昨日までの温さは一体何だったと言うのだ。
日曜日は一転して、寒い一日であった。
日替わり定食のようである。
だがしかし今日は「啓蟄」である。
土中の生き物が蠢(うごめ)き始めるのである。
季語としては「啓蟄」である。
そうだとしても「寒返り」「冴え返る」「寒の戻り」などといった言葉が今日の気候にあたる。
だがしかし、植物たちも陽だまりでじっと春を感じつつあるのだ。
これは昨夜の夜露を溜めこんだ姿である。
日曜日の朝8時に写した。
色が鮮やかに感じられるのである。
例えば「馬酔木(あしび)」は、その赤味をいや増している。
花も綻んできているのである。
馬酔木咲く綻びたるは人の襞 野 人
この花は「雪柳」である。
本当は、この白い花が花序となって連なるのであるけれど・・・やはり寒さが厳しいのだろうか。
蕾の赤さが心寂しいではないか。
例えば、梅や桜はその蕾の赤味に喜びが弾けるのに・・・である。
雪柳咲き方忘れ二三輪 野 人
雪柳綻びたるは一人なる 野 人
ホトケノザである。
場所によっては花が多いのだけれど、この場所は竹も低く花の気配が感じられない。
独特の葉の形である。
ヒメオドリコソウと間違ってしまいそうである。
だがしかし、ホトケノザは、あくまで花が乗らなければならない。
ヒメオドリコソウと花も似ているけれど、咲く位置が違うのである。
今週中にはヒメオドリコソウを見つけてみたいものである。
ハナニラの花を二輪見つけた。
今年初の御眼もじ、である。
嬉しい!
嬉しいのである。
色づいていたのは三輪。
その内一輪は蕾である。
ハナニラの二輪咲きたる低きかな 野 人
二輪の内、一輪は下を向いて寒さを凌いでいるかのように見える。
でも、この色が嬉しい。
最初、菫かな!と通り過ぎたのであった。
それでも、ひょっとしたら!と思って戻って確かめたのである。
ハナニラと知った時の喜びは、もう俳句では表現できない程であった。
寒返りの一日であったけれど、春は着実に歩み寄って来ている。
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荒 野人
日曜日は一転して、寒い一日であった。
日替わり定食のようである。
だがしかし今日は「啓蟄」である。
土中の生き物が蠢(うごめ)き始めるのである。
季語としては「啓蟄」である。
そうだとしても「寒返り」「冴え返る」「寒の戻り」などといった言葉が今日の気候にあたる。
だがしかし、植物たちも陽だまりでじっと春を感じつつあるのだ。
これは昨夜の夜露を溜めこんだ姿である。
日曜日の朝8時に写した。
色が鮮やかに感じられるのである。
例えば「馬酔木(あしび)」は、その赤味をいや増している。
花も綻んできているのである。
馬酔木咲く綻びたるは人の襞 野 人
この花は「雪柳」である。
本当は、この白い花が花序となって連なるのであるけれど・・・やはり寒さが厳しいのだろうか。
蕾の赤さが心寂しいではないか。
例えば、梅や桜はその蕾の赤味に喜びが弾けるのに・・・である。
雪柳咲き方忘れ二三輪 野 人
雪柳綻びたるは一人なる 野 人
ホトケノザである。
場所によっては花が多いのだけれど、この場所は竹も低く花の気配が感じられない。
独特の葉の形である。
ヒメオドリコソウと間違ってしまいそうである。
だがしかし、ホトケノザは、あくまで花が乗らなければならない。
ヒメオドリコソウと花も似ているけれど、咲く位置が違うのである。
今週中にはヒメオドリコソウを見つけてみたいものである。
ハナニラの花を二輪見つけた。
今年初の御眼もじ、である。
嬉しい!
嬉しいのである。
色づいていたのは三輪。
その内一輪は蕾である。
ハナニラの二輪咲きたる低きかな 野 人
二輪の内、一輪は下を向いて寒さを凌いでいるかのように見える。
でも、この色が嬉しい。
最初、菫かな!と通り過ぎたのであった。
それでも、ひょっとしたら!と思って戻って確かめたのである。
ハナニラと知った時の喜びは、もう俳句では表現できない程であった。
寒返りの一日であったけれど、春は着実に歩み寄って来ている。
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