エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

赤い冬薔薇

2017年12月25日 | ポエム
昨夜はフォイヤーヴェルク管弦楽団の、定期演奏会に出かけた。
このオーケストラの賛助会員となって、もう数年が経過している。
最初は、ブログの友からのお誘いであった。
けれど、近頃ではオーケストラとしての成長を聴くのが楽しみになっている。

昨夜のプログラムは・・・。
スメタナ 歌劇「売られた花嫁」序曲
ハイドン 交響曲第92番「オクスフォード」ト長調Hob.1:92
ドヴォルザーク 交響曲第7番 ニ短調 Op.70
である。
件のブログ友のご子息が、ドヴォルジャック7番のコンサートマスターであった。

心地良いイブを過ごす事が出来た。



さて、赤い薔薇である。
冬薔薇は、蕾のまま枯れてゆく事も多い。
その風情、居住まいの床しさが冬薔薇の真骨頂である。







「冬薔薇真っ赤なルージュと目深帽」







ぼくが時々、文章の推敲の時に出かけるカフェがある。
そこのカフェで、いつも出会う女性がいる。

人を寄せつけない雰囲気を纏った女性である。
真っ赤なルージュを引き、深々と帽子を被っておられる。
その雰囲気は決して、嫌いではない。

何か、原稿を書いておられる。
極細な文字のペーパーを見ては、文章を組み立てていく。
デティールを大切にしているのだろうか。

ほぼ毎日来ているらしい。
時々、顔を上げて空気を吸う。

怪しい居住まいの、魅力的な女性である。

      荒 野人



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1 コメント

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いつもありがとうございます (MIKO)
2017-12-30 23:11:05
今年もクリスマス公演を聴いていただけて嬉しく思います。ご支援に感謝しています。
どうぞ良いお年をお迎えください(^^)
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