エピローグ

終楽日に向かう日々を、新鮮な感動と限りない憧憬をもって綴る
四季それぞれの徒然の記。

本年はお世話になりました!

2013年12月31日 | ポエム
今年は、拙いブログにご訪問頂きありがとうございました。



今朝、霜柱を暫しの間眺めていました。
朝日にキラキラと輝き、新しい年に期待して良いよ!
と、云っているかのようでした。

自然に語りかけ、語りかけられる。



嗚呼、人として幸せである・・・そんな風に実感致しました。



誰が置いたのか、山茶花が一輪。
風流な人がいるのだ。
そんな思いが深くなり、幸せに満たされました。

皆さんにとって、素晴らしい年でありますように。




「八重咲きの赤き一枝霜柱」

         荒 野人

大晦日

2013年12月31日 | ポエム
昨日の晦日、天に龍が舞った。
あたかも吉祥であるかのように・・・。







「いずこから雲湧きいずこより冬来」







人は、逆鱗に触れてしまったのだろうか。
流の鱗の首筋辺り、鱗が逆に生えている。

そこに触れると、龍に激痛が走り怒り猛ると言うのだ。
触れてはならない場所。

それが逆鱗だ。



「一衣帯水」とか言って、善隣友好を演出した中国。
いまや、中華思想の権化として好き勝手、し放題、やり徳、唯我独尊のシンボルだ。

韓流ブームをもって、女性の心を鷲掴みしたあのヒーローやヒロインたち。
国際法を無視し、自分勝手を押し通す。

それが隣国なのだから、遣り場の無い怒りに血液が逆流し、泡立つ思いである。



だがしかし、この龍の飛翔に希望を託したい。



夢を見させてほしいのだ。



今日は大晦日。
歓喜と希望に満ちて目覚めたい。



       荒 野人

救いと云う事

2013年12月30日 | ポエム
人はいつだって、寂しい。
何かに、寄り添って生きている。



荒涼たる景色の中にこそ、人は時として安らぎを覚えたりするのだ。

仲冬。
その人との錯誤よ。



だがしかし、救いは時として無愛想でもある。
また、残酷な運命を演出する。







「突き上げるみ空気高し冬木立」








荒涼たる心象風景。
そこに救いはあるのか?



冬の薔薇は、黙して語らずだ。
語らないけれど、気付く事・・・「きづき」は必要だ。
気付かなければ、自己中毒となるからだ。

その自己中は、害毒を垂れ流す。
時によると、老害となって時代閉塞を招くのだ。



        荒 野人

12月の書棚

2013年12月29日 | ポエム
12月の我が書棚のニューフェイスを紹介しよう。

歳時記関係は、上下で2冊。
辞書類は3冊。
俳句関係は1冊。
エッセイ関係2冊。
雑学関係1冊。

となっている。
その他、雑誌類。
当然、12月号の俳誌「からまつ」も書棚に整理された。



歳時記関係。
 ○増補 俳諧歳時記栞草(上)(下)。
     曲亭馬琴・編
     藍亭青藍・補
     堀切 実・校注

辞書類
 ○古語辞典(旺文社)
   古語辞典は、すでに三省堂の例解古語辞典保有
 ○ワープロ漢字辞典(三省堂)
   最新JIS準拠 区点コード JISコード・シフト JISコード 第一水準・第二水準色別



俳句関係
 ○仰臥漫録  正岡子規 著

エッセイ関係
 ○女       山本容子   容子の銅版画とエッセイ
 ○ふるさとの詩  原田泰治   泰治の絵とエッセイ



雑学関係
 ○むすび方・しばり方(学研)

となっている。
歳時記と辞書類は、かなり自己満足的ではあるけれど、自分の俳句以外を読む時に必要である。
とりわけ、歳時記は古いものを探している。

歳時記は、食、花、料理、雨、風などなど取り揃えている。
俳句を詠み、写生をする際にはかなり参考になっている。







「紙魚の出る暇は許さじ冬籠り」





こうした書籍類を揃えていくのだけれど、いつも紐解く一冊に「風土記」がある。
地名の古い呼称など調べるのに便利である。

とまれ、俳句は写生が原点であると教えられている。
来たるべき馬年。
朝の鮮やかな国に「千里を走る)馬がいたという伝説がある。
千里とは望まないけれど、せめて一歩の距離は前に進みたいものである。



        荒 野人

枇杷の花・・・2

2013年12月28日 | ポエム
枇杷の花のその2を書く。
前回、その葉っぱの効用について書いた。
rippleさんから、枇杷の葉の灸に延命効果があったとの情報が寄せられた。



花には、芳香がある。
色や薫りの少ない仲冬にあって、得難い花である。



枇杷の花の花言葉は、「温和」「治癒」「あなたに打ち明ける」である。
古来より漢方の生薬として、民間療法としても伝えられてきた枇杷らしい花言葉である。







「無味の風天の配剤枇杷の花」







また、枇杷の花は12月9日(障害者の日)の誕生花ともなっている。

木材としての利用もある。
乾燥させると非常に硬い上に粘りが強く、昔から杖の材料として利用されていたのである。
現在でも上記の薬用効果にあやかって、乾燥させて磨いた物を縁起物の『長寿杖』と称して利用されている。
激しく打ち合わせても折れることがないことから、剣道・剣術用の高級な木刀として利用されているのである。

人に寄り添って珍重されてきた枇杷である。
あだや疎かにしては、なりませんぞ!
ご同輩。



    荒 野人