エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

今日の空とさるすべり

2009年08月24日 | 日記
秋風が流れはじめた。
涼しい空気の流れである。

見上げると、入道雲と秋の雲が混然一体となって秋の気配を醸(かも)し出している。



入道雲からちぎれた雲が漂っている。
日差しは暑いけれど、日蔭はもう秋風が立っているのである。

帰宅途中、見るともなく見上げていると「ピンク」のサルスベリがある。
花弁の縁取りも鮮やかにピンクをさしている。
また、白とピンクが交差している。



ほんのりとした「ピンク」と言おうか・・・。
サルスベリの千変万化に驚くばかりである。

木によって、それぞれの花の色が変わっていると言っても過言ではないであろう。



今日は、サルスベリのカメレオン的色彩変化に驚き、雲に見入った。






やはり「雲は天才」である。
そうとしか言いようが無い。







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                         荒 野人

茅屋の食べるほおずき

2009年08月24日 | 日記
食べるほおずきを収穫した。
木から捥(も)いで、しばらく置いておく。

しばらくって?
大体の目安は7日~8日だそうだ。



剥いてあるほうが、袋が枯れている感じだ。

ゴールデンベリーかと思ったら、それよりも大きい。
種が違うようである。

紅い鳴らすほおずきと比べてみた。



松ぽっくりは比較的小さめ。
これで大きさが少しは分かってもらえるだろうか?



因みに、これがゴールデンベリーである。
以前お見せした。

茅屋のものはゴールデンベリーより、2~3倍の大きさである。




早く食べてみたい!
そう思っているのだが・・・。

味は、改めて報告する。




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                         荒野人



アカマツ林をいく

2009年08月24日 | 旅行
アカマツ林をいく。

風が濾過されて涼やかで軽やかなハーモニーが奏でられる。
太陽の光も穏やかに微笑んでくれるのだ。





            アカマツ


         アカマツの林があった
         アカマツは
         下草を従えつつ青空の彼方へと
         伸び続けている

         下草の雑な種たちは
         しかし
         アカマツの伸びやかな大きさに包まれている
         アカマツの林は
         アカマツの包容力によって
         余人を抱きこめるのだ

         アカマツが抱擁するのは
         アカマツが認知した生き物に限られる
         アカマツは生き続け
         生命の営みをみつめる

         アカマツの力は
         林の中で
         密かに蓄えられつつ
         土の中に沈殿させられる
         土は力を持ち
         林は神秘をたたえるのだ

         ひとはアカマツ林を畏怖し
         林に鄙(ひな)びた信仰を捧げる
         林に秘められた力は
         愛も憎も信も負も
         森羅万象を飲み下して生き続けるのだ

         アカマツの林があった
         アカマツは
         下草を従えつつ青空の彼方へと
         伸び続けている







にわかに雨が降ってくると、アカマツ林が朦朧とした美しさを見せてくれるのである。





ぼくはアカマツ林に焦がれている。





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