エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

モロッコいんげん

2009年08月29日 | グルメ
茅屋でも栽培しているけれど、近在では出荷するほど栽培されている。

モロッコいんげんは花が綺麗である。



紅い花が咲いている。
白い花もあるのである。



紅い花をアップで・・・。



可愛い花である。

なぜ隠元豆(いんげんまめ)という名前になったのか?
理由はこうである。

中南米原産。16世紀末にヨーロッパを経由して中国に伝わり、17世紀に日本に伝わったと言われている。
1654年、明からの帰化僧、隠元禅師が日本に持ち込んだとされることからこの名がついた。

のである。

今収穫がほぼ終わりつつある。



美味しい野菜である。
豆類であるから、栄養も豊富だ。

この写真を撮ったとき、トンボが羽を休めていた。





高原は生きとし生ける者の天下である。







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                         荒野人

天高く・・・人は憂う

2009年08月28日 | 日記
昨日・今日と爽やかな秋が感じられるのである。
あくまでも天高く気分が開放されるのだ。

予報だとジメジメして蒸し暑いと言うけれど・・・大丈夫気持が良い。

空に浮かぶ雲も、秋の到来を告げているではないか。



これは朝の空である。

今日の昼飯は渋谷でいただいた。



オープン・テラスでいただく食事は、何とも言えないものがある。
カフェもそうだけれど、ぼくはオープンな場所が大好きである。

ここは、テラスの真ん中にプールがあり、日差しが強い時などはその水面に陽の光が揺らぐ。

いつもぼくは、日傘の一番右側に位置する。
木漏れ日もチラチラして楽しいのだ。

さて「天高く」はここまで・・・。
「人は憂う」に触れたいのである。

池袋の地下街・・・西口側にある飲食店街にある中華料理屋である。
「中華の山口」という名店がある。

この店は、ぼくが大学時代からこの地下街で商売しているのである。
ぼくが10代後半からここで店の外で客に声掛けしていた方が居られた。

だからもう40年を超えてこの仕事一筋の方である。

ところが、この2カ月ほどこの方の姿がみえなくなったのだ。

聞けば「闘病生活中」であるとのこと。
入院して一か月でみるみる痩せてしまった、という。
「もうここに戻れないと思います」とのこと、ぼくは急に寂しくなってしまった。



とんかつやさんとパスタ屋さんの間の店が「山口」である。
この経営者は台湾系である。
件(くだん)の方も台湾国籍だったと思う。

学生時代・・・社会人になりたての頃・・・仕事で油がのっていた頃。
そして今・・・それぞれに深い思いでと、この方との話した内容が思い起こされてくるのである。

いわば「戦友」的感覚がぼくの中にあるのだ。

ここでいただく「五目やきそば」と「レバニラ炒め定食」「回鍋肉定食」は好きなメニューだ。



実は、その方のお名前も知らないけれど・・・。
病と闘い、現場復帰されることをひそかに祈っている男がいる。




天高く・・・人は憂う、のである。
季節は感傷の秋である。






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但馬家を再訪

2009年08月28日 | 旅行
焼肉屋、但馬家を再訪した。



但馬家幸之助・・・看板にはそう書いてある。
店主はかなり自己中である・・・と診た。

しかし、供されるメニューが美味ければ良し!とする。

チゲ鍋ランチである。1,048円!

鉄製の鍋で供される。
キムチのうまさが際立っている。
やはり、ネギの下に半熟玉子が隠れている。

石焼高菜ジャコ飯ランチである。860円!

いわゆるジャコ飯であるが、細かく刻まれた高菜が適度にブレンドされている。
懐かしい味がするのである。

焼き肉ランチである。1,014円!

これは前回ぼくが食べた焼き肉である。
柔らかくて、しかし決して柔らかすぎずかみごたえも担保しつつ食べられる。
一言で言えば・・・旨い。

白ラーメンランチである。860円!

塩味である。
ニンニクの味と香りがポイントであろうか。
ピリッとしていて、メリハリが利いている。
麺は平麺であり、塩味のスープが良く絡んでくれる。


このすべてのランチに白米と付け出し、フルーツが着いてくる。
大食いのぼくでもお腹いっぱいである。
この日、チジミが一切れさらに載っていた。



今日も満足できた。
値段もリーズナブルである。


メニューをもう一度お見せしよう。



気がついたら、外には順番待ちの客が二十名余り並んでいる。
長椅子に座り、またある人は野の花を愛でつつ周辺を歩いている。

但馬家さんの道向こうは赤松林である。
いまはアザミが咲いている。



待つのもまた楽しからずや!
である。





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選択の夏・・・各党のマニフェスト表紙は?

