エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

謎のペルー人帰国!

2009年08月10日 | 日記
謎のペルー人が今日帰国した。
おりしも、台風に追いかけられるようである。



いつも、人を見送ると言うのは寂しい。
空港もそうだけれど、港・波止場、プラットホーム、それぞれの思いが交錯する。



成田空港は雨に降り籠められていた。
空港が濡れている。

謎のペルー人はいつものように、重量がぎりぎりセーフまで持ちこんでいる。
自分の作った荷物を眺めてほくそ笑んでいる。



「チェックインしてしまえば、こっちのもんだ!」
と嘯(うそぶ)く。
チェックインしてしまえば、手荷物がいくら重かろうと関係ないと言うのだ。

だから、彼の手荷物は大きく重い。
機内持ち込みOKのバッグも、内容物の多さで異様に膨らんでいる。



成田空港も、中国系の旅行者であふれている。
しかも、彼らは煩(うるさ)い。

謎のペルー人とお茶をしながら、通りを眺めていると「客室乗務員」の一団が通り過ぎて行った。

古今東西、この職業人は美形が多いのは不思議である。
化粧も上手いのかな?



もう一枚!



いかがですか?

とまれ、成田空港は綺麗になった。
しかし、その広さ不足でアジアのハブ空港にはなり得ないではないか!



それが残念である。

成田空港を離れて1時間後、謎のペルー人から無事搭乗したとのメールが入った。

ぼくは「良い旅を!」と返信した。



成田空港に送るのは、ぼくの友情である。

そして、なにより自分も楽しいのである!

空港は始発であり終着だ。
だからこそ、人のドラマがあるに違いないからである。




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                         荒野人



香港NOW~5

2009年08月10日 | 旅行
今朝は、昨夜からの雨が相も変わらず降り続いておりぼくの家の近くでも被害が出ているようだ。
沖縄、北海道、それの福岡県以外の日本列島は雨が降り続いている。



みなさんの地域が無事でありますように。






水上レストランの表側は、このように大型クルーザーのハーバーになっている。
しかも裏側にも、大型クルーザーが繋留(けいりゅう)されていた、大金持ちのシンボルが軒を連ねているのである。



このクルーザーの正面には、水上生活者の舟が連なっている。

まさに、香港の光と影のシンボル的場所である。

陸上には高層ビル、マンションが立ち並び、観光レストランが光を放ち、大型のクルーザーが犇(ひし)めいている。
その一角に、水上生活者の舟が肩を寄せ合っているのである。

なんという格差であろうか。

観光立国の厳しさでもあるのだろうか。
ぼくたちは「水上生活者の舟」として彼らを観光してしまった。






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