エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

フラの季節

2009年08月21日 | 日記
8月2日に書き終えていたけれど、なかなかアップする機会も無いまま今日になってしまった。
もう残暑の季節である。

フラの季節とは言えないけれど・・・。



フラとは、そもそもダンスの意味である。
従って、フラダンスと言うのは日本的慣用語である。

前にも記述したが、フラは神事である。

日本に置き換えると「能」がそれに当たる。
能も神に捧げる行事であった。

だから能楽堂は神聖であり、いつも緑を湛える松が背景に描かれている。



さてフラの話に戻ろう。

フラの儀式的・祈祷的側面は20世紀に入るまで守られており、フラの練習と実演は「女神ラカ」に捧げるものであった。

練習そのものまでが神事なのであった。



また、踊る時に小道具も用いるけれどすべて意味があるのだ。

1778年以前からのフラは宗教儀式と緊密に結びついたものであり、パフと呼ばれるサメ皮の太鼓の伴奏で行われるダンスは、神に捧げられる最も神聖なものであった。



このボンボンも瓢箪の太鼓の先についている。



小道具は踊り手を栄えさせる。
太鼓には魅力が潜んでいるのだ。



フラには「カヒコ」と呼ばれる古典的なスタイル(古典フラ)と「アウアナ」と呼ばれる現代的なスタイル(現代フラ)がある。

映画のフラ・ガールで一般に広がっていったけれど、年齢に関係なく踊れて、若さを保つ秘訣でもあろうか?

静かで、しなやかな群舞には神事の秘密が潜んでいるようだ。





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さるすべり

2009年08月21日 | 日記
サルスベリの花がいま最後の鮮やかさを見せている。
燃え尽きる寸前の鮮やかさである。

季節はもう晩夏である、残暑だからだろうか。

10メートル範囲内に3色のサルスベリが咲いていた。

白いサルスベリ。


ピンクのサルスベリ。


紅いサルスベリ。


面白いですね。
サルスベリは暑さの象徴のような花ですが、こうして色を楽しめるんです。

これ以外にも色の濃淡はありますから、歩くとき気をつけてみて下さい。

さて、白いサルスベリの花の傍に「あまんど」という柿の実が生っていました。
立派な樹でした。



この樹です。
そして生っていた柿の実。



この実は、真っ黒にならないと食べられません。

出来れば、霜を被って、晩秋の頃にシワシワになってしかも真っ黒だと甘いのです。

色づいたからOKか?と思ったら大間違い。
渋いのです。

ぼくの外付けHDDに映像があるはずですから、探してお見せしますね。


サルスベリからあまんどにまで行ってしまいました。

もうぼくの耳には秋の足音が聞こえてきます。






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