エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

高原をわたる風に!

2009年08月06日 | 旅行
曇天だけれど、涼やかな風が吹きわたっている。

ぼくは井戸尻遺跡へ出かけ、古代蓮の花と女郎花(おみなえし)に出会った。
嬉しかった。

この古代蓮は、埼玉の行田市から種子をもらいうけた蓮である。
淡いピンクが美しい。



女郎花は、山を背景に群れて咲いている。



田は稲が青々と育ち、その青い絨毯の上を風が渡っている。



この一帯は「環状列石」が点在しており、そのレプリカが考古館の庭に再現されている。



形状は全く同じであり、同一の石材で再現されている。



ぼくはまた、古代のロマンにはまってしまった。







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                         荒野人



ヒロシマ~原爆の日

2009年08月06日 | 日記
今日は、1945年(昭和20年)8月6日午前8時15分に、アメリカ軍が日本の広島県広島市に原子爆弾を投下した日である。

64回目の原爆の日だ。

ヒロシマはもとより世界中が鎮魂の一日である。

アメリカ大統領・オバマ氏が、世界で唯一核爆弾を使った国としての「道義的責任」にプラハで言及した。



このさいオバマ大統領には、ヒロシマ・ナガサキを訪問して原爆の非人間的被害について確認して頂きたいものだ。

演説は4月5日のプラハである。
「世界で唯一核兵器を使用したことのある核保有国として、米国は行動を起こす責任がある」と述べ、「この取り組みをわれわれ一国で成し遂げることはできないが、しかし、世界をけん引することはできる」と語った。

さらに「だから今日、わたしははっきりと信念を持って、核兵器のない世界の平和と安全保障の実現に米国が取り組むことを宣言する」と述べたのである。


オバマ大統領のサインだ。


ぼくは、ヒロシマ・ナガサキのこの日には「夾竹桃」の赤い花が頭に浮かぶ。
あの日も、この赤い花は咲いていたと思う。



夾竹桃は、ヒロシマで真っ先に咲いた花だ!
強い花木である。

ぼくは、ずっとこの日午前8時15分に黙祷を捧げて来た。
時には、灼熱の太陽の下ヒロシマの平和公園で、またある時は職場で黙祷を捧げ続けてきた。



原爆ドームは、その悲惨な瞬間と阿鼻叫喚の地獄絵を見続けてきた。

しかし、このドームも風化が進んでいる。




ヒロシマでは、原爆一つで当時の広島市の人口35万人(推定)のうち約14万人が死亡した。

おそるべき兵器であった。

米軍の「エノラゲイ」が投下した原爆の威力に恐怖するのだ。
この飛行機への乗務員が一昨日証言している。

これはオバマ大統領のプラハでの演説に関連してである。
「あのヒロシマへの原爆投下は、戦争を早く終結させるために仕方なかった!」と。

相変わらず、この主張だ!
この主張は間違っている。

非人間的殺戮兵器「原子爆弾」を生きている人間に使う、いかなる合理的言い訳も有りはしないのだ!


ぼくは、今日鎮魂の一日を送る。
戦争を繰り返さないために。



夾竹桃の赤い花に哀悼の誠を捧げる・・・。





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