2009年08月27日 | 日記
今朝は、朝から駅頭で和解運動員がマニフェストを片手に支持を訴えていた。
聞けば、今日は終日この駅頭で支持を訴えるという。

若さが弾けている。
右肩上がりの政党のエネルギーが発散されていて僕には眩(まぶ)しかった。

その運動員から1冊のマニフェストを受け取った。

いま午後3時半。
駅に戻ってきたのだけれど、やはり運動員が元気いっぱいに支持を訴えている。
朝方受け取ったマニフェストは僕の手元には無い。

さらに1冊を受け取った。


打ち合わせの後、ぼくは本屋さんをブラブラした。
右手には今朝受け取ったマニフェストが一冊。

梶井基次郎が、丸善に行って本の上に檸檬(レモン)を爆弾に見立てて置いてきた
というくだりを思い出した。

ぼくもマネをして檸檬の代わりにマニフェストを置いてみたのだった。
すぐ本屋さんの店員さんが整理したのだと思うが、それは愉快な気分だった。

各党のマニフェストが気になってネットでチェックしてみた。

各政党の勢いが現れている。

まず、しっかりと読めしかも分かり易い構成になっているのは民主党であった。
しかも、一般のためにページが軽くなっている。
これはありがたい。



自民党は党首の顔は、お為ごかし風に載っているだけである。
政権をとるぞ!という気迫が感じられないのである。



このように小さく載っている。

この二大政党に次いで共産党がしっかりと表紙を作っている。



ただ共産党は10年1日のように「いまこそ」という言葉が躍っている。
いつまで経っても政権は握れないのを自ら告白しているようなものである。

次いで新党大地。



いかにも北海道限定のローカル政党。
面目躍如ではないか。
いい雰囲気を出している。

社民党はかつての55年体制の面影はないけれど、党として必至なのが伝わってくるのである。



福島瑞穂党首に「山が動いた」と言わせてやりたいけれど、あれは土井たか子の時代であって、今や時代が変わってしまっている。
残念である。

公明党は、すっかり自民党の補完勢力化してしまった。
かつて福祉を謳って憲法守護の姿勢を明快にしていた時期は、一体どこに行ってしまったのだろうか。
論評する事すら無意味といわざるを得ない。



自公政権がどのように評価されるのか、自らの議席で贖(あがな)うのだと思う。
太田代表の歌舞伎まがいの大見えには辟易である。

国民新党である。
郵政民営化廃止が1丁目1番地だと、訴えている。
気迫は伝わってくるけれど、政権をどうするのかが不明瞭である。
民主党との連携は、ご都合主義的な印象が否めない。



国民新党の幹事長の亀井氏は、やはり出雲の殿様。
なかなか品がよろしいのである。

新党日本。
作家であり前の長野県知事・田中康夫の党である。





結局、マニフェストの表紙をしっかり見られたのは「民主党」「共産党」「新党日本」の三つの政党だけであった。





どこの政党が良いのか・・・ぼくは判断できない。
その判断は優れて、有権者一人一人に課せられた未来への切符である。


30日投票である。
開票も楽しみだが、ぼくは投票率にも注目している。




国民は、かつてなく自らの未来に賭けて投票を行った。
政権選択のメルクマールは、2009年8月30日。
燃えるような暑い夏であった!


と、後世の歴史家に言わしめるような熱い夏であってほしいものである。







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空高く・・・

2009年08月27日 | 日記
夏の名残りは空に残っている。
否、空を背景とする生きとし生ける者たちの生きざまに見て取れるのである。



木芙蓉はすっかり花を落としている。
一日花の名残は、この種子の殻である。



ちぎれた雲は、青い空を垣間見せてくれる。
その背景が太陽によって変化する。

太陽光線がスポットを照らす。
レンブラントの描く絵画のようである。



ここにギリシャ神話のゼウス・・・万能の神が現れて来ると、まるでミケランジェロの絵画が連想されるではないか。

最後の審判は、凄かった。
システィーナ礼拝堂でぼくは出会った。
まだ絵画を洗う前で、鮮やかな青は隠れていてまだ現れていなかった。



礼拝堂の真正面に掲げられているのである。

ローマの一角に国家を成す「ヴァチカン市国」である。
キリスト教絶対国家だ。

ローマの街中でぼくの友人は、ジプシー女とその子供たちにあやうく襲われるところだった。
新聞紙や段ボール箱を広げた目隠しで囲まれていた。
コロッセオに向かう道である。

ぼくは大声で怒鳴った!
「コラッ~」と日本語で。


ギリシャ神話と言えば、ホメーロスが浮かんでくる。



ホメーロスの彫像である。
ホメーロスと言えば「アテナィ・アクロポリスの丘とパルテノン神殿」の荘厳さである。





ぼくは、ナルシスになってしまう。
ナルシストの語源となった神である。



いまも風が涼しいのは、もう秋なのだろうか?
今日より明日、明日より明後日と空が高くなってくれば、ぼくは秋の来訪を信じる。








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