私が抜け、大番頭がビハーラ僧をメインにする事になったので、2人だけ。その他は、それぞれの仕事をしながら、得度をして真宗門徒として生きる誓いをしたわけでんな。

 これが200人ぐらいになったりすると、門徒数200人で、1人辺り年収の10%を寺に寄付すれば、寺は200人の平均年収の倍額が入る。平均が400万だとすると800万が寺に入る。800万あれば、教団に支払う金や、他の経費なんぞも引いても、十分に生活出来ると思ったりするのだが。
 まあ、教会方式なんだが。。。

 真宗門徒の全てが僧侶になったりすると、日本中に僧侶が溢れかえる。東西本願寺を筆頭に、多分、全国で2000万人ぐらいは真宗門徒なんだろうし。
 2000万人の僧侶。
 当然、珍しくもなんともなく、僧侶の価値がガタ落ち(笑)北陸なんぞ僧侶だらけ、っちゅうか、村や街、全員が僧侶だったりする事になるのだろう。役場の人も僧侶、ラーメン屋も僧侶、飲み屋も僧侶、郵便局の人も僧侶、葬儀屋も僧侶、寺の世話をする人も僧侶。
 当然、他宗から「真宗僧侶と一緒にするな!」とか云われて、仏教会から追放されたりして(笑)


  無戒名字の比丘なれど
  末法濁世の世となりて
  舎利弗目連にひとしくて
  供養恭敬をすすめしむ
  (親鸞)