エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

むかご

2009年08月05日 | グルメ
「むかご」をご存じですか?

ヤマノイモ科ヤマノイモ属の自然薯(じねんじょ)や 長芋(ながいも)などの芋が地上にできたものです。

長芋の蔓に「むかご」はなるんです。

山の中では「自然薯」の蔓に。
ここ東京では「長芋」です。

関東では、この「むかご」の旬は11月頃なのですが・・・。



これが「むかご」です。
もう食べられます!

大きいのを一粒づつ丁寧に蔓から取って、軽く水洗いします。
次いでフライパンで空煎りします。
火が通った頃あいを見計らって、塩をパラパラと振って出来上がり。

長芋のエキスが口中一杯に広がります。

ビールのおつまみにぴったり。

むかごを入れて、お米を炊けば「むかご飯」の出来上がり。
これも季節を舌に感じさせてくれます。

それにしても、むかごが収穫できるなんて早いですね。

1か月前の「むかご」はこうなっていました。



都会の人は食べませんね!
田舎育ちのぼくは大好きです。

さて、今日はわが家の玄関の脇に咲いている「花火草」を紹介しましょう。
パチパチと爆(は)ぜる、線香花火のように花が咲きます。

別に種をまいた訳でもなく、どこかから種が飛んできて根付きました。
もうかれこれ3年目でしょうか。

とても生命力が強く、どこにでも根を張って花を着けます。
皆さんも目にしているのではないでしょうか。



とても可愛らしい花です。
数年前には無かった花だと思います。

明日はヒロシマの日ですが、田舎に行こうと計画しています。


山の写真をお見せします。
楽しみにして下さい!






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                         荒野人



香港NOW~3

2009年08月05日 | 旅行
香港の水上生活者は、その数を減らしている。

主にアバディーン・・・香港仔と言われる水上で生活している。
水上レストランで有名な場所である。



かつてはこんな状態だった。
と言っても、中国への返還前ですからそう古い時代でもない。



水上生活者は、アジア全域に存在するけれど中国にその存在は多い。



ここは中国の桂林。
桂林の水上生活者だ。

彼らは陸に土地をもたず、主に船を家とし、水上で漁業、水運、商業などの生業を営む。

中国語では「蛋民(蜑民、疍民。たんみん)」と呼ばれる。

そのルーツは、5世紀に発する。

戦に敗れた人々が船で南下していき、「上陸して居住しない」「勉強して字を覚えない」「陸上の人と通婚しない」という3つの禁を出し、これが千年あまり続いた結果、特殊な生活をする人たちが生まれたとされる。

今は少ない人たちだが、いつまでも「水上生活者」として差別されている状況は早く克服されるべきだと思う。
そもそも「蛋民」とは差別的呼称である。



船着場からレストラン「珍寶飯店」を望む。
ここから、レストランに小船で向かうのだ。

「JUMBO」のイルミネーションで有名だ。
ぼくはここで夕食を摂った。

ビクトリア・ピークの頂上展望台からくっきりと見える。



このレストランの裏に水上生活者の船が舫(もや)ってある。
この場所に香港の光と影が集中しているのだ。

この場所は、いわば香港の裏側に当たっているとも言えるのである。





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