エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

花茗荷が咲いていた

2009年08月22日 | 日記
花茗荷が咲いていた。
この花には匂いが無かった。



匂いが無いと物足りない。
この花、グラジオラスではありませんよ!

これが花茗荷の花です。
色が単色ですが、たとえば黄色に赤の模様とかいろいろあるのですが、ぼくの手元にその映像がありません。

今度見つけたら、撮っておきます。



そうそう、今日は都会の女郎花(おみなえし)が・・・。
以前に紹介した場所ですが、晩夏だからでしょうか、とても奇麗に咲いていました。



このお庭は、いたずらに手入れしていないせいか、何とも言えない味わいを醸し出している。



それに、香り立つように「クチナシ」が二輪咲いていた。
甘く豊かな香り、それでいて楚々と咲いている。






ぼくは、こうしたたたずまいが大好きである。
どこからとも匂い立ってくる。
姿がなかなか探せない。


そうした存在感が好きである。






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                         荒野人


あまんどの季節は?

2009年08月22日 | グルメ
あまんど・・・ネットで調べてみたがどうしても出てこない。
アマンド、アマンド 柿、あまんど 柿、甘人、キーワードをどう変えてもヒットしないのである。

これは通称なのか?
それにしても、洋菓子の「ALMOND(アマンド)」関連しか出てこないのだ。

この柿は、だれも収穫しない。
野鳥が啄(ついば)むにまかせている柿なのだ。

でも、ぼくは殆ど食べられないこの柿が愛おしいのである。

ぼくの外付けハードディスクに写真が何枚かあった、
紹介したい。

いまの「あまんど」。
この前に紹介しましたね。


少し色づきました。


でもまだまだ食べられません。
とても渋いのです。
この時期は甘柿がこんな感じです。


この二枚の写真は同じ日に撮りました。
徐々に色づき・・・黒くシワシワになってきます。
この時期は甘柿は殆ど木にありません。


甘柿の向こうの木になっているのがあまんどです。


黒い実が多くなっていますね。
いくつかの実は落果してしまいます。
丁度、花梨が収穫時期を迎えます。


そして、ここまで来るとそろそろ食べられるのです。


ほとんど黒いでしょう?
95%は種、5%未満が果肉の「あまんど」であります。
水分が無くなって甘さが出てくる。

「食べられるものなら・・・食べてみろ!」と言っているようです。


ところで、柿の原産地が日本だと知っていますか?

データによるとこうです。
柿は日本原産の果物といわれ、16世紀頃にポルトガル人によってヨーロッパに渡り、その後アメリカ大陸に広まっていきました。
今では、「KAKI」は世界中の人に愛され、名も「ディオスピロス・カキ(Diospyros Kaki)」、「KAKI」の名で世界中に通用します。

柿は、文人にも愛されています。
島木赤彦が和歌で表現しています。

「楢山の窪みくぼみの村落に 柿の実しるく色づきにけり」




晩夏を「五七五七七」で表現する・・・素敵ですね。
こういう文才が欲しいですね!







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