エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

食べるほおずき

2009年08月19日 | 日記
信州蔦木宿の「道の駅」で食べるホオズキを買い求めた。

ゴールデンベリーという種である。



実は青いけれど、食べるとこれが旨い!
甘くて爽やかな味が、ぼくの味蕾(みらい)を刺激するのである。

この種は小粒だけれど、調理しても美味しくいただける。
たとえば、生食。
サラダ、ジャム、ソース、シャーベット、ジュースなどに使える。



ぼくは、生食に限る!と思っている。

前に茅屋の庭に蒔いたホオズキの実を紹介した。
どうも、このゴールデンベリーのような気がする。
皮がよく似ているのである。



これを捥(も)いで、乾燥させるといいのではないか?と伝えてある。
義姉が「そうしてみるわね!」と答えた。

ちなみに、この食べるほおずきは長野県富士見町のバディアス・ファームのものである。
八ヶ岳山麓の針葉樹の腐葉土を使った有機栽培であるとしている。



我が茅屋の栽培も、化学肥料を一切使っていない有機栽培である。

食べるのが楽しみになってきた。





美味しそうでしょう。







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三分の一湧水~名水百選

2009年08月19日 | 旅行
八ヶ岳の麓に三分の一湧水がある。
名水百選に選ばれた水源である。

湧水地点は、涼やかな林に位置しておりコンコンと水が湧き出している。



誰が置いたか、スイカが水に浸かっていた。
ここは、柵があって「入るべからず!」のはずだが!
しかし、この冷たい水で冷やして食べたいという欲望は理解できるのである。

黙認しよう!



水争いが激しい頃、農業用水を3つの村に均等に分配させるため、湧出口の分水枡に三角石柱を築き、三方向に流水を分岐させたというのである。



三分の一に三角石で分けた先人の知恵に敬服する。
一説では武田信玄の民政の結果だとする見解も存在する。

治山、治水に心血を注ぎ、民政に力を注いだ武将・武田信玄である。
それもあり!
と、納得させるものがある。



周囲の林は穏やかに三分の一湧水を包んでいる。



三分の一に別れた石組の水路の一本である。
綺麗で、冷たい水が流れている。


ここから直接水を掬って飲めるのだ。

けれども、有名になってしまった弊害もある。
「水が汚くなってしまった!」地元の人たちは嘆いている。



生活用水が沁み込み、汚染されつつあるというのである。
ここにも環境破壊がある。


だがしかし、それでもぼくの好きなスポットである。
ここでは秋、美味しいキノコが採れるのである。

かつて水飢饉のとき、この湧水だけは枯れなかったという。
いまでも、1日に約8500トンもの豊かな湧出量を保っている。





